線維腺腫の摘出について教えてください
ご投稿有難うございます。
乳腺線維腺腫は基本的にサイズに関係なく、放置するのが一般的です。これは授乳に影響も及ばす事がない物だからです。腫瘍となっていますが、基本的にホルモンの影響で乳腺が変化した腫瘍です。ホルモンの影響がなくなると小さくなります。つまり、閉経後は多くの乳腺線維腺腫は小さくなり消失致します。3cmで摘出すると言うのは、そのサイズを越えると痛みが生じる事があるからです。痛みを解消するには手術以外の方法がないからです。
ここで大切なのは画像上乳腺線維腺腫と診断される物は細胞診を行う意味はありません。画像上乳癌は否定されているから細胞診で良悪性を判断しても価値がないからです。一番鑑別疾患で考えなければならないのは画像上似た葉状腫瘍となります。これは組織診断を行い鑑別致します。つまり、針生検などを行う方が意味があるのです。
一般的には腫瘍のみを摘出する方法が簡単に終ります。傷は腫瘍の大きさに比例して大きくなります。
過去レスにも多数ご投稿がありますので、御参考になさると良いでしょう。
尚、専門書にはサイズに関係なく無意味に摘出は避ける事と記載されています。理由は再発時に巨大腫瘍化を起こす可能性があるからです。当院では最大直径7cm以上の方も経過を診ていますが、少しづつ小さくなって来ています。また、手術をお勧めした事は一度もございません。手術を勧めるのは、良性の腫瘍なので安全で簡単な手術となり、経費は掛らず最も利益率が高い手術だからです。当院も経営難になったら行うかも知れません。(笑)その時は当院も終わりだと思って頂いて結構です。内容が低次元なのでこの辺で終ります。
丁寧なご回答ありがとうございました。
先生のご意見を伺って、無意味に細胞診をされたのかと疑心深まってしまいましたが、線維腺腫に関する先生の説明が解りやすく、疑問が解消されることで視界がクリアになりました!
診察を受けた医師には、「恐らく乳腺線維腺腫の様に伺えますが、確認のため、細胞診します。」や、摘出することに理解出来ないでいると、「このサイズなら普通、摘出しますよ。組織診断もできますし。」等と説明を受けてました。
勝手に推測しても仕方ないのですが、マンモトーム生針が出来る施設であるにも関わらず、細胞診をした理由は、摘出が前提の診察と検査だったのだろうか・・・とつい考えてしまいます。
先生の御説明からすると、組織診断をもって、経過観察が可能となると理解いたしましたが、間違いございませんか?
となると、再び検査をしなければならないのですね・・・。
診察を受ける側ももっと勉強して賢くならなければと思いました。
先生本当にありがとうございます!
ご丁寧なお返事有難うございます。
御理解頂いた通りです。無知な患者だからカモにされ掛けただけです。
胸のしこりが気になり、乳腺・乳がん専門病院で診察してもらいました。
マンモグラフィー、エコー、触診の結果、線維腺腫でしょうとの結果でした。
念のため細胞診をするとのことで、細胞を採取されました。
結果は未だ出ていません。
良性の腫瘍との説明でしたが、2.8センチの腫瘍なので、摘出するのが良いでしょうとのことでした。
なぜ摘出が必要なのか?摘出しないことで弊害があるのか?
という質問をしましたところ、
弊害は無いが、このまま大きくなるまで大事に持っておきますか?摘出して組織の検査をするとより正確に良性であったことの確認もできますし・・・ということでした。
細胞診の結果を聞きに行く時に、摘出についての相談をする予定です。
なぜ、3センチ前後のサイズになると摘出するのが一般的であるとの情報がネット上でも多いのか理由がわからないので教えてください。
それから、細胞診で良性であることが判断されれば、経過観察で問題はないでしょうか?
また、摘出する場合の摘出方法にどのようなものがあるのか、
そしてどの方法が最も身体に負担が少ないのでしょうか?
そして、経過観察して、さらに大きくなってから摘出すればすするほど、傷痕というのは大きく、目立つようになってしまうのでしょうか?
思いつくままに書いてしまい申し訳ありません。
情報が氾濫している中、何が正しいのか判断が難しいです。
是非教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。