乳がん検診の必要性
ご投稿ありがとうございます。
この意見ことは正しい事です。当院も同じ意見で検診をしてます。だからこそ、ホームページ内に検診の利益・不利益について記載しております。但し、貴女がこの文章の意味が少し理解できていないと思います。検診と言うのは乳がん検診に限らず受ければOKではないです。必要な時に受け、不必要に受けないことが大切なので。例えば、乳がん検診で、30歳未満の方は家族内乳がんがない方が受けるのは不利益しかありません。また、75歳以上の方が受けるのも、検診の有害事象しかありません。授乳中にも受けるのも有害事象が生じます。年に数回検診を受けるなども有害事象を生じるのみとなります。逆に40歳~70歳までは定期的に受けない方が大損となるのです。また、既に不利益しかないと証明されている自己触診を指導したりすることも不利益です。ただ、単純に受ければいいというものではなく、正しい知識を持って精度の高い信頼できる検診を受けないと何もなりません。「寿命をのばす」という確たる科学的証拠に関しては、他のがん検診よりは多くのデーターがあります。そこが乳がん検診の救いです。
尚、乳がん治療においても「寿命をのばす」という確たる科学的証拠が得られないものも多数存在してます。しかし、「寿命をのばす」と信じて行っているのです。今できることを検診も治療も行ってるのです。当然、それが将来否定されることもあります。
僕から言わせば、このような事を言う日本乳癌学会で理事を務める著名な専門医が口先だけではなく、しっかり実践しろと言いたいです。
お忙しい中、ご回答くださりありがとうございました。
先生よりいただいた回答を拝見し、乳がん検診の利益、不利益について理解できました。
また、信頼できる医療機関で診てもらうことの大切さもわかりました。
ありがとうございました。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
よろしくお願いします。乳がん検診の件でお伺いします。先日、下記の記事を拝見しました。
現在は、乳がん検診は必ずしも推奨されていないのでしょうか。
「そろそろ、必ず検診に行かねばならないという、“がん検診神話”は捨ててほしい。乳がん検診の場合、発症リスクの低い人が検診を受けることで、過剰診断や偽陽性、被曝のリスク、精神的な負担などの不利益が、検診による利益を上回ることも。発症リスクを考慮して、必要な人が、その人に合った方法で検診を受けてほしい」
日本乳癌学会で理事を務める著名な専門医の方の記事でした。
このとおり、がん検診に限界があることは、乳がんの専門医も認め始めています。がん検診を受けてはいけない人がいること、がん検診には深刻なデメリットがあること、そして「寿命をのばす」という確たる科学的証拠はないことを、ぜひ多くの人に知っていただきたいと思います。