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MRIの結果

初めて投稿させていただきます。よろしくお願い致します。
半年前に胸のしこりに気づき、エコー、マンモ、細胞診をしました。
その結果、マンモは何も写らず、細胞診は上手く細胞が採れていなかったとのこと、エコーはしこりの形が少しゴツゴツしていて気になるといわれたので、MRI
をしました。
MRIの結果は繊維線種で、次は1年後に検査となりました。
ここで質問なんですが、MRIで悪性、良性などの詳しい診断がつくのでしょうか?病院の先生は、MRIは確実だとおっしゃっていましたが本当ですか?
エコーで形が気になると言われていたので、少しひっかかります。
よろしくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 MRIは腫瘍などの病変があるかを判断する検査です。基本的に良悪性の判断は出来ません。また、線維腺腫と言う診断も不可能です。線維腺腫疑いと言う事になります。

ご回答いただきありがとうございます。
MRIで詳しいことは分からないのですね。
もうひとつ質問させて下さい。
最終的に良性、悪性の診断をつける為にはどのような
検査が必要でしょうか?
エコーやマンモ、MRIの結果だけで決めるのは危険でしょうか?
よろしくお願い致します。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 エコーで良性を判断出来ない物は、吸引細胞診か針生検などの病理組織診での判定が必要です。良悪性の確定診断はこの二つの検査以外にはありません。

お忙しい中何度も回答ありがとうございます。
納得のいく検査をしてもらおうと思います。
本当にありがとうございました。

御丁寧なお返事有難うございました。

opeの仕方について

そちらで、診察の際はお世話様様でした。ご紹介先の病院で、再度明後日に受診する予定ですが、opeするかしないか決めたうえで、日にちを決めることになっています。その時に、質問すればいいことなのですが、私の場合、葉状腫瘍の疑いがあるが、繊維線種の可能性もあるということ、ただしこりの大きさから、opeして、はっきりさせておいたほうがいいのだということでした。良性であることは、分かっているのですが、2つの病名には、大きな違いが、有るのだと感じています。葉状腫瘍ならばその部分を残らないように大きく切り取る。繊維線種であるならば、その部分のみ切除すればよいということだと思うのですが、オペ中に、病理診断しながら、進行していくのでしょうか…遅い時間帯に、このような質問、申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

 いつもご丁寧なご質問有難うございます。
 葉状腫瘍と線維腺腫の手術は現在はあまり手術方法には違いがありません。葉状腫瘍は厳密には大きく切ると言う言い方になりますが、本来は腫瘍を確実に切除すると言う認識で良いと考えます。それは腫瘍より少し大きめに切除すると言う事です。手術後の見た目には殆ど大差はありません。乳癌ではないので良悪性を判断するような簡単な手術中での病理検査は出来ません。病理診断を行うには永久標本を作成する為に固定に1日以上掛ります。つまり、葉状腫瘍として手術されます。乳癌の手術とは違いますので、そこまで手術内容に神経質になる必要はないでしょう。

ご回答ありがとうございました。富永先生の掲示板を知って、まだそれほど月日が過ぎたわけではありませんが、そのような中、先生に診察して頂いたり、お電話で、ご相談させて頂いたりで、本当に、お手間ばかりおかけし申し訳ございません。乳腺のことで、悩む女性がきっと多い中、どこかの、病院を受診し、さらに、問題を抱えながら、絶望したりで、なかなか、全幅の信頼を寄せることのできる先生に出会えることは少ないと思います。せめてこのホームページを知りえた人は、躊躇せずに、先生に診察して頂けば、良悪の結果に、かかわらず、どれほどの安心感を得られるか私が、身をもって体験いたしました。私は、周りの人にもお話しています。乳腺のことでなにかあれば、言ってね、とてもいいクリニックご紹介できるから。と
先生はじめスタッフの方々も、みなさんが、良い方ばかりで、なおかつ最新の検査機器が揃っておりますね開院まで5年の歳月をかけられたとゆうことに、頭が下がる思いがします。一言のお礼のメールのつもりが、長い文面になってしまいもうしわけございませ
ん。ありがとうございました。

御丁寧なお返事有難うございました。

入管内乳頭腫について。

大変お忙しい中、失礼いたします。現在31歳 子供を一人出産しております。
一年前に右胸の下の方にしこりを見つけ(一センチ弱)、細胞診の結果は乳腺症でした。半年後にエコーで、サイズが変わっていないということでしたが、MRIを一度とったほうがいいと言われました。しかし、今住んでいる場所とは違う県外にある実家の近くの病院でなかなか帰省する時間がとれないこともあり、半年後にMRIをとることにしました。
最初にしこりを発見してから、一年後、MRIをしましたが、結果がよくないようで、もう一度細胞診をした結果、乳管内乳頭腫の疑いといわれ、もう少し太い針で細胞をとりましょうといわれましたが、乳管内乳頭腫はがんと識別が難しいと本やパソコンで見て知り、しこりを胸に持ち続けるのも不安で、摘出していただくことにしました。その後、CT、マンモをとり、しこりは1㎝にならないくらいだったそうですが、3・5㎝くらい切除しました。局所麻酔で日帰りでした。乳頭腫の周りの組織は軽い乳腺症だったそうです。

最初乳腺症と言われたのですが、乳腺症は乳管内乳頭腫に変わることはあるのでしょうか。乳頭腫はがんと識別しにくいと聞きました。術後半月して首が痛くなり、実はがんで、転移したのでは、、と不安です(整形外科に行き、レントゲンでは異常はないようでした)。

また、やはり一年前から右胸のとったしこりの少し離れたあたりにちいさなしこり2ミリ×5ミリをもうひとつ見つけていたのですが、これはみるからに良性腫瘍っぽいので経過観察をしましょうと言われました。これも乳頭腫ならがんと判断が難しいので、とった方がいいのでしょうか。

乳頭腫と診断された方は、かなりの確率で将来乳がんになるのでしょうか。

もともと神経質なうえ、乳管内乳頭腫という病名にかなり不安を覚えて毎日を送っています。大変失礼とは思いましたが、どうかよろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺症と乳菅内乳頭腫とは別物です。乳腺症が乳菅内乳頭腫になりません。じゅん様が勘違いされているのは以前診断された乳腺症は細胞診しか行っていないので、乳腺症の確定診断はついていません。細胞診は良悪性を診断するだけの判定しか出来ません。つまり、その時点から乳腺症ではなく、乳管内乳頭腫と診断しなければならなかったのです。
 乳管内乳頭腫と診断が付いたなら癌とは全く違います。基本的に癌化はしません。もし癌だとしても半月では骨転移を起こし痛みが出る状態にはなりません。ご心配になるにも過度過ぎます。
 再度発見された腫瘍は主治医が問題ないと断言するならば問題ないでしょう。
 乳管内乳頭腫は多発例があり、その際乳癌が出る事があると言われています。乳癌になる確率があるだけで高い訳ではありません。その為に経過を診る事を指示されている筈です。主治医の指示に従われれば問題はありません。乳癌を怖れる必要はありません。小さな状態で発見されれば、良性腫瘍と治療はあまり変わりません。一番大切なのは定期的な検査を怠らない事です。基本的にリスクがあると言うだけで、癌になると言う考えは間違えています。冷静に物事は判断しないと意味のない検査や無駄な治療を行う事になりかねません。

大変お忙しい中、また遅い時間にもかかわらず、丁寧に返信していただき大変気持ちが楽になりました。ありがとうございます。

インターネットや本をみていると、良性腫瘍といわれていたのに検査が進むと悪性といわれるケースが少なくないように感じ、今回も乳頭腫と診断がついたのにもかかわらず、しこりをみつけて一年は経過していたので、もしかしたら、首に転移を、、などと考えてしまいました。

大変しつこくお聞きし、申し訳ないのですが、しこりを全部とった場合の病理の診断は確かなものとおもっていてもよいのでしょうか。乳頭腫はがんとの判断が難しいと聞き、全部とってももしかしたら間違いがあることもあるのでは、、と素人判断してしまい、、。

針生検と摘出生検の診断はどのくらい信憑性があるのでしょうか。摘出生検のほうが、判断は確かなのでしょうか。

貴重なお時間をいただいて大変恐縮ですが、いろいろな資料、体験談などをみすぎて、かなり混乱をしています。病院を、医師を信頼して、病気を怖がらず、定期的に検査を受けたいと思います。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 大切なのは、この病理診断を誰が診断したかになります。診断が難しい病変は適切な量を採取できれば、摘出も針生検も診断の信憑性に変わりありません。検査方法が重要ではありません。病理医により間違いが多いのが乳腺病理組織診断です。国内で正確な診断を出来る病理医は片手程の人数です。特に乳頭腫などの診断は難しいので診断医によりバラツキがあります。
 最近の話題では、昨年は例年の倍の病理診断による訴訟が起こっていると聞きます。過去レスにも多数の例がありますのでご参考になさって下さい。
 当院はこのような事がないように、最も信憑性の高い日本の乳癌の分類を行なった乳腺病理の長である坂元吾偉先生に診断をお願いしています。

度々の質問に答えていただきありがとうございました。

やはり、診断される病理医の方が大切ということですね。

摘出生検すれば細胞も多いし、確かな判断ができるものと勝手にかいしゃくして、無駄に乳房に傷をつけてしまったかもしれません。細胞診で乳腺症と診断したり、乳頭腫と診断する今の病院の病理はやはり信頼にかけるでしょうか。

先生のところにお伺いしたいという気持ちはとてもあるのですが、遠方のため、
断念せざるをえませんが、先ほど坂元先生のホームページを拝見させていただいて、病理のセカンドオピニオンがあると知りました。次回の検診は6月になるのですが、担当医と相談してみたいと思います。

そこでまた疑問がわいたのですが、、。
私の場合、一年前にしこりに気づき(1㎝弱です)、この3月初旬に摘出しました。もし、このしこりが誤診だった場合(がんだった場合)ほおっておくと、今後どのようになっていくのでしょうか。切除しているので、がんがちらばり、様々なところにしこりをつくるのでしょうか。一年前にしこりを感じていたので、首にも転移の可能性は、あったりするのでしょうか、、(なかなか首の症状が治らないので、、大変、大変しつこくて、申し訳ありません、、)
自己中心的で一方的な質問ですが、そして、お時間をいただき大変申し訳ありませんが、ご回答頂けると嬉しいです。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 ご指摘の通りだと考えます。安易な摘出は死に至る事もあると言う事です。

大変貴重なお時間をさいて返信していただきありがとうございました。自分の中のもやもやとしていたものが、すっきりといたしました。本当にありがとうございました。

ご丁寧なお返事有難うございました。

乳腺超音波検査

昨年8月に社会保険事務所の検診センターにて乳がん検査(腫瘍マーカーCA15-3+マンモ+超音波検査)を受けました。
結果的に受けた日が生理開始日前日となってしまいました。
腫瘍マーカーおよびマンモにつきましては異常なしだったのですが、超音波の検査のみ乳腺症の疑いあり(コメント欄に、ごくわずかな所見が認められましたが精査の必要なし、年1回の乳房検査を受けるようにしてくださいと書かれてありました。)という結果になりました。
その後妊娠し、現在31週です。
出産するとしばらくは検査にいけないと思いますので、今のうちに超音波検査だけでも受けておきたいと考えておりますが、どう思われますでしょうか。
以前の方の投稿を拝見すると妊娠中はより正確な結果がわかると書かれてありましたので・・・(内容を誤解しておりましたら申し訳ございません。)
妊娠中は胸が張ってきますが、これは結果には影響ないのでしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、何卒宜しくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 妊娠中や授乳中は検査は正確ではありません。妊娠中はホルモンの影響は受けないので、乳腺症は軽快しています。つまり、またホルモンの影響を受ける断乳後半年後から検診をお受けになると良いでしょう。この時期の検診には価値があまりないとお考え下さい。

お忙しい中ご回答ありがとうございました。
やはり誤解していたようですね…すみません。
先生の仰るとおり断乳後半年以降に受診したいと思います。
なお、乳腺症は疑いも含め、一度そういう結果がでてしまうと、正常の範囲(異常なし)に戻ることはほとんどないと知人から今日聞きました。やはりそういうものなのでしょうか?ちょっと心配です。
度々の質問で恐縮ですが、ご回答の程、宜しくお願い致します。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 乳腺症はホルモンの影響による乳腺の変化を意味致します。影響がなくなれば、元の乳腺に戻ります。例えば、閉経すると全て治ります。

お忙しい中、お手数おかけしました。
ありがとうございました!

ご丁寧なお返事有難うございます。

乳癌検査について

乳癌検診を受診しようと考えていますが、いろいろ調べると、病院によっては検診を受けても誤診がある場合があるように感じたので、どこで検診を受けるべきか迷っていました。そんな中、インターネットでベルーガさんについて知りました。ベルーガさんの検査はかなり微小な癌も発見できるということで、かなり精度が高いと感じました。ぜひとも受診をしたいと思っています。そちらで検診を受けて結果が何もなければ安心できますよね?失礼な質問で申し訳ありませんが、こちらの掲示板でも他院での誤診があったとのことでしたので、心配になり、ご質問させていただきました。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺検査は施設によりかなり差があり、ご指摘の診断ミスやいい加減な結果が多いと感じます。誤診は日常茶飯事の事だと思います。これは、皆様がご信頼になる様な施設でも言える事です。決して当院が優れているとは言えませんが、患者様に不利益になるような事がないように、真面目に検査を行い、全てに拘っています。例えば、検査機器は最高機種しか使用しない。病理検査は日本のトップの病理医に依頼ですなどです。また、無駄な経過観察を減らし、的確な診断を行うように心掛けています。その成果として多数の微小乳がんの診断を行ってきています。
 私達も人間ですので100%とは言えませんが、限りなくそれに近い検査を行っています。当然、当院で検査をお受けになられた患者様からは正常の方は勿論、悪性と診断した方からも安心したと言うお言葉を頂いています。
 最近は乳腺の有名な病院や大学病院から患者様の検査依頼をお受けする事も多くなって来ました。当然、そのような施設からも、当院は検査の内容の質と検査に対する経費の使い方が違うと言うご説明をされ来院されたようです。当院のような小さなクリニックがここまで乳腺外科の先生方に信頼を得ている事は本当に光栄です。
 開院以来、医療関係の患者様の多い事にも信頼を得ているのではないかと考えます。大学病院等のスタッフが多くいらっしゃるのにはビックリしています。また、最近はお忍びで芸能界の方も乳がん検診にもご来院頂いています。何故、都心から少し離れた所にいらっしゃるのかと言う状況です。先日ご来院頂いた女優さんはご自身で探していらっしゃったそうです。本当に有り難いお話です。
 私達をご信頼頂くのは最終的には、患者様の判断です。ここが一番重要です。当院は、単に大丈夫を言うだけの人気先行型のクリニックは避けるようにしています。これが当院の理念だとお考えになって、当院をご選択頂くかの判断として下さい。また、当院が推奨する乳腺科も絶対の施設や医師です。中途半端な考えでは絶対ご紹介や推薦は致しません。

ご返答ありがとうございます。
先生のお考え、ベルーガさんの理念に感銘を受けました。ぜひともベルーガさんで検診を受けたいと思います。よろしくお願い致します。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 ご来院の際はお電話(0120-150-929)でご予約の上お越し下さい。

乳がん診断

こんにちわ。
現在27歳です。
2月の始めに右胸の外側上にしこりがあることが気づきました。すぐ近くのクリニックへ行き、MMGと超音波検査を受けました。嚢胞の可能性が高いが細胞診を受けたほうがいいと言われ、3月中に大学病院で細胞診を受けました。最初は乳腺炎かもしれないと言われましたが、4月の始めに結果が出てカテゴリ4で乳がんでした。しこりの大きさは2.8cmもありますが、リンパ転移なしのⅡA期です。来月から抗がん剤治療を受け、半年後手術を受ける予定です。
しかし、症状についてちょっと疑問があります。いつも生理前に胸が張りますが、2月月初の時に突然しこりができました。生理前や排卵日前後に急に大きくなり痛みもありますが、生理が終わったらまた小さくなり痛みも消えます。見た目は湿疹などがなく、分泌物もありません。これはどういう癌ですか?誤診の可能性はありませんか?
お忙しいところすみませんが、お教えください。

 ご投稿有難うございます。
 まだ、細胞診のみの検査しか行なわれていないので、どのような乳癌かは解りませんが、このお話からすると粘液癌か充実腺管癌ではないかと考えます。サイズからは進行癌だと考えます。
 今後、針生検などの組織診断を行ない術前に抗癌剤・遺伝子治療薬・ホルモン療法のどれを行なうかの治療方針が決まると思います。この検査で全てが明らかになるのでもし良性病変ならば明確になると思います。
 乳癌は症状はあまり関係ないのでその点は気になさる必要はありません。残念ですが、年齢的な背景からするとかなりリスクが高く若年性乳癌となり、現状を早く受け止め治療に専念される事が治癒に繋がります。治療に専念される事をお勧め致します。

早速のご返信、ありがとうございました。
現在CTや骨シンチなど精密検査を受けており、5月の始めより術前抗がん剤治療をはじめます。全8サイクルを行い、11月の始めに手術を受ける予定です。幸いなのは胸が比較的に大きい事で温存手術になりました。若年性乳がんであるためとても怖いですが、先生を信じてがんばりたいと思っています。

ご丁寧なお返事有難うございます。

悪性葉状腫瘍

突然のお便り失礼します。
母親(76歳)が葉状腫瘍と判断され、昨年の夏摘出手術を受けました。その後、良性といわれていたにもかかわらず、悪性の腫瘍がみつかり、肺に転移する可能性があると言われました。CT検査を受け、実際に2センチほどの腫瘍が1個転移していました。主治医には肺のことは専門外といわれ、がんセンターの呼吸器外科に手術の必要性を聞いてこいと言われ、診断を受けると、あくまでも最終判断は主治医の仕事だと言われ、結局たらいまわしのような状態です。どの掲示板をみても生存率は低いという言葉しか見つからず、絶望しています。ただ、母親は昔結核の手術を受け、片肺が半分ほどしかないにもかかわらず、何十段もある階段を平気で上り下りし、現在日常生活に何の支障もありません。「病は気から」という言葉通り、今はとても前向きな生活をしております。それだけに今後もこの状態が続けばと淡い期待も持っております。なにとぞ良いアドバイスをお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 まずは、呼吸器外科での摘出手術が出来るかの判断が重要だと考えます。また、手術が無理ならば他の方法がないのかを判断する必要もあります。このままでは死を迎えるのをただ指を加えて見ているだけに成りかねません。
 この状況の中ではがんセンターに来られても困ると言うのが本音だと思います。がんセンターは自施設の患者様でも結構転移した方には冷たいのが通常です。そのような施設に紹介する方も考えが甘いのではないかと思います。一番良いのは手術をされた施設の呼吸器外科に判断を仰ぐべきではないかと考えます。その施設に呼吸器外科がないのならば、適切な施設に紹介してもらう事も大切です。
 手術をお受けになった主治医も無責任だと思います。外科は最初にメスを入れた外科医に全ての責任があります。責任を遂行して頂いて下さい。葉状腫瘍を甘く見たのではないかと思われ、残念です。このような例は、乳癌の方でも見受けられます。当院はいつもこのような事がないように、必ず責任を持って頂ける乳腺外科医にご紹介を心掛けるのはこのような事例が多いからです。目先だけの医療機関へのご紹介は最後に患者様やご家族がお困りになるからです。

ご丁寧なアドバイスありがとうございます。
残念ながら主治医の病院には呼吸器外科はありません。また、母親は今回の手術で「良性だから大丈夫」とか「私が全部摘出してあげるから心配しないで」といわれたにもかかわらず、現在はこのように突き放された状態になっていることで落ち込んでいます。ただ、主治医との人間関係を考えるとそれを言うわけにもいかず、悶々としています。がんセンターからセカンドオピニオンを紹介してもらうことを薦められており、主治医の検診が21日にあるので紹介してもらおうと思いますが、納得できる返事がもらえなければ、そちらで紹介していただくことは可能ですか?よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 基本的に良悪性の判断となる針生検等の病理組織診を行い葉状腫瘍の摘出を行うのが常識です。これは、画像だけで葉状腫瘍と判断されて手術されたのではないかと考えます。また、葉状腫瘍は多発している事も多くそれを確認されて手術をする必要があります。肺転移を起こした場合、単発ならばその腫瘍を摘出します。多発ならば、外科的治療は出来ません。何れにせよ生存率は厳しいのが現状です。
 残念ながら、乳房の葉状腫瘍の原発巣がありません。全く経過も資料も無くては、ご紹介先も困ります。つまり、紹介された側も無責任に紹介されてもお困りになります。当院もご紹介は可能ですが、主治医に資料を一式用意してもらい、診療情報提供書を記載してもらう必要があります。主治医が紹介できない場合は紹介先を無記名で貰って下さい。そうしたら、このようにお困りになっている方を助けて頂ける乳腺外科医に当方がご紹介をさせて頂きます。但し、まずはその主治医に遠慮するのではなく、はっきり文句を言うつもりで話し合って下さい。責任を取れない医師を放置するのは患者側としても無責任だと思います。それで解決が出来ない場合とお考え下さい。

ご丁寧なアドバイス本当にありがとうございます。
今日、主治医との話し合いの中で、緩和医療の話がでました。前にも一度紹介され、その病院の緩和医療専門の先生を紹介され、ひたすら悲観的な話をされ、緩和されるどころか余計に落ち込んだ経験のある母は断りました。セカンドオピニオンとして紹介されたのはいずれも東京の病院でした。関西に住む私たちとしては、30分ほどの話を聞くために東京に行くことに多少のためらいもありましたが、今はわらにもすがる思いでできる限りのことはしようと思っています。もちろん、その際には貴病院もぜひ訪ねたいと思います。とにかく今はあまりにも元気なので、このまま悪くなっていくことが信じられません。あとどれくらい生きられるのか、本当にもうなす術はなく、緩和治療しか残された道はないのか見極めていきたいと思います。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 関東の方かと思っておりましたので、関東に来られても時間の無駄かも知れません。一度、このホームページにも記載されている田中完児准教授に御相談されてみては如何かと思います。このホームページ内のインフォメーションにご案内がありますので、御参考になさって下さい。まだ、関西医科大学枚方病院で火曜日のみ外来をされています。受診についてはご予約担当のお電話の中村さんにお聞きになると良いでしょう。関西方面ならば力になって頂けれると思います。
 また、単発の転移ならば手術適応はあると思われます。年齢や過去の肺疾患を考えるとかなりリスクは高いとは思いますので、その点は加味してお考えになって下さい。