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精密検査の結果について

 はじめまして、よろしくお願い致します。
 
 今年の3月、区の45歳クーポンが送付されて来たので乳がん検診を指定病院で受けました。結果MMGに右乳房右上に3つ集まった石灰化が見つかり「要精密検査」という診断でした。「今ここで精密検査を受けますか?」とのことでその場ですぐにお願いしました。視診・触診と超音波検査を追加した結果、医師からは「石灰化はがんと関連性があるものだが今の段階では一年後の検診で良いでしょう」と言われ「右上硬結化」と書いた診断書をもらいました。
 20代後半にしこりを感じ受診して以来、乳腺症という診断はその後現在まで良く言われていましたが
今回の石灰化という言葉は初めてでした。石灰化とは何ですか等の質問に「気にし過ぎるとがんになっちゃうよ」と言われ病院を後にしました。
 右上乳房のゴリゴリしたしこり?と綿の詰まったような感覚や痛みがあり昨年8月に都内病院にかかっておりMMG・超音波・触診で乳腺の腫れということでした。それ以来この右上乳房のしこり?の痛みやゴリゴリ感は現在も継続しておりますが、乳腺の腫れなのだからと安心しておりました。
ただ今回の区の検診結果の石灰化が気になり6月に昨年と同じ都内病院で受診しました。
MMG・超音波・MRIの結果、MMG右上乳房に石灰化あり(拡大すると数個集まって見え)。超音波は医師が確認すると分かる位の薄らと楕円形の黒い部分あり。MRIには右乳房端に白い塊がくっきり。
医師はMRIに何かがあるのとMMGでの石灰化が増えていること(前回も一個あったとのこと)から針生検(コアニードルバイオプシー)を3本実施しました。
 その結果が昨日出ました。病理検査は異常なしで半年ごとにMMGと超音波をしていきましょう。ただ医師からは針生検は塊の一部を調べたに過ぎないこと。
今回は石灰化は採取できていないこと。を言われました。今の段階での精密検査は全て終わったと言われました。
 病理検査は生まれて初めてで結果にほっとしておりますが、真にほっとして良いでしょうか?
ゴリゴリや痛みも塊も丸一年あり続けておりますが
ホルモンのバランスから来る良性なものとして安心して良いのでしょうか?
 申し遅れましたが46歳既婚出産経験なしです。
 よろしくお願い致します。


 ご投稿有難うございます。
 非常に残念なケースだと思います。最後の最後で針生検を行わず、ステレオガイド下マンモトーム生検を施行すれば完璧な結果が得られたと思います。
 このケースでは、もし癌があれば、この石灰化がある部位にのみ微細な非浸潤性乳管癌があります。つまり、この石灰化が採取出来れば、必要な材料が完全に採取出来た事になります。針生検を行った為に、検査結果を得る為には不必要な組織しか採取出来ていない事になります。『針生検は塊の一部を調べたに過ぎないこと。』と言う発言を行うならば、この医師は最初から確実に必要材料を採取するのに確実なステレオガイド下マンモトーム検査を選択すべきだったと思います。MRIまで行うならば、ここまで行うべきだと思います。つまり、この医師の精密検査を行う判断は正しかったが、最後の検査の選択を失敗したばかりに全ての検査が無駄になっり、不安のみ残った残念なケースです。もし来年この石灰化が増えていて乳癌と診断された場合は、今回の事が悔まれるのではないかと思います。この針生検を行った為に血腫が出来る為に、今再度マンモトームを行う事が出来なくなりました。想像するに、この失敗の原因には、この病院にはステレオガイド下マンモトーム生検の設備が整っていないか、その設備はあってもその微量の石灰化を採取する技術がないか、MRIを行ったばっかりにもう少し大きな病変だと錯覚され針生検を選択されたかです。ここまで疑ったならば、適切な検査が出来る施設に紹介されれば、完璧な医療で感謝される判断だったと思います。私も最近ステレオガイド下マンモトームの依頼を受けたケースでこの小さいな淡い微細石灰化から非浸潤性乳管癌を疑われ、結果その判断通りだったので、素晴らしいと思いました。患者様にその判断をした医師に感謝すべきだとお伝えしました。
 精密検査は、施設選びが全てと言える典型的なケースです。

 早速のご回答ありがとうございます。

 針生検やMRI検査を検索しているうちにベルーガクリニクさんにたどりつき、この掲示板や先生のコラムを拝読しておりましたので、今回の先生から頂いたご回答ステレオガイド下マンモトームをすべきだったことは昨日の医師に喉元まで出かかって飲み込んだ質問です。早期発見の重要性に対して心から望む正しい検査が行われていないことが悲しくてなりません。

 痛さに耐え針を刺し、病理検査の結果にドキドキし、ほっとしたのも束の間だなんて気持ちの置き場がありません。7年前に卵巣の疾患でこの病院の婦人科にかかりました。その時乳房がカチカチになり乳腺外科にまわして診て頂きましたので過去の経緯等もデータとしてあると思われ、安心しておりました。

 >MRIを行ったばっかりにもう少し大きな病変だと錯覚され針生検を選択されたかです
 MRIのはっきりとした白い部分は肋骨側に沿うように横長で大きかったです。この画像は結果が出るまで非常に気がかりでした。調べても良性の例という情報が皆無でしたので。

 >この針生検を行った為に血腫が出来る為に、今再度マンモトームを行う事が出来なくなりました。
半年後の検査まで成す術はないのでしょうか?
 
 >この病院にはステレオガイド下マンモトーム生検の設備が整っていない
 HPにはマンモトームとはありますが・・・。
多分ないのでしょうか・・・。
 本当に残念でなりません。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 マンモトームはマンモグラフィと使うステレオ用とエコーを使うエコー用があり、マンモトームがあるから両方対応出来るのではありません。また装置があっても技術的にスタッフがいないや病理医の診断に不安がある場合など事情により検査を行えない施設があります。尚、約1〜2カ月空ければ検査は可能です。

 早速のご回答ありがとうございます。

 迅速にしかも分かり易く向かい合ってお話して下さることが本当に有り難いです。

 MRIで確認された右乳房の白いものは、今回の針生検で良性と認識されたのでしょうか? やはりステレオガイド下マンモトーム検査で微細石灰化を病理検査で見極めなければ診断はできなかった事になるのでしょうか? また逆に、微細石灰化のみの採取だけでこの塊に対する良悪性の判断はつくのでしょうか?
MRI画像のこの白い物体が気になっておりました。

 >約1〜2カ月空ければ検査は可能です
 これは約1〜2カ月空ければ、貴院でステレオガイド下マンモトーム検査が可能ということでしょうか?
 もしそうであれば是非ともお願いしたいのですが。用意するものはありますでしょうか?

 
 

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 MRIで白いものを判断するのではなく、その中の微細石灰化を伴う部位のみ良悪性を判断する必要があるのです。微細石灰化以外の部分は良性となります。つまり、MRIの検査は無駄で情報はなかった事になります。
 ステレオガイド下マンモトーム生検は行いますが、単なる紹介状ではなく適応を明らかにした紹介状があるか当院初診の方のみとしており、当院では患者様のご希望では検査は行いません。主治医とご相談になって、これをどうするか再度ご相談下さい。

早速のご回答ありがとうございました。
 
 二か月位の期間を置き、貴院で初めの検診からお願いすることはできないでしょうか? 今もこれから先も真の検診を受けて行きたいです。 

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 主治医とまずはご相談した上で、その内容により判断致します。また、こちらは掲示板ですので、利用規約をご理解の上ご投稿下さい。

お忙しい中、しつこく何度も質問してしまい申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳がん治療について

先日左胸の乳がんの乳房円状部分切除術を受けました。
病理検査の結果、浸潤がん(硬がん)で高度ホルモン反応性、腫瘍は15ミリ、切除部分内に、もうひとつ、術前検査では見つからなかったごく小さなガン細胞が確認されましたが、二つとも取りきれたそうです。グレードは2、脈管浸潤はなく、リンパ節転移はありませんでした。
治療方針として、ホルモン療法のみすすめられたのですが、温存術を受けた患者は放射線治療をするのが一般的であると聞きます。
主治医の説明によると、放射線は良い細胞までこわすので、この病院では放射線治療をすすめないとのことです。
再発のリスクを考えれば、放射線治療は受けたほうがよいのではないか、と不安に思います。術前に見つからなかったガンがもうひとつあったことも、この不安を煽ります。
現在の乳がん治療では、このような状況において、放射線治療をすすめないのは一般的なのでしょうか。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺診療ガイドラインには『ほぼ全例に軽度の皮膚炎が見られるが、ほかの有事事象の頻度は低く許容範囲内であるので、乳癌術後の放射線治療は強く勧められる。』と記載されています。
 乳房温存手術後の放射線治療では殆どの患者様において急性期に軽度の放射線皮膚炎が見られ、しばらくは色素沈着が残ります。全身倦怠感を訴えることもあります。また乳房の硬さの増加、発汗や皮脂分泌の低下、乳房痛も照射後2年間は殆どは見られることが多いが、自制内です。放射線肺臓炎の頻度は0.1%です。順次より化学療法を併用する場合や鎖骨上窩を含むような広い照射野の際に放射線肺臓炎の発生頻度はやや増加します。晩期有事事象についてみると、肋骨骨折は1.8%、心膜炎は0.4%さらに組織壊死は0.18%である。上肢浮腫は腋窩郭清の程度や照射範囲に左右されます。また乳房温存療法後の整容性についても、化学療法を同時に併用すると悪影響を及ぼすとしています。全体として皮膚炎以外の有事事象の頻度は低く、許容範囲内です。
 また『全乳房照射が整容性に与える影響は軽度であり、乳房温存療法における放射線治療が勧められる。ブースト照射は、長期には整容性を下げる可能性があるが、その頻度は低い。』と記載されています。
 多くのランダム化試験で放射線治療は整容性に与える影響は軽度と報告されています。
 術後放射線療法は、原発性乳癌に対して手術後に再発予防の為に行う放射線治療です。1)乳腺部分切除後の乳房内再発予防のための残存乳房への照射と2)リンパ節転移4つ以上ある進行癌症例に対しての胸壁の局所制御のための照射があり、この二つの有用性は証明されています。温存術後、切除断端陽性などの局所再発の危険がある場合にはブースト照射を加えることもあります。術後化学療法も使用しなければならない際などに、いつ照射を始めるべきかなど不明な点も多いです。
 温存手術後の照射は全乳房を含める事が推奨されています。腋窩リンパ節領域の一部はこれに含まれます。しかし、腋窩リンパ節郭清が行われた場合は積極的にターゲットに含む必要はありません。腋窩郭清を施行しない場合、腋窩照射に対する是非についてはまだ一定の見解はありません。腋窩リンパ節転移4個以上陽性例においては鎖骨上窩リンパ節領域への照射が推奨されています。全乳房照射の線量・分割については、総線量45〜50.4Gy/1回線量1.8〜2.0Gy/4.5〜5.5週が経験的に行われています。小分割照射も許容されています。実際には50Gy/25回/5週、50.4Gy/28回/5.5週が最も行われています。 
 非浸潤性乳管癌においては、照射の有用性を検証する無作為化比較試験は4つあり、放射線治療の有用性が示されています。浸潤癌での再発率は16.8%から7.7%に下げますが、非浸潤性乳管癌でも再発率は14.6%から8.0%に低下します。放射線照射は局所再発を有意に低下させます。
 以上より放射線治療を行わない事は標準治療となりません。エビデンスに基づいて強く推奨されている放射線治療をこの病院だけ行わないのは問題です。放射線治療は 乳癌診療ガイドラインには『術後化学療法を施行しない症例では、術後8週間以内の放射線治療開始が勧められる。』と記載されています。術後化学療法を施行しない例では、放射線治療開始の推奨時期を明確には示したいが、術後8週を超えると局所再発率、死亡率ともに増加する可能性があり、8週以内に開始すること望ましいと考えられています。放射線治療を行わない事は局所再発率や死亡率上昇を起こします。至急他院でセカンドオピニオンをされ、納得行く治療をお受けになる事をお勧め致します。
 地方では残念ながら平然と標準治療を行われていない事があります。患者様自身が知識がないと不利益を得る事があります。日本乳癌学会が金原出版株式会社から出版されている『患者さまのための乳癌診療ガイドライン』があります。これは最低購入され、一読される事は大切です。

早急なご回答をありがとうございました。
患者としても知識を持って、積極的に治療に臨む姿勢は大切ですね。
さっそく、セカンドオピニオンを受け、納得のいく治療を進めていきたいと思います。
ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

針生検での脂肪腫との結果について

はじめまして。お世話になります。
めいこと申します。

先日、あるクリニックの乳がん検診を受け、エコーでしこりがあると言われました。
おそらく大丈夫だと思うけど、MRIを受けてと言われ、造影剤を入れ、MRI検査を受けました。
結果は、左胸に約1cmの腫瘍。早期濃染も見られ、乳がんT1N0の疑いありと出ました。
その結果、細胞審ではなく、針生検査を行うこととなり、先週の針生検査の結果が昨日出ました。結果としては、採取した細胞からはがん細胞は検出されず、良性の脂肪腫ということでした。
クリニックの先生は、細胞からやや固い脂肪細胞?が検出されていて、こういったものは間違われやすいと仰っていました。
がんではない可能性が高いので、3ヵ月後ごとの経過観察となりました。がんではない可能性が高いって…と心配です。
冨永先生は、MRIをいきなりやるような医療機関について否定なさっているのは承知しております。
心配なので、セカンドオピニオンを受けようか、違うところでもう一度検査しようかと思っております。
ただ、1度針生検をするとどれくらい間をおかなければならないのでしょうか?
私はまだ20代で、もしこれが…と思うと心配です。
ちなみに、マンモグラフィもやりませんでした。

 ご投稿ありがとうございます。
 MRIで乳がん疑いと診断され、脂肪腫が組織診断はあまりにも食い違いが大き過ぎ、診断の信憑性を疑います。針生検を行なった部位がMRIで病変とされている部位と違う可能性があります。脂肪腫と乳腺の良性腫瘍や悪性腫瘍とは全くMRIの所見が違います。
 また、乳がんをMRIで疑われている方が、基本検査であるマンモグラフィを行なっていないで針生検を施行したことが診療として不適切です。
 特に山手線S駅周辺のクリニックならば、至急他院受診が賢明かと思います。針生検後1ヶ月間を空けると問題ないでしょう。

おいそがしいところ、早急にお返事をいただきましてどうもありがとうございます。
なんだか、不安は増大されるばかりです。
針生検までしたのに…。
検査は、どうしても1ヶ月空けなければいけないものなのでしょうか?
これ以上、不安に耐え切れる自信がありません…。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 針生検後は内出血があり、画像診断が不確かになります。やはり、最初の医療機関を間違えると大変な事になります。ご心配でしたら一度拝見致しますのでお電話でご予約の上お越し下さい。

ありがとうございます。
本日、予約を取らせていただきました。
よろしくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。

のう胞と線維線種・葉状腫瘍について

初めまして。お忙しい中失礼いたします。
27歳、独身です。
2年前から、年に一度人間ドック・乳腺科・婦人科の検診を受けています。
乳腺科はマンモグラフィーと超音波を受けています。

今年の3月に乳腺検診のみを受診し、「乳腺超音波検査の結果、右にのう胞(カテゴリー2)の所見が認められますが、心配はいりません。次回は1年後の検診をお勧めいたします。」との結果でした。
画像を見ながら説明して頂きましたが、直径1㎝未満ののう胞がひとつ、少し横長の綺麗な楕円形でのう胞内は黒く写っていました。
一か月後の4月に人間ドックで再度乳腺科も受診しましたが、同じ結果でした。

心配はいりませんとの結果でしたが、のう胞という言葉を初めて聞いたのでどのような物なのか気になり色々と調べておりましたら、線維線腫や葉状腫瘍にも綺麗な楕円形の物があるとの情報を拝見しまして、少し気になり始めてしまいました…。
線維線腫・葉状腫瘍は判断がつきにくいとの事ですが、のう胞と線維線腫・葉状腫瘍の判断はつきやすいものなのでしょうか?
全くの素人ですが、これからも定期的にエコーの画像を見る機会があると思いますので、参考に、のう胞・線維線腫・葉状腫瘍をエコーで見る際のそれぞれの特徴などを教えて頂けると嬉しいです。
また、この他にものう胞に似た形の物はありますでしょうか?
ちなみに、3月の際は乳腺専門医の先生、4月の際は乳腺認定医の先生に診て頂きました。

家族に乳がん経験者がおりますので、乳がん検診は特に気をつけているのですが、20代でのう胞というのはよくある事なのでしょうか?

また、のう胞とは別のお話になるのですが、分泌物はないのですが、乳首に時々白いカスのような物が付いている事があります。
触ればすぐに取れるのですが、これは何か気にした方が良いものなのでしょうか?

長々と申し訳ありません…。
お時間のございます時にご回答頂けますと有り難いです。
よろしくお願いいたします。


 ご投稿有難うございます。
 嚢胞と線維腺腫・葉状腫瘍の区別は明らかで、それを間違う乳腺を行う医師は居ません。大切な事は嚢胞の中に異常がないかや嚢胞以外の部位に病変がないかです。嚢胞と間違うのは、乳管の拡張でその中に非浸潤癌がある場合や粘液癌です。この違いは熟練した医師が画像を見ないと区別が付かない事が多いです。
 20歳代でも嚢胞は多くはありませんが、時々いらしゃいます。また、乳頭のカスは病気ではありません。
 また、各病変の違いはコラム内に記載済みです。ご参考になさって下さい。

お忙しい中早速ご回答頂きまして、本当にありがとうございました!
乳首のカスが病気ではないとお聞きして、安心いたしました。

嚢胞と線維腺腫・葉状腫瘍ははっきり区別がつくものなのですね。

>嚢胞と間違うのは、乳管の拡張でその中に非浸潤癌がある場合や粘液癌です。この違いは熟練した医師が画像を見ないと区別が付かない事が多いです。
との内容が少し気になります…。
現在3月、4月二度の検診(別の医師が画像診断)で嚢胞と診断されておりますが、嚢胞以外のものと見間違う可能性もゼロではないのでしょうか?
乳腺科、婦人科(特に乳腺科)に力を入れているクリニックなので信頼はしていたのですが、その場合、1年後の検診で良いのか心配です…。

数日前から貴院のHPを拝見させていただいておりまして、是非貴院で一度診察していただきたいとも考えております。
その場合、診て頂く事は可能でしょうか?

お忙しい中度々質問してしまって申し訳ございません…。
お時間のございます時にご回答頂けますと有り難いです。
よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 2つの受診にて同じ診断の場合はほぼ間違いはありません。現在、当院が拝見しても結果は同じです。今、当院への受診は無駄です。気になる時だけ検査を頻回に行うのではなく、1年後に検査を行う事に価値があります。当院への受診をお考えの際は、来年の4月以降の受診をお願い致します。
 また、疑問がある場合は、まず前回診察した医師に疑問をぶつける事が先決です。

切開

初めて投稿致します。49歳、子供一人(18)です。6月の生理前の胸の張り・痛みが通常月よりひどく、熱を持ったようになり、生理終了とともに落ち着きましたが、その後7/10に左胸乳頭から黄色い透明な分泌物があった為、病院で受診しました。
触診でしこりがあるとは言われませんでしたが、エコーで1センチの楕円の影があり、形からは悪性ではないし、分泌物もまだ少しあるものの透明な黄色だと悪性のものではないが、血流が多いのが引っかかるとの事で、マンモと乳腺針生検(4本)を受けました。
生検の結果は「小乳管の拡張・増殖がみられ、小のう胞の形成を伴っている。」でしたが、マンモではしこり(影?)が写っていて、それが気になるとの事でした。針生検は悪い患部をすり抜けてしまうと正確な結果は出ないので分からないそうです。それで切開して
1センチ位患部を採って検査するべきと言われました。その結果悪性ならまた手術する。もしくは、4センチ取ってしまえば一度の切開で済むので、1センチか4センチか家族と相談してきてと言われました。
切開しない選択肢はないのかと聞きましたら、「発見が遅れても良いなら」と言われとにかく決めてきてと、次の患者さんのところへ行ってしまいました。
看護婦さんに聞いたら、手術自体は日帰りで出来る簡単なもので、術後のリスク(手が上がらない、つれる等)があるような物ではないとの事で、痛み止めを飲まずに済んでしまう患者さんもいる位のものなので、心配ないとの説明。検査して、もし悪性なら転移を調べるため、もう一度手術して脇のリンパも取るのでその時はリハビリも必要との事でした。つまり良性なら検査の為一回の切開で済むが、悪性なら検査の後又そこを切開し患部を4センチとり、リンパも取るので計3回手術する事になる。びっくりしました。そういう説明はお医者様からなく、ただ切り取る大きさを決めてきてとだけ。悪性だと転移検査のためだけに、リンパまで取ってしまうのですか?悪性かどうかも分からないのに、4センチきると言う選択肢も驚きですが。それとも、告知されてないだけで、悪性と決まってるのでしょうか?長々すみません。あまりにも簡単に切開、切除と言われたので納得できなくて・・・。

 ご投稿有難うございます。
 現在、乳腺診療では切開して検査を行う事は稀なケースで、色々な検査を行い病理組織診断で鑑別困難と言う良悪性の境界診断のみとなります。針生検で良性と出たならば、当然良性と言う判断を行うます。もしこの検査で明らかな良性なのに、切開を行うと言うのは、針生検の検査の意味がなくなります。また、針生検で診断が不確かな場合は、マンモトーム生検やバコラ生検と言う吸引式針生検を施行するのが常識です。どうしても切開(外科生検)が必要な場合はMRI検査を行い病変の範囲を同定して行う必要があります。もし悪性の場合は安易な手術は今後の生存率を下げます。慎重な手術を要します。
 このような不適切な乳腺診療を行う医療機関が未だにある事は残念です。至急県内で中核となるがん専門の乳腺専門医療機関に転院される事が賢明です。
 尚、同様のご相談は過去レスに多数ございますので、ご参考になさって下さい。

遅い時間の質問だったにもかかわらず、早速ご回答頂きありがとうございました。
大変参考になりました。至急情報を収集して、転院先を見つけたいと思います。
お世話になりました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

教えて下さい。

25歳、出産経験なしです。
先日、胸に小さなしこりのようなものを発見し、近所の乳腺外来へ行きました。

乳房触診ではしこりは発見されず、念のためエコーを撮ったら4.3ミリの脂肪のようなものが発見されました。「今の段階では何も言えないので、6カ月後にまた来て下さい。6カ月後にマンモをやり、それでもわからなければ、細胞診で良性・悪性かを判断する」と言われました。

こういう場合は6か月もどっちかわからない状態でいなきゃいけないんでしょうか?

通常の検査の流れは、どういうものなのでしょうか?

エコーで良性か悪性かわからないなら、すぐ次の検査(マンモや細胞診)をするというわけにはいかないのでしょうか?

年齢的にも、再検査と言われたことがショックで・・・どうしていいかわからず、ホームページで評判を知り、頼った次第です。

すみませんが、教えて下さい。

 ご投稿有難うございます。
 今の状態で何も言えないから経過観察は、乳腺外科医としは有り得ない発言です。画像上明らかな良性ならば経過観察。良悪性の判断が出来ない場合は次へのアクションとして細胞診や組織診を考えるべきです。当然、この場合マンモグラフィは今行うべきだと思います。エコーだけの情報は落ち度があると思います。

今後の検査について

よろしくお願いします。
以前、穿刺吸引細胞診を行った際、検診で指摘されたエコーの所見がうまく見つからず検査が正しく出来たのか不安であるとご相談申し上げたものです。
結果は案の定「判定不能」でした。
病院に対する不安感がありましたので、一度そちらのクリニックでみていただこうと思っておりました。(針を刺してから1ヶ月ほど時間を空ける必要があるとの事でしたので)
しかし、その間、病院の薦めでMRIを撮りました所「腫瘤なし」とのことで異常がありませんでした。
なので念のため半年後にもういちどマンモとエコーをしてみましょうという結論になりました。
MRIで腫瘍の良し悪しは判断がつかないのは心得ております。病変そのものの有無には有効な検査なのでしょうか?しこりを作らないようなタイプにものでも発見できるのでしょうか?
MRIにて病変なしと診断された以上、クリニックを受診する意味はありますでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 シンプルなボッタクリ検査です。MRIは病変の有無には有効な検査です。最初から何も病変がないので、細胞診は判定不能、MRI病変なし。お決まりのパターンです。クリニックの受診の意味はないでしょう。千葉では、クリニックで異常を指摘され、鴨川で“かも”られた方がいらっしゃいます。

検診で異常ありといわれ、今日まで約1ヶ月。ふだんなかなか落ちない体重も、食欲がなくなったせいか5キロも落ちてしまいました。
つらい1ヶ月でありました。
今後このような思いをするのはたくさんなので、半年〜1年おきの定期健診はベルーガさまにお願いしたいと思います。おそらく年度末あたりになるかと思いますが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
いろいろご相談にのっていただきありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。