乳腺症と妊娠
ご投稿ありがとうございます。本日は当院にご来院頂きありがとうございました。
本日に述べた乳腺症は女性ホルモンであるエストロゲン(乳腺の発育に影響するホルモン)がプロゲステロンに対し過剰状態が乳腺に影響を与え生じる疾患です。元々、乳腺は性ホルモンであるエストロゲン・プロゲステロン・プロラクチンに影響を受けます。
妊娠中の乳がん発生は予後が非常に悪い(死亡率が高い)と一般的に言われています。これは、ご指摘のようなホルモンの影響です。つまり、成長が著しく行われるからです。乳がんの可能性が増えると言うよりも、乳がんが成長し易い環境とお考え下さい。また、一概に乳腺症が悪化するとは言えないでしょう。
また、ホルモン療法は乳がんのリスク項目には入りますので注意は必要でしょう。しかし、人間にとって出産も大切なことですので、この点は気になさらずに第二子をお考え下さい。ご心配な場合は、産婦人科医に副作用についてご相談されることをお勧め致します。
早速お返事頂き誠にありがとうございました。
丁寧にご説明頂き良く理解致しました。ホルモン注射の副作用については、産婦人科医と相談してみます。
申し訳ありません、もう一つ教えて頂きたいのですが妊娠→出産によりホルモン分泌が盛んになり乳がんが発生しやすいとのご回答でしたが、出産後授乳中でもマンモグラフィー等の乳がん検診は可能(正確な診断が可)なのでしょうか、もしくは卒乳してからなど適当な検診の時期はあるのでしょうか。お忙しいところ誠に申し訳ありません。よろしくお願いします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
乳がん検診は授乳終了から約6ヶ月程度経てば可能です。つまり、正確な診断が可能となり検診の価値があります。また、授乳中でも変なことに気付かれれば診察をお受けになることは有意義でしょう。
富永先生、ありがとうございました。定期的な検診と生活習慣に気をつけて生活したいと思います。同じ会社の健康診断で私と同じく乳腺症等の疑いが出た女性が多数いるようですが、どこに受診して良いのか、何の検査を受ければ良いのか当惑している人が多いようでした。貴医院の適切な対応を当社の産業医に紹介させて頂きました。また来年の検診、よろしくお願い申し上げます。
乳がん啓発活動を行って頂きありがとうございます。また、当院をご紹介頂き恐縮しております。
当院は、都心のど真ん中ではなく、板橋区と言う所にあり交通の便にご不便をお掛けする方がいらっしゃいます。これは、都心のビルよりも家賃等がお安く、その分患者様に少しでもお安い治療費で検診をお受け頂けることと、検査機器のレベルを高い物を購入することに力を入れました。少しでも良い検査をお安いお値段で提供するように心掛けています。小さなクリニックでも、最先端の医療を提供する努力を行っております。当然、医療には100%はございませんが、出来る限りのことは行い、どんなことも諦めないと言う姿勢で行っております。これをどう評価して頂けるかは正直判りません。しかし、1人でもご理解頂ければ、それは大きな価値だと思っております。私達は地位も名誉も欲しくはございません。ただ、一人でも多くの患者様にご安心頂けることのみをスタッフ一同が考えています。スタッフには乳がんの家族が居るものもおります。私も家族に末期癌と戦う者もおります。だからこそ早い段階での発見に拘るのも事実です。私達のピンクリボン運動の啓発活動は深い意味があるとお考え頂ければ幸いです。
今後も私達を宜しくお願い頂きます。
本日は診察頂き誠にありがとうございました。親切な対応と迅速な診断、とても素晴らしいクリニックだと思いました。
一点お伺いしたいのですが、診察時に乳腺症はエストロゲンの過剰分泌も一要因であると伺いました。第二子を切望しておりますが、妊娠中はエストロゲンの分泌も非常に多くなる事から、乳腺症が悪化するもしくは、乳がんの可能性が増えるなど因果関係はあるのでしょうか。お話を伺ったように、食事療法、運動など生活習慣の改善は第一ですが、第一子を不妊治療(ホルモン注射)の末に授かったので、第二子も病院に行く必要がありそうです。ホルモン注射等をして乳腺に悪い影響があるか心配になりました。
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。