葉状腫瘍の遠隔転移について
ご投稿有難うございます。
良性と診断されても局所再発が生じる事が知られています。これは、臨床的に把握された腫瘤の他に複数ないし多数の微少な葉状腫瘍の芽が異時性に多発してくる為です。良性の局所再発後の内訳は良性8%・境界領域29%・悪性病変36%です。つまり、再発を行なうと悪性化の可能性が高くなります。また、悪性化が生じると肺や骨に転移する事があり、この場合は化学療法や放射線治療に抵抗性があり、予後不良となります。転移の割合は解りません。
つまり、良性で転移はしませんが、悪性で転移をしても治療法はありません。検査を行っても意味がないと言う事になります。
早速お答えいただき、ありがとうございました。
全摘による落ち込みもありましたが、このように相談できるところがあって、気持ちが楽になりました。
すみません、もう一点、境界領域とはどのようなものなのですか?
ご丁寧なお返事有難うございました。
境界領域は良悪性のどちらとも取れる境界領域です。
過去2回、良性葉状腫瘍の手術を受け、2回目は多発性ということで皮下非定型的乳房切除となりました。
葉状腫瘍は良性でも遠隔転移があると聞きました。
それは、どこに、どれくらいの割合でおこるのでしょうか?それは必ず悪性になるのですか?
また、転移があるかどうかの検査はしていかなくてもよいのですか?
どうぞよろしくお願いいたします。