BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科
乳がんの発見数
新患数
J.POSHへの寄付金
BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科

掲示板

  • 検索したいキーワードを入力し、「条件」「表示」を選択して「検索」ボタンを押して下さい。
  • キーワードは「半角スペース」で区切って複数指定することができます。
キーワード
検索条件
表示件数
検査の流れ

昨年末乳腺エコー検査で10ミリほどの腫瘍(しこり?)があり、細胞診をしました。結果は「良性を考えます」とのことでした。8月に入り違う病院でマンモ、エコーの検査をしました。マンモでは小さな石灰化、エコーでは前回と同様10ミリほどの腫瘍がありました。
造影MRI検査と、エコーガイド下生検査を行う予定です。細胞診は、診断がつきにくいから行わないそうです。
7ヶ月前に細胞診でおそらく良性とでましたが、やはり二つの検査は必要でしょうか。

 ご投稿有難うございます。
 エコーガイド下生検を行えば結論がでる事で、その結果が乳癌ならばMRIを行い乳癌の広がりを確認するべきだと思います。また、MRIを先行して行うならば、その結果にて悪性を疑う場合のみ、生検を施行するのが順序です。意味もなく、両方の検査を行うでは道理が通りません。
 既に細胞診からすると良性の可能性が高いので、この二つの検査を行って費用も馬鹿にならないので、もし結果良性ならどのように責任を取ってくれるのかを聞くべきではないかと思います。

早速のお返事ありがとうございました。いい先生がいると評判のよさそうな病院に行ったのですが、冨永先生のお返事を読んで、少しがっかりです。
その病院では、造影MRI検査と、針生検をセットにしているとのことでしたが、そうする意味はないのですね。
針生検では、出血等がある場合があるので、MRI検査が先で、2週間後に針生検の予約を取りました。
MRI検査で乳ガンであるかどうかは、判断がつくのでしょうか。もしつくのであれば、針生検はやめても構わないでしょうか。MRI検査の日(30日)は、技師さんがするので先生とは会わないそうです。ですから、MRI検査の結果を聞きに行くように予約を取ります。
4ミリの針を刺すと聞いただけで怖いので、必要ないのならしたくはありません。
細胞診はしないと言われましたが、病院のHPを見る限り細胞診と書かれているので、MRI検査のあとに細胞診断をお願いする手もあるのかな、とも思います。
エコー検査は3ヶ月ごとに来るように言われました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 MRI検査で乳がんを疑う場合のみ、針生検を行うと良いでしょう。細胞診はこの段階では行う意味はありません。

 30日がさっそくMRI検査ですので、次回の予約(針生検)の日に、MRIの結果で、針生検が必要な場合にのみ実施してもらうようにお願いしてみます。
今回は、患者も勉強する必要を感じました。ベルーガさんに通える患者さんは、幸せですね。
この度はお忙しい中に、ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

脂肪注入後のがん検診で

昨年貴院で検査後聖心で脂肪幹細胞注入術を受け1年たちました。区の婦人科検診の乳がん超音波検査で2センチほどの黒い影が見つかり精密検査と言われ外科の紹介状をもらいました。
丸型ではなくしっぽのようにのびた部分があるのが気になると言われました。注入の事は言っていません。
がんだったらと思うと怖いのと、外科ですから、もし違っていたとしても検査のためにおっぱいに傷がつくのが嫌です。どのような可能性が考えられるのか、アドバイスいただけますと幸いです。検査まで1か月以上あるので悶々としています。

 ご投稿有難うございます。
 脂肪注入による脂肪の塊が一番考えられます。検診では脂肪注入の事を伝えないと大変面倒な事になります。再度、本当の事を伝えて精密検査が必要かの指示を仰いで下さい。

早々に、ご返事ありがとうございます。
やはり言いづらいので、貴院で検査を受けさせていただきたいと思います。

 御丁寧なお返事有難うございます。

乳房の痛み

私は31歳です。出産等は経験していません。
一週間まえくらいから、右の乳首のすぐ上に出来物ができています。
色は濃い茶色です。
それとは関係ないのかもしれませんが、
今朝から右の乳房あたりに、鈍い痛みを感じています。
左は痛みを感じません。

病院に行こうと思っても、何科にかかればよいのか判らず書き込みいたしました。

ヨロシクお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 痛みは受診ではなく、乳がん検診をお受け下さい。また、皮膚の出来物は皮膚科受診をお勧め致します。

細胞診クラスⅢaの診断について

先生、お忙しい中,心配症の私の投稿恐縮です。
質問なのですが、

2008年7月、右胸にしこりを触知し、乳腺外科でエコー、マンモグラフィを受け、のう胞と診断を受けました。
その後妊娠出産をし、授乳中の2009年11月に再度検診を受けたところ、しこりなし、のう胞も無くなっており、エコーマンモグラフィともに異常なしの所見でした。
ただ、この頃2〜3か月毎に右の乳腺が詰まり、母乳外来で助産師さんから乳房マッサージを受けていました。

2010年8月、授乳終了4か月で検査を受けたところ、
エコー、マンモグラフィは問題なしでしたが、母乳がまだ出ており、念のために細胞診を行ったところ、右がクラスⅢaでした。エコー、マンモグラフィの結果も併せ、良性との診断で次回は3か月後の検査です。
ちなみに現在しこりはなく、乳汁も白色です。

細胞診でクラスⅢの診断を受け、正直、次の3か月の間に悪性に転じるか不安です。
3か月という期間は妥当なのか、病院を変えて再検査をしたほうがいいのか迷っています。また良性の腫瘍では細胞診でクラスⅢという結果が出るのでしょうか。
宜しくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 授乳中なので、炎症等が伴う為、classⅢaは良性と判断致します。異常がないのに、3ヶ月後の検査は妥当かと言うとNoです。理由は3ヶ月間隔で検査を行なっても変化事と検査を行なっても断乳後時間が経過していないので小さな変化はありません。断乳後直なので半年以上間隔を空けないと検査の意味はないと思います。私なら症状が出なければ1年は空けて検査を指示致します。

先生、お忙しいなか、早速の回答をありがとうございます。とても心が救われた思いです。
慢心することがないよう、自己チェックを今後とも行っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

人間ドッグでの結果について

初めて投稿させていただきます。宜しくお願いいたします。

36歳、出産経験2回、3年5ヶ月前から授乳はしておりません。
過去3年毎年人間ドッグで「触診・エコー・マンモ」の検査をしております。
検査結果は下記の通りです。
前回までは1年後に再検査でいいでしょうとの事でしたが、今回の結果は精密検査を要する(乳腺外科で診察を受けるように)とありましたので不安になっています。

投稿で「構築の乱れ」とよくありますが、「乳腺の乱れ」も同様の事なのでしょうか?
病院を探していたところ、貴院のHPにたどりつきました。このような症状で診察していただくことはできますでしょうか?

<今回>
触診・・・特記事項を認めず
エコー・・右側乳房の外側上方に乳腺の乱れ
     右側乳房の外側下方に嚢胞
     左側乳房の外側上方に嚢胞
マンモ・・特記事項を認めず

<前回>
触診・・・特記事項を認めず
エコー・・右側乳房の外側上方に腫瘤様像
     右側乳房に複数の嚢胞
     左側乳房の外側上方に嚢胞
マンモ・・左側の外側上方に腫瘤

<前々回>
触診・・・特記事項を認めず
エコー・・右側乳房の外側下方に腫瘤様像
マンモ・・特記事項を認めず

 ご投稿有難うございます。
 乳腺の乱れは何を意味するかは予測できません。
 精密検査の適応ですので、保険診療で乳腺外科外来受診の適応となります。

授乳中です

はじめまして。
先日一日授乳出来なかった時に胸が岩のように
がちがちになり、その後右胸の内側の上にしこりが残ってしまいました。
いつものように母乳が詰まっているのだろうと思っていましたが一向に小さくならず寝転ぶと盛り上がり腫れているので乳腺炎だと思い大学病院へ受診しました。
痛みも強いです。
ところが思いもよらずマンモグラフィー、超音波、細胞診と進んだので大変戸惑っております。

乳腺の専門医の方なら乳瘤か腫瘍か細胞診までせずに区別はつかないのでしょうか?
授乳中のおっぱいなのでエコーではしこりだらけでした。
念のため細胞診をしたのか、授乳中なのに細胞診しないといけない程の状況なのかどうなんでしょうか?

しこりは診察のあと少しへこみ寝転ぶと少し硬く入管に沿って盛り上がります。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺専門医が細胞診などの精密検査を行なう場合は、カテゴリー3以上の良悪性を要する病変のみとなり、半数が悪性となります。つまり、その所見を画像上認めたことになります。

骨転移について

先日、右の胸に1センチ未満のしこりが見つかり、細胞診断でレベル5の診断を受けました。

以来、MRI(しこりだけが白く出ていました)、リンパ節へのエコー(異常なし)、バコラ生検(結果待ち)、と検査を繰り返して参りました。
主治医からは、未だ乳癌と断定をされておらず、乳癌だとしてもステージⅠで、広がりもないので温存手術を行う事になるだろうと説明を受けています。

今回お伺いしたいのは、本日行った骨シンチについてです。
検査中、担当していただいた技師の方に、「右手の力こぶができるあたりをどこかにぶつけたでしょ?」っと聞かれました。
とくに、思い当たる事はありませんでしたが、「何か悪いものが写っているのですか?」とお伺いしたところ、「ぶつけたように見えましたもので・・・」と言われました。
もう少し具体的に聞きたかったのですが、診察ではないので、これ以上は詳しく話せないとのことでした。

帰宅した後、「骨シンチ」についていろいろと調べてみたところ、
聞かれた言葉の意味を理解して一気に不安が募ってきました。

乳癌、骨、共に、自覚症状は全くありません。
私のような病状の者でも、いきなり上腕骨へ骨転移するという事は考えられますでしょうか?
次の診察が、10日後となりますため、不安で落ち着きません。
情報が曖昧で申し訳ないのですが、少しでも先生のご見解をお伺いできますと幸いです。

何卒よろしくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 StageⅠの乳癌でも生存率は100%ではなく、多くは90%以上です。つまり、転移が生じる確率が低いだけで、ないと言う意味ではありません。当然、Stage0の非浸潤癌ではないので、StageⅠの乳癌でも骨転移は起こっていても不思議な事ではありません。
 当院でも1㎝以下の小さな乳癌で発見し手術された方が、術後半年で多発骨転移となり、多臓器への転移を起こし亡くなられた方もいらっしゃいます。必ずしも乳癌は小さいから治癒するとは限らないし、逆に大きいから治癒しないとは限りません。小さい乳癌の方が単に治癒の確率が高いだけで、Stageは目安に過ぎません。
 骨シンチは外傷等でも陽性反応が見られます。外傷等での軽度の集積が見られたので、このような質問があったと思われます。尚、もし陽性反応が見られても、MRIでその部位を確認しないと骨転移とは言えません。
 骨シンチの検査を理解されていないようなので記載します。骨シンチは、乳癌の治療では骨転移を検出する為に行われる検査です。放射線同位元素テクネシウムで標識した薬剤は静脈注射すると、骨代謝亢進部位に取り込まれます。この性質を利用し、骨転移などで骨溶解が起こっている部位をシンチレーションカメラで検出する検査です。但し、転移に特異的ではなく、骨新生が亢進している部位を検出する為、骨折や外傷でも陽性になることがあります。また、尿排出される為、腎盂や膀胱などにも集積します。乳癌術後の定期的な検査としての有用性を示すエビデンスはありませんが、骨転移治療薬を含めた薬剤の進歩によって、骨転移を早期に診断して治療することにより、病的骨折によるQOLの低下を防ぐなどの有用性は考えられます。
 乳癌の検査や治療をお受けになる時は、その検査や治療がどのようなものかを理解してお受けになる事が大切です。不確かな知識は、不安になるだけです。ネットや患者会等で他人の体験談などを参考にされる方が多いように思いますがこれは利益が少なく、大切なのはその検査の意味や治療の正しい知識を吸収する事が一番の安心に繋がります。

充実腺管がんの疑いを指摘されてからというもの、
気持ちが落ち着く事はなく、夜中乳癌に関するネット上の情報を読みあさって参りました。
先生のコラムも沢山拝見させていただきました。

しかし恥ずかしながら、骨転移の心配まで、まだ考えが及んでおりませんでした。
(骨シンチは形式上行うだけだと言われていた事もありまして・・・)

不安な要素は沢山ありますが、ひとまず
コラムにもあった「初発乳癌への必要性が疑問視されている程に骨シンチで転移が見つかる可能性は低い」事と、先生の

> 骨シンチは外傷等でも陽性反応が見られます。外傷等での軽度の集積が見られたので、このような質問があったと思われます。

という言葉に励まされて、診断までの時間を落ち着いて過ごそうと思います。

このたびは、丁寧かつ、分かりやすい説明を頂きありがとうございました。
たくさんご教授を頂きましたこと、心より感謝致します。

 御丁寧なお返事有難うございます。