治療を終えて
当院をご利用頂き有難うございます。
やっと治療も一段落ついきお疲れ様でした。ここからは基本的に半年から1年程度に1回の検査がエビデンスに従った検査期間となります。海外では無益に検査は行わない方が精神的に良いとされています。つまり、再発や転移に関しては治療が早くても生存率は同じ為、頻回に検査を行いその度の結果に一喜一憂する事がストレスとなるのです。
当院でも、術後の方で多くの方が経過観察やホルモン療法の為に戻っていらしゃいっていますが、なるべく検査を行うよりも、お顔を拝見してお話を聞く程度にしています。その様子を拝見して、その中で必要ならば検査を行うようにしています。また、精神状態の良い方はなるべく薬を長めにしています。この方が再発した時に意外に適格に判断出来ています。これが乳癌患者様にとって最良もホームドクターだと思います。最近は乳癌術後のクリティカルパス(手術施設とクリニックが連携して術後経過を診る事)が行われようとしています。それをどのような計画で行うかの会に私も必ず参加していますが、なるべく頻回な検査は避ける事を唱えています。営利目的の問題や個々人の個人差もあり、全ての術後患者様を一律なスケジュールに乗せるのを反対しています。
貴女の主治医は適格な判断をされているのだと思います。病院に来る必要がない事は逆に喜ばしい事だとお考え下さい。また、ご心配な時は当院を遠慮なく受診下さい。そのような時に、我々のようなクリニックがあるのです。
富永先生、深夜にお返事をいただきありがとうございました。
『病院に行かなくていいのは喜ばしい事』なんですよね。一年近くの治療で行くことが当たり前になっていた私には先生におっしゃっていただくまでそんなふうに考えられなくなっていました。
再発、転移の不安はありますが、今を大切に生きて行こうと思います。
先生、ありがとうございました。
御丁寧なお返事有難うございます。
昨年2月、そちらで乳がんと診断していただき、先生からの紹介状により専門病院で治療(術前化学療法、温存手術、放射線)を今年2月に終え、現在ホルモン療法中(リュープリン、ノルバテックス)です。
主治医からは今後、1年に1回、定期検査を行いましょうと云われています。
1年間、定期検査を受けないのは不安である旨を主治医に伝えると、頻繁に検査を行えばわずかではあるが被爆の危険があるし、再発はそんなに早く見つけても仕方ないと云われてしまい、それ以上は私も何も言えなくなってしまいました。
先生の定期検査についてのお考えを教えていただければと思い投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。