術後の治療について
ご投稿有難うございます。
核異型度3と言うのは最も悪性度の高い組織です。所謂、転移や再発を生じ易い癌とお考え下さい。また、乳癌が早期でも生存率が90%程度なのは、このような悪性度の高い癌があるからです。乳癌は比較的長い期間を経て再発や転移を起こす特殊な癌です。この為、完治と言う言葉は難しいと言えます。完治が出来る乳癌は非浸潤癌のみだとお考え下さい。つまり、早期癌と言う表現で、それが軽い意味ではないのです。早期で発見すれば治る癌と言うピンクリボン運動の啓発は嘘です。つまり、非浸潤癌のような超早期で発見する事が重要なのです。
抗癌剤を行なっていても仕事も出来ます。医師でも昼休みに乳癌の治療の為に抗癌剤を行ないながら激務をされている方も知っております。ご本人の気持ち次第ではないかと考えます。治療に対し気持ちで負けるようでは、本当に治癒する事は困難を要するでしょう。当院では治療中も仕事を続けるように必ず指導しています。
お返事ありがとうございます。
腫瘍も小さく、リンパ転移もないので抗がん剤をやるべきか悩んでいましたが、必ずやったほうがいいということでしょうか?
抗がん剤をやり、その後ハーセプチンを投与するのが生存率を上げる一番の方法でしょうか?
ご丁寧なお返事有難うございます。
生存率を上げるには、この治療を行うしか手がないと言う事です。ホルモン剤が使えないと言う事は治療の選択肢が限られているとお考え下さい。
初めまして。
母54歳が乳癌となり8月に左全摘手術を行ないました。
検査の結果、浸潤性乳管癌、腫瘍12 、リンパ転移なし、
核異型度3、ホルモン感受性陰性、HER2 3+との結果が出ました。
これからの治療として、抗がん剤ECを3週間ごとに4回、その後
ハーセプチンを1年間投与する予定です。
早期発見ですが中間リスクと言われました。
完治は難しいのでしょうか?
また、抗がん剤を投与しながらの仕事は難しいのでしょうか?
癌の悪性度が高いので落ち込んでいます・・・
ご回答、よろしくお願い致します。