乳腺のう胞
ご投稿有難うございます。
乳腺のう胞は小葉が変性して出来た物です。乳管の嚢状の拡張から生じる為、濃縮した乳汁や黄色の液が溜まります。粘液性癌などに注意が必要です。
緊満感や疼痛を伴う時には穿刺吸引を行います。出来るだけ完全に吸引が必要です。内容物が非血性の場合でも細胞診の検査が必要です。吸引後に腫瘤が残る場合には、その部位に吸引細胞診や針生検が必要です。腫瘤が完全に消失した場合にも経過観察が必要です。再発した場合も1〜2回の吸引で再貯留しなくなります。内容物が血性の場合は癌を疑いますので、精密検査が必要です。
小さなのう胞で明らかに画像上良性ならば、1年後の再検査で問題ないでしょう。また、痛みは乳腺症による物ならば、鎮痛剤・漢方薬・内分泌療法で対処致します。マンモグラフィで白く見えた物がのう胞の可能性もあります。マンモグラフィの再検も問題ないでしょう。
昨日から2日間日本乳癌学会に参加して感じた事があります。乳癌の治療や手術に関しては、乳腺専門の医師は積極的に進歩し統一した方法を行うようになって来ていると思います。しかし、乳腺の精密検査は、国内の検査ルールが統一性がなく、比較的有名な病院でも検査の医師に差が激しく、それを放置されているようです。また、検査に自信のない医師が多く感じました。当然、地方に行く程、酷い状況は明らかです。針生検が苦手だから針生検より侵襲があり、コスト負担の高いマンモトーム生検を行うと言う医師や病院にマンモトーム検査の数を増やせと言われ行う医師の話も聞きました。乳腺検査に関しては目茶目茶だと思います。特に、一番大切な乳腺病理は、どの施設でも極早期の癌や小さな病変を誤診なく診断するのは不可能と公的な学会の場で述べていました。100%の診断を行えるのは当院の病理診断をお願いしている坂元吾偉先生のみだから、坂元先生に依頼するべきだと今更言われました。(ちなみに、当院は坂元先生が見る症例数ではベスト5の中に入る数になるようです。つまり、殆どの施設は診ていないと言う事になります。)国内の病理診断が全て信頼出来る物になるのは数十年掛かるとの事です。つまり、国内では平然と間違った診断が行われていると証明されたような物です。乳癌の検診率が上がっても精密検査が正確ではなければ意味がありません。また、小さな癌はいつか大きくなるからその時点では確実に診断が付くので心配はないなどと言う方も居ました。藤田様ががっかりされたように、私も学会に参加して落胆致しました。国内の乳癌死が減る事は容易くはないと感じました。乳腺専門とする意識が高まらないと不利益を得るのは患者様になるのです。当然、VIPの患者様になると話は別となるのでしょう。
当院でも患者様のご希望(当院は勧めていません。)で紹介状を書き受診されている病院がこんな状況です。病院と医師は選ばないとご自身の命に関わります。当院も人間が診療を行うので100%の診断が出来ているかは分かりませんが、患者様が最小限侵襲の検査で最大の結果が出るように出来る限り精一杯は行っています。この気持ちを馬鹿にされたように感じます。
先生、学会からお帰りになりお疲れのところお返事有難うございました。
お返事いただいた内容ですと、一年後の再検査で問題ないとのことでしたが、やはり気になってしかたがないので、今度先生のところにお伺いして一度診察をお願いしようかと思っております。
「自分で病院と医師を選ばなければ命に関わる」という言葉が本当にそのとおりだと強く感じました。
予約をする際に乳腺科の予約で良いのでしょうか?
それともPBCシステム乳がん検診・検査を予約したほうがよいのでしょうか?
お尋ねばかりで申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
乳腺科の保険診療になります。検診は何も病変が見付かっていない方の為に行う一般検査です。ご予約の際に、今回の事情を事務方にお伝え下されば、ご予約を取らさせて頂きます。お手数ですがお電話(0120-150-929)でご予約下さい。
本日予約を取らせていただきました。
21日(土)に伺いますので、よろしくお願いいたします。
ご予約有難うございました。こちらこそ宜しくお願い致します。
本日は有難うございました。診察に伺いました藤田です。
健康診断で「左右乳房乳腺のう胞あり」との結果で地元の乳腺専門と名前を挙げている病院で再検査を受け、その結果も経過観察のみで医師の診察の説明などに不安があり本日先生に再度見ていただきました。
その結果、「乳腺症がひどく小さいのう胞がたくさんあるけれどそれはそのままで良い」とのこと。しかし・・8mmほどのしこりがあるとの指摘をうけ細胞診をうけました。
「しこり」という言葉にやはりショックでしたが、
「99%は良性でしょう」の言葉に少しだけ気持ちが落ち着きましたが、細胞診の結果が出るまでやはり不安です。癌だったら・・と思うと・・
でも先生の言葉を信じ結果を待ちます。
私たちは癌を恐れ「健康診断」を受け「結果異常なし」とでたらそれを信じる他ないのです。
でもその第一段階で見落とされることがあると思うと本当に怖いです。現状はそういうことも多々あるのでしょう。
自分を救ってくださる先生に会わない限り命の寿命が短くなると・・つくづく実感しました。
先生に診察していただいて本当に良かったと思っております。
また、指摘いただいた生活習慣にも十分気をつけて
自分を大切にし努力していきたいと思います。
先生、これからも私たち女性のためにご活躍いただきたいと思います。生意気言ってすみません・・
では、後日細胞診の結果を伺いに参りますのでよろしくお願いいたします。
長々と失礼いたしました。
本日は当院にご来院頂き有難うございました。また、暖かいお言葉頂戴し恐縮致します。結果の時に、今後についてお話致します。ご足労をお掛け致しますが、再診お待ちしております。
初めてまして。私は51歳の者です。
先日会社の健康診断の一環で行われる「超音波検査」で、左右の乳腺のう胞疑像有りで1ヶ月以内に精密検査を受ける様にと指示されました。
乳房の痛いのも気になっていたので、「あぁやっぱりひっかかった・・癌だったらどうしよう・・」と心配で落ち込みました。
本日、地元の病院の乳腺科でマンモ・超音波検査をしてきました。
先生のおっしゃるには「のう胞は癌ではない」「奥にあるものだから表面をさわってもわからないもの」
マンモで見ると白くなっている部分が右の乳房にあるが、とりあえず今のところは癌ではない様だ。経過観察でいいので12月にまた検査」と言われました。
白くなっているのが何か説明がなくすっきりしないまま帰宅しました。癌ではない・・今のところ・・不安です。
のう胞の痛みは乳腺症の特徴だからと言われましたが、中身の検査もしなかったですし、痛みをとる薬もいただけませんでした。
それは、問題がないからでしょうか?
色々尋ねたかったのですが・・とても事務的でそっけなく乳腺科をPRしてる病院にしては少しがっかりしました。
12月までそのままでいいでしょうか?
不安で・・。この三年間は、春は超音波、秋はマンモと検査を受けてきていますが、再検は初めてだったので不安です。
また、もう一度他のところで検査を受けてみたほうがいいでしょうか?マンモを続けて行っては体によくないでしょうか?
長々とまとまりのない文章ですみません。
ご回答お願いいたします。