質問
ご投稿ありがとうございます。
このケースも担当医と検査する者が違うケースです。検査を行う医師?(技師かも知れません。)が患者様の質問にお答え出来ないようでは信頼性が下がります。つまり、私も正確なお返事が書けません。
但し、乳腺症ならば、それが癌になることはありません。しかし、どうしても乳腺症の方はエストロゲンホルモンが過剰分泌されていることになり、乳癌の危険因子となります。注意は必要です。また、よう様の場合はお母様が乳癌ですので、家族性乳癌の可能性があり、ハイリスクの方になります。また、出産歴がなく、この点もリスクです。つまり、乳癌に最も注意されなければいけない一人です。この点は絶対に忘れないで下さい。
注意されることは、動物性脂肪摂取は控えること、適度な運動週間を持たれること、1年に1回は当院のPBCシステム乳がん検診のような乳腺のフルコースの検診を受けることが、乳癌のリスク回避になります。尚、乳癌になられたとしても僅か数ミリで発見されれば、局所麻酔で行う日帰り手術で終わり、死の危険はありません。この数ミリで見つけられるかが勝負になります。(この意味を理解されていない方が多いと思います。ある程度の大きさで発見されてから気付くのでは残念の一言で終ります。)また、今回のケースでもお分かりかと思いますが、検診施設は重要と言うことです。機械的に行われる検診にはそれなりに落とし穴がある可能性を秘めていると私は考えます。
尚、痛みに関しては、乳腺症から生じている症状ですので、気になさる必要は一切ございませんのでご安心下さい。
当院も検診を行っております。もしお時間ございましたら、ご来院頂ければ幸いです。
返信頂きましてどうも有難うございました。
一人ひとりに丁寧な返信を心がけていらっしゃる先生にとても信頼感を得ます。
やはりハイリスクの要因は外せませんね・・。
お返事にありました、エストロゲンホルモンとはどうして作られるているのでしょうか?それは運動週間や食生活で改善されると言う事なんですよね?
最近は進んで緑黄色野菜のジュースを作って飲んだり、納豆を食べたり・・・と、気休めでしょうが色々とやってはいます。
ただ、痛みに関して心配ないとのお答えを頂けたので気持ちが少し楽になりました。
先生の病院での検診も視野に入れて生活してみます。
本当に有難うございました。
ご丁寧にお返事頂きありがとうございます。
エストロゲンは女性の卵巣で産生される女性ホルモンの代表です。日本語では卵胞ホルモンと呼ばれています。このホルモンは乳腺科では悪者のように扱われがちですが、実は大変優秀なホルモンです。月経があり、妊娠もし、肌もつややかで、髪の毛も多く、張りのある乳房にするなど女性らしくする働きがあります。また、血管や骨も強くなり、脳や自律神経の働きを保つなどの働きを行います。
但し、ピルにも含まれる物で、乳腺科ではピルの服用は乳がんのリスクとなる訳です。
また、40歳を過ぎるとこのエストロゲンが減少しイライラなどの更年期の症状を呈します。エストロゲンをなくすにも困ったことが生じるのです。
ここで、一つの乳がん回避の方法として、動物性脂肪摂取を避け、バランスの良い食事を行う。昔は健康な飲み物であった牛乳にも最近はエストロゲンが含まれ問題とされているのはご存知かと思います。 また、適度な運動習慣をお持ちになることも大切です。
痛みの問題の回避の方法は、ブラジャーなどの下着でもかなりなくなります。乳腺症などの方は緩めの物を着用する傾向がございますが、これは大きな間違いです。痛みがあるのに乳房が揺れれば、余計に痛みが増すのです。サイズを測り直し、きっちり固定してみるのは一番の痛みの回避です。また、コーヒーなどのカフェインなども痛みを増強する作用があるようです。コーヒーなども1日2杯までに控えましょう。痛みとは関係ございませんが、赤ワインなどに含まれるポリフェノールも良いです。1日ハーフボトル1本程度を飲むと良いそうです。最近はポリフェノール2倍の物もあるので、もう少し少なくて済むかも知れません。私のようにお酒が苦手な物には助かる商品です(笑)。
今後お会いできる時には、私ももう少し新しい話題を探して置きます。
P.Sタイトルにアドレスが記載されていましたので、こちらで修正致しましたのでご了承下さい。
大変丁寧なお返事有難うございます。実はアドレスを削除して頂きたく、お問い合わせからご連絡しようと思っていました。(私からの返信を投稿してから気づきました)お気遣い本当に有難うございました。
実は9年ほど前に卵巣脳腫で腹腔鏡手術をしています。子宮内膜症からくるものとの診断で7〜8センチ大をとりました。術後半年間ピルを飲んでホルモン注射も半年程続けました。
この結果が今どう私の身体に影響があるのか分かりませんが、脳腫はまた出来てきてはいると思います。こちらも検査は続けています。
もし、今先生の所で乳腺検査を受けたいと思ったら、すぐに予約は取れますか?富永先生の検診ですか?診断結果はどれぐらいで頂けるのでしょうか?
質問ばかりで何度も返信を頂くのは申し訳ないのですが宜しくお願い致します。
ご予約はお日にちにもよりますが、検診の方ですと毎週水・土曜日の午後を検診日に当てております。比較的8月末はご予約の余裕が若干ございます。お電話(0120-150-929)頂ければ最短のお日にちをお取り致します。本日の土曜日はキャンセル枠がまだ残っております。御連絡頂ければお取り出来ます。検診は私が全て担当しています。また、検診の結果は当日その場で全てお伝え致します。精密検査が必要な場合は、検査によっては数日お日にちを頂きます。前の方がお時間ずれなければ検診も20分程度で終るようにしております。精密検査の結果もなるべく最短で出すように努力はしております。
早々にお返事頂きまして有難うございます。
日にちの調整をしましてご連絡したいと思います。
色々と何度も質問をしまして本当に恐縮です。一つひとつ丁寧にお答えくださり感謝しております。有難うございました。
ご丁寧なお返事ありがとうございました。
初めまして、乳腺症について質問です。37歳既婚未出産、身長165、体重60、初潮は確か11歳頃です。
毎年マンモとエコーの検診をしていますが、昨年「非常に発達した乳腺症」と診断されています。
先日エコーを受けた時に、先生が何回か左乳頭近くを見ていました。右はすんなり終わったのに・・・。
これも考え過ぎなのでしょうが、とても気になりました。「何かありましたか?」と聞きましたが、詳しくは担当医から聞いて下さいとの事でした。
結果は「特に問題なし、乳腺症ですね」と郵送で結果用紙が送られきました。
ただ時々生理後、数日してから左の乳頭近く(内部なのでなんと言えばいいのか分かりませんが)、いわゆる乳腺でしょうか、きゅぅーと痛くなります。でも数分すると気になりませんし、毎日でもありません。毎月あるわけでもありません。
ただの、乳腺症の原因から来るものなのでしょうか?
私は7年前に母を乳がんで亡くしています。父も食道がんで亡くなってます。そうでない人に比べリスクファクターは大きいです。自分でも気をつけて生活をしていますが、いつも「見えない不安」で押しつぶされそうになります。
乳腺症からは癌になるということはないと聞いていますが、本当にそうでしょうか?
この少しの痛みと言うものはほっておいてもいいものなのか伺いたいです。
どうぞ宜しくお願い致します。長文失礼致しました。