グレーゾーンのしこり
ご投稿有難うございます。
この場合は、通常は針生検またはエコーガイド下マンモトーム生検を行い、病理組織診断を行ない病変の診断を付け、その上で摘出を考慮致します。良性病変では葉状腫瘍のみが摘出の適応となり、他の良性は通常は悪性化はしない為、放置となります。
このまま、③を行なった場合メリットはありません。デメリットは良性の場合は傷跡が残りだけで価値がありません。これは、新たな癌が摘出しても今後出来る可能性はあり、安心にはなりません。もし乳がんの場合は手術方法が違うので取り残しを生じたり、癌細胞が散らばる原因にもなります。葉状腫瘍の場合もやや大きめに摘出が必要な為、これは再発の可能性があります。
早速のご回答、有り難うございます。
予期せぬ結果で、不安を打ち消そうと摘出を考えましたが、先生のご意見を伺い、冷静に再度考慮してみようと思います。
主治医の先生も「1ヵ月後にもう一度針生検をしてみては?ステージⅡになる場合もありますからね」と仰っていました。
ステージⅢの位置づけはどのようなものでしょうか?
また、しこりがマンモに写らない理由として考えられることは何でしょうか?
ご丁寧なお返事有難うございます。
ステージではなく、classⅢです。(正しい知識をお持ち下さい。)classは細胞診の良悪性の評価です。通常見られない異型細胞の顔つきにより悪性度を評価する基準です。classⅢは良悪性の境界領域を指します。
尚、9㎜程度の小さな腫瘍は29歳では乳腺と正常乳腺と重なり、マンモグラフィーでは多くは写りません。
初めてお便り致します。(29歳・未婚)
数年前(3〜4年前)から同じ場所(左胸内側・乳頭横)、同じ大きさの丸いしこりを感じ、昨年12月に健康フェスティバルのマンモグラフィー検査を受けましたが、異常なしとのことでした。
しかし、どうしても気になるため、乳腺外科を受診したところ、マンモグラフィーでは異常所見なしでしたが、エコーに8〜9mmの明瞭な黒いしこりが写り、細い針で細胞検を行いました。結果はステージⅢのグレーゾーンということでした。
先生からは「エコーの状態からしても、そんなに心配するものでもないと思うけれど、、、」と言われました。
今後、①1ヶ月後に同じ検査をしてステージを確認する②マンモトーム?をする③摘出して白黒はっきりする の3方向を指示いただきましたが、心配なので摘出しようと思います。
そこで、数年変化のないしこりの悪性の可能性、摘出のメリット・デメリットについて、ご教示ください。