RFA後のホルモン治療
ご投稿有難うございます。
ラジオ派温熱治療は治験段階の確立した手術ではございません。つまり、再発や転移を伴う可能性を秘めています。マスコミ等の過剰報道もメリット以外は報道せず、良い話ばかり出回っておりますが、実際は切除する再手術をお受けになった例や局所再発などの色々な問題が生じています。
通常は、1.1の乳癌に対しては術後リュープリンまでのホルモン治療は病理検査によりハイリスクと診断された方以外は行いません。放射線治療後のホルモン剤の内服程度です。
当院に通院中の方は3年後になり特に問題なく過ごされていますが、この手術を受けた事への後悔以外はないとおっしゃっています。この手術を行った医師が昨年の乳癌学会で術後の満足度を発表されていましたが、満足度が高いような発表をされていましたが、実際は違う事を私自身が確認しています。学会で意見致しましたが、この手術を行う医師達はどうしてもこの手術を広げたいようです。私は真摯な態度で治療を行っているとは思えません。こんな簡単な手術が3年以上も経過して有名病院で積極的に取り入れない点(医療設備のあまり高くないようです。)も踏まえて、この治療法自体に疑問を感じます。
1.1の乳癌ですのでメスを使う手術でも殆ど目立たない手術で終わったと思います。当然、ダリア様もリスクをご理解の上行われたと思います。自己責任で治療もされる必要があります。保険診療ではなく、自由診療の標準術式以外の手術を施行された方の術後のご相談は責任が負いかねます(私が手術をお願いする乳腺外科医達も同様の意見です。)ので、主治医とよくご相談下さい。
早速ご丁寧に返事をいただきましてありがとうございました。
RFAに対する富永先生のご意見も十分に伝わりました。
私は国立大学病院で現時点でRFAは標準術式でなく、臨床に応用されている事、また術後のリスクなど十分な説明と納得の上で受けました。
乳癌手術を受ける私本人としては、術後の整容性の面や低侵襲手術としてのメリットなどもこの手術法を決めた大きな一因です。術後まだ年月がたってはいませんが、被験的であってもこの選択には満足しています。たしかに富永先生の言うとおり、まだ国内では乳癌のRFAに対して否定的な意見が少なく、治療を行った医師の満足度だけが浮き出る傾向にあのかもしれません。先生がこの治療自体に疑問を感じておられるなら、是非色々な機会にご意見を述べられたらと切に思います。
そうする事で少しでも多くの情報が患者に伝わり、治療の選択が増え、先進医療の発展にも役立てば幸いと思います。
私がこの度このBBSを利用させて頂きました理由は、最近飲み始めたホルモン剤は体に薬がなれると軽減するかどうか。強い副作用にもめげずに服用を続る事について。
この2点のご意見だけを伺いたくて利用させいただきました。経過の参考として術方法を書いたまでです。
通常の温存手術であればリュープリンまで使用しないという事はわかりました。
もちろん、担当医にも相談するつもりではありますが、ここに投稿される多くの方々と同じく、セカンドオピニオン的に先生のご意見も聞きたかっただけです。
手術方法はどんな標準であろうとなかろうと自己の責任は伴うものと自覚しております。このBBSで得た先生のご意見は貴重であり、参考にさせていただきますが、責任を問うことまでは考えてはおりません。
貴重なお時間を割いてBBSで返事をくださる先生には大変感謝しております。
御丁寧なお返事有難うございます。
掲示板利用規約に従い、個人的治療に関するご回答は致しません。つまり、ラジオ波温熱治療は治験なので一般論には値致しません。
私はメリットとデメリットを考えた場合、ハイリスクでロー・リターンだと思います。早期癌に関しては、整容性の面のメリットは少ないも少ないし、低侵襲手術も切除術でも局所麻酔で行なえるのでメリットはありません。内視鏡手術が広がらない理由と同じです。進行癌や非浸潤癌にこの治療が出来るならば、患者様の満足度も高くメリットは十分あると思います。
43歳の女性です。
昨年乳癌がみつかり、センチネルリンパ生検(移転なし)とラジオ波温熱治療で1.1cmの乳がんの手術をし、今月放射線治療(50グレイ)を完了しました。
一週間前からタスオミンを20mg服用していますが、頭がぼんやりし、夜も熟睡できない副作用がでています。来月からはリュープリンも始める予定でいます。
これから5年間副作用に悩まされる事を考えるとホルモン治療を続ける事に大変不安を感じています。
担当医は微少転移はないと思うが、再発防止のためホルモン剤は使ったほうがいいとの事でした。
体が薬に慣れると副作用は軽減するものなのでしょうか。
このままホルモン剤を使用したほうがいいのか、是非先生のご意見をお聞かせくださいますようお願いいたします。