お尋ねします
ご投稿ありがとうございます。
しこりを作らないタイプの非触知乳がんが乳がんの1割程度ございます。これは、殆ど石灰化だけで診断するしかございません。エコーなどでしこりがないから乳がんではないとは決して考えないで下さい。
まず、今回のケースでは、担当医が3ヶ月後マンモグラフィを再検と言っておられる訳ですので、厳重注意の方、つまり乳がんがかなり強く疑われると言うことになります。通常は3ヶ月単位に検査を行う必要がある程のリスクがあるならば、石灰化を生検するステレオガイド下マンモトーム生検を即座に行うべきでしょう。ちなみに、このタイプはマンモグラフィでのみターゲットがある為、吸引細胞診や針生検などの検査は空振りになるので行いません。
もし乳がんの場合は、拝見していないので早期とは言えません。サイズや範囲によります。
石灰化を取るには意味は成しません。まずは良悪性の判定を行い、その石灰化のが悪性ならばそれなりの検査を行い乳がんの範囲を断定して切除となります。安全な範囲での切除となります。安易な切除はがん細胞を残し、再発や転移が危険です。また、良性ならばその原因が何であるかまで特定出来ます。切除する意味がなくなります。
もうお解かりかとは思いますが、今する事は良悪性の判断をすべきです。尚、以上のお返事はご診察をお受けになった医師が正しい診察や診断をした場合のお返事ですので、その点も良くお考え下さい。
当院では、このようなケースでは3ヶ月後再検と言うことは、ご本人が検査を望まないケースなどの特殊なケースです。もし御心配でしたら、当院ではステレオガイド下マンモトーム生検の検査が行えますので、お手数ですがご予約の上御来院の上ご相談下さい。検査必要と判断させて頂いた場合は数週間以内に結果をお出し致します。
先日も態々タイから紹介状をお持ちになりこの検査の為にご来院頂き、検査を行いました。開院して数ヶ月ですが、過去の実績から十分な評価とご信頼を得ている証拠かと思います。
マンモグラフィで石灰化が見つかり、医師から注意しながら観察していきましょうといわれ三ヵ月後受診となりました。
今後細胞診などの検査をしてもし悪性の場合どのような処置をするのでしょうか。
石灰化というのはマンモやエコーで腫瘍が見られない場合初期だと考えていいのでしょうか。石灰化部分を取り除けばとりあえず安心してよいのでしょうか。