病理診断
ご投稿有難うございます。
乳腺病理は病理医の実力に比例します。難しい診断ではなく、病理医に乳腺病理診断の経験がないとその病理医にとって難しい診断となるようです。関西には乳腺病理のレベルは良く知りえますので、大阪ならば仕方ないかも知れません。乳腺外科医が困っているも事実でしょう。全国の施設でこのような場合において誤診が出ています。実際、乳癌と診断され手術をお受けになり、その後病理セカンドオピニオンで当院に泣き込んで来られた方は全て良性疾患でした。何れも全て病理診断が難しい症例ではなかったと言う結果が出ています。単に、実力が無かっただけで、無益な手術をされ、乳房が傷付いたのです。
ただ、非浸潤癌は術中に断端を判断するには、外科医の判断だけでは難しいのが事実です。もし、断端陽性で、その後再手術を行っても一度手術を終えた物は取りきれる保障はありません。その為、ある程度範囲を大きく切除して安全を期し、その後放射線治療を行います。
早速にお返事頂きありがとうございます。
担当の病理医が診断に悩まれたということで私自身不安が残りますので、坂元記念クリニックに病理のセカンドオピニオンをお願いしたい旨先生に申し出てみようと思います。
どうもありがとうございました。またわからないことがありましたらよろしくお願い致します。
ご丁寧なお返事有難うございます。
初めて質問させて頂きます。
42歳、閉経前、大阪府在住です。
右胸の乳頭のすぐ下と外上部の2か所に腫瘍が見つかり(どちらとも大きさは6〜7mm)マンモトーム生検の結果非浸潤がんと診断されました。
MRI、CTの検査も済ませ1月下旬に乳房温存で手術予定です。
病理検査の結果の紙は頂けなかったのですが(手書きで写すのはよいそうですが写しておりません)、フラットタイプで大変診断が難しく病理の先生もかなり悩まれたと聞いております。そのため手術中の迅速診断もおそらく無理なので(切除範囲も境界の見極めが難しくどこまでとるかが非常に難しい)永久標本で断端が陽性であれば2度、3度手術する可能性もあると先生から言われました。
全摘すればそのような心配はないのでしょうが、温存で病理の診断が難しい場合そのようなケースはよくあることなのでしょうか?
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い致します。