BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科
乳がんの発見数
新患数
J.POSHへの寄付金
BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科

掲示板

  • 検索したいキーワードを入力し、「条件」「表示」を選択して「検索」ボタンを押して下さい。
  • キーワードは「半角スペース」で区切って複数指定することができます。
キーワード
検索条件
表示件数
しこりと妊娠

 35歳、2才児子どもがいます。
 2ヶ月前にしこりに気づき、視触診・マンモ・エコーにより「おそらく良性。1年後、再診が望ましい」と診断されました。
 周期的な痛みが気になったため、再度診察し、妊娠希望を申し出た際に、100%良性かどうかはとってみなければわからず、もし悪性だった場合、妊娠によって乳ガンの進行を早めると言われました。
 もし、子どもを授かれば、母乳で育てたいとおもっており、むやみに切ってとることがいいのか迷っています。
 本当に切ってみなければ、悪性か良性かの判断はできないものでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 切るような手術は基本的には行ないません。通常は、吸引細胞診や針生検を行い判断が付かない場合はマンモトーム生検等の検査を行い病理組織診断を行ないます。過去レスにも多数ご回答をしており、乳腺外科コラムにも記載済みですので、ご参考になさって下さい。

良性しこりの再診について

はじめまして。現在妊娠3カ月(9週目)中国在住の33歳です。今年1月行った健康診断で右乳房に乳がんの疑いがあったため、日本でマンモ、エコー、細胞診を受けました。結果良性と判断されました。3か月から半年後に再診とのことでしたが、頻繁な帰国ができず8月に再診をするとの約束で中国に戻りました。そして最近妊娠が発覚し、それに伴い乳房に痛みやら違和感を感じるようになり、しこりのことが頭をよぎるようになりました。8月に再診ですと妊娠5カ月になります。妊婦の場合もっと早めの再診が必要ですか?

 ご投稿有難うございます。
 学会では細胞診等の検査で明らかに良性を確認できた病変に対しては半年〜1年単位での経過観察としています。3か月後の再診は、細胞診で確実に病変を採取できていないか、細胞診の良性の結果だが画像診断で悪性を疑い細胞診の信憑性が低い事を意味致します。基本的に1回の細胞診は約60〜80%の信頼しかありません。3ヶ月後の再診には余程意味があると思いますので、妊娠は乳癌の進行を早めますので、主治医によくご相談下さい。尚、通常3ヶ月単位の再検査の必要がある方は限りなく乳癌を疑いますので、妊娠は控えるように指示致します。

早速のお返事をいただきありがとうございます。
海外では相談機関も乏しく今回率直なご意見をいただき感謝しております。参考にさせていただきます。ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

針で細胞吸引

5年前、初めて左胸に7ミリのしこりが見つかり、市民病院でマンモ、エコーをしました。その際、良性のもので心配いらないだろうとの医師の判断でした。
その後、出産、授乳で昨年に久しぶりに検診に行きました所、同じ場所にまだありました。
大丈夫と判断されましたが心配になり本日近くの専門クリニックに行きました。エコーの画像は楕円形の黒っぽいもので、先生は多分良性でしょうが、針で細胞を一部吸い上げて生検したら安心ですよと薦められ、やってきました。
細い注射針を刺されて、10秒間くらいグリグリされているような感じでしたが、これはうまくヒットしていなかったのでしょうか?
またしこりを5年放置していて何の症状もなければ良性の可能性は高いですか?

当方断乳後、1年半ですが両乳からミルクのようなものが出ます。マンモの時にもでました。これは心配なものですか?
又乳首まわりにしみ?ほくろのようなものが増えたように思いますが、これは病気でしょうか?

沢山質問しましたが心配でなりません。
どうぞ宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 長期間変化ない事と画像上からも良性と判断されるならば良性と判断します。細胞診での細胞の採取に関しては結果を見ないと解りません。細胞が採取されなければ判定不能となります。
 乳頭の皮膚所見はこの問題とは無関係です。病気の有無は拝見する医師しか解りません。

回答して頂きありがとうございます。断乳後1年半ですが、白いミルクのようなものが、マンモの最でましたが心配です。
悪いものでしょうか?

 御丁寧なお返事有難うございます。
 断乳後圧迫すれば、まだミルクが出るのは当たり前です。詳しくは産科でお尋ね下さい。

乳癌検診の結果

初めまして。28さい。未婚です。

先日健康診断でマンモと触診の乳房検査を行いました。以前から右側にシコリのようなものがある為1年に1回はマンモを受けています。今までの結果は乳腺腫との事でしたが、今回はマンモでシコリがある右側ではなく左側に石灰化との診断結果。触診の結果は乳腺腫瘤、乳腺症の疑いとの記載がありました。触診の診断結果とマンモの石灰化は同じ部分という可能性はありますか?乳腺腫瘤、乳腺症の時、石灰化になるというような。。

自分で確認した感じでは左側にシコリはありません。このような場合で、もう1度再検査でマンモをしたところで原因はわかるのでしょうか?

たくさんの質問すいません。すごく不安です。よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 正直、触診とマンモグラフィでは右も乳腺腫があるのか信憑性に欠けます。ガイドラインにも記載されているように視触診には信憑性がありません。マンモグラフィでは腫瘤病変には弱く、乳腺エコー検査を行わないと検診不十分と言う事になります。
 また、今回のご質問はこのご投稿内容からは推測不可能です。左の石灰化が良悪性の判断を要する石灰化の場合は、非浸潤性乳管癌なども考える必要があると思います。
 28歳の年齢で、50歳以上のみに有効な検診方法では乳がん検診を受けたつもりになっているだけとしか言えません。これだけの所見があるにも関わらずエコー検査を行わない冗談みたいな乳がん検診ではいつか痛い目を見る可能性があるでしょう。残念です。

ご丁寧なお返事ありがとうございました。
以前からある右側のシコリは細胞しん検査も去年受けております。なんの知識もないのでたくさんの情報の中でなにを信じたらいいのかわからず途方に暮れていました。再検査はマンモとエコーの両方を受けるべきですか?石灰化の原因は何をしたらわかりますか?度々すいません。。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 再検査はマンモグラフィとエコー検査から始まり、悪性を疑う石灰化の場合はステレオガイド下マンモトーム検査等を行い原因を追及します。コラムに色々記載されていますので、ご参考になさって下さい。

腋の下 腕の違和感

毎年,乳がん検診(触診のみ)を受けておりました。
今年2月の検診で左胸のしこりを発見。初のマンモグラフィにて「乳腺腫瘤(疑)・局所的非対称性陰性・石灰化像)」とのことで、近医にかかり、エコー下マンモトームで組織をとったところ、「乳腺の過形成,あえていえば乳腺症」であると診断されました。
しこりは生理前に硬くなり,生理後はあまり存在感がなくなります。
5月初旬から,左腋の下がピリピリし,何か挟まっているような感じ・左腕が重く少ししびれる感じがあり,再度受診しました。
「エコーで見たところ,2月と比べて変化はない。腕の痛み等は特に関係はなさそう。3ヶ月後にまた来るように」とのことでした。
知り合いが,当初乳腺症との診断後,腰の痛みで受診すると腰に転移しており,亡くなったという転帰をたどっています。
腕・腋の違和感はまだ続いており,腋への転移が見落とされていないかと不安です。ひとまず,3か月待っていてもよいでしょうか。または,他院にかかるべきでしょうか。

 ご投稿有難うございます。
 症状があるから病気があるわけではありません。症状自体は問題とすべきではありません。但し、そのマンモトームの診断の病理組織診断が正しいのかが問題です。乳腺の過形成と非浸潤性乳管癌の区別が診断ミスされている可能性を考えるべきでしょう。採取した組織の病理セカンドオピニオンが適切な行動かと思います。これ以上検査しても、主たる病変がマンモトームで採取されているので、画像診断には意味がありません。

迅速なご回答いただきありがとうございます。
他院でも現在の医院でも、画像検査は
無意味ということですね。

病理のセカンドオピニオンということですが、
急いだほうがよいのでしょうか。

また、腕のしびれの症状は、何科にかかるべきでしょうか。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 病理セカンドオピニオンは急ぐ必要はございません。
 腕のしびれは整形外科で一度アドバイスをもらうと良いかもしれません。乳腺は自覚症状に拘らなず惑わされない事が一番正確な判断ができます。

ご多忙のところ、丁寧なご回答いただきありがとうございます。
自覚症状に惑わされないことが重要ということ、肝に銘じます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

のう胞と線維腺腫について

はじめまして 
先日、会社の検診で乳腺クリニックにて乳がん検診を受けてきました。その際、エコー検査にて右の乳房に線維腺腫があるといわれ、3ヶ月後に再診と言われました。

詳しいことを聞いても答えてもらえず、ただ、3ヶ月後に来ないと、悪性かわからないので来てくださいとだけ言われました。

かなり、不安の残る診察だったため、他の乳腺外科を受診いたしましたところ、のう胞でしょう。といわれました。

そこで質問なのですが、

1.のう胞と線維腺腫ではエコーでは見分けがつきづらいのでしょうか?間違えることもありますか?

2.線維腺腫の場合は、細胞診をしないとエコーでの
良性、悪性の判断はむずかしいのでしょうか?

先生のご意見をおうかがいできたら幸いです。
よろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
1.全くないとは言えませんが、殆どの物は区別が付きます。
2.細胞診を行なうものは、画像上良悪性の判断が出来ない病変のみ行ないます。明らかな線維腺腫は、年1回程度の画像診断となります。場合により正常と同等と判断し、保険診療外の乳癌検診でも問題ないと判断致します。3ヶ月後に経過観察を必要とするものは細胞診や組織診の適応とするのが学会の推奨です。例えば、当院では1年以内の経過観察を行なう方は線維腺腫以外に病変がある方で、線維腺腫単独では1年以内での経過観察は行ないません。

迅速、丁寧なご回答ありがとうございます。

そうしますと、のう胞ではなかった場合は細胞診が必要なわけですね?

あまり、良い乳腺外科が近くになくてそちらを受診したいと思っています。先生のところであれば、のう胞か線維腺腫かはすぐに区別がつきますでしょうか?

 御丁寧なお返事有難うございます。
 のう胞であろうが、線維腺腫であるが、画像上悪性所見を疑わなければ、細胞診は必要ありません。のう胞か線維腺腫かは殆どは画像で明確になると思います。

ご回答ありがとうございます。
とてもよくわかりました。

御丁寧なお返事有難うございます。

繊維腺腫について

初めてこちらを利用させていただきます。
右胸に4つ、左胸に2つしこりがあります。どれも良性で心配しなくていいとの診断を受けていますが、検査に行くたびに数が増えています。どうしてこのように増えていくのでしょうか?また、増加することは問題ないのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 乳腺良性腫瘍の代表格です。実は真の腫瘍ではありません。一種の過形成と考えられています。管内型、管周囲型、類臓器型、乳腺症型に分類されます。
 境界明瞭な腫瘤で、硬度は弾性硬から硬いものまであります。通常2〜3㎝の腫瘤を自覚して受診する例が多いとされ、10㎝に達するものもあります。若い女性に発生するものは急速に増大するものもありますが、必ずしも年齢と関係ないこともあります。単発例が多いですが、多発例や両側性もあります。
 生活様式や食生活の欧米化に伴うホルモン環境の変化により最近上皮成分の増生の著しい線維腺腫が増加してきていて、増殖した腺成分は乳管癌様に見え、乳癌と誤診されることが多いのです。乳癌の合併例は極めて稀であり、合併例は小葉癌です。つまり、良性腫瘍と言う前提で対応致します。
 3cm以上を越える腫瘍も定期観察で増大変化を示すものは多くはありません。3cm以上のもので多発していても授乳に支障をきたすことはなく、乳房が変形するような急速増大例以外は安易な手術摘出は避けるべきとされています。
 女性ホルモンの影響が強ければ多発致します。乳がんも原因が同じなので、いつか乳がんが出来る可能性もあるでしょう。

早速のお返事ありがとうございます。
やはり、繊維腺腫が多発しているということは、乳がんもできやすいということなのでしょうか?
日頃出来る予防としては、動物性脂肪を控える事と適度な運動しかないのでしょうか?
女性ホルモンを整えるのに効果的な何かはありますか??
細かい質問をしてしまい申し訳ありません。

 御丁寧なお返事有難うございます。
ご指摘の通りです。
それ以外にホルモンを整える方法はありません。

先週質問させていただいたものです。早速のご丁寧なお返事、本当にありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。