線維腺腫の摘出について
ご投稿有難うございます。
短期間にサイズが大きくなっていない事と前回の組織診断の結果からは線維腺腫を疑います。
手術に抵抗があうならば、紹介先で再度御相談するのが賢明ではないかと思います。手術する施設はそれなりに責任があるので、後で問題となるような事はしないと思います。当然、これだけデーターがある上の手術なので、手術後に線維腺腫ならばどのように責任を取るのかはお聞きになるべきです。
当院ならば、確率の低い葉状腫瘍を疑い手術を勧めるよりかは、やはり経過観察を行う方針となります。基本的に葉状腫瘍も小さければ通常は経過観察と言うのも一般的になって来ています。急激に増大する葉状腫瘍のみが手術の適応となります。
今、我々の施設に転院するのは得策ではありません。十分なデーターを共有される施設で納得行く医療を受ける事が大切だと思います。それでも解決しない場合のみ、乳腺外科外来をご予約下さい。私は今まで経過を診て来た医療機関はそれなりの責任ある姿勢を示すべきだと考えます。それを教えるのは患者様でもあると思います。乳腺疾患においては、これだけ治療法が決まった疾患はないと考えます。つまり、乳腺疾患におけるセカンドオピニオンの意義は本当にあるのかと考えています。
ご回答下さり有難うございます。大きさの単位(ミリ)が抜けているのに気が付かず大変失礼を致しました。転院を考えるのは今の施設で出来る限りの努力をしてから、ということですね。まずは経過観察を希望する方向で今の施設と話し合いを進める努力をしようと思います。また先生にお伺いしたいことがあります。
次回の予約をキャンセルして同じ施設の他の先生(経歴を拝見すると20年以上の経験をお持ちのようです)に相談をお願いしてみたいのですが、失礼になるでしょうか?
紹介状の宛先は先生の出身大学の病院となっていますが、他の病院で受診しても構わないと仰っていました(難しい手術ではないので近所の病院でもできると思いますとのこと)。その際はこの紹介状を渡しても良いということでした。宛先が異なっていると受け取った側は気を悪くされないでしょうか?
私の場合は「急激に増大する」ケースには当たらないようですが、「急激に増大」の判断基準について具体的な記述のある資料が見つかりません。どのくらいの期間にどれだけ大きくなるのが「急激に増大」ということになるのでしょうか?
以上3点です。ご回答宜しくお願い致します。
ご丁寧なお返事有難うございます。
同じ施設の他の先生に御相談されても意味はありません。医療業界は閉鎖的なので本音でのご回答は頂けないと思います。つまり、結果は同じです。
特に紹介状の施設名が違う事には問題はありません。但し、結果は手術となるでしょう。
急激な増大は数ヶ月でcm単位で大きくなる事を意味致します。
そこまでお困りになっておられるならば、当院を受診下さい。本当に葉状腫瘍かの解決を受診日より1週間以内に結論付けます。但し、現在ご予約が混み合っている為、数週間はお待ち頂きます。
ご回答下さり有難うございます。お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
先日もう一度説明を伺いに病院へ参りました。先生のお話によると「8〜9割の確率で線維腺腫と思われるが、組織検査で診断するのは腫瘤のごく一部だからそれ以外の所に葉状腫瘍が潜んでいる可能性が無いとはいえないので、増大化傾向があれば手術を勧める。閉経後に自然退縮することもあるが、それまでは増大する可能性が高い。大きくなれば全身麻酔で手術を行わねばならなくなるほか、目立ってくるなど美容上の理由からも小さい今のうちに手術を考えてはどうか。」ということでした。
もう少し様子を見たいと申しますと、「急がないのでそれでも構わない。その場合は3ヵ月後に来院すること」となりました。しかし今後更に大きくなればやはり手術は避けられないようです。
手術不可避の段階まで今の施設で観察を続けるべきか、そこまで待たずに貴院へ予約を入れるべきなのか決断出来ずにおります。どうかアドバイスをお願い致します。
ご丁寧なお返事有難うございます。
葉状腫瘍は線維腺腫とは似ていますが、線維腺腫とは別物と言う定義と現在はなっています。線維腺腫の中に癌が潜んでいるというなら理解できますが、葉状腫瘍が潜んでいると言う説明はありません。
また、乳腺腺腫はマンモトームにて切り出す方法が今は一般的ですので傷跡は殆どありません。
ただし、現状は半年間隔での経過観察で十分です。どこで診るかはご自身の自由です。
大変お忙しい中丁寧にご回答下さり本当に有難うございました。
富永先生のご回答を参考に今後の受診について考慮し対処方法を決めたいと思います。
ご丁寧なお返事有難うございました。
初めて投稿致します。37歳、出産経験なしです。これまでの経過は以下の通りです。
<去年3月上〜中旬>マンモ+超音波で左右に腫瘤があり悪性を否定できないため針生検を行う。結果は良性、右:嚢包/左:線維腺腫(病理医は国内最高権威の方だそうです)。
<今年2月末>マンモ+超音波で右は消失、左は前回より5 程増大。通常線維腺腫は大きくならず、乳腺も開き気味なので葉状腫瘍の可能性を否定できないとのこと。
<今年10月上旬>超音波のみ、左は16 →27 に。 傷が小さく済む 腫瘤が変質?する場合もある、ので2〜3ヶ月のうちに摘出した方が良いとのこと。(この診断は以前の先生が退任されたため、別の先生によるものです。前の先生からは、線維腺腫が30 以上に増大した場合葉状腫瘍との鑑別を行うため摘出する旨の説明書を頂きました)
当初は摘出のつもりで紹介状等をお預かりしましたが、家族からセカンドオピニオンを強く勧められ調べていたところにこちらの掲示板を拝見し、今では摘出を安易に考えていたことや詳細な確認もできずに帰宅したことを反省しております。その後摘出の根拠を改めて詳しく伺おうと予約を入れたものの、今後の受診に関し色々な面で不安を感じ転院も考えております。
先生にお伺いしたいのは、 このような場合、経過観察を継続するのが良いのか、再度針生検を行うなり病理セカンドオピニオンを依頼するなりして改めて診断を行うのが良いのか、ま
たは摘出で良いのか もし貴院に転院を希望する場合は手続きをどのように行えばよいか、の2点ですが他に留意すべき点があればご教示願います。
10月の結果説明が漠然としているので改めて説明を受けてからの方が良いかどうか迷いましたが、ご回答を宜しくお願い致します。