BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科
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気になっています。

 こんにちは。
27歳、未婚です。
2週間ほど前から、左胸に痛みがあります。うつ伏せになったり、しゃがんで胸が圧迫されるとキューと痛みがあります。しこりなどは無いと思うのですが、今までに無い痛みなので、気になっています。
 検査をしたほうがいいのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 過去1年以内に乳癌検診及び乳腺検査等を行われていない場合は、一度マンモグラフィと乳腺超音波検査をお受けにになる必要があります。乳癌検診をまずはお受けになっては如何かと思います。
 お時間ございましたら、当院のPBCシステム乳がん検診をお受け下さい。お手数ですが、お電話(0120-150-929)でご予約の上お越し下さい。

マンモトームの正確性

はじめまして
妻が乳癌の疑いで検査をいたしました。有明にある
G研で針細診をして浸潤癌と出ました。
病院を変えて、築地のs病院で検査をしたした。
針細胞診で良性。マンモトームで非浸潤癌の結果がでました。こういう事はありえるのかと、モンモトームの正確性はどうなのか、ご質問させていただきます。

 ご投稿有難うございます。
 マンモトーム生検や針生検の正確性ではなく、採取した病理医の正確性だと考えます。
 まず、G研で行われたのは細胞診だけではなく、針生検を行われたと考えます。細胞診では組織診ではないので、異型細胞の顔つきで良悪性の判断のみ行う検査で、浸潤癌か非浸潤癌かを正確に判断できません。
 マンモトーム生検はこの針生検をより高度にした機械なので、組織診となります。
 t君様の乳癌は元々非浸潤癌だったのが、浸潤癌に進行した癌でしょう。つまり、正確な診断は、非浸潤癌の中に浸潤癌が認められて来た事になります。築地の病理医がそこまで診断出来なかったと考えます。単なる病理医の能力の差と考えるべきでしょう。乳腺の病理診断を正確に行えるのは日本では片手位の病理医しかいないのが現実です。G研の方が診断には優れているというのは元々常識です。2箇所で検査をされる事自体無意味な事です。検査に無駄な時間を使うならば、手術や治療を先行する方が有益でした。浸潤癌に変わっている以上は早く手術を行う必要があります。当然、生存率の問題があるからです。G研は手術や治療は別として(外科医などの腕に左右されるので)乳腺病理診断はトップクラスなので、このような正確な診断をしたのでしょう。
 当院は、このような困難な病理診断は全て元癌研の日本のトップ乳腺病理医の坂元記念クリニックの坂元吾偉先生に診断をお願いしています。この先生が診断した結果は100%と言う事になるからです。坂元記念クリニックにt君様の診断を行って病理医も在籍しています。我々も苦労してマンモトームなどの検査を行っても、病理医が誤診を行っては何の意味もありません。当然、患者様に不利益な結果になるからです。

乳腺症の経過観察

インターネットで調べていると、先生のホームページにたどりつきました。
14年前にしこりを切開除去しています。
多発性線維腺腫でした。
1999年に検診で再検査となり、手術を受けた病院で、
マンモグラフィー・エコー検査を受け、両胸にのう胞が複数見つかり
半年毎の経過観察になりなした。
都合で、診療所を変えたのですが、昨年の検査で、右エコー画像(4mmの影内側が微妙にデコボコ)が気になると言われました。
現在も自分でしこりにはふれません。時々張る感じはあります。
MRI造影検査を受け結果、悪性を示す所見がないことで半年毎の経過観察になりました。
今回はMRI結果を待って、悪性所見がなくても、針生検する予定になっています。
診療所の先生は出張診療されており、乳腺専門ですが結果まで少々時間がかかります。
今までの経過観察で特に何も無かったので、最近になってしこりの種類が変わってきたのでしょうか?
マンモグラフィー、MRIで悪くなくて、エコーで異常が出た場合
私のような場合かなりの確立で悪性が疑われますか?
診療所の先生の話を聞いていると、もし悪性でも早期だから大丈夫と話されまが少々不安です。
影の位置が線維腺腫の古傷あたりにあるようですが、
今の先生は位置が少しずれているといわれています。
もし、手術をした乳腺にしこりができた場合、どのように写るのでしょうか?
その場合ははっきり良性と判りにくいものですか?
お時間が空けば、回答よろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 MRIは小さな乳癌を見つけるのには難しく、診断能力は低いと考えます。どちらかと言うと既に診断が付いた乳癌の大きさや範囲を診断するのには有効な検査でしょう。
 今回は乳腺エコー検査で辺縁が不整な腫瘤があり、疑われていると考えます。このしこりは手術の跡であろうと所見は同じです。手術の傷跡で乳腺が乱れている部位ではないと言われているのだと考えます。担当医は正確な検査と診断をされていると思います。基本的に4㎜のサイズでは画像診断は疑うまでしか言えません。早く針生検を行い診断を確定しましょう。
 もし乳癌でも非常に超早期の物で、ラッキーだと思われるべきでしょう。その際は、担当医に感謝されるべきだと思います。

早々にお返事いただきありがとうございます。
もう一つ質問ですが、検査は麻酔をして針をさすそうです。
前回のお話では、「しこりが全部取れてしまうかも?しれません。」と話されています。
次回診察時に検査の話があるかと思いますが、前知識として心の準備をしておきたいと思っております。
針をさす検査も色々ありますね。しこりが取れてしまうかも知れない検査とはどのような検査方法のことでしょうか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 針生検は、一般的に局所麻酔を行います。しかし、腫瘍がなくなる事はありません。マンモトーム生検ならば取れるとは思います。
 想像でのご回答には意味がないでしょう。担当医に良くお聞きになられるべきでしょう。

先生のご指摘どうり、経過観察のMRIでは、悪性所見は写ってないと言われました。
専門家ですからと担当医は検査の日取りを来週早々と決めて病院の予約を取っていただけました。
検査の話から、手術の話までされました。
悪性だったとしても、極々初期で、99%,100%なおりますよ。と力強い言葉をいただいて帰りました。
先生のメールを読んでから、診察を受けたので今日の話は落ち着いて聞くことができました。
有難うございました。
今回は、エコー画像の説明で、しこり5mm、乳腺の境目から持ち上がっていると話されています。
14年前は線維腺腫の上に線維腺腫が重なっていたのですが、その場合は切って見ないと分からないものですか?
もし仮に良性だった場合、このしこりは経過観察になるのでしょうか?
お急がしいのに先生の早いお返事や、担当医の素早い対応に感謝いたしております。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 今回のご質問は検査を行っている医師しか解りません。主治医にご質問下さい。

多発性のう胞症

はじめまして。47歳子供1人です。
四月初めにしこりにきずき、近くの乳腺外科で、  胸部レントゲン、マンモグラフィー
造影剤を注射してのCT、乳腺エコー
の検査をしました。私の場合は乳腺が発達しているのでマンモグラフィーではわかりにくくエコー検査が向いているといわれました。
多発性のう胞症で両胸にのう胞がたくさんあり特に左胸ののう胞は直径3㎝あったので針で水を抜いて検査しました。class 3でa,bに分けると4に近いbということでした。のう胞の中にポリープがあるかもしれないが、今はまだわからないので3ヶ月後に乳腺エコー検査をしましょう。その結果次第でマンモトープ生検をしましょう。ポリープがある場合はとりますといわれました。
3ヶ月後まで待っていていいのでしょうか。
  、      

 ご投稿有難うございます。
 既に、細胞診で乳癌が疑われている以上は待つ意味はないと思います。恐らく、のう胞内癌という可能性があるのでしょう。また、態々エコーガイド下マンモトーム生検を行うのではなく、針生検を行うべきだと考えます。現在の病院の予約状況などの都合でそうなったのではないかと考えます。

早速お返事をいただきどうも有難うございます。
すぐに次の検査をしないで三か月待っても問題ないと考えて良いということでしょうか。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 早く検査をした方が価値が高いと言う事です。

わかりました。早めに検査してもらいます。
お忙しい中アドバイスいただき有難うございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

痛みがあります

はじめまして。
現在59歳、子供3人です。
33歳の時に右胸に乳腺腫があり国立がんセンター

途中で投稿してしまい失礼いたしました。

33歳の時に右胸(右上部)に良性の乳腺腫という診断をうけましたがその後しこりが自然消滅したので現在に至っています。今回同じ場所に引っ張られるような痛みがでました。特に寝ている時に強く痛みがでます。最近では痛みのある場所の真裏(背中)にも痛みが出てきて、背中と胸の痛みが連動している気もします。自己診断をしているのですがしこりはないようです。最終検診は35歳くらいの時で、それ以来検診を受けておりません。
乳がんは痛みがないと言いますが、こういった場合
乳がんという可能性もあるのでしょうか?

 ご投稿ありがとうございます。
 24年に渡り検査をお受けになっていない事自体は、全く感心できないと考えます。以前に既にしこりがあり、一度指摘されている以上、このような症状は悪性も否定出来ません。直ぐに検査をお受けになる事をお勧め致します。しこりの有無は全く関係ございません。しこりを作らない乳がんも10%はあります。
 もしお時間ございましたら、お手数ですがお電話(0120-150-929)でご予約の上お越し下さい。至急検査を行います。

乳頭下の石灰化

39歳2男児の母です。去年6月の検診でマンモグラフィをやり両胸に石灰化が見つかりました。大学病院の方で半年後の検診ということで再度マンモをやったところ広がりはなく大きな変化がないけど右乳頭下の石灰化の形が気になるということでマンモトーム生検を4月下旬に受けることになってます。問題は場所が乳頭の真下でマンモトームが上手くいくがわからないとやる前から言われ、もし上手くいかなかったら切除手術で組織をとるか、経過観察を小まめにしていくことになると言われました。マンモをやってみないとわからないことですが、組織が上手く取れなかったときには今後どうするのがいいのか不安です。
先生はこのようなケースの場合どのようにお考えですか?

 ご投稿有難うございます。
 ステレオガイド下マンモトーム生検を行い、採取出来ない症例に一度も出くわした事がありません。検査を行う前から採取出来ない可能性を言うような言い訳を行い検査を行う医師自身、マンモトーム生検の経験が少ないのでしょう。私はまだマンモトームがない頃から針生検を利用し、マンモグラフィ下で同様の検査を行っていましたので、マンモトームが発売されて、何とも簡単な検査としか思えません。(もうこのような古い検査方法を行った経験のある医師も少ないでしょう。)通常、検査が不可能ならば他の方法を考えます。残念ながら検査の適応すらない施設では、この検査を有益に行う事すら出来ません。石灰化を採取する技術がない医師が、この検査を行う事自体問題があるのではないかと考えます。この検査は他の検査方法に真似ができない位の利点の多い検査です。残念で仕方がありません。
 また、この検査の最大の問題点は、目的病変を確実に採取しても採取した物を診断する病理医の能力により診断が変わる点です。この検査で診断される多くは非浸潤性の乳癌です。これは、初期の乳癌が多く、良性と悪性の境目の物が見られ、それを如何に診断出来るかによります。マンモトーム生検は病理組織診断が難しく経験のない病理医は誤診致します。検査医が病理医の診断を鵜呑みにすると折角の検査も意味のない物に成りかねないので注意が必要です。私自身も何度か痛い目に会い掛けていますので、切実な訴えとお考え下さい。
 尚、この検査が出来ない場合は、外科的生検しか方法がありません。フックワイヤーを事前にマンモグラフィで位置を決め挿入し、それを指標に手術を行います。原理はマンモトーム生検の手術バージョンとお考え下さい。私は、マンモトーム生検が出来ないから、この検査を行う事はないと考えます。この検査法を使うのは、マンモトーム生検を成功させても病理組織診断が出来ない場合(病変の全体を見る必要がある場合)のみの適応と考えます。

ご返答ありがとうございました。
マンモトーム生検が病理医によって明暗を分けてしますかもしれない重要なものだとわかり、ますます不安になりました。私はその点も考え都内でも有名な大学病院にした経緯があるのでしっかり説明を受けたいと思います。生検に関してセカンドオピニオンを得ることも可能なのでしょうか?何か今の担当医が冷静であるとは思いますが、温かみに欠け一つ一つの言葉に引っかかるのです・・・
もう一つ質問ですが、外科的に細胞を採るには私の場合乳頭の真下なので乳頭を切り取って細胞を採ると言われましたが、仕方ないことでしょうか?私から言わせるとまるで乳がんの摘出手術のような恐ろしい感じがします。先生のご意見もお聞かせいただけると助かります。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 病院選び、特に病理に関するお考えは間違っていらっしゃる可能性があります。都内の有名大学病院の病理医に問題があるから困るのです。一般病理検査会社は、大学病院や有名病院の有名な病理医を集めて診断を行なっておりますが、その診断に問題がある訳です。実際、当院がご紹介する乳がん症例数の多い大学病院の乳腺科医ですら、自分の大学病院の病理医に診断を仰がずに坂元記念クリニックに病理を依頼されています。つまり、紹介先として十分な責任を持たれているので、当院も安心してご紹介出来る訳です。結局、手術や薬物療法は誰が行なっても然程変わりませんが、診断は大きく変わります。この診断で生死が決まるのです。だから、我々は診断に神経質になるのです。つまり、良い診断を行なう為に最高医療機器を揃える事も、そう言った意味です。
 また、病理のセカンドオピニオンも当院は行なっております。セカンドオピニオン30分で2万円×2回(依頼時と結果時)+病理診断5万円(坂元記念クリニックへの支払い)と費用は掛かりますが、かなり価値はあります。以前、信頼の高かった時代の癌研病院と同じ診断が受けられる訳です。
 外科的生検は最終手段となりますが、これは仕方が無い事でしょう。手術とは違いますが、傷跡は残ります。

お忙しい中再度のお返事ありがとうございました。

私はマンモトーム生検はどの病院でやっても同じ診断だと思い、万が一の時には手術ができる大学病院がよいのかと考えていました。先生が教えて下さったように病理医の診断がとても大事だと思うのでこれからの検査と結果は慎重に受け止めたいと思います。

もし今後(マンモトーム生検後になりますが)先生に病理のセカンドオピニオンをお願いするとしたら、今の病院から結果を聞いたときに何を預かってお持ちしたほうがよいですか?
あと生検は担当の先生ではなく、検査医がするのが一般的ですか?初対面の先生が検査して少し不安なのですが。その際何か確認しておくことなどありますか?

 ご投稿有難うございます。
 病理セカンドオピニオンはマンモグラフィとマンモトーム時のステレオ撮影のお写真と病理スライド及び結果が必要です。特に、病理スライドがないと出来ません。
 検査は熟練した医師が行わないと時間が掛かります。通常、ステレオガイド下マンモトーム生検は30分程度で検査は終了致します。これを目安にお考え下さい。例えば、当院の昨日の方は15分でした。

早々のお返事ありがとうございました。
また検査後に伺うかもしれませんが、その節はよろしくお願いします。

 ご来院の際は、お電話(0120-150-929)で病理セカンドオピニオン希望でご予約下さい。

針生検の正確性

こんばんは。はじめまして。丁寧に回答いただいているのを拝見して、私の疑問もお答えいただければと思い、投稿させていただきます。
現在35歳、人間ドッグの超音波検査で再検査となりました。再検査となった理由として、①左にも繊維線種がありましたが、右のしこりは典型的な繊維線種の形ではなく(平たいお餅のようではなく)もうすこし丸い(ちょっとつぶれた楕円形のようだったお思います)形をしていること。②右のしこりには微量の血流があり、繊維線種の場合血流があるパターンが少ない。という理由で、繊維線種か乳がんかどちらとも断定できないということでした。結果、針正検?(麻酔してがちゃーんという機械で組織を取るものでした)をした結果、残念ながら乳がんだったということでした。次回の予約まで1ヶ月程度あるのですが、次回はセンチネルリンパ生検を日帰りでやり、MRI、最終的にもう一回エコーをして、最終結果ということ予定です。ある知り合いの医者に聞いたところ、私の人間ドッグのほかの数値や今までの流れからして、乳がんと思えない(思えないというか、今すぐ手術しなければいけない状態に思えない)ということで、実際針生検も大変判断が難しいときがあって、針で組織を吸引するときに実際は組織が変形してる可能性だってあると言っていました。次回まで時間もあるし、セカンドオピニオンを聞くべきではないかといわれ、ちょっと困惑しています。これだけではなかなか判断するのは難しいと思いますが、先生はどのように思われますか。また、針生検をして悪性で、実際手術をして摘出したら良性だったということもあるのでしょうか。色々沢山質問して申し訳ございません。よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 腫瘤を形成した腫瘍なので、針生検で乳癌と診断された場合は、浸潤性乳管癌と考えます。組織は何本かは採取されていますので、1本が御指摘のような状態でも他の組織があります。ご指摘の誤診は有得ないと考えます。ココ様の場合の病理組織診断は100%乳癌だと考えます。
 例えば、しこりのないタイプなどの非浸潤癌は異型乳管過形成との区別が難しいと言われ、病理医の能力により左右されます。
 もし御心配ならば、病理のセカンドオピニオンをお受けになると良いでしょう。しかし、あまり価値がないように思われます。それならば、治療に関するセカンドオピニオンをお受けになる方が価値があると考えます。

早速のご回答ありがとうございました。
また質問なんですが、病院の病理検査医の能力と経験によって、組織はかなり黒に近いグレーなのに乳がんと断定されることはあるのでしょうか。たとえば、通常だったら経過観察と言える状態でも病院(病理検査医)の判断次第では、乳がん断定になるのでしょうか。それともそれはどの病院に行っても、乳がんということになるのでしょうか。意味がわかりずらくてすみません。よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 黒に近くてもグレーな物と判断される物は、乳癌とは診断されません。その場合は、再度針生検やマンモトーム生検を行うか、外科的生検を行い判断致します。手術はその後で行います。担当医の考えもありますが、経過観察は余程小さな物でないと行わないでしょう。乳癌の場合、早期癌の範囲にはありますが、1.5cmは決して小さい腫瘍ではございません。後5㎜で進行癌です。もしグレーな物ならば、他の方法で確定を付けると考えます。つまり、残念ながら疑う余地のない病理組織診断だと考えます。どの病院に行かれても同じ結果ではないかと考えます。
 当院では、このようなご相談を頂く場合は、ご予約の時点でいつもこのような理由をお話して、了解の上でのセカンドオピニオンとしています。結論付いている物にセカンドオピニオンの費用を頂くのは申し訳ないような気がするのと患者様のお時間の無駄のような気がするからです。また、早く治療をお受け頂き、生存率を少しでも高くして頂きたいと言う願いもあるからです。
 実際、当院でも最近明らかな進行癌にも関わらず、それを受け入れる事が出来ない患者様がいらっしゃいました。ご本人が良性の脂肪の塊だと言い切られてしまいました。自己責任と言う事を言われましたので、当院としてはそれ以上の事は言えなくなりました。非常に残念なケースで、悔しい思いをしています。今後のその方の体が心配です。また、診断を受け入れられても治療を行わないと言う方も以前にいらっしゃいました。説得し、手術を行える施設にご紹介致しましたが、結局治療を拒否されたようです。我々のような検査をメインとする施設は、乳癌治療と言う意味では裏方です。多分、当院で乳癌を診断された方も結局手術された病院の事ばかりで、直に忘れられる施設になり勝ちです。しかし、少しでも患者様に元気になって頂きたく、早い診断を心掛け、治療を一日でも早くして頂きたいと考え、ある意味経営的に損をしてでも少ない受診で早い正確な結果をご提供しているつもりです。今日も初診で明らかな乳癌の方がいらっしゃいましたが、その場で申し上げた事は早く乳癌と言う事を認識して下さいと伝えました。頭を切り替えて早く次ぎを見て頂きたいと考えるからです。切り替えの早い方は厳しい状況でも何故か回避され、治癒されている方が多いからです。私達は、乳癌患者様に皆生きて頂きたいと考えています。これにより、日本の乳癌死亡率が減少するのではないかと考えます。

分かりやすくご説明いただきまして、本当にありがとうございます。私の今の状況は、乳がんということは受け入れていて、最初は頭が真っ白になりましたが、それもつかの間、自問自答の末、全面的に前向きにこの時点で見つかったのを幸運と捉えて治療していこう!と強く思っています。実際、次の病院の予約では、センチネルリンパ生検→MRI→最終的にもう一回エコー→最終結果という予定になっています。もし乳房だけのしこりなら、5月末に手術の予約も入っています。しかしリンパ節の転移(今の所マンモグラフィーとエコーではなにも写っていないそうです。あとは細胞レベルでのがんがあるか探すと仰っていました)があれば、手術の前6ヶ月抗がん剤治療。その後手術になるというお話までです。なので、治療放棄とか直視していないということは全くないので、大丈夫です。今自分に出来るのは、ストレスをためないように努力し、食事もさらに気を使い、体を冷やさないようにしていくことかなー、と思っています。1つでも病気から遠ざかる体作りが大切かなと思って自分なりにがんばっています。もう1つお聞かせください。今書いたような今後の治療予定というのは、現代の乳がん治療では進んでいるやり方なのでしょうか?一応乳がん治療で大変有名な病院にかかっているので安心はしていますが、なにせ素人なので何がいいのかわかりません。先生なりのお考えをお聞かせいただければと思います。本当に丁寧な回答に感謝します。ありがとうございます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 今後の方針は定石通りの方針ではないかと考えます。出来たら、肺と肝臓のCTと骨シンチ位は施行した方がベストだと思います。
 幸運をお祈り致します!

今のところ、CTと骨シンチという検査の話は聞いていないんですが、これからやるのでしょうか??自分で聞くべきですか?それともお任せしていればいいのでしょうか?自分の体ですけど、あまり素人がいろいろ言うのもいけないかなと思ったりしてしまうんですが。。。

 ご自分のことですので、オーダーは行って良いと思います。

そうですね。自分のことですから、次回何気に聞いてみます。色々と教えていただいて、さらに前向きになりました。本当にありがとうございました。

 いつもご丁寧なお返事有難うございます。
 治療頑張って下さい。