BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科
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しこりの手術

はじめまして。お世話になります。
16歳の娘のことで相談させて頂きます。

知らない内に(この1、2ヶ月の間)、娘の小さい胸に急に大きいなしこりができました。心配になって乳腺外科で受診しました。

触診&超音波の結果、しこりは6cm位、境界は割とはっきりしていて、血流が少しあるようでした。細胞診の結果はステージⅢのグレーゾーンということでした。
繊維線種か、葉状腫瘍ではないかとの診断でした。

マンモトーム生検である程度良性か悪性かは分かるのですが、良性でも早く手術で取ったほうが良いので、マンモトームや他の検査はしないで、手術でしこりを取りましょうと言われました。

ここで質問ですが、
①娘の場合はガンの可能性はないでしょうか?仮にあるとした場合、いきなり切除手術は妥当でしょうか?
②切除以外にはっきり判別方法はないでしょうか?
③もし繊維線種の場合、この大きさでも切除したほうがいいでしょうか?

このまま何にもしないで手術をするべきか、他院で色々再検査するまたはセカンドオピニオンを聞くべきか、とっても悩んでいます。

どうかアドバイスをくださいますようお願い申し上げます。

 ご投稿有難うございます。
①可能性はかなり低いと考えます。
②この状況で吸引細胞診に意味があったかは疑問です。針生検やマンモトーム生検を最初に行うべきだと思います。まずは、線維腺腫か葉状腫瘍かを明確にすべきだと考えます。
③どちらでも結構です。痛みや乳房の変形が伴うようならば、手術が必要となります。コラムに乳腺線維腺腫については詳しく記載していますので、ご参考になさって下さい。年齢から考えると葉状腫瘍が否定できるならば、少し経過を診てサイズが急激に大きくならば手術を考えるのが一般的かと考えます。

お忙しい中、迅速なご回答を頂きましてありがとうございます。
不安のす気持ちは少し楽になりました。
主治医の先生と良く相談した上で、今後の治療に取り組んで行きたいと思います。
また何にかありましたらご相談させて下さい。
よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

病理結果

縋る思いで投稿しました。お忙しいと思いますが宜しくお願い致します。

36歳(子供5歳)。乳頭分泌(しこりなし)により5月中旬に受診。様々な検査を受け、8月下旬の術前診断では非浸潤癌(拡がりは大きく5㎝弱)であろうとの事でした。9月29日に左乳房全切除(センチネルにてリンパ節転移なし)。11月13日の病理結果は、

    ・浸潤癌(浸潤径2㎝以下)
    ・ホルモン感受性 なし
    ・脈管浸襲 なし
    ・HER2 2もしくは3
       治療方針は経過観察 との事。
 
病理の所見で疑問に思うことがありました。

 ①浸潤巣は微小だが複数あり。マンモトームによる
  浸潤と思われる。(8/20に実施。手術までに40日  経過)
 ②浸潤巣が小さすぎて、HER2の判定は困難。FISHも
  できません。     

と、ありましたがマンモトームにより非浸潤のものが浸潤してしまうことは多々あるのでしょうか?また、HER2はサンプル量によっては、判定が不可能なのでしょうか?
まだ子供も小さいですし、年齢的にも、またホルモン治療ができない事もあり、ハ—セプチンが使えるようであれば使う価値はあるのではないかと、不安な気街で眠れません。どうぞ先生のお考えをお聞かせ下さい。

 ご投稿有難うございます。
 非浸潤癌の方は全て、マンモトーム生検や針を使った検査後の病理診断は、正確にはその検査部分は浸潤癌と評価され皆様同じです。検査による乳管の飛び出しは本来の浸潤癌の診断にはならないので、マンモトームによるものならば問題視されません。しかし、この記載にマンモトームによる浸潤癌と考えられるが、複数の浸潤があるので本来の浸潤癌も否定は出来ないとい言う意味です。また、HER2タンパク測定はこの程度の浸潤では測定できないと思います。いずれにしてもハーセプチンを行なっても予後は変わらないので、年1回の経過観察が普通でしょう。


疑問に思っていた点、納得がゆき、気持もだいぶ収まりました。本来は主治医と会話すべき問題ですが、お忙しい中、迅速かつ丁寧にご回答いただき本当に感謝しております。ありがとうございました。

 御丁寧ねお返事有難うございます。

石灰化について

はじめまして。
先日、職場の婦人科検診で初めてマンモグラフィを受けました。
触診は異常なしだったのですが、マンモグラフィの結果で左胸に石灰化影があると書いてありました。
結果が書かれている紙には「経過観察。乳腺症、乳腺のう胞、石灰化などは良性です。現在心配ありません。特に症状もないようであれば次回健診で経過をみて下さい」と書いてありましたが、本当に次回(1年後)に触診やマンモグラフィを受けるだけで大丈夫なのでしょうか?
結果について書かれていることに情報が少なく、不安です。
一度そちらで検査をしてもらおうかと思っていますが、大げさすぎでしょうか?
現在2児の母で、1年半程前まで授乳していましたが、両胸からまだ乳汁らしき白色の分泌物もあります。しこりや痛み等はありません。

 ご投稿有難うございます。
 次回の検診で問題ないとの事なので、その指示通りで問題ないかと思います。詳細は検診をお受けになった施設でお聞き下さい。

40万ほどの検査

いつも素人にもわかりやすいご回答をありがとうございます。
8ミリで12月に温存手術です。
そこで、主治医がこんな検査を勧められました。
それはアメリカで行われているがん細胞検査で、日本でされているよりも、より高度で再発率などの数字が詳しくでるものだそうです。
しかし、大変高価な検査だそうです。
この検査、先生の病院でもおすすめしてらっしゃいますか?
先生はこの検査についてどう思われますか?

 ご投稿有難うございます。
 細胞の検査ではなく、遺伝子の検査です。当院は手術施設ではないので、材料がないのでその機会がありません。最近は多くの施設で行われています。今後の治療の資料となる検査なので、受けた方がいいと思います。

貴重なご意見をありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳房の痛みと石灰化

こんにちは。はじめまして。
40歳の2児の母です。

母が6年前、1.5センチの乳がんを自分で見つけ、右の乳房切除の手術をし、その後ホルモン治療と定期的な検査を受け、今に至ります。
幸運なことに、今のところ再発せずにきています。

母が乳がんになって、その子供は乳がん発生率は10倍といわれ、定期的に検査をするようにといわれました。

昨年、市の乳がん検診ではじめてマンモをとり(授乳1.5年)両胸の石灰化が多数見つかりました。
良性の石灰化で心配なし(母乳の飲み残しの可能性があると)といわれましたが、左胸は授乳中に何度も乳腺炎になった経験もあり、今現在も左胸はチクチク痛いことがあります。
合わせて、乳頭の一部がツーンと差し込むような痛みがあることもあり、左側の鎖骨から脇の下まで整形外科上の問題もあるのか(整形外科には受診しました)、左側がだるくこっている状態です。

DHAのサプリを飲むと次の日に乳房の痛みが増すこともありますが、油分と関係あるのでしょうか。

気になり、近くの病院で乳房のエコーをしましたが「気になるものはエコー上ない」とのことで経過観察です。

母が乳がん経験者であること、痛みがあること、石灰化があること、乳腺炎の経歴があること、などリスク、不安要素がいっぱいなのですが、年に1回の検診をするしか方法がないのでしょうか。

乳がんを予防するために、今の時点でできることはないのでしょうか。とにかく左乳房の違和感が気になるのですが、御クリニックに一度伺い、何か治療をしていただくことは可能な症状でしょうか。

また、マンモは年に1回したほうがいいでしょうか。
市では毎年受けても2年に1回でも差がないとのことで、2年に1回です。

お忙しいところ申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うござざいます。
 年に1回のマンモグラフィと乳腺エコーを併用した検診を同じ施設で行い、なるべく早期に発見する事を怠らない事が遺伝性の方が行なえる唯一の事です。当院に受診されても特に治療は致しません。
 サプリはコラムに記載して通りですので、止めた方が賢明かと思います。

非浸潤乳がんの手術時期について

はじめまして。
会社の検診で疑陽性になり、先日、のう胞を
取り出す検査により、非浸潤ガンの疑いとの結果が出ました。

その範囲から全摘出を薦められています。
なので全摘出もしくは、皮下乳腺全摘出の手術をお願いするつもりです。
非浸潤の可能性が高いとのことなので、できれば同時に再建もお願いしたいと思っています。
ですが、同時再建ができる先生のスケジュールが
2月の半ばまで空きがないとのことです。
同時再建でなければ、年内に摘出手術が可能だそうです。
非浸潤の可能性が高い場合、2月まで約3ヶ月手術を待っても
問題ないでしょうか。
それとも、再建のことよりも、早く摘出手術を
するほうが妥当なのでしょうか。

仕事のことなども考え、手術は1度で済ませられればと
希望しております。
先生の見解を聞かせていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。 
 他の場合と違い、外科生検後の手術は1ヶ月以内が望まれます。

早速の回答、ありがとうございます。
外科生検後は1ヶ月以内が望ましいとのことですが、それはなぜなのでしょうか。
すでに外科処置後3週間ほど経過しており、今から一番早い手術を手配しても、これからまだ1ヶ月は待つことになりそうです。
どのような心配点があるのかお知らせいただければ幸いです。

お忙しいところ申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 針での検査は乳腺診療ガイドラインにも記載されているように針生検やマンモトーム生検では組織播種(癌の散らばり)が起こらないとされています。これは、針穿刺路での腫瘍播種巣が生存困難とされています。しかし、外科生検は大きく癌を分断している為に非浸潤癌は乳管内に存在する初期の癌ですが、手術により故意に切除しているので、浸潤癌と同じような状況に癌が存在するから目に見えない所で広がる可能性があるからです。この事もあり、我々はなるべく針を使った検査で乳癌を診断する努力をしているのです。今回は全摘と言う事なので、少し位の時間は問題ないかとは思います。

乳腺線維腺腫の手術

はじめまして。20歳の学生です。

17歳の時から胸にしこりがあり、年々大きさが増して時々痛みを感じることがあり、今年10月にレディースクリニックにてマンモグラフィと超音波検査を行いました。結果、3つの腫瘤が見つかり、そのうち一つは巨大で計測不可と判定されました。触った感じだと10センチ弱ありそうな大きさです。その他の2つは、30×26×7 40×26×15mmです。
そのクリニックでは、手術で摘出してもしなくてもいい、とりあえず針生検で悪性か良性か調べることもできるがどうするかと言われ、どうしたらよいかわからず、都内の大学附属病院に紹介状を書いていただいて先週診てもらいました。
しかしその病院の乳腺科の医師は、簡単な触診と私が持参したマンモグラフィと超音波の写真を見ただけで何の説明もなくすぐに手術で全て摘出すると決め、相談もなく手術の日程も決められてしまいました。
12月の第一週にMRIや針生検などの検査、第四週に前日入院・全身麻酔で手術するということだけ聞かされています。あまりに突然のことで驚いてしまい、本当に手術しなければならないものなのか、どれくらい大変な手術で、退院までどれほどかかるのかなどの質問をすることができなかったため、今とても不安です。
MRIの前にもう一度医師にお話を聞けたらと、外来予約をしようとしたのですがいっぱいで取れませんでした。
他のお医者様のご意見を聞きたく、こちらに投稿させていただきました。よろしくお願いいたします。


 ご投稿有難うございます。
 10㎝もあるならば、さすがに摘出も考えられる必要があると思います。針生検後に結果とその治療法の説明があるかと思います。もし線維腺腫ならば、もう一度手術を行うか、それとも経過を診るかをご相談されると良いでしょう。

お忙しい中お返事ありがとうございます。

インターネット等で調べたところ、線維腺腫は通常1cm程で、摘出手術は入院なしで局部麻酔ですぐ終わるものであると書いてありました。
私の場合サイズが大きいので全身麻酔なのだと思いますが、やはり傷口も大きく、退院にも時間がかかるものなのでしょうか・・?
重ね重ねの質問で申し訳ございません。よろしければご回答お願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 入院期間は3日〜1週間程度となり、医療機関により異なります。腫瘍が大きいので傷はその腫瘍の直径より大きくなります。通常は3㎝以上が手術適応のひとつの目安になります。詳しくはコラムに線維腺腫の所に記載してあるのでご参考になさって下さい。

ご回答誠にありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。