初めてご相談いたします。
ご投稿有難うございます。
針生検を行い乳腺線維腺腫と診断された物は良性なのでサイズが大きくなり痛みが出れば摘出すれば良いでしょう。他のしこりは吸引細胞診を行い悪性を疑う物(classⅢ以上)のみ針生検かマンモトーム生検を行えば良いのではないかと考えます。また、乳腺線維腺腫の周囲から癌が発生し、乳腺線維腺腫に入り込む場合などがあり、画像診断は定期的に行う必要があるでしょう。
また、しこりを外科的生検(手術)する事に対し、マンモトームのメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・傷跡が殆ど残らない点。
・手術後の消毒や抜糸などの通院は不要です。時間的にも15分程度で終ります。
【デメリット】
・1回に1個の切除しか出来ない。但し保険診療を行わない場合にはこれは別となります。
・(マンモトーム手術の場合に限り)完全に切除が出来ない可能性があり、良性の場合は再発がある。(悪性では、手術でも再手術が必要な為、無関係となります。)
・病院側の利益率が低い。
以上となります。
基本的に良性腫瘍はマンモトーム手術の方が有益となります。
早速のお返事ありがとうございます。不安を抱える者にとって、1人で悩んでいるよりも医師に話を聞いてもらいすぐに返事をいただける事が、とても嬉しいことだと心から思います。マンモトーム生検のメリットとデメリットをわかりやすく教えていただきありがとうございます。乳腺線維せん腫とは言われたものの、「絶対とは言えない」と言われたら不安はいつもあります。その腫瘍は予定どおり外科的生検するかどうか、少し考えようと思います。貴院は自宅から近いし、今後他の数個の腫瘍のこともあるので一度予約を入れてご相談したいと思います。その時はまたよろしくお願いいたします。
ご丁寧なお返事有難うございます。もし、外科生検を指示される場合、マンモトームの設備があるのも関わらず言われているのならば、他に理由があるかも知れません。ないのに言われている場合は、外科生検の価値は低いでしょう。
左右に数個腫瘍があり、その中で1番大きいものを約1年半前に超音波ガイド下生検で調べた結果、線維線種だったのですが、その後現在まで3ヶ月に1度エコーと1年に1度のマンモで経過観察中です。担当医からは、「切って腫瘍を調べない限りこの検査では100%良性とは言えない」ものの「定期的にエコーで診て何か変化があれば次にどうするか考えるで良いのでは」と言われてきました。でも私は、最初に針生検した病院で「かたい」と何気に言われたことが気になっているし、触診でしこりがはっきりわかるのでいつも不安があります。先日その事を話したら、それほど不安であれば、ということで7月中旬に手術の予約をいれました。勿論傷が残るのは悲しいですし、やりたくはありません。そこで貴院のマンモトーム検査は、手術とどの位の差があるのでしょうか?変わらないのであればその方が良いように思います。