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PBC乳がん検査について

数日前から、右乳房(自分から見て、乳頭の左側)に痛みを感じ、しこりのようなくぼんだものを触っているような感覚があります。
半年前の乳がん検診のエコーで、乳腺のう胞が右乳房だけ非常に多く、要経過観察と判断されました。その時は、特に異常は見つかりませんでしたが、今回このような症状が出ているので、PBCシステムの乳がん検診を受けてみようと思います。検診は、生理前・中・後如何に関わらず受診可能でしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 乳がん検診は性周期に無関係に行えます。ご都合に合わせてお受けになって下さい。

非浸潤性乳管がんの放射線治療時期について

お忙しいところ恐縮ですがご相談させて下さい。
8月中旬に温存手術を終え、病理検査の結果、非浸潤性乳管がん、断端陰性、リンパ節転移なし、ER/PRともに陽性(8)、HER2:2+との結果でした。今後の治療は放射線療法と希望であればホルモン療法(内服のみ)と言われております。次回の診療予定が9月下旬で術後の傷の状態がよくなっていれば(長いところで9cmほど切除、現在乳房に若干の腫れ等あり)同病院の放射線科に紹介され、治療スケジュールを組むとのことでした。放射線治療は早くても10月中旬開始になるだろうとの事です。一般的に放射腺治療は術後8週目以内に開始することが望ましいと伺っておりますので開始が9週目以降になることに不安を感じています。私のような症例の場合、開始時期が8週目を超えても問題ないのでしょうか?次回診療時に主治医にも確認するつもりでおりますがご意見頂けましたら幸いです。また、ホルモン治療の必要性についてもアドバイス頂けますと助かります。どうぞよろしくお願いいたします。


 ご投稿有難うございます。
 非浸潤性乳管癌は最近ホルモン療法を行う方が有益だと言う観点から行う事が多くなってきました。また、放射線は一般論は8週以内に行うのが望ましいとされていますが、傷の問題などでこの期間に行えない等個々人により個人差があります。
 詳細についてはセカンドオピニオン外来を受診下さい。

お忙しいところ早速ご回答を頂きまして有難うございました。治療開始時期は個々人の状況によるとのこと理解致しました。ホルモン治療についても良く考えて結論を出したいと思います。セカンドオピニオン外来についても検討させて頂きます。本当に有難うございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳房の痛み

初めて投稿させていただきます。
41歳既婚、出産経験がありません。

今年の1月に朝起き上がったら左の胸がちぎれそうに痛く、左の脇の下も痛み、左の腕もしびれた感じがあり、左の背中も痛くなり起き上がる事も出来ないという事がありました。

次の日に乳腺専門の外来に行きました。 
その頃には大分楽になっていましたがエコーで調べても異常なし。 
ちょうど同じ病院で3ヶ月前に年に一度の定期健診でマンモを受けていて(石灰化がわずか見られるが異常なしという結果だったので)先生が痛い時にまたマンモを受ける必要はないと言われて漢方薬の「桂枝茯苓丸」が処方されました。

乳腺外来の先生に「漢方薬を2,3ヶ月飲んでもまだ痛みがある場合、又は治っても再度痛くなった場合は乳腺外来ではなく内科に行ってください。内科の先生には乳腺外来の方では問題なしと言ってください」と言われました。

1月に漢方薬を飲んで3週間ぐらいで痛みは無くなったのでしばらくして飲むのを辞めました。 

しかしまた7月ぐらいから痛み出したので近くの漢方薬局で同じ薬を出してもらって今、飲んでいます。

掲示板を色々読んでいると内科なのか?やはり乳腺専門の病院ではないのかとちょっと不安になったので投稿しました。 このまま痛みが治らない場合は内科で大丈夫なのでしょうか? 

お忙しい所申し訳ございませんが宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 内科の先生には乳腺外来の方では問題なしと言ってくださいと言われた意味は、痛みは病気で生じているのではないと言う事です。つまり、乳腺外科を受診する必要はなく、気休めに漢方でも内服しなさいと言う意味です。
 乳腺外科では痛み単独の症状は、乳腺疾患とは無関係で、単純に痛みがあるだけと判断し、乳腺の症状とは致しません。しこりと痛み、赤く腫れて痛いなどが本来の乳腺外科受診の症状です。痛み単独で乳腺外科外来で診察する事自体、保険診療の適応外です。これを知りながら、利益の為に診療する施設が多いです。乳腺外科医はある意味、弱みに付け込む商売を行うのです。病気もなく、受診をすると、保険診療では病名が付きます。つまり、貴女は病人に無理やりされるのです。それは、貴女が社会的差別を受ける事に繋がります。生命保険やがん保険の新規加入や新たな見直しが告知義務が発生し、加入が困難になります。また、会社検診などでは結果により悪性でなくとも昇進の有無やリストラ対象にまでなるそうです。
 乳房の痛みは、保険診療を受けるのではなく乳がん検診を受け、異常なしとされれば、単純なホルモンによる痛みと考えるのが一番賢いのです。また、異常があれば、その指示に従って保険診療で検査を勧め、適切な治療をお受けにればよい事だとお考え下さい。

お忙しい中返事ありがとうございました。
とても分かりやすい説明でした。
感謝しています。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

検診について

数年前に超音波検査でお世話になりました者です。
とても丁寧に説明をして下さり有難うございました。
その時に伺ったのは、他院で曖昧な感じに不安になり
ベルーガさんにお伺いさせて頂きました。先生の超音波での説明での親切さは今でも覚えています。
今回相談させて頂きたい事は、ここ数年は毎年 誕生月に必ず乳がん検診を受けています。市の検診では無く、乳腺外科に行って受けています。検診ではマンモ、エコーを両方 受けています。
昨年は10月末に検診に行き、「今年も心配ありません。毎年検診は続けましょう。」と医師の言葉でした。その医師はとても穏やかな人柄で、心配性な私の話をも目をみて しっかりと聞いてくれる医師です。

生理前は胸が張り、月によって片方だったり、両方だったり・・・。また今現在 左胸だけが張っているのですが、張っていると固まりのようなものを感じます。張っていない右胸には固まりは感じません。
また、左胸の張りの固まりの中にゴリッとするものがあるのですが、ここ数年 毎年 検診を受けていて、また昨年10月末の検診で何も問題なかったのに、この1年で私のような素人が手で触れる、さがせる、気付くような物が出来る事はありますでしょうか?
よく分からない相談をしてしまい申し訳ございません。毎年検診を受けているのはのK診療所のK先生です。
私は現在37才(来月38)です。
出産経験あり、子供は母乳のみでした。

 ご投稿有難うございます。
 基本的には異常はないと思われます。乳腺がホルモンの影響で硬く触れる部分があるのでしょう。ご心配ならば、そろそろ検診の時期なので、いつも行かれる診療所で乳がん検診をお受けになるとよいかと思います。

お返事ありがとうございました。
ベルーガクリニックさんに伺いたいのですが、
仕事の都合、子供の都合等でなかなか難しいです。

今さっき昨年検診した日を確認しましたら11月28日でしたので、まだ10ヶ月前です。その時に何も問題なく この10ヶ月で手で分かる程の悪性なシコリが出来る事より、やはり張りによる事が原因との事と、とらえればよろしいでしょうか?
また富永先生を困らせてしまう質問かも知れませんが、千葉県で富永先生がおすすめする乳腺外科、医師を知りたいです。それから・・・ここ数年お世話になっています、K診療所のK院長はご存知ですか?

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 11月ならばそれで問題ありません。乳癌の場合のダブリングタイムは約100日です。つまり、3か月間は同じです。このしこりについては最悪悪性でも3か月以内に診断できれば変わりはございません。
 千葉県には良いクリニックは1箇所ありますが、掲示板の主旨や先方にご迷惑が掛る(新規の患者様が増える事を嫌われているようです。)のでどのような形でもお教えできません。また、今貴女が不利益を得たのではないので、貴女が行かれている施設のコメントは避けます。医療の質の良し悪しは貴女がお決めになる事です。当院を受診され、その感想を最初のご投稿で記載されたようにご自身で感じて下さい。

丁寧な回答を有難うございました。
今後も定期健診をかかさず行うこと、また私自身の目で富永先生のような医師をきちんと見ていきたいと思います。私がここ数年お世話になっています、昨夜お伝えした乳腺外科よりも、自宅から行きやすく、また富永先生のような医師だと思える乳腺専門の医師がいます。K市N先生のクリニックに伺ってみようと思います。この度はいろいろ有難うございました。またいつか富永先生のクリニックに足を運ぶことがありました際はどうぞ宜しくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

繊維腺腫

左胸に以前から痛みがあったため乳腺外科を受診したところ、マンモグラフィとエコーに影がうつっていて「線維腺腫」と診断されました。
自分で触っても全くわかりません。
大きさは6ミリ程度のものが2つあると言われています。

線維腺腫が乳がんになる事はないでしょうか?
1年に1回の経過観察が必要とも言われました。

 ご投稿有難うございます。
 基本的には乳腺線維腺腫は殆ど癌化しない腫瘍です。但し、線維腺腫がない方に比べ、今後乳がんは新たな病変として発生し易くなる為、年1回の乳がん検診程度の検査は必要とされています。
 尚、乳腺線維腺腫は良く乳癌と誤診されます。乳腺良性腫瘍の代表格です。実は真の腫瘍ではありません。一種の過形成と考えられています。管内型、管周囲型、類臓器型、乳腺症型に分類されます。
 境界明瞭な腫瘤で、硬度は弾性硬から硬いものまであります。通常2〜3㎝の腫瘤を自覚して受診する例が多いとされ、10㎝に達するものもあります。若い女性に発生するものは急速に増大するものもありますが、必ずしも年齢と関係ないこともあります。単発例が多いですが、多発例や両側性もあります。
 生活様式や食生活の欧米化に伴うホルモン環境の変化により最近上皮成分の増生の著しい線維腺腫が増加してきていて、増殖した腺成分は乳管癌様に見え、乳癌と誤診されることが多いのです。乳癌の合併例は極めて稀であり、合併例は小葉癌です。つまり、良性腫瘍と言う前提で対応致します。
 3cm以上を越える腫瘍も定期観察で増大変化を示すものは多くはありません。3cm以上のもので多発していても授乳に支障をきたすことはなく、乳房が変形するような急速増大例以外は安易な手術摘出は避けるべきとされています。もし摘出手術を勧められた場合はセカンドオピニオンをされるべきです。
 診断は針生検等による組織診断が基本となります。細胞診では良悪性の判断のみで、良性の葉状腫瘍との鑑別は困難です。但し、画像診断にて乳癌を線維腺腫と誤診される例は当院でも良く見掛けます。画像上明らかな乳腺線維腺腫と判断出来ない場合は組織診断を行う必要があります。
 昨日、告知を行った方は、昨年9月に断乳後しこりに気付き近所のクリニックを受診され、エコーで良性の腫瘍と診断されましたが、ご自身のご希望で、J大学病院を受診して、穿刺吸引細胞診を行い良性の為、線維腺腫だと診断され、産後なので『線維腺腫で本当に良かったね。』と言われ、年1回の検診を指示されたそうです。偶々1年後の検診を今週月曜日に当院に来院され、画像上乳がん以外考えられないので、すぐに組織診断を行い、金曜日には乳がんと告知致しました。ショックより前医に対する怒り以外ないと言われました。
 また、本日お礼のお手紙を頂いた方も、閉経後の方で、娘様、お姉様も乳がんに罹患されており、ご本人も乳がん検診を毎年お受けになっていたそうです。2007年より乳腺線維腺腫を指摘され、年1回の経過を診る為に検診を継続されていましたが、今年は偶々当院に来院され、問診の段階で、閉経後に線維腺腫が発生しない事と、この家族歴からして家族性乳癌しか考えられない事から、線維腺腫ではなく乳がん以外考えられなと伝え、検査を行うと予想通り乳がんでした。なかなか良性と言われた物を乳がんというのが受け入れられ得ないご様子でしたが、紹介した病院に行かれ治療方針が決定する中で、やっと受け入れられたと言うご報告を兼ねたお手紙でした。
 この二人の共通したお話では、知識がないと言う事は失敗するという事を言われておりました。乳腺疾患は、他の疾患とは違い非常に情報があり、疾患自体の内容が簡単明解で、素人の方でもすぐにご理解出来る事が殆どです。正しい知識を持って行かれる事が大切です。

わかりやすいご返答ありがとうございます。
今後の新たな乳がんの発生のし易さは高くなると聞き驚いていますが、定期的に自己チェックを続けて行きたいと思います。
6ミリ程度の大きさは触ってもわからないのは普通でしょうか?

生理終了後1週間くらいの時期に自己チェックと聞いた事がありますが、私は生理不順で50〜60日周期です。
生理周期に関係なく月に1回は最低限でもするべきですよね?

低用量ピルを飲んでいるのですが乳癌ではない限り飲み続ける事に関しては問題はありませんか?
子宮筋腫と子宮内膜ポリープがあり経過観察中です。(筋腫は年に1度、内膜ポリープは3ヶ月に1度と指示が出ています)

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 乳癌診療ガイドラインには『視触診単独による乳癌検診は勧められない。』と記載されています。
 自己検診(触診)の有効性についてロシアと上海で行われたデーターのみがあるだけです。
 上海では10〜11年追跡した結果、自己検診を行った者も行わない者も乳癌死の割合は差がなく、また浸潤性乳癌の頻度も差がなかった。その上、自己検診を行った者は良性乳腺疾患の発見が多く、精密検査の生検施行の数ばかり増え、乳癌死亡の減少にはつながらないとしています。自己検診の指導には有効性が証明されていないことと良性疾患の生検が増えることを告知する必要があるとされています。つまり、自己検診では乳癌の発見は出来ず、無駄な精密検査が増えるだけと言う事になります。
 一方、ロシアの結果では、9年目に自己検診を行った者が乳癌死亡率の減少の傾向が見られるが、有意の差を認めないとしています。
 また、イギリスで行われた、自己検診のみとマンモグラフィ検診のみと何もしない者を比較しています。この結果はマンモグラフィ検診群で27%の乳癌死亡率の減少を認めたが、自己検診群では減少しなかったとしています。
 自己検診や触診は乳癌を早期に発見して乳癌死を減少させるとされてきたが、乳癌死減少と言う救命効果は証明されないとされています。つまり、セルフチェックは意味がないとされています。但し、乳癌術後に関しては効果があるとしています。
 婦人科で経口避妊薬(ピル)は乳癌には関係ないと言われたという方が未だにいらっしゃいます。これは非常に間違った見解なので正しい知識を理解される必要があります。乳腺診療ガイドライン(2008年版)には『経口避妊薬使用は乳癌のリスクを増加される可能性がある。』と明記されています。
 系統立った文献検索でメタアナリシス3件の報告からいずれも相対リスク約1.2と言でリスク増加が認められています。経口避妊薬は乳癌発病のリスクを増加させるという結論とされ、相対リスク1.1〜1.6と言う事です。
 経口避妊薬の中止した場合は、中止後10年以上経過すればリスクの増加は認められなくなるという報告もあるが、中止後5年以上経過しても使用期間によるリスク増加の影響は残るとする報告もあります。初回妊娠より前の使用でリスクが上昇するという報告もあります。また、日本人も含めアジア系住人がアメリカに移住した場合に乳癌発病リスク増加が認めており、同時に経口避妊薬の使用も増加しています。実際、当院でもアメリカでピル使用歴があり、帰国後の検診で乳癌と診断された方がいらしゃいます。実際診療の中もピル使用者やピル使用経験の方の乳癌は多いと思われます。低用量ピルだから問題ないのではありません。ピルはエストロゲンとプロゲステロンの混合剤で共に乳癌を発生の原因になります。つまり、線維腺腫も同じ事で大きくなる可能性があります。
 但し、ピル使用に関してはメリットもあり、メリットとこのようなデメリットの差を考慮してどちらが利益があるかを選択する必要があると思います。また、ピル使用の際は、必須としてマンモグラフィーと乳腺エコー併用の乳がん検診を年に1回は受ける事が必要です。
 大変申し訳ございませんが、これは全て乳腺外科コラムに以前記載した内容です。今後のご質問はこちらを一読なさってから疑問点のみご質問下さい。

ご返答ありがとうございます。

ピルの服用に関しては、婦人科の先生は乳癌との関連性はなくピルのガイドラインにも禁忌とはなっていない事や子宮筋腫は自然周期の生理では成長の速度が早まると言っています。

生理不順な今の状態のままだと卵巣癌のリスクも上がってしまう可能性があるため4年前からピルを飲み続けています。
婦人科の先生はピルと乳癌の関連性は絶対にないと断言されているので、飲み続けるべきかどうするべきか悩んでいます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 ピルの製薬会社の説明書内の副作用項目に乳癌の危険性は記載されています。もし乳癌との関連性が『絶対ない』と言われたら、書面にしてもらいその医師と訴訟を起こすべきです。但し、ピルが禁忌ではありません。禁忌と言う意味は絶対使ってはいけないと言う事で意味を間違わないで下さい。言葉のマジックに惑わされないようになさって下さい。話の内容は詐欺師のような説明だと思います。
 子宮筋腫に関しては、ピルの必要性があるのかも知れません。メリットとこのようなデメリットの差を考慮してどちらが利益があるかを選択する必要があると思います。つまり、適切な説明を行う産婦人科医に代える必要があると思います。

嚢胞について

こんばんは。遅い時間に申し訳ありません。
35歳 初出産後1ヵ月半です。
授乳は生後3週間ほど行っていました。
現在は断乳をしており、粉ミルクを使用しております。
授乳中、乳腺炎のような症状が出現し、婦人科で冷却指導をされ実行していましたが、しばらくしてもしこりや乳房痛が続き、その症状が強くなったため、再度婦人科を受診したところ、乳腺外科を紹介され本日受診をしました。
エコーをし、のう胞と言われ細胞診を行いました。
帰宅後もしこりや乳房痛が続いています。
のう胞は液体のためしこりではないと言われましたが、まだしこりのようなものが触れるのは血腫というものができているからですか?それとも他に原因があるのでしょうか?
冷却しているほうが痛みが楽なため、冷却を続けていますが他に何か方法はあるでしょうか?

また、のう胞はホルモンの影響や体質で出現するとの説明を受けました。
今出産後でホルモンがおかしくなって、たまたまこのような症状が出ているのか、それともこれからもずっと、閉経までこの痛みの恐怖を味わっていかなければいけないのでしょうか?
また今日細胞診をされた際、のう胞は消えてしまいましたが、また同じところに水が溜まってくるのでしょうか?それとも今日消えたところはもうなくなったままになるのでしょうか?
ネットで色々検索をしているとのう胞は増えたり消えたりすると書いていました。

今心配なのは、乳房痛がどれくらいの期間続くのか?
のう胞はまたできてしまうのか?その度に痛みを伴うのか?痛みが出たときはどうすれば軽減するのか?
です。今も痛みが気になるため失礼な時間と思いながらも投稿させていただきました。

 ご投稿有難うございます。
 通常の嚢胞は、乳腺症の一つとしての所見で、女性ホルモンの影響で生じます。今、貴女は生理が止まっているように女性ホルモンは流れておりません。妊娠中から閉経状態は女性ホルモンが流れていないからです。この時期に乳腺症はないとされています。
 今の乳腺状態は単純に授乳期の乳腺の状態で、初出産後1ヵ月半で断乳をした為、ミルクが生産されているのに出せない状態で、乳腺炎となり掛けています。この状態で痛みが出るのは当然です。冷却のみでは改善をしません。改善策は乳房マッサージをマメに行う事です。痛みは消炎鎮痛剤を内服するしかありません。このような授乳期のトラブルは乳腺疾患でも、我々乳腺外科の行う疾患ではございません。産科の医師と相談して対処法をお聞き下さい。このような状態で、乳腺外科に紹介をする産婦人科も乳癌否定できたら、すぐに産科に戻るように指導すべき事です。本来は、乳腺外科に紹介をする場合は保存的に治療を行い状態が悪化して、乳腺を切開してドレーン(チューブを入れ持続的に排出する)を入れる必要があるか、乳腺切除を行う必要がある場合が乳腺外科への紹介の適応です。
 もう一度原点に戻って治療をお受け下さい。

乳がん検診について

こんにちは、今年2月に初めての出産して34歳授乳中の者です。最近まわりに乳がんの人がいたりで検診を早く受けたいと思うのですが、超音波であれば検診は可能のようですが正確な結果がでにくいのであれば、特に自覚症状があるわけではないので卒乳まで待とうかと思うのです。
授乳中は正確な結果は出にくいですか?

近くの乳腺外来に聞いたらそれは人によっても違うので。。と言われました。

 ご投稿有難うございます。
 授乳中は、エコー検査も過剰診断に繋がったり、診断が困難な場合が多く、明らかな症状がない方は断乳後にお受けになる方が効果的です。

早速のご回答ありがとうございます。卒乳後どれ位経てば理想でしょうか?

 御丁寧なお返事有難うござういます。
 断乳後半年以上先が適切だと思います。

ありがとうございます。非常に助かりました^^

追記です。こちらのサイトを見ましたら乳がん検診と言っても色々な方法があるのですね?{精密な検査}エコーとマンモしか知りませんでした。
35歳なのですが超音波だけでは不十分でしょうか?

 御丁寧なお返事有難うございます。
 エコー検査のみの乳がん検診と言う方法自体がエビデンスでありません。効果が証明されていないと言う事です。つまり、基本的にはエコーのみの乳がん検診を行なってはいけないということになります。