分泌
ご投稿有難うございます。
乳頭腫と乳頭腺管癌の鑑別は組織診でしか不可能です。その為、診断に困難を要したのでしょう。
切除手術が現在は最も安全で標準的手術だと考えます。他に高周波熱凝固療法などがございますが、癌消滅が100%ではありません。メインの消失率95%と高くても、その範囲外に癌病巣を遺残する事が少なくありません。現在、治験段階でこれを行なうにはある程度リスクを伴うと言う事になります。最近、当院で拝見した例では傷跡が半年塞がらすに、絶対行なわなければならない放射線治療が出来ず3年が経過した方が来院されました。術創もケロイドになり、決して美容的にも納得行く物ではなかったです。また、ご本人も癌発生の恐怖を持ち続けるならば、手術した方が良かったとおっしゃっておられました。
ご意見をお聞かせください。30歳、未婚です。
血性の分泌(下着につく程度)と若干の痛みがあり、受診しました。分泌物の細胞診の結果はクラス3、マンモテックは陽性でした。マンモグラフィーと超音波検査では異常が見当たらず、乳管内視鏡検査を行ったところ乳頭腫が一つ見つかりました。その乳管の前後に乳頭腫も見つからないことと、採取した乳頭腫の細胞診の結果は、クラス3だったことから、おそらく良性の乳管内乳頭腫とのことでした。が、病理の結果、乳癌ということで切除手術を勧められました。この場合、治療として切除手術がもっとも一般的なものなのでしょうか?切除手術以外に治療手段がないものなのでしょうか?
よろしくお願いいたします。