病理診断について
ご投稿有難うございます。
細胞診は簡易な検査です。つまり、正確性に欠けます。細胞診でclassⅣやⅤなどが出ても悪性とは限りません。その為、その結果により組織診断を行い解明するのです。つまり、良悪性を判断し、良性なら問題ありませんが、classⅢ以上の悪性を疑う結果の場合にみ組織診を行う必要があります。
また、坂元記念クリニックは細胞診に対してはセカンドオピニオンは行いません。それを、再度診断する価値がないからです。当院はその結果により、必要ならば針生検やマンモトーム生検を行い坂元記念クリニックで組織診断となります。保険診療をお受けになられている皆様には負担額は同じなのでお解かり頂けませんが、実はこの診断料金が通常の倍は掛り当院の経費が馬鹿高いのです。つまり、当院で精密検査をお受けになられている患者様は当院での儲けはない状況なのです。しかし、これは国内でどの医療機関よりも正確な診断を行える施設であるのは間違い有りません。この違いを御理解頂ける患者様に当院は出来たらご来院頂きたいと望んでおります。実際、我々のような診断施設は、癌と診断されれば手術などの治療を行う施設のみを感謝され、お忘れになられる事の多い陰の存在です(笑)。
お忙しいのに、早々のお返事ありがとうございました。細胞診の結果を待ちに待っていましたが、不適正標本、赤血球、好中球、リンパ球、泡沫細胞、脂肪細胞を認める。上皮細胞ごく少量。上皮細胞には明らかな異常なし。との事です。細胞量が少なく、不適正標本になる事はよくあるのでしょうか?もともとエコーにてDCISの可能性もありうる。(7ミリ大)MMGはカテゴリー3でFADともとれる。との事で細胞診をしました。先生は3ヶ月後フォローで良いのではとの事でした。何パーセント位DCISを疑っているのかお聞きしたら五分五分より可能性としては少ない位との事です。もし次検査をするなら針生検でしょうか?なるべく侵襲の少ない検査が良いのですが・・・。癌か否かは細胞診と針生検で診断がつく事が多いのでしょうか。べつの医療機関で見てもらう場合、細胞診をして2週間くらいだと、エコーに針で突いた影響がでて、悪性でないものまで悪性っぽく見える事はありますでしょうか?生きた心地がせず細胞診の結果を待っておりましたが残念です。
ご丁寧なお返事有難うございます。
細胞診ではどうしても細い針を使うので、このような結果となる事はございます。しかし、当院では50%程度までDCISを疑うならば、針生検より即エコーガイド下マンモトーム生検を行うと思います。
また、細胞診で病変の形は変わりませんので、以前ままです。
何度もお忙しいのにすみません。今日もこちらの掲示板を読んでおりましたら、先生のご回答の中に「針をさすのは癌細胞を散らばす事になるので」というものがありましたが、私は細胞診で不適正標本となったので、さらにマンモトーム生検等をするならば、2回針を刺すことになりますが、影響はないのでしょうか?宜しくお願いします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
細胞診は細い針で問題はありません。マンモトームで診断が付いて、その後納得の為に再度マンモトームを行う事は完全に意味のない行為です。だから、診断を付いた乳癌に対しては再度同じ検査を行う時間が無駄になり、それは単に癌を散らばす為に行う事になるのです。このような生検を行う針は細胞診の針と違い癌が散らばる可能性が若干あります。回数を行えば当然その確率が上がるのです。さゆママ様の場合、早く診断する事に意味をなします。それを行わないと次へ進めないのです。つまり、早く検査を行わないと癌自体が大きくなり広がります。これは、このような検査による未確認の可能性ではなく、確実に広がります。DCISの場合は、不確実な針生検を行うより1回の検査で確実に病変を採取出来るマンモトーム生検の方が安全となるのです。
初めて投稿させて頂きます。宜しくお願いします。この数日一日中ずっとこちらの掲示板を読んでおります。乳腺の病理診断を正確に行える病理医が日本に数人しかいないとのお話が何度もありました。それは、組織診の病理だけでなく、穿刺吸引細胞診の病理もそうなのでしょうか?現在私は穿刺吸引細胞診の結果待ちなのですが、結果がどのクラスであっても先生のおっしゃる坂元記念クリニックにセカンドオピニオンするべきなのかと迷っております。如何なものでしょうか。ご教示下さい。お願い致します。