手術についてです
ご投稿有難うございます。
1)まずは、針生検かエコーガイド下マンモトーム生検を行うのが先決です。細胞診は信憑性が60〜80%です。classⅤでも100%悪性ではありません。尚、マンモトーム生検はこのような嚢胞内の小さな癌の様な病変に対して病理組織診断を行うのが本来は目的とする検査です。この乳腺クリニックの医師は非常識な説明です。2)痛みは乳癌とは無関係です。微小な乳癌があるから分泌物がある可能性があります。進行している所見ではありません。
3)これは非浸潤癌を疑います。進行が非常に遅い段階の物です。嚢胞に見えているのは乳管内に癌があるので実は乳管が拡張しているのでしょう。
4)1回の細胞診の信憑性は60〜80%です。classⅤは100%悪性ではありません。病理組織診断を行わず、この段階で手術をして、術後の診断では良性と言うケースはあります。訴訟に発展するケースの代表例です。乳腺外科コラムを参照下さい。
5)1年で癌化したものではありません。乳癌ならば2008年から乳癌です。2008年の検査で嚢胞の液状内容物を吸引して細胞診を行ったので、classⅡです。その際、嚢胞内の腫瘤か嚢胞壁を画像上診断して採取して細胞診を行えば、今回と同様の結果を得られたと思います。現在でも液状成分のみ細胞診を行えばclassⅡと言う可能性も高いと思います。今回は、嚢胞内に腫瘤を判断出来たので、その細胞を採取したのでclassⅤとでたのでしょう。MRIの結果と細胞診のclassⅤから判断すると非浸潤性乳管癌と判断して、Stage0と判断致します。早期より前の初期の癌ではないかと思います。針生検やマンモトーム生検にて病理組織診断を行う事により正確な診断可能です。乳房温存手術の適応ですが、4分の1も切除の必要性がない可能性も十分考えられます。適切なアドバイスを行うSがんセンターのような適切な医療機関での治療が安全な治療医療機関ではないかと考えます。現在のクリニックは説明からして不適切な説明があり問題がある医療機関かと考えます。
※一部医療機関に不適切な個人名がありました。掲示板の規約により修正致しました。
早々のお返事、感謝しております。1か月程家族と共に悩み、眠れない日々が続いていましたが、辛かった気持ちが落ち着きました。
早速、Sがんセンターにてマンモトーム生検もしくは針生検を受け、病理組織診断をしてもらおうと思います。
またご相談にあがる際はよろしくお願い致します。
本当に、本当にありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
はじめまして。既婚、36歳、子供なしです。
17歳の頃からのう胞が両胸に多数あり、左胸は特に多く触って分かるしこりがあります。両胸に透明の分泌物と痛みがあり、毎年乳腺クリニックにて半年ごとにエコー、マンモグラフィ検査を受けていました。(数年ほど前から痛み、分泌物はなくなりました)
2008年12月に左胸より透明の分泌物があり、2009年1月にクリニックを受診し、そのうちの1個ののう胞に吸引細胞診を行いました。結果はclassⅡでした。
2009年12月から鋭い痛み、黄色い分泌物があり、2010年2月に受診。エコーにてのう胞内に変化があると言われ、穿刺吸引細胞診を行いました。その際、MRIも受けてほしいと言われました。穿刺吸引細胞診の結果はclassⅤでした。マンモグラフィは異常なしでした。
その後MRIを行い、10mmの白い影があり、乳管内に沿って数ミリの塊が数個、広範囲にありました。ステージⅠ期の早期だと説明を受けました。
乳腺クリニックの医師から4月7日に4分の1の乳房切除手術とセンチネルリンパ生検を行うと説明を受けました。その後、取りきれなかった場合は再手術だと言われました。マンモトームをして欲しいと言いましたが、医師は「のう胞にはマンモトームはできない」とおっしゃいました。
本日、セカンドオピニオンをSがんセンターにて受けたところ、医師から「まず、マンモトームなり針生検を受けて確定診断を得てから手術をしては?」との回答を受けました。「もしくは、4分の1手術の際にその場で病理診断を受けながら切除をするべきでは?」と。又、進行性のタイプではないので手術は急ぐべきではないと言われました。
1)この場合、マンモトームを受けるべきでしょうか?(のう胞でもマンモトームは受けても大丈夫でしょうか?)
2)乳房の痛みや分泌物は進行している証拠なのでしょうか?
3)手術を遅らせても大丈夫でしょうか?
4)穿刺吸引細胞診がclassⅤで、MRIでも病理の可能性大と記されていましたが、悪性でない場合もあるのでしょうか?
5)1年で急速に成長する性質のものなのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願い致します。