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乳房触診で精密検査

先日、成人病検査を受け、婦人科検診にて、乳房触診と乳房エコーを受けました。
後日、結果が届き、ドクターコメント欄には、「乳房触診では、乳腺症の疑いがあり、要精密検査となっておりますが、乳房エコーでは異常を認めませんので、問題ありません。」とありました。
このまま、次回の検診まで様子見でいいのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 本来、乳腺精密検査の適応は良悪性の判断を必要とされる場合となります。つまり、乳腺症疑いというのは、明らかな良性となる病気に位置しない乳腺症の有無を判断する為に精密検査を施行する必要があるかという問題が生じます。これ以外にも嚢胞や線維腺腫などの記載で精密検査とされるのも不可解な判定です。精密検査の基準に沿った判定を行う施設の乳がん検診をお受けになるべきです。
 貴女の場合は、検診施設に本当に精密検査の必要性をお聞きになるのが得策だと思います。この内容では、検診受診者を馬鹿にした報告だと思います。我々医師でも、もし患者の立場ならばこの結果に理解不可能です。

乳頭分泌

半年前に卒乳しました。
いまだに母乳が出ます。
たまに絞ると黄色い粘り気のあるものがでます。
掲示板を読みふと気になりました。
この症状は放っといて良い物ですか?
調べていただいた方がよいものでしょうか?
ちなみに、産後1年でしこりに気付きエコーで調べてもらいました。結果母乳のかたまりと言われました。

 ご投稿有難うございます。
 これは乳頭分泌物ではありません。まだ、ミルクが出ています。断乳したからミルクが直ぐに作られなくなるのではありません。

エラストグラフィー

この前行った検査でエラストグラフィーで青く固まっていた部分がありました。ネットで調べると青い=硬い=がんといったことが多く書かれていました。乳がんは否定できないのでしょうか?明日、紹介された病院に行こうと思っています。

 ご投稿有難うございます。
 エラストグラフィは青く染まり、その染まる頻度にてスコアーで5段階評価してスコアー4〜5は殆ど乳がんです。青く染まる物は乳がんです。

皮下乳腺全摘

6月3日に浸潤がんの手術が決まっています。
皮下乳腺全摘です。
とても混んでいる病院で診察の時にうっくり先生に話を聞くことができず、手術の内容が決まってしまいました。次に主治医の先生に会うのは手術当日(前日入院ですが、前日は10時近くまで外来があり)です。
いまさら、手術方法について改めて時間をとってもらうこともできないし、ましてや変更したいなどと言い出せない気がします。

 ご投稿有難うございます。
 そのような施設を選択されたのはご自身です。混んでいれば、良い施設と言う事はありません。

おっしゃる通りですね。
自分にとって良い病院を探すのは難しいことです。
Dr.のことは信頼しているので、なんとかしてもう一度時間を作って疑問を解決してから手術に臨めるようにしてみます。
お忙しい中、さっそくの返信ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

炎症性乳がん

二ヶ月半前、右乳房の乳輪を中心に下方向に痛みを伴う赤い腫れが出て、そのあと内側に腫れが少し広がって来ました。赤みの部分は胸が大きいせいか乳首を中心に内側と下方向に全体の1/5程度です。
腫れた部分は皮膚が少し厚く硬めで毛穴も少し目立ちます。(寒かったりして皮膚がギュッと縮んだときは乳輪とその周囲が硬くぼこぼこする)
腫れ上がってはいなく、赤めの腫れがあるという状態で乳房の大きさも柔らかさも、ギュッとならなければ左とあまり変わらない感じです。痛みも赤みもその日によって違いますが、痛みは最初に比べるとましになり、赤みも最初のように真っ赤ではなく、薄赤いというか暗赤いという色です。
先日乳腺クリニックでマンモと乳腺エコーを撮り「腫れた部分の皮膚が少し厚くなっているが、皮膚の炎症でも厚くなることがあるので皮膚のトラブルかもしれない。まだ生検するほどではないと思うので半年後にまた来てください。」と言われました。最初に「年齢的に炎症性乳がんも疑うが、最初の腫れから二ヶ月以上も経っているのに腫れあがってもないので・・」といった先生の言葉がちょっと気になり、半年もそのままで良いのか相談させていただきました。宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 炎症性乳癌ではありません。他の良性疾患による炎症や皮膚疾患かと思われます。皮膚科受診も行うべきかと思います。

お忙しいところ、早速のご回答ありがとうございました。富永先生のお返事で、先日からの気の重さが楽になりました。早いうちに皮膚科を受診してみようと思います。本当にありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

皮下乳腺摘出術

 私は、もともと乳房が小さかったためか乳房温存術後に傷跡がひきつり、乳首の傾きと位置のずれが目だって、その姿に耐えられなくなり、形成外科に相談に行きました。再度、膨らみをもたせる脂肪注入を希望しましたが、全身に癌細胞があるかもしれないからできないらしくて結果、インプラントによる乳房再建を受けることにしました。
 皮下乳腺全摘出術を受けたのですが、1週間後に乳頭壊死して乳首がなくなりました。以前に先生が教えてくださったのですが、皮下乳腺摘出術の場合は、乳頭壊死をおこす欠点があるということだったのですが、何故、そのように壊死をおこすのでしょうか?また、この術式で、何パーセントくらい発生率があるのでしょうか?
 悔しいけれど、形成に期待して手術を受けたのに乳首がなくなった姿になってしまったのにもすごくショックを受けましたし、術前にはそんな説明など一言もありませんでした。主治医は、簡単に「みんなそうなる」と平然と言われました。本当に皮下乳腺摘出術を行った患者さんは、全員が乳頭壊死をおこすのでしょうか?
 2ヶ月前の読売新聞の社会面で、「乳房切除で皮膚壊死和解」と大きく見出しがありました。ある大学生が、GIDで大学病院で乳房切除を受けたのですが、その後に皮膚が壊死してしまったので訴訟になったようです。
 私にも同じことが言えるのでしょうか?私は「壊死」してもまた元に戻るならその間だけの辛抱だから、気持ちは耐えられます。だけど元の戻らないとなると、何故、そんなに大事なことなのに手術の前に言ってくれなかったのか?と疑問に思えてなりません。
 私は、訴訟をおこそうとは思いませんが医療を受ける側は、初めて自分の身にふりかかるので、その手術を受けることでその後にどんなふうになっていくかが想像できません。ひとつひとつの症状が出るとびっくりすることだらけでした。手術をすると大半こういうものなのかそれとも異常なのかが自分ではわからないのです。
 だから、私も新聞を読んでその人と同じ思いに達したのですが事前に「説明が欲しかった」です。そうすれば、私は医療ローンを組んでまで100万円ほどもするその乳房再建の選択はしなかったかもしれません。
「乳房温存術」も乳頭を残すことの認識であるなら「乳房温存」という言葉を使わず「乳頭温存」という言葉に変えてほしいくらいです。その方が現実性に近いイメージになるからです。

 ご投稿有難うございます。
 皮下乳腺全摘術とは乳頭乳輪温存乳房切除術の事で、乳頭乳輪部への癌浸潤の可能性が多く残り危険とされている点と乳頭が壊死を起こす事がある欠点があります。このような点から胸筋温存乳房全摘術を多くが選択します。このことを理解して皮下乳腺全摘術の同意をして手術は行われます。乳頭の壊死は手術で血管が少なくなり、血流が保たれない理由です。確率がよく解りませんが、全員がそうなると言うものではなく、稀なデメリットではないと言う事です。
 領域が形成外科の領域になり、正直これ以上は専門外で解りません。

 ご回答ありがとうございました。
皮下乳腺全摘出術を行っても全員が乳頭壊死を起こすとは限らないということですね。稀なデメリットではなくても全員がそうなるのではないことを教えて頂きありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

乳腺線維腺腫の摘出

お忙しいところ失礼いたします。
数年前にも繊維腺腫について丁寧にご回答いただいたのですが、もう一度先生のご意見を伺いたくて書き込みさせていただきました。
34歳、未婚未出産です。
2年前2.7㎝だった腺腫が現在3.6㎝になりました。ちなみに4カ月前は3.2㎝でした。
腺腫は安易に摘出するべきではないと、先生のご意見を伺ってからは、経過観察で様子を見てもらっています。手術を勧められる事が嫌で、セカンドオピニオンをと思い、乳腺外科2件、市民病院1件、県立病院1件で診察してもらいたが、すべての病院で、乳腺線維腺腫で良性との診断にもかかわらず、大きさがあるため、摘出を勧められてしまいました。手術には抵抗があったためお断りして経過観察で現在に至っています。
手術を勧められる理由はどの病院でも同じで、3〜4㎝であれば、日帰り可能で、乳房の変形も少なく、傷跡も小さくて済むからということです。
このまま経過観察でいったとして、乳房が変形するくらい大きくなるのは正直嫌です。そしてそれを解消するために手術をし、乳房が変形したり、傷跡が目立ってしまうのもとても嫌です。
大きくなるのも嫌、傷跡も術後の変形も嫌・・・と思っているので、今の大きさで摘出手術を受けると、メリットのほうが大きいと感じてしまうのです。
ただ、徐々に大きくなっているので、このままもっと大きくなるかもしれない腺腫と付き合う方に怖さを感じてしまいます。
このような悩みを持つ場合でも、先生は摘出はしない方が良いと判断されるのでしょうか??
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 治療と言う意味ではなく、今お考えの内容は整容性の問題です。傷の問題を含め、メリットがあるとお考えならば手術を選択されればよいでしょう。個々人のお考えでお決めになるべき内容です。但し、このサイズの変化で、医学的に積極的に手術を勧める根拠はありません。

ご回答ありがとうございました。
治療ではなく、整容性の問題になるのですね・・・。
そのような認識がありませんでした。
今後の腺腫サイズがどのように変化するか分ればこんなに悩むこともないのでしょうが・・・解らないって一番不安で悩んでしまいます。
自分にとって最良の選択が出来るかどうか分かりませんが、先生のおっしゃられたことも含めて、また悩みつつ、検討してみたいと思います。

ご丁寧なお返事有難うございます。