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経過観察後の超音波検査

お忙しいところ恐れ入ります。
6月に検診での結果についてご相談させて頂きました。

当時の診断は、

 ・マンモグラフィー → カテゴリ3の微細石灰化
 ・超音波 → 6mm大の低エコー域。形状不整形、内部エコー不均一、境界部不明瞭、Haloなし、血流信号なし
 ・造影MRI→異常所見なし

ということで、最終的にマンモトームを行い『良性』の診断が出ました。
しかし、超音波で見つかった腫瘍(?)について半年後に再検査ということで先日行ってきました。(石灰化の位置と低エコー域は近い場所にあるが、同じ場所かどうか分からないから、とのこと)

その結果、低エコー域が8mm大に大きくなっているとのことで、3ヶ月後再検査、その結果によってエコーガイド下マンモトームを行うとの流れになりました。

6月に先生に質問した際には、『乳腺症を腫瘍と診断した可能性が高い』とのお返事を頂きました。
それを踏まえて今回の結果を考えますと、乳腺症の腫瘤が大きくなってきているという解釈でよろしいのでしょうか?
その場合、成長スピードについては異常なものということはないのでしょうか?

よろしくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 2㎜の違いは測定の誤差で変化なしとするべきです。エコーでは同位置で測定する事は不可能です。また、5㎜以上もある腫瘤にエコーガイド下マンモトーム生検の必要性があるのかも疑問です。3か月後に経過を診る必要があるならば、即座に針生検等の病理組織検査が日本乳癌学会で言う適切な診療となります。もし、経過を診るならば半年後が適切な経過観察となります。以前ご相談されたMRI検査は何の為に行ったかと言う問題もあります。MRI検査に意味に何も診断価値がなかった証拠になります。
 検査を行っただけと言う医療には過剰検査と精神的苦痛以外なにも残らないのではないかと考えます。主治医に適切な検査について良く説明をお受けになる事が必要ではないかと私は考えます。良性だったので結果OKではございません。検査と言うものは適切な検査を最小限で行う事がプロの行う仕事です。このような事は患者様の利益ではなく、医師の傲慢と医師の安心の為の保険診療は医療費の無駄だと考えます。

お忙しい中、早々にお返事頂きましてありがとうございます。

2mmは測定誤差範囲内ということで必ずしも増大傾向にあるとは言えないとのことですね。

先生のおっしゃる用に、私もMRIの検査はなんだったのか?と疑問を感じています。
主治医にMRIでは異常なしだったことを確認するも、「MRIで映ってないから大丈夫だとは思うけど・・・念の為」みたいな回答を頂きました。

検査と経過観察を繰り返し行っている現状に、主治医への信頼を保持し続けることが難しくなってきました。
次回診察によっては転院も考えて行きたいと思います。

どうもありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

不安です・・・。

37才 子供3人

断乳後2年以上経ちますが、乳頭から分泌液が出るので近くのかかりつけの病院(診療科に乳腺外来あり)に行きました。

分泌液を採取し調べると血液が混じっていて、腫瘍マーカも陽性だと言われました。
そして、詳細な検査をすることになりましたが、検査は3月まで予約が一杯とのこと・・・。
乳がんという診断は出ていませんが、やはり不安になってしまいます。
そんなに時間が空いてしまって大丈夫なのでしょうか?
お忙しいところすいませんがご教示ください。

 ご投稿有難うございます。
 特に問題はありません。

視触診にて要精密検査の結果を受けました

初めて投稿させていただきます。41歳で五歳になる娘がおります。先日区のマンモグラフィー併用乳がん検診を受診いたしました。結果はマンモは正常とのことでしたが触診で左胸に0.5cmのしこりがあり腫瘤の疑いがあるため(判定D2)要精密検査とのことで紹介状をいただきました。検診を受けた病院で乳腺外科の予約を取りましたが一ヶ月先しかあいておらず、不安な気持ちになっております。早急な検査は必要でしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 触診には診断価値が低く、多くは過剰診断となり、良性病変のみが発見されることが多いとされています。特に、急いで検査をする必要はございません。マンモグラフィのみの検診で、エコーを行わないとこのような結果になります。

このような検診で異常ありといわれたのが初めてでしたので娘を思うと不安でいっぱいでしたが焦らず予約した検診日を待つことにいたします。
お忙しい中早々にご連絡いただいたこと感謝いたします。ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

検診のタイミングについて

1年前に出産をしました。母乳がほとんど出なかったので、ほぼミルクで育てております。断乳後半年後より検診可能とのことですが、現在は自分で絞れば両方合わせて10ml出るか出ないか程度なのですが、検診を受診してよろしいでしょうか。絞っても全くでなくなるまでまだ待ったほうがいいでしょうか。最後の検診は2年ほど前にマンモグラフィーと超音波を他院で受けて乳腺症といわれましたが特に異常は指摘されませんでした。

 ご投稿有難うございます。
 完全にミルクが出ない状態まで待って行う方が正確な診断を得る事ができます。

早速のお返事ありがとうございました。心配性なので、思い立ったらすぐ受けたい性格なため、受診させていただこうかと思っていました。正確な診断をしていただくためには完全に母乳がでなくなるまでもうしばらく待ったほうがよろしいのですね。なお、年1回の検査でマンモグラフィーをとる場合なのですが、放射線というのは年々蓄積しないのでしょうか。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 医療で行なう放射線は特に気にする必要はありません。

病理組織検査の結果

11月8日に再検査のことで投稿させていただいた者です。その折は有難うございました。
本日結果が出ました。診断は「乳管がんの疑いがある。」
所見は
「検体は2個採取され、1つ目は乳管内を専らとして細胞異型を示す乳管上皮細胞の増殖が観察される。乳管周囲間質にはリンパ球を主体とした炎症性細胞湿潤を見るが、DC/Sを疑う。
もう1個は緑維(?)性間質内に炎症性細胞湿潤を伴って異型核を持った高N/C比の細胞が策状又は孤立散在性に増殖している。
炎症に伴ったactivated fibroblastの増生と炎症を伴ったivasive carcinomaの部分映像との鑑別が困難。duotal carcinomaの疑いとする。再検あるいはtumor ectomyの可否について検討を薦めます。」
です。

担当医より、「この病理士では、診断を下せない。プレパラートを持って別の病理診断を受けた方が良い」と言われ、貴院に予約をさせていただきました。

その際には、「とりあえず検体を受け取るだけ」との事でしたが、この時点での先生のコメントを何かいただければ幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 この病理診断は言い逃ればかりで診断がありません。このような病理医に診断を依頼する施設は他の病理診断された方も間違いが多々あるのではないか考えます。また、プレパラートを別の病院に持って行き診断を患者様に依頼するのも可笑しな話です。精密検査を行う以上はこの程度の診断は出来る病理医に依頼する義務はあるのではないかと考えます。かなり患者様を馬鹿にした無責任な医師だと考えます。完全に乳腺診療失格の医療機関だと思います。正しい診断を行う以前の問題だと考えます。専門分野の診療は自宅などからの交通の便利さで施設を絶対に選択してはいけません。診断は治療の有無を決定する重要なものです。つまり、生死を決定するものだとお考え下さい。
 この病理診断では良性病変も悪性病変も両方考えられると言う記載で本来の鑑別困難ではありません。本来の鑑別困難は、世界でエビデンスに基ずく良悪性の判断が確定されていない病変に対して示すものです。つまり、診断する能力が自らない事を記載されているようなもので、参考にもなりません。正しく診断出来る病理医の再診断が必要となります。病理セカンドオピニオンとしては最低のレベルの内容です。当然、診断がない以上はコメントなど不可能です。坂元吾偉病理医の診断を待つしかないでしょう。

再検査

先日、乳腺外科(実際は外科で、乳腺外科の資格?を持っている先生)でマンモグラフィと超音波の検査を行いました。

エコーを撮っている時に、技師の方が3.8㎜の「のう胞がありますね」とおっしゃっていましたが、
後日先生に検査結果を伺った際には、画像をモニターで拡大して「のう胞ではないようです。のう胞ならば、丸い塊の中が真黒なはずですが、これはところどころ白い部分が見える」「形からすると良性と思われるが断定はできない」「半年後にもう一度検査を受けるように」「4㎜程度では針を刺して良性かどうかの確定を行うこともできないので、どのみち経過観察しかできません」との説明を受けました。

私事ですが、4月から海外に転居する予定になっており、もし治療を要する病気ならば、転居どころではなく、良性か悪性か早く判断していただくことはできないものかと思い悩んでいます。

HPを拝見すると、貴院では最新の設備と診断実績が豊富のように印象を受けました。そちらで診察を受けさせていただければ、4㎜程度のエコーの影でも、良性か悪性か判断することは可能でしょうか?

近くに大学病院もあるので、そちらへ相談することも検討しましたが、むしろ貴院に伺ったほうがよいのでは、と思っています。

 ご投稿有難うございます。
 4㎜ならば十分吸引細胞診が簡単にが行える大きさです。また、のう胞は完全な水溶性のものならば真黒に写りますが、少しでも粘液性のものは一部が白く映ること(内部エコーがある)があります。殆どのう胞かと考えます。残念ながら、受診された医師はかなり技術も知識もないような方です。もしのう胞と違うと思うならば、医師自身が自分でエコーを再度施行して判断するべきです。技師の撮影したものでは意味がありません。
 受診に関してはとご自身のご判断で結構です。もう少しまともな乳腺外科を受診されると良いかと思います。

コメントいただき、ありがとうございます。
4㎜が吸引細胞診できる大きさと聞いて安心しました。
貴院への予約を入れさせていただこうと思います。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

先週は診察していただき、ありがとうございました。
初めの病院では指摘されなかったのう胞も新たにエコーで見つけていただき、また、吸引細胞診でも良性の診断を下していただき、安堵しました。
今後は1年に1度の定期健診を欠かさず行っていきたいと思います。
ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

3カ月後の再検査

初めて投稿させていただきます。
31歳で4ヵ月前に断乳した者です。
先日、初めてマンモグラフィ、超音波の検査を受けてきました。結果は両方の乳房にあちこち石灰化が散在していました。担当医の先生は、これは心配ないと思うけど、それよりもこっちがなあ・・と何やら真剣にレントゲン写真を見つめていました。そして、3カ月後にもう一度検査しましょうということでした。
これは乳癌の可能性があるということでしょうか。もし癌なのであれば若い人の癌の進行はものすごく速いと聞くので、3ヵ月も放置しておいていいものなのだろうか、転移してしまわないのだろうか、とものすごく不安です。2年前に1年間不妊治療をしていたことがあってホルモン剤の投与も受けていました。身内に乳がんになった人はいないので、もしかしたら不妊治療の影響なのでは。。と考えれば考えるほどに心配になってきています。

それと、今回の乳がん検診を受けるちょっと前から二人目の妊娠を希望して当帰四逆加呉茱萸生姜湯という漢方薬を飲み始めました。3カ月後の再検査が決まって、主治医の先生には避妊するようにと言われているので子作りはできませんが、処方してもらった漢方薬はまだ20日分くらいあるので飲んでしまおうかどうか考えているのですが、これは飲んでも乳がんの病気には影響ないでしょうか。冷えを改善する漢方薬で、この漢方薬を飲み始めてから生理痛がほとんどなくなって基礎体温も今までガタガタだったのが2層に分かれるようになりました。飲まない方がよいでしょうか。
お忙しい中すみませんが、先生のお返事をいただけると幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 断乳後4カ月でマンモグラフィをお受けになっても、正確な診断は不可能です。通常は、完全にミルクが出なくなって、半年後位からが乳がん検診の適当な時期となります。
 ミルクがまだ乳管内の残存している可能性があり、これが石灰化のように写ります。これと本来の石灰化を見分けるには、ミルクならば時間と共に消えています。しかし、相当時間が経過しないと判断出来ません。3か月程度の期間の再検ではあまり期待は出来ないでしょう。
 また、漢方薬と乳癌は無関係なので、ご自由になさって下さい。

富永先生、お返事どうもありがとうございます。
漢方薬は乳がんとは無関係なのですね。安心しました。
ミルクの残りは石灰化のようにうつることがあるのですね。
3ヵ月程度の期間の再検査では、ミルクの残りと本来の石灰化の判断はあまり期待できないとのことですが、それならもう少し間をあけて再検査を受けた方がいいのかなと思ったりもしますが、その石灰化以外の違う部分を見て「石灰化よりもこっちの方が。。」とらつぶやいていた担当医の言葉がずっとひっかっかっているので、そっちをはっきりとさせるためにも3ヵ月後に受けた方がいいでしょうか。
もし3ヵ月後よりももっと期間を開けて再検査を受けた方がよいのならば、不妊治療の再開は当分お預けにして再検査の結果によって再開していいかどうかを決めたらいいのでしょうか。
また、3カ月しか期間をあけずにマンモグラフィを受けることに抵抗があるのですが、そんな短期間での検査で体への被ばくは大丈夫でなのでしょうか。
再度いろいろと質問してしまって申し訳ないです。
先生のご意見をお聞かせいただければと思います。
よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 マンモグラフィの被曝は問題ございませんが、無駄な被曝は意味がありません。どうしても不安ならば、MRI検査を行うと病変かそれとも正常かは明確になります。但し、良悪性の判断は信憑性がありません。病変の有無には有効でしょう。本来、3か月での再検査を要するものはかなり乳がんを疑う場合に限ります。何故、MRIを行わないのかが不思議な所です。このような時こそ、MRI検査だと思います。

富永先生、お返事どうもありがとうございます!

無駄な被爆・・・は避けたいです。
3ヵ月後での再検査を要するものはかなり乳がんを疑う場合に限るのですね。不安はつのるばかりなので、3ヵ月たたないうちにもう一度病院へ行って、「石灰化よりこっちの方が。。」と言っていたところの病変について詳しく聞いてきた方がよいでしょうか。(その時はなにも聞かずに帰ってきてしまいました。)
こんな時にはMRI検査を行うと病変か正常化は明確になるとのことですが、MRI検査とはどのような感じなのでしょうか。過去に脳のCTは撮ったことはあるのですが、それとはまた全然違う感じでしょうか。
自分からMRI検査をお願いしますというのは失礼でしょうか。
3ヵ月じっと待っている間にもっと悪くなってしまったら・・と考えると気が気でありません。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 MRIは全て同じ機械で行います。乳房を特殊なもので固定するだけで痛みはありません。
 石灰化については過去に記載した通りです。後はご自身でご判断下さい。

富永先生のご親切に甘えてしまい、何度もたくさん質問してしまったすみませんでした。
お忙しいのに、その都度丁寧にお返事をくださって、どうもありがとうございました。
もうひとつだけお聞きしたいのですが、30歳過ぎで乳がんにかかる人も増えてきているのでしょうか。
私自身、今回は軽い気持ちで受けた検診で再検査という結果になったので本当にショックです。乳がんになるならまだまだ先・・なんて思っていたのですが、そうではないのですね。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 他国と違い、日本人の乳がんは若い女性に発生するのが多いとされています。25歳以上は頻発致します。その為、先進国で唯一乳癌死亡率が上昇しています。

そうなのですね。
25歳以上・・・そんな若い年齢で頻発とは。
これからちゃんと乳がんについて考えて検査を受けていこうと思います。
どうもありがとうございました。

ご丁寧なお返事有難うございます。