高齢初産と乳がん
あと、もう一つ質問があります。この本の中にさらに30歳以上の初産は未産でいるよりリスクが高いということも書いてあったのですが、このようなことがあるのでしょうか。
重ね重ねすみませんがよろしくお願いいたします。
ご投稿有難うございます。
このリスクは共に常識です。但し、統計学的な理由で出された物です。このリスクがどのようなメカニズムで乳がんになるのかは不明です。
富永先生、お返事ありがとうございます。
別のところで高齢出産より未産の方がリスクが高いと書いたものを読んだこともあり、どちらが正しいのか混乱しています。あまり大きな差はないということなのでしょうか?どちらにしてもメカニズムはよくわかっていないというこなのですね。
ご丁寧なお返事有難うございます。
初産35歳以上の高齢出産も30歳以上の未産も共にリスクです。つまり、高齢出産は二つのリスクが伴う事を意味します。
富永先生、早速のご返事ありがとうございました。
二つのリスクですか・・・私は現在、36歳で高齢初産に踏み切ろうかと考えていたのですが、乳がんのリスクを考えると何となく怖くなっています。本来このようなリスクから逆算して考えることではないとは思うのですが、このまま未産の状態でいる方が、リスクが低いのか、下手に高齢出産すると危ないのかなどと考えてしまいます。高齢出産と未産ではリスクの率が大きく違うというよりは、リスクの発現の仕方が変わってくるという感じなのでしょうか。本当に何度もすみません。よろしくお願いいたします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
リスクは所詮リスクです。それをどうお考えになるかはゆい様次第です。出産に意味がなければ、出産をお辞めになれば良い事です。ゆい様に何を得る事が大切かをお考えになるべきです。例えば、高齢出産は乳がんの問題だけではありません。それでも出産されるのは、ご自身の遺伝子を残すという生物の本能的な物ではないのでしょうか。私は比べる時限が違うのではないかと考えます。もし出産をお考えになられるのならば、十分注意しながら生涯に渡り早期発見に努めれば良いのではないかと考えます。癌を怖れるだけでは何も将来は見えません。
癌も所詮病気の一つです。良く乳がんと診断された方に申し上げる事は、風邪も乳がんも同じ、こじらせば死に至る病だが所詮早めの対策で治癒出来るので、乳がん発見はある意味早期対策が出来るチャンスだとお伝えしています。そのチャンスを無駄にする事なく、確実に標準治療で治すのが賢い人だと考えます。当然、色々な情報に振り回され、無益な方向に行かれる方もいらっしゃいます。これは、このチャンスを無駄にするだけだと私は考えます。この掲示板は多くの方が拝見されていると思いますので、本当に乳がんと診断された時こそ冷静になって欲しいと一番申し上げたいと思います。当院で乳がんを診断され、死を口にされた方に対しては強く叱りつけています。生きると言うチャンスを捨てないで欲しいのが私の願いです。その為に必死に利益を無視して発見に努めているのですから。。。。。私は今後もやる気がある以上は言いたい事を言う頑固オヤジの医者を目指します。このような事を嫌だと思われる方は通り一辺倒の見せ掛けの優しさを言われる施設に行かれる方が良いでしょう。私は医療はホテルサービスのような物では済まされないと考えます。熱い情熱がない所に先はないのではないかと思います。
富永先生、暖かいお言葉ありがとうございました。リスクは所詮リスク、と頭では分かっていても、身近にこの病気で若くして亡くなった人がいいるのでどうしても怖さが先に立つのです。でも、先生のお言葉のおかげで我に帰りました。もう一度自分にとって何が大事なのか考え直してみたいと思います。どうもありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
こんにちは。お忙しいところ恐れ入ります。
「乳がん リスクファクターのすべてを知る本」(中央アート社)という本のなかに、「35歳以上の高齢初産は異型細胞のあるところに多量のエストロゲンを与えることになりこの時乳がん発生の危険性が高まる」というようなことが書いてあったのですが、これは事実なのでしょうか。
不適切な質問でしたら申し訳ありません。よろしくお願いいたします。