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アポクリン癌の判別と全摘

ヶ月前まで全く考えたことのなかった事態となり、慌てて情報収集と現状の把握に努めているところで、こちらの相談室に辿り着きました。
宜しくお願い致します。

4年前に右胸を全摘し、術後病理診断でher2陽性であったため抗がん剤+ハーセプチンの投与を受けました。

手術した乳腺外科での定期検診で、左胸で以前に組織診で良性と確認したものの横に新たなものができているので念のためと言われ細胞診を受けました。

細胞診の結果は
【悪性の疑い】
血性背景に、好酸性の豊富な細胞質を持ち、N/C比大で、核の大小不同、各クロマチン増量、核小体の腫大を示す異型細胞を小型ないし中型集塊状に認めます。アポクリン癌としての所見と判断します。
要精密検査

確定診断のため組織診とMRIを受け、
組織診断は
Noninvasive carcinoma of the left breast,needle biospy.
所見
#X:Ca(−)0/2
一部に肉芽組織を伴う乳腺組織が採取されています。
#Y:Ca(+)2/2
invasion(−)
DICS:cribriform:apocrine metaplasia(+)
NA:2

MRIは
size 40☓17mm
推定組織名 IDC +DCIS
コメント 小さな結節状の染まりが散見される。その中で区域性の不整濃染域は染まりが強く微小浸潤を伴ったDCISもしくはhigh grade DCISが疑われる

主治医からは左胸の全摘を提案されております。

①組織診断の結果に表示されている【apocrine metaplasia】アポクリン化生は
悪性腫瘍である【apocrine carcinoma】アポクリン癌との判別が大変難しいとの記述をこちらのサイトで拝見しました。
組織診の結果の中にアポクリン化生の記述がありますが、この診断結果は『アポクリン癌』との所見と読み取って宜しいでしょうか。
また、細胞診と組織診の両方で『アポクリン癌』との所見があれば悪性と考えて宜しいでしょうか。

②MRIの結果が出るまで温存と説明されていたのですが、サイズと遺伝性乳がんの可能性を考慮して全摘を提示されました。
非浸潤であることと良悪の判別間違いがあるので要注意と書かれていたアポクリン癌の所見であることで、全摘を直ぐに受け入れる決心がついていません。
細胞診、組織診、MRIの結果を総合して考えた場合、全摘すべきでしょうか。

 ご投稿ありがとうございます。
①浸潤性乳管癌で非浸潤癌があるのだと思います。アポクリン癌ではないように思います。
②保険適応でBRCAの遺伝子の検査ができるので、その結果で納得してどうするかを判断されると良いかと思います。その結果により卵巣がんのことを含め卵巣摘出まで考えるとご安心になると思います。

首後のしこり

貴院でかつて毎年健診を受け、海外転出後に現地で乳がんルミナールBを発症,Ⅱbで手術EC治療と現在レトロゾール服用中です。
術後7年目です。
先日ふと左後頚部髪の生え際にしこりを見つけました。1センチほどで動かずこりこりしています。痛みもありません。
2週間間前より体調を崩し、微熱倦怠感等で夏風邪をひいたのだと考えていました。
しかしインターネットネットで、動かず固いシコリは悪性リンパ腫やガンの可能性があると読み、
乳がん転移では?と考えたら恐ろしくなってしまいました。
ルミナールBの再発転移は術後6〜7年に多いとも聞いたので、心配です。
11月に現地の病院で術後の定期検診、今後の服薬についての予約があります。
(レトロゾールを術後7年でやめるか10年まで続けるか)
首の後ろのシコリについては、それまで様子見で良いでしょうか?
それとも直ちに病院へ行くべきでしょうか。
転移再発でないかと考えたら怖くなってしまいました。
アドバイスよろしくお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
 考えられるのはリンパ節の腫大です。それが転移か他の原因かは解りません。微熱倦怠感等で夏風邪と言うことなので炎症性に腫大している可能性が高いです。1か月しても同じなら、主治医にご相談されると良いです。

返信が大変遅くなり申し訳ございません。
しこりが少し小さくなってきた気もしますが、
今月末の検診で一度医師に相談してみます。
いつもご回答いただき本当にありがとうございました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

良性石灰化について

毎年貴院で乳がん検診を受けているものです。
昨年に検診をうけ、異常なしでした。
今年は会社の健診を受けたため、指定の病院でマンモグラフィとエコー検査を受けました。
マンモグラフィの結果、良性の石灰化が見られ、エコーでは特に異常なしでした。
その際医師から「昨年検診をうけた病院では特に何か言われませんでしたか?」ときかれましたので「異常なしと言われています」とお伝えしました。
そこで以下の質問がございます。

①昨年までなかった良性の石灰化が、今年突然できたということでしょうか。
②それとも以前より良性の石灰化はあったけど、良性なので富永先生は特に異常なし、とおっしゃってくださったのでしょうか。
③マンモグラフィとエコーにて、石灰化が良性か悪性かの判断はわかるのでしょうか。
④良性の石灰化は放置でよろしいでしょうか。
⑤実母が乳がんでしたが、今まで通り年1回の検査でよろしいでしょうか。

大変お忙しいところ恐れ入ります。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
①②良性石灰化は異常なしと見なしてるので、多分前からある可能性があります。
③悪性かは解りませんが、精密検査が必要かは解ります。
④当然、正常なことなので放置です。
⑤年1回で十分です。

お忙しいところ、お返事いただきありがとうございます。
安心いたしました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

リュープリンの線維腺腫への影響について

こんにちは、初めて投稿します。

2年前に右乳房にしこりが見つかり、生検にて線維腺腫(両方、多発性)との事で半年毎に経過観察しています。
家族歴は、母が乳がん、父方祖母が乳がん


子宮筋腫の治療で、リュープリンを使用した場合、どんな影響が考えられるでしょうか?
よろしくお願いします。

 ご投稿ありがとうございます。
 リュープリンは乳癌治療で使う薬で、卵巣機能を止める作用があります。線維腺腫は小さくなるか、変化なしとなると思います。利点の方が多いと考えます。

お忙しい中、回答ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

乳房の凹みとしこり

2ヶ月前に体外受精をし、ホルモン補充などを行なったのですが、その頃から左胸と胸の中央部分の骨あたりが痛み、服がこすれると痛痒いのと、乳房に凹み(乳房を摘むと痛い)やしこりが生じ、体外受精後2ヶ月経過した今でもしこりと乳房の凹みは治らずです。先日乳腺科でマンモグラフィーとエコーで見てもらったのですが、特に異常は見当たらない、強いて言うなら、2.3ミリの黒いものが映ってるが気にするほどのものではなく、ただ単にホルモンバランスが乱れてるだけかもという診断を受けました。そこで質問なのですが、このしこりや乳房の凹みは時間が経てば治るものなのでしょうか?それとも他の乳腺科を受診するべきなのでしょうか?この状態で再度体外受精を受けてもいいのでしょうか?

 ご投稿ありがとうございます。
 ホルモン補充の影響が強い方だけなので、ホルモン補充を終えて、その後時間と共に消失するでしょう。乳腺科に行かれて治療がありません。再度体外受精の有無も我々乳腺科には解りません。婦人科に聞いて下さい。

術式と放射線治療について

はじめまして。
宜しくお願いいたします。

ステージⅠ、ホルモンレセプターの乳癌可能性が高いということで、来月末に切除手術を予定しております。(しこりは右胸下方、大きさは約8ミリ)

まだ、病理検査の確定診断が出ていない状況ではありますが、画像診断上では悪性の可能性が高く、仮に良性であったとしても、将来的に悪性になる危険性を考慮して、手術だけが先に決まっているという、状況であります。

こうした状況で、質問が2点ほどございます。

①しこりの状況から、標準治療による切除手術(しこりとその周囲を切除)と、保険適用外の「凍結療法」が適用できる状況と、現在の主治医からは説明を受けております。凍結療法について、こちらの掲示板でも何か情報が出ていないか過去のメッセージの確認をさせて頂きましたが、先生のご回答で「エビデンスがないため推奨しない」というお答えを見つけました。こちら少し前のご回答かと存じますが、現在も凍結療法について、状況は変わらずでしょうか?参考に、先生のお考えをお伺いできると幸いです。

②しこりが低悪性のものと見受けられ、術後の治療について、なるべく放射線治療や抗がん剤治療を控えたいと現在は考えおります。この点についても先生のお考えをお伺いしたいのですが、放射線や薬物療法などは、術後は必ず治療を受けた方が良いのでしょうか?良い細胞を攻撃してしまう、また自分の体力などから、抵抗感を持っております。

以上、宜しくお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
①凍結療法ではないですが、コヴィディエンジャパン株式会社の「Cool-tip RFA システム E シリーズ」が2023年7月7日付で 早期乳癌に関する適応拡大の薬事承認を取得しました。色々条件が付きますが行われるようです。まだ将来的な結果は解りません。
②放射線治療は温存治療した場合は温存部にある目に見えない癌を殺す必要があるにで必須です。薬物療法も浸潤癌の場合は必須です。血液やリンパ管内にがんは居ます。原発を摘出しても転移は防げません。これは薬物で殺します。良い細胞がに残っても、命が亡くなったら意味あるんでしょうかと言うことです。小さいからと軽く見ない方が良いです。東南アジアなど経済的な問題でこのような治療が受けられないので同じステージでも生存率はかなり下がってます。

先生、お忙しい中、ご回答頂きありがとうございます。

① ラジオ波焼灼療法が認められたのですね。まだ最終的な結果は出ていないようですが、こちらの術式で手術ができる病院も改めて調べてみようかと思います。因みに、標準治療、こちらの術式や凍結療法もそうですが、いずれの術式にせよ、リンパへの転移を確認するため、腋の下切除は必須になってくるのでしょうか?

②術後の治療について、承知致しました。当該部分だけでなく、危険分子が既に身体中に潜んでいるということなのですね。。理解不足でしたが、きちんの学ぶことができ良かったです。

何度も申し訳ございません。
以上、宜しくお願い致します。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 腺腫瘍(腫瘍径1.5cm以下の単発、触診及び画像診断による腋窩リンパ節転移及び遠隔転移を認めない限局性早期乳癌)に対する治療を目的とした凝固及び焼灼と限定されてます。うりさんは組織診断がついてないので、適応外です。また、術後に色々条件が課せられます。国立がん研究センターにお問い合わせになって下さい。センチネルリンパ節生検はしないと思います。

ご返信、ありがとうございます。
承知いたしました。ラジオ波焼灼療法については、国立がん研究センターに問い合わせてみたいと存じます。繰り返しになりますが、ご回答ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

育毛剤について

先生、おはようございます。
いつもお世話になっております。
乳がん手術後10年を超過し、抗がん剤とホルモン治療を終了し、現在は半年に一度先生に診察していただいています。
育毛剤についてお伺い致します。
年齢のこともあり、髪の毛が減っていて、市販の育毛剤を試したいと思っているのですが、女性ホルモン配合のものが効くと聞きました。
女性ホルモンの配合してあるものは、塗布するものではありますが、避けたほうが良いのでしょうか。
お忙しいところ、よろしくお願いします。

 ご投稿ありがとうございます。
 特に問題ありません。ご使用ください。

お忙しいところ、このような質問にお返事いただきまして、ありがとうございます。ずっと気になっていたので、思い切ってお伺いできてすっきり致しました。ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。