術前診断
ご投稿有難うございます。
この場合は病変が5mmなので、通常細胞診で悪性を疑うならばエコーガイド下マンモトーム生検を行い、その際にクリップを挿入し位置を残し組織診断を待ち、その後悪性ならばMRI検査を行なうのが基本的な方針です。CTは意味が診断価値がないので乳腺に対しては行ないません。
お忙しい中、早々にご回答を頂きありがとうございました。お礼が遅くなり、大変失礼いたしました。ステップを越えて手術をすすめるということは、あまり症例経験がなくマンモトームが不得手というか難しく、確実性が低くなり曖昧な結果に終わる事を避けるためなのかなと想像してしまいました。相手が小さいだけにマンモトーム自体、まして腫瘤の目印を残し、組織検体を採取するということはかなり難しい事なのですね。手術に関していくつか質問があります。クリップでマーキングをしての手術は位置がずれたりするなどの危険性はほとんどないものですか?悪性の場合、安全域1cmで切除し断端マイナスの場合でも追加で切除となりますか?また、一度の手術で採りきる場合と、採り残し部分があり再手術をするのでは治療効果に差がつきますか?腫瘤の近くにあるのう胞(濃縮のう胞?内容がどろりとしている)も一緒に切除をすると言われました。関連性が疑われるのでしょうか?良性であっても腫瘤を取り除く場合、組織診をする上では傷つけず完全体で摘出するために1cmくらいののりしろをつけて手術をするのでしょうか?
お手数をおかけしますが、よろしくご回答をお願い致します。
御丁寧なお返事有難うございます。
クリップは挿入後位置を確認して検査を終えるので問題はございません。外科生検とは違い一部を採取して検査を行なうのがマンモトーム生検です。無駄に病変を傷つけない事に意味があります。手術の内容については検査を行なった医師に質問なさって下さい。外科生検は病変を取り除くので少し大きめに摘出致します。但し、悪性の場合は断端を残す可能性があり、その場合再手術では場所が不明瞭となり取りきれない可能性がありデメリットとなります。
はじめまして。45歳、母を乳がんで亡くしています。
乳腺外科クリニックにて、2007年左に線維線腫(1.1cm×1cm)と右にのう胞(0.9㎝×0.8㎝)を指摘されていました。今年1月の検診にて、エコーで右のう胞(0.6㎝×0.5㎝に縮小)の0.5㎝程隣に、新たに0.5㎝大の腫瘤を発見しました。(マンモでは通して異常はありません)周辺がギザギザしたいびつなところと、内容にザラザラしたムラがあり悪性を疑うものでした。細胞診にてクラスⅢbの結果がでた為、病院を紹介され組織診の精査・治療をすすめられました。クリニックの先生が下手にいじるのは良くないと、受診の予約待ちの間に紹介された病院でのMRIを予約してくれました。
MRIの結果は血流の活発な流れはないものの悪性を否定できず、悪性としたらおとなしいタイプだろうということでした。組織診は腫瘤が小さいためマンモトームでは採りきってしまう可能性があると言われ針生検をしました。大きさ、場所的にも難しい(2時方向、乳頭から2〜3㎝のところ)と言われました。結果は採取できなかったようで、診断できませんでした(分業化されていて若い医師がしました)。私のバストがAAカップで小さいこともやりにくかった一因かもしれません。
同じ事をしても意味はないと言うことで、悪性の疑いがあるため、追加切除の再手術を念頭に入れた上で、のりしろ1㎝をつけて近くののう胞も含めて腫瘤を摘出する手術をすすめられました。
通常このようなケースでは、医師を代えてでも2回目の針生検をすることは、意味のないことなのですか?また、マンモトーム生検は行わないのですか?(腫瘤の目印がなくなる可能性が高いためやらないのですか)
術前診断がつかないまま手術をするのは心配なのですが、仕方のないことなのでしょうか?できれば手術は1回で終わらせたいです。
ちなみに、CTは撮っていませんが必要なのでしょうか?
長々となってしまいましたがよろしくお願いします。