若年で良・悪性の判断のできないしこりの今後について
ご投稿有難うございます。
紹介の病理診断名が記載されておりませんので、この点についてはお返事が出来かねます。珍しい診断と言われ、正確な病理診断を行うと意外に単純な病気である事も多く見受けられます。
結局、最終的にはリンパ節転移の有無の判断となるようなので、乳癌と言う診断を第一に考えるべきでしょう。つまり、前回の腫瘍も乳癌だと判断しなければなりません。現状は乳癌と診断が付いた段階で術前化学療法等を考慮に入れ、まずはリンパ腺の転移の有無は吸引細胞診を行い判断し薬物治療から行うか、手術を先行するかを決め、治療方針を決定するべきです。この状況の中でリンパ腺が画像上腫れている場合はリンパ腺の転移は確実だとお考えになって良いでしょう。ご心配のように年齢から判断すると厳しい状況は確かかと考えます。
尚、乳癌以外の診断の場合は早くその病気に従い治療を行う必要があります。
まずは、正しい診断をして大きな専門施設での治療が望ましいと思います。
ご丁寧なお返事、そして早急に返答いただきありがとうございました。
病理診断名はわからず、申し訳ありませんでした。不安な気持ちはまだまだありますが、まず今かかっている医師にしっかりと話を聞いたうえで、大きな病院にも診ていただこうと思います。
もし可能でありましたら、もう一つおたずねしたい件があります。
先生は鏡視下乳房温存手術についてどのようなお考えをお持ちですか?私は美容的にはきれいにでき、いいのではと思いましたが、まだ日本では10年ほどの歴史しかないようにネットなどに記載されていたため専門家からみてどうなのか知りたいと思っています。そして、私のような若年の手術には不向きでしょうか?私は、良性であろうと悪性であろうと、再発する可能性を極力減らしたいと思っています。
何度も申し訳ありません。どうぞよろしくおねがいいたします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
内視鏡下の手術は形容的に価値がなく、既に風化した手術となりつつあります。10年も経ち広がらなかった最大の理由です。もう結論付けが終わり、時代遅れだと思われます。年齢と適応は無関係です。一流の乳腺専門病院はこの手術は取り入れていないと思います。
今回の病変が乳癌だとすると既に再発に位置します。抗癌剤等の薬物治療が今後の再発治療に最大に有効な手段となります。その辺りを重視するべきでしょう。
返答ありがとうございました。
近くの大学病院では内視鏡の手術が主流になっています。そして、医師・病院ランキングなどでも常に掲載され、乳腺専門医の一流だと思っていました。時代遅れなものとは全く思いませんでした。
先生の様々な意見参考にさせていただきます。
お忙しいところありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございました。
病院ランキング等の本程、信憑性に欠ける本はありません。手術件数など乳癌手術以外も入って居たり、基準を持たないいい加減な本はないと思います。本は売れれば良いのですから。。。
はじめまして。私は24歳女性で、乳腺外科にかかり約一年半になります。
経過は以下です。
・初診時 右手側の胸の乳首から、血液のような分泌物、そしてしこりがあり、しこり(1.5センチ)を押すと血液が乳首から分泌する状態。細胞診・針生検・マンモグラフィー・エコーなどの結果、年齢から見ても良性の乳管内乳頭腫だろうとのこと。しかし正確な判断のつきにくい細胞だったようで、注意しながらの経過観察となる。
・経過観察 エコー・分泌物の細胞診(この間しこりは徐々に大きくなる)
・初診から8ヵ月後の診察
しこりが2.5センチになり、これ以上大きくなると手術の傷が大きくなるため、今が手術の一番いい時期ということ。1ヶ月後、しこりだけをとる部分切除にて手術をする。このしこりの生検の結果、非常にめずらしいものであって、良性ならば極めて悪性に近く、悪性ならば極めて良性寄りのものであろうという結果に。医師の説明によると、診断が難しいため、他病院の四ヶ所にも生検をお願いし、その2ヶ所では良性、他2ヶ所では悪性というどちらとも確定できない結果になったのだそうです。これはあくまで参考であり、今の医学では、正確な判断は難しいということでした。そのため、2ヶ月に一度は診察し、十分注意しながら経過観察することになる。そして、次なんらかの異常が見られた時は、その異常部分だけでなく、大きめにとる手術をし、時には胸の変形や再建も考えようとのことだった。
・手術3ヵ月後
初診時と同じ乳首の分泌がおこる。細胞診の結果、手術後の軽い炎症であろうとのこと。(この頃手術した位置の乳房内がごりごりとしていた。医師は手術したからであって、半年もすればやわらかくなるとのことだったが今現在もそのままである。)
・手術6ヶ月後
手術した位置あたりに5ミリ程のしこり発見。この日の乳首からの分泌物の細胞診では、以前のしこり時と同じ成分が検出された。
・手術7ヵ月後
MRI(造影剤)にて詳しく検査。画像では胸の四分の一が白く写っており、乳首からの分泌物も出てきているため、前回のしこりと同じものがあると考えられる。そのため、手術してとらなければならないとのこと。そして、この検査の数日前に脇のリンパの腫れを発見し、その腫れも画像に写っていた。この日、乳首の分泌物の細胞診・MRIにて白い部分の針生検・脇のリンパの針生検を行う。この結果はまだでていません。この検査の結果によって、リンパをとるかとらないか決めるとのこと。また、後日乳管内造影?のようなものもするかもしれないとのことでした。今の段階で手術法としては、胸の三分の一を切除し変形、もしくはその変形を補うために背中の筋肉を入れるなどして再建するなど。今回の検査の結果をふまえて、次回の診察でもっと詳しく説明し、手術の方法は提案するとのことでした。
お忙しいところ長々と本当にすみません。私が不安なのは①悪・良性なのかがはっきりしないこと。②リンパの転移は針生検で確定できますか?センチネルリンパ節生検をお願いすべきでしょうか?③思ったより二回目の手術が早くやってきて、リンパも腫れていることから、若年性乳がんという言葉が頭をよぎって心配でたまりません。私のような症状を見たことのある医師がおられるのであれば、セカンドオピニオンをして参考にすることも考えています。しかし、実際そのような医師を探すことは難しいですし、どうしていいのかわかりません。今かかっている医師は、何でも言いたいことが言え信頼関係もできています。しかし、病院の規模は小さく、手術件数も少ないようです。
質問の内容があいまいですみませんが、先生の助言が聞けたらと思い投稿いたしました。
どうぞよろしくお願いします。