乳房腫瘤
ご投稿有難うございます。
4年前は細胞診までしか行われていません。つまり、組織診を行った確定診断ではありません。細胞診はその時点の良悪性を判断する物で、組織的には診断は付いていない為、画像上の診断となります。つまり、乳腺症だろうと言う診断をお受けになった訳です。その場合は、通常経過観察となり、定期的な専門機関での経過を追う必要が出ます。それを乳がん検診で済ませては意味がありません。検診や人間ドックは、精密検査が必要かを判断する物で、診察ではないからです。右にある腫瘍を早く精密検査することが大切です。当院の例では、このケースで乳癌と診断される事を良く見かけます。患者様へ乳癌の告知を行うと良性と勘違いされていたようで、驚きと落胆されます。また、当院でも細胞診のみで終った方には必ず再診の事をお伝えするのですが、軽くお考えか、一度安心すると忘れられるのか、半数以上の方が再診されていません。再診予定期日以上経った方は、自己責任と考えるしか仕方ありません。
今週も検診センターで2年連続乳腺のう胞と診断され精密検査は不要と診断された方が、気になるので態々遠方から御来院になり、乳腺エコーとマンモグラフィで明らかな進行癌が見つかり、のう胞とは全く違う結果で落胆されていました。このような事が日常茶飯事なのです。乳がん検診を真面目にお受けになっても意味がありません。残念過ぎます。
しこりは基本的に薬物療法はありません。また、必要もなく手術は行いません。乳腺科で大切な事は、経過を見続けることが治療的な意味合いがあるのです。
もし、お時間ございましたら、当院で精密検査を行います。乳腺科の保険診療をお電話(0120-150-929)でご予約の上お越し下さい。
早速のお返事ありがとうございました。
私達素人は、病院の先生が問題がないと言えば、それを信じて安心してしまいがちです。年一回の乳がん検診で問題がなければ、それで安心していたのが、お恥ずかしながら事実です。でも、こうして先生の病院のサイトに出会うことが出来、何かの縁と感じ、早速検査をお願いしてみようと思います。今日はお休みなようなので、明日にでも予約をさせて頂きます。
ご丁寧なお返事有難うございます。
ご連絡お待ち申し上げます。
初めまして。33歳、既婚、27歳と29歳で出産経験があります。完全母乳でした。29歳のときに右の胸にしこりを見つけ、マンモグラフィー、エコーをした後、細胞の検査をしましたが特に問題がありませんでした。その後は、年に1度、必ず乳がん検診はしていますが、しこりは乳腺症と診断され、特に問題はないとのことでした。今年3月に、毎年受けている人間ドックにマンモグラフィーが導入されたのをきっかけに、初めて人間ドックの検査機関での検査をしました。昨日、検査結果が送付され、このように書かれてありました。
乳房視触診検査: 腫瘤疑い(右)定期検査
乳房超音波:乳腺腫瘍(右)定期検査
乳房x線検査:腫瘤(右)精密検査
このように結果が出ましたが、4年前にも精密検査をしているので、今回このような結果になってもあまり動揺はしていないのですが、しこりがある以上、精密検査は毎年受けたほうがいいのでしょうか?また、4年前に問題がなくても、現在とは状況が違うことは多くあるのでしょうか?しこりなどを小さくするために、薬を服用することや、しこりを取り除く手術などは行われているのでしょうか?質問ばかりで申し訳ありません。
よろしくお願いします。