乳がん検診トラブル
ご投稿有難うございます。一部個人名が記載されていたので修正致しました。
当院では開院以来、触診は基本的に乳がん検診では行いません。理由は乳癌診療ガイドラインで推奨していない点と海外のエビデンスで触診を推奨するものがないからです。日本は昔から行っていた事を行うのが慣例で、触診がないと検診を行った気がしない受診者が多いからだと思います。また、貴女が行われた触診の方法は基本的に専門家が行う方法とは違うと想像致します。少し不思議な方法だと思います。触診で指の先端を使う事がありません。通常は全ての指を付けパウダーなどを使用して石鹸で体を洗うように行います。つまり、乳房に力が掛る事がございません。
今日も当院受診の方で内容は違いますが、貴女と同じ施設で精密検査をお受けになり、納得できない点があり受診されました。6㎝の腫瘍があり吸引細胞診を行い細胞が採取出来なかったそうです。当院でどの検査を行っても何もありません。無い腫瘍に針を刺しても細胞が採取出来るわけがありません。
いつも記載していますが、乳がん検診等を行う場合は施設選びが全てです。気軽に近いからとか職場や自治体が施設するからその施設で行うのでは価値がないどころか、逆に誤診や過剰診断を引き起こすデメリットあります。貴女のケースも昔はよく聞いた話です。都内でも比較的広告やマスコミで取り上げられる施設でも、検診や乳腺精密検査で不適切だと感じる施設は何件がございます。それを感じるのは何人もの方が同様の誤診等が起こるからです。例えば、今日の朝のテレビで取り上げられた施設が何故乳がんの名医のか理解できません。その根拠を示して欲しいと思います。個人的な事かも知れませんが、最近大学病院から私を名人が居ると言われ紹介を受けて来院される方がいらっしゃいます。当然悪い気は致しませんが、私は名人ではなく、一番良い機種の検査機器を購入して普通に真面目に検査を行っているだけです。人間ですから間違いもあるとは思いますが、それを如何に少なくする努力をしているだけです。
二月に新百合ケ丘Sクリニックで乳がん検診を受けました。直後から胸が腫れてあざがつきました。腫れが引いた後で胸を見てみると形が崩れていました。乳腺を指で潰したのが原因です。以前は乳腺に触れることができたし張りもあったのに今はぐにゃぐにゃです。院長に抗議したが、謝罪の言葉もなく、更に侮辱を受けました。腫れが引いた後しばらく後遺症もあったのに治療も拒否され、潰れた胸は戻らないし、垂れた胸を見るたびに悔しさがつのります。そのあと、アメリカでは乳がん検診の指触診は効果がないというのでやらないという記事を読んで更にショックを受けています。なぜ日本はいまだに指触診を続けているのでしょうか。