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術後化学療法の選択

60歳母のことでご相談に乗って頂けると幸いです。
今年の秋に全摘をしました。
術後の病理検査で、「浸潤癌は見つからなかった。非浸潤癌が少しあり。リンパ節転移は無し。」
元々のしこりは、検査時の病院でマンモトーム生検時に全て取りきれてしまった様だと説明がありました。
マンモトーム生検前のエコーでは、「しこりの大きさは小豆粒程。石灰化を含め2.8」
マンモトーム生検での病理結果は「充実性浸潤癌・グレード3・トリプルネガティブ」と出ていました。

術後の補助療法としては、「手術後に癌が確認できなかったとはいえ、マンモトーム生検の病理結果に基づき顔つきの悪い癌の為、とりあえずEC療法を4クールやる。」とのことで、現在治療中です。
主治医の先生ともお話しましたが、「ECの後に、タキサンを追加するかしないかは、意見の分かれる所。
マンモトーム生検で取れてしまうぐらいの小さなものであれば、リンパ節転移もないしECのみで妥当とするか・・。
過剰にやるべきではないとも思うが、顔つきの悪さから言ってタキサンを追加するか・・。ご自分でお決めになって下さい。」と言われました。

その後、いろいろ自分達で調べ、「トリプルネガティブの患者は、リンパ節に転移があるか無いかで、ECやACの後にタキサン系を加える」(グレード・年齢には触れた記事ではありませんでした。)
とある一方で、研究段階の記事では「トリネガの患者は、1cm以下のしこりに関しても、徹底的な薬物療法が必要」との記事を目にしました。
先生の掲示板の過去レスの中に、「アメリカの先生が抗癌剤は正常組織にはある意味毒なので、意味もなく行う治療ではない。つまり、心配だから行っても悪影響のみだと言っていました。適応を考え、適切な種類をエビデンスに従い行うべきだと言う事です。」
というお話も目にし、現時点で選ぶべき治療に迷いを感じております。母は、「将来へと繋がるやるべき治療をしっかりと選び頑張りたい。」と申しているだけに、タキサンを加えるべきか、過剰投与になるのか迷っております。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 現在はECやACではなく、この状態ならば進化したTCを行なうのが治療成績が良く、術後の一般的治療かと思います。

お忙しい中早速のお返事有難うございます。「TC療法・・」初めて聞きました。ネットで検索したところ、初期乳がんに対しACよりも期待できるとありました。
母は、もう少しでEC療法が終了してしまいます。先生から教えて頂いた内容を踏まえ、TC療法のTを追加選択に入れるのが、今できることなのかなと・・・思っております。
有難うございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 治療は再診のエビデンスに従い治療を行うべきでしょう。

精密検査について

今年の11月に人間ドックMMGで右に構築の乱れが指摘され、12月に再度検査、乳房超音波で右の外側に、のう胞多発、全体にものう胞散在。さらに追加MMG(ML)でも構築の乱れを認めるとのことでした。
また、左はMMG(CC,ML)でFAD、エコーでは7ミリのFAが疑われるとのことで、専門医の診断をと照会状をもらいました。
(カテゴリーは3,4だそうです)

先日、行きましたところ、レントゲンの画像を見た後、エコーで
左は特に問題ありません。とのことでした。
右は細胞診を実施し、のう胞は吸い取られて小さくなったか、なくなったかでした。
細胞診の途中で、「のう胞やね」といわれ「のう胞がぶどうの房のようになってるのでMRIで確認しましょう」とのことでした。

英単語の意味がよくわかりませんが、精密検査は細胞診の結果
をみて、MRIより次は生検では?と思ったりしましたが、
即、MRIということは癌の可能性が高いということでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 細胞診に結果が解らないのでは、良悪性の不可能です。MRIを何を疑い必要としたのかをお聞きになるべきではないかと考えます。

乳腺線維線種

はじめまして。34歳女性(既婚・子供無し)です。10年前に右胸に大きなしこりがあるのに気づいたのにも拘わらずずっと放っておいたのですが、4年前にようやく病院で検査を受けました。検査内容はマンモグラフィー、超音波、病理検査?(細胞を取り検査)でした。結果は良性のもので乳腺線維線種でした。すでに6CMと大きなものでした。医師の方が「急ぐことは全くないが、通常3CMを超えた場合切除を勧めている。ただ、今のしこりが将来急に癌細胞に変化することは絶対にない」とのことでした。その後1年に1度経過観察をして大きさはほとんど変わっていない状態が続いていますが、この度国際結婚をし、来年3月末に北米で永住することになり、渡航前に日本で切除した方が良いか大変悩んでいます。妊娠をした時に急に大きくなったりいろいろ問題が生じる可能性があると言われたからです。もしそうならやはり今のうちに手術を受けたほうが良いと思うのですが、かなり大きなしこりなので傷跡や左右の乳房がアンバランスになってしまうのではないかと心配しています。内視鏡や乳輪の周りを切開する方法なら傷が最小限で抑えられるのではないかと思うのですが、私の場合可能なのかわかりません。手術で全身麻酔になった場合の身体の負担も気になってしまいます。しこりは右胸の右下のかなり外側にあります。
長くなってしまいましたが、アドバイスを頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 良性の腫瘍なので、痛みを伴うや乳房の変形を伴うなどの症状があれば切除を行う必要があります。特に、授乳への影響はありません。主治医が言われるように、個人の判断でお決めになる内容だと思います。

富永様、
お忙しいところ、早々のご返信を頂きまして有り難うございます。
あともう一点だけお伺いさせて頂きたいのですが、もし切除をするとなった場合、傷口は最小限でどのくらいの大きさになるのでしょうか。また一番傷口が目立たない手術方法はどういったものになるのでしょうか?しこりは右胸の右下、かなり外側にあります。

宜しくお願い致します。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 手術は各医療機関で違いがあり、一概には言えません。傷が嫌ならば内視鏡手術を行なうと良いかと思います。但し、内視鏡手術が形容的に優れている過信しない方が良いでしょう。各手術施設に出向きお尋ねになる方が賢明です。

富永様、お忙しいところ早々にご返信有り難うございました!
さっそく各手術施設に行ってみたいと思います!

ご丁寧なお返事有難うございます。

教えてください

初めて投稿させていただきます。
37歳で3歳と5歳の子供がおります。お恥ずかしい話ですが、3歳の子供はまだ寝るときにオッパイを飲んでいます。オッパイはまだよく出ています。
9月頃、右胸にしこりを確認し、10月15日に名古屋市内の乳腺外来のある病院で診察を受けました。触診でもしこりは確認でき、エコーで見る限りでは「イヤな形をしている」と言われました。しこりの大きさは1.5〜2センチくらいです。
マンモグラフィではほとんど白く写ってしまうため、よくわかりませんでした。細胞診も行いましたが、結果は白でした。その後コア生検を行い、1度目は検体不十分で再検査、2度目も乳腺組織が採取できていないとの事で、結果はわかりませんでした。その際に、念のため再度細胞診を行いましたが、この時も結果は白でした。まだ授乳中である事、年齢的にもまだ乳腺が発達しているので、乳腺が針をはじいてしまうのではないかと言われていました。
別の日に行ったMRI検査の結果は「ガンの疑いあり」でした。先生の話では、しこりの部分だけ白くはっきり写し出されていること、造影剤の染まる速度が速いとのことでした。
色んな検査をしてきましたが、どれも確定診断にはならないとの事で、今週マンモトーム検査をする事になりました。今度は大学病院に転院して行います。
このような検査結果で進んでいますが、MRIの結果はどのくらいの信頼性があるのでしょうか?また、しこりの形がよくない場合でも良性のしこりという事はないのでしょうか?
色んな事を考えると不安でなりません。

 ご投稿有難うございます。
 細胞診を2回行い良性で針生検で乳腺組織が採取出来ないならば授乳によるミルクの溜りなどと判断され授乳の影響だと思います。つまり、良性ないし正常だと思います。単純にMRIの診断が授乳の影響で信憑性に欠けるのだと思います。

富永先生、早速の返信ありがとうございました。
今まで何の検査をしても「疑いあり」という事でかなり凹んでいたので、先生の言葉を聞いて少し救われた気がしました。ただ、疑いありのままで終結する訳にもいかないので、予定通りマンモトーム検査は受けよう思います。

もう一つ質問させてください。
MRI検査で造影剤の染まる速度が速いと悪性の確率が高いと言われましたが、授乳中の場合、良性であっても同じよう染まり方をする事があるんでしょうか?また、ミルクの溜まりだとして、エコーで写ったようにいびつな形になることがあるんでしょうか?書き忘れましたが、色の付くエコーで見たとき、しこりが青く写っていました。先生は「硬いと青く写る」と言われていましたが…。
変な質問ですみません。宜しくお願い致します。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 ミルクの塊は硬いのでエラストグラフィで青く染まります。また、形は歪な物もあります。MRIはあくまでも参考程度の検査なので何かあるかを見る物で良悪性の判断は精度に欠けます。授乳中は通常時と違いMRIでも紛らわしい時があります。結果ではっきりするでしょう。結果が出ない時点で色々考える必要はありません。

そうですね。結果を焦るばかりに気持ちが先走っていました。
丁寧な回答を頂きありがとうございました。

 御丁寧なお返事ありがとうございます。

先日は丁寧なご回答をいただきありがとうございました。
先週金曜日にエコー下マンモトーム検査をしてもらいました。結果は来週です。
マンモトーム検査をして1週間ほど経過するのですが、しこりが以前より大きく感じます。まだ触ると痛みも感じます。こういった症状は生検した後によくあることなのでしょうか?

 御丁寧なお返事有難うございます。
 腫瘍が大きくなったのではなく、検査による内出血による一時的な膨らみです。

いつもすぐに回答いただきありがとうございます。
安心しました。

御丁寧なお返事有難うございます。

いつも質問に答えて頂きありがとうございます。
マンモトーム生検の結果は残念ながら乳ガンでした。でもはっきり確定がついて気分的にはスッキリしました。
それで、私はまだオッパイが出るのですが、そのような時期の乳ガンの進行は通常に比べて速いのでしょうか?5年半前と3年前に出産を2度しております。妊娠中は進行が速いという話を聞いたことがあり、不安になっています。手術予定は1月下旬で、最初の受診から3ヶ月以上経過することになります。今となっては焦っても仕方のない事ですが、教えてください。

御丁寧なお返事有難うございます。
ご参考までに、最終の妊娠から2年以内に乳癌を発症した女性では予後不良である割合が高いという研究結果が『Obstetrics & Gynecology』に報告されました。
 カナダノバスコシア州の周産期データベースから1980年〜2001年の間に同州で出産した女性が特定されました。Nova Scotia Cancer Registryと関連付けることによって、年齢50歳未満の女性における原発性乳癌の診断が確認された。出産からの期間および他の妊娠要因と、乳癌の診断、診断時の癌の進行度、診断後の生存期間との関連が検討された。
 研究対象期間中に出産した女性123,323例のうち、716例が浸潤性乳癌と診断された。最後の出産から5年以内に乳癌と診断された女性では、最後の出産から5年以上後に乳癌と診断された女性と比べてより進行している割合が高く、癌のステージについての調整後でも生存期間が短かった。
 出産から診断までの期間が2年未満の女性では、出産から診断までの期間が5年以上の女性と比べて、13例につき1例の割合で、死亡例が多い」と本研究の著者らは記述している。「2年未満という出産から乳癌診断までの期間では、用量反応的に予後が悪化する。臨床医は、出産から5年以内の女性を診察する際にこの知見に留意すべきである。」
 以上の報告がされています。
 つまり、1月でも3月に手術するも予後には変化はないが、生存率は出産後5年以内は低くなると言う事です。また、授乳との関連性ではありません。

乳癌のリスクについて

富永先生、こんにちは。
以前より、検診や掲示板ではお世話になっております。
今日は、漢方薬についてお伺いしたいのですが、
先日、手荒れのため皮膚科を受診したところ、処方された薬の中に
「ウンケイトウ」という漢方薬が入っていました。
飲み始めて数日たちましたが、この「ウンケイトウ」は、
どうやらホルモンのお薬でもあるということを知りました。
ひとまず10日分処方されていますが、この漢方は
乳癌のリスクをあげるものなのでしょうか?

追伸:来月は、出産後初めての検診を予約しております。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 漢方薬が直接的に乳癌のリスクを上げると言う事は聞いた事がありません。特に問題はないとお考え下さい。

早々のお返事ありがとうございました。安心しました。
来年、1月6日に予約しておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

ご丁寧なお返事有難うございます。

術後療法について

術後療法についてうかがいます。
34歳、既婚、出産経験なしです。
10月下旬に右乳がんの温存手術を受けました。
病理検査の結果、5mmの腫瘍がふたつで、拡がり1.6cm、
非浸潤乳管がん、核異型度1 ホルモン受容体は2つとも陽性でした。

術後療法について医師からは何もしない
放射線および、ホルモン剤
のうちどちらかひとつの選択肢がある旨、説明を受けました。

子供をもつことについては、強く希望しているわけではありません。まずは再発しないように、必要最小限の選択をしたいと思っています。
富永先生であれば何をどこまですればよいと思われますか。
アドバイスお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 ホルモン療法は手術+放射線治療で94%程度の治癒率なので、正常な方と乳癌の発生率が変わらないので行ないません。選択肢としては放射線療法の有無になると思います。癌が二つあり多発乳癌で広がりが確認出来ている事、及び35歳以下の若年性乳癌という事を考えると放射線治療は行なう必要があるかと思います。

断乳後半年以上経ちました

富永先生、今年3月に授乳中でしこりを感じ受診させていただいた者です。
その節はお世話になりました。授乳中でしたのにエコーで丁寧に診てくださり大変安心してこれまで過ごすことができました。
このたび断乳後8ヶ月ほど経ちましたので、来月に検診に伺いたいと思います。
実は心配事が1つあります。左わきの下のリンパが腫れています。つい先日近所の外科を受診しエコーでわきの下を診てもらったところ「たしかに腫れているが形はきれいだしそんなに心配いらないでしょう。でも心配なら1度乳腺外科で胸を診てもらうとよいでしょう」とのことでした。
乳がんによりわきの下リンパが腫れているという可能性は大きいのでしょうか?(1年近く前に富永先生に診ていただいた時は胸にしこりは発見されませんでしたが・・・ミルクの溜まりとおしゃっていただきました)

近々来月に検診の予約をさせていただきますが、それまで心配でしてこちらに投稿させていただきました。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺とは無関係かと思います。リンパ腺は乳腺が原因で腫れるだけではありません。ご心配ならば検査を行ないますので、再診のご予約をなさって下さい。

ご回答ありがとうございます。
乳腺とは関係なさそうとのことで少し安心しました。

心配なら再診をとのことですが、この場合予約は乳がん検診として取らないほうがよろしいでしょうか?保険診療となるということでよろしいでしょうか。

宜しくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 保険診療で問題ないかと思います。