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乳がん検査の流れについてのご質問

はじめまして。掲示板を拝見し凄く良心的なクリニックだと感銘しております。このたびご相談に乗っていただければ幸いです。

実は自分でシコリなど気になる箇所があるため都内Tブレストクリニックで精密検査を受けました。
マンモで石灰化はみつかったものの医師による触診・エコーではシコリ自体ひとつも見つからないという判断でしたが、同時期に受けた別の健康診断(乳がん集団検診(エコー))で1cm〜の2つ腫瘍が発見され診断情報提供書付き要精密検査になりました。

同時期の検査で全く違う判断だったために混乱し、その後 大学病院に検査しにいきました。

初診での問診では触診ですぐシコリも確認できましたが、集団検診での持参したエコー写真を見る限り良性だけど念のため マンモとエコーを取りますということでした。

当日に検査結果を聞くため引き続き、大学病院内のまた違う医師の診断を受けました(恐らく最初の初診の診断は問診で研修医の方かと思われます)マンモで分かる石灰化は2箇所(1箇所は1点 二箇所目は微量の散らばり)エコーでは集団検診と同じ内容でした。その医師からは石灰化ではなく腫瘍らしき塊のひとつが気になるということで その場で組織診(生検・麻酔を利用してメスでの外科的生検及び針生検)を行いました。

2週間後に 癌の細胞かどうかが分かる内容ということなのですが、 検査結果2週間たたない前に、(1週間以内で立て続けに) 乳房CT (造影X線検査・血管内に造影剤を注射しながら行うX線検査) 及び 採血  造影MRI(カドリニウムと呼ばれる金属を含んだ薬を血管内に注射し行うMRI) を行うようにスケジューリングされました。

単なるレントゲンや採血程度であれば体に負担がかからないので 気にならないのですが副作用同意書を家に帰ってから読んだら 、見る限り、体に負担がかかる内容なのかと思います。

現在 乳がんの本を読み漁っていますが、特にMRIは、生検の結果=癌と判断された上で 手術に向けて手術方針及び内容を確定するために行う検査の内容なのかなぁと思いましたが実際はどうなのでしょうか。

実際は、 マンモ・エコー・生検 だけでもそのシコリが 悪性かどうか判断しかねるため、総合判断材料のため CTおよびMRI を取る必要性がある というのであれば納得なのですが。。

同意書見る限り体に余り負担がかかる検査は行いたくないなぁって、良性だと思っていたため、まだ生ぬるいことをいってる次第です。。
アドバイス頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 もしこの検査が適切な意味で行われているならば、今回の病変が乳癌で間違いないと画像で既に判断され、今回の組織診はそれを断定する証拠として行われたと思います。
 但し、MRIと乳房のCTを両方行う理由はありません。通常は、同等の検査の為、乳癌と確定して術前検査として行う場合は造影MRIのみです。MRIの設備がない場合に代用として乳房CTを行う場合はございます。これは、検査漬けのコスト稼ぎかと思います。また、今回乳癌で無い場合は、組織診断以外はすべて行う意味がなかった事になり、単純にコスト稼ぎの無駄な医療を行われただけとなります。余程乳癌を確信していないとこれだけの検査を確定前には普通は行いません。結果がどちらでも、良心的に適切な医療を行われている病院とは思えません。
 大学病院の乳腺外来では、MRIやCTは利潤が高く保険診療で一番楽に稼げる検査なので、コスト稼ぎが行い易い代表格の方法だと思います。かなり儲け主義の大学病院には間違いがないでしょう。
 乳癌と診断され、治療を行うにも病院の費用格差が凄い事を目の当たりにしています。全摘で同時再建まで行うと、全く同じ事を行っても100万円以上差か出る事に気付いています。患者様をご紹介する時も、病気以外に費用的な面まで考えなければいけないので、結構神経が疲れます。良心的な病院と儲け主義と二つに分かれ、この差は費用的な差のみで医学的差がないのが不思議です。患者様の生活状況まで理解して頂き治療をお願いする時もあるので、紹介先の医師には感謝しています。
 現在の医療で自費で見ると、例えば、子宮頸がんのワクチンでサーバリックスというのがありますが、税込納入荷12600円のものが、医療機関での費用が約12900〜33300円位の格差があります。全く同じメーカーの同じワクチンの筋肉注射です。現代の医療は、口では良い事を言いますが、人の弱みに付け込む商売とご理解されても良いかと思います。また、乳がん検診は法律で保険診療は出来ません。しかし、これを曖昧な症状で保険診療にする医療機関もあり、これも入口は優しく広くして、後でがっぽり回収と言う手口です。保険診療は病名がないと行えません。つまり、明らかな病気がない方は、何らかの病気にされているのです。それは、患者様の履歴に傷が付いたのと同じ事です。例え疑い病名にしてもです。この履歴は、生命保険やがん保険の審査で必ず問題となります。乳がん検診の自費を敬遠して、どうにか保険診療で安く済まそうと思われる方が居られますが、一番危険な事なので辞めて頂きたいと思います。

深夜にもかかわらずご返答頂き本当にありがとうございます。
不安で夜も眠れなくて何度もチェックしている状態でした。

やはりMRIは、乳がんかどうかの総合判断材料のうちのひとつというわけではなく乳がんと確定後の術前検査という認識で良いのですね。

しかも乳房CTがMRIの代用としての内容で、2つとも似たような検査とはかなりショックを受けました。

書面の説明を読んでも似たような内容でしたが全身に癌細胞がないか医師の善意で提案してくれたのかなぁ
としか思っていませんでした。

再びよく見たら、実際は乳房CT・乳腺部MRって検査名なのでやはり同じ検査を乳房のみに対してやるということなんですよね。

癌を見落としをされるのが一番困るということで患者としてはなすすべもなく、医師の言うとおりが一番安心なのかなぁと思っていましたが改めてもう一度病院にも直接意図を確認してみようかと思います。
しかしながら、既に儲け主義提案をされているということで仮に医師の独自な判断ではなく病院独自の儲け主義方針であれば 直接聞いても医師を変えたとしても意味がないような気もしますが、、
仮に、CTとMRIが同じような検査ではないかと確認する際に素人が余計な事をいうな的な突っ込みをうけたら他の医師から聞いたなど伝えても差し支えないのでしょうか。

ちなみに初診(問診・触診・エコー・マンモ・組織診)保険適用で約1万円でした。これは、本を参考にする限り妥当だと思っています。

実は医師は受付の手違いで他の医師に当たってしまったため既に医師に変えてもらう予定ですが、病院事態がそういう内容であれば、もう見切りをつけて変えた方が良いのでしょうか。
組織診(生検)は辛かったし マンモは二度も遣っているのでまた一から調べるのは辛いです。

この場合、生検結果が出るまでという話で(CTとMRIを断って)セカンドオピニオンという形で生検結果とともに診断情報提供書などを希望するのが正しいのでしょうか。

本当に恐れ入ります。恐縮ですがまたアドバイスいただけると幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 MRIとCTの問題は、ガイドラインに記載された内容です。
 転院は、検査は組織診の結果が出た時点で、セカンドオピニオンではなく、転院希望で診療情報提供書を記載してもらう必要があります。セカンドオピニオンは転院の意味ではなく、今の施設で基本的に治療を行なうに当たって意見を聞くという意味です。生検はもう行ないません。この採取した病変を使って進めて行きます。マンモグラフィなどの画像はまだ検査致します。

お忙しいなか返答を下さってありがとうございます。
大変救われます。度々のご質問恐縮ですが相談に乗っていただければ幸いです。
 
ガイドラインに記載されたMRIとCTの問題というのは此方のサイト内にご掲示されているものでしょうか。もしくは医師・乳腺外科などのガイドラインということでしょうか。もし此方のサイト内ということであれば、いくつか確認していますが見つけられなかったので、URLアドレスを教えていただけると幸いです。

>転院は、検査は組織診の結果が出た時点で、セカンドオピニオンではなく、転院希望で診療情報提供書を記載してもらう必要があります。

転院先の病院はまだ全く空白の状態で、Tブレストクリニックの誤診の経験から、実際自身でどうやって良い乳腺外科を探してよいのか分かりません。
転院手続きを行うともう次はそこが最後になると思うので納得した病院を選びたいためある程度の治療・今後のやりかたなど方針を把握した上で転院すべきなのかなと思います。
その選ぶ方法として有効なものがあれば教えて頂けると幸いです。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 医師用の乳癌診療ガイドラインでは『乳癌の広がり診断においてCTを行うことを勧められる十分な根拠はない。』とされ、『CTは乳房腫瘤性病変の良悪性鑑別には勧められない。』と記載されています。CTでの腫瘤性病変に対する診断能に関しての報告はなく、CTでは血流動態のの評価の為に多時相撮像を行うとX線被曝が増加するという短所があり、腫瘤性病変の良悪性鑑別の為にCTを施行する事は勧められないと説明されています。乳癌の診療ではMRIに完全に劣る検査とされています。また、検診・診断のP24に『MRIが利用できない施設では従来の方法と比べると断端陽性率を低下させ、乳房温存療法の術前検査として有効な可能性がある。』と明記されています。
 治療というのは、都内の大きな施設では殆どの施設は同じなので判断材料にはなりません。交通の便が良いかやあとは主治医との相性になります。本来は、最初の紹介する医師とご相談されるのが一番良かったと思います。乳腺の世界は狭いので多くの医師は理解しておられます。その上で、多くの医師に顔が利くかが大切になります。最初に行った施設が全てとなるので、その施設を的確に選択するのが本来は間違いのない医療機関選びになります。乳腺は頻回に通院する病気ではないので、ここで立地条件などで選択すると大失敗となります。ご自身でよくお考えになって判断して下さい。

医療、特に乳腺の場合は医師によって判断や治療方針がマチマチすぎて凄く難しいです。
また患者に与えられた権利といわれながらも医療の実態の厳しさを改めて実感しています。
このたびはお忙しい中、善意で短時間の中沢山の相談に乗っていただき本当にありがとうございました。
また機会がありましたらクリニックの方も利用させていただきたいと思います。

 御丁寧なお返事有難うございます。

ガンの確定診断できません

初めて投稿します。よろしくお願いします。
母が1㎝のしこりで診てもらい、画像からはガンの疑いが強く、細胞診でもクラス5と判定されました。
次に針生検をしたところ、ガンと診断出来ず、再び針生検をしたらやはりガンと確定診断出来ませんでした。
今週中に手術で腫瘍を取りそこで病理診断して悪性ならセンチネルリンパ節を取る予定になっています。
母は良性でも悪性でも腫瘍を取ります。
もし手術後良性だったら、細胞診のクラス5は何だったのか、不安が残ります。
色々調べたら、病理のセカンドオピニオンを知りました。もしセカンドオピニオンをする場合、手術前と手術後、どちらのタイミングでセカンドオピニオンをしたらいいでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 細胞診でclassⅤでも悪性と言う事はありません。乳管内乳頭腫などの一部の良性病変ではclassⅤとなる事があります。但し、針生検でclassⅤとなるような良性病変のこのような診断が出なければなりません。また、細胞診で腫瘍の部分ではなく、他の部位を偶々吸引した可能性もあり、腫瘍は良性でも他の部位に癌がある可能性も否定できません。尚、1㎝の病変は針生検の下手な医師は、針が全く腫瘍に刺さっていない事もあります。結構針生検は1㎝以下のものは適中出来ない医師は多いのも現実です。2度行うよりも2回目はマンモトーム生検などの特殊な機械を使った検査を選択するのが正しい検査方法だったのではないかと思います。また、細胞診のclass分けの診断が実は間違えている場合もあります。この問題はこの腫瘍を切除しただけでは解決できない場合もあります。
 手術病変が悪性ならば全て解決しますが、病理セカンドオピニオンでは解決するのは良悪性が判断出来ない場合のみで、良性病変の場合は病理セカンドオピニオンを行っても解決は致しません。その場合は迷宮入りとなる可能性が高いと思います。
 この問題は、適切な検査の手順が行われていないのが残念です。但し、針生検の病理組織診断が記載されていないので分からない所があります。もし針生検で病変がないのならば、エコーガイド下マンモトーム生検を行います。針生検の結果良性病変があるならば、ここでMRI検査を行い他に病変がないかを確認し、それがないならばエコーガイド下マンモトーム生検を行い、それでも解決しない場合は外科生検となります。出来る事ならばもう少し慎重に検査を組み立てる医師がいる医療機関を受診される事をお勧め致します。安易な外科生検とならない事を祈るだけです。
 過去にも、近くのクリニックの細胞診で悪性となり、その後大学病院に紹介され、マンモトーム生検を施行し、良性と判断されたが、その1年後当院受診され悪性となった方が居られ、その原因は全く病変と違う所をマンモトーム生検で採取していた方が居られます。その証拠にマンモトーム生検を行った場所を示すクリップが入れられており、病変は乳房の下方にあるのに、乳房の上方に留置されていたので明らかなミスを見たことがあります。また、最近も同じ大学病院で穿刺吸引細胞診で良性腫瘍の線維腺腫と診断され、1年後乳がん検診目的で当院来院され、既に転移を認める乳がんまで進行していた方もあります。但し、このようなケースは日常茶飯事で、決してレアーなケースではありません。
 乳がんの診断と言う分野は、最も手薄な分野で、多くの専門医は手術治療は優秀でも、診断分野では熟練した医師が少ないのも現実です。また、大きな病院の専門医は診断にはあまり興味がないのも事実です。診断分野で優れていても、乳腺分野では学問的には評価の対象とはなりません。出世出来ない分野には人が集まりません。例えば、この診断部門では学会でも殆ど若手の医師の発表ばかりです。若手の練習分野となりつつあるのです。新しい発見を期待出来ない分野で、職人芸的分野に過ぎなくなってきています。例えば、私共が、どんなに苦労して小さな難しい乳がんを発見しても、その乳がんは単なる一つの乳がん発見としてしか扱われません。また、こんなに小さな乳がんを発見しても、もう少し時間が経てば大きくなるのでその際発見すれば良いとまで言われた事もあります。診断と言う分野はこれだけ軽視されているのです。私共も世間の乳腺外科医に自己満足と思われても、その結果患者様の命が助かる事もあり得ると信じ、日々検査を施行しているのです。優しい親切そうな言葉で患者様を喜ばせるのは簡単ですが、本当に大切なのは良悪性を明確にする診断を行う事が大切かと思っております。

お返事ありがとうございました。
針生検ではエコーを見ながら取ったしこりが画像で空洞になったので採れているんだと思いますが…。
針生検の病理組織診断は何も聞いていません。ただガンと診断できないとのことでした。
MRIの結果は腫瘍の周りがひきつれている感じでしたが、大丈夫だそうです。
もしマンモトームをする場合、針生検をしたばかりでまだ痛みがあるのですが、どの位期間をあけたほうがいいでしょうか?
手術が決まったのに、今更他の病院へセカンドオピニオンをするってどうなんでしょうか?
次々質問してすいませんが、教えていただけませんか?
よろしくおねがいします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 画像で針が刺さったかて採取出来たかは正確な確認にはなりません。病理組織診断がすべてです。
 マンモトームは1ヶ月後に内出血が消失するので、それ以降です。
 セカンドオピニオンも一つの手段ですが、正確な事を言える所で判断を仰いで下さい。日本の乳腺業界は皆さんが知り合いか敵対する所は患者様の取り合いで、セカンドオピニオンは最初の病院に配慮して行なわれる事が多く、アメリカのような患者様に有益なセカンドオピニオンは殆ど日本では行なわれていません。

本当にご丁寧に説明していだだきありがとうございました。
針生検のセカンドオピニオンすることに決めました。
ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

感謝してます

昨日、貴院に紹介状受け取りに行き先生のお話を伺い気持ちが救われました。本当に先生に出会えたことはラッキーだと思います。そして検診の大切さを痛感しております。先生がこのクリニックを立ち上げた意義を無駄にしないように私も検診の大切さを伝えたいと思います。先生のお顔を拝見するのが何よりの薬だと感じておりますので又その節は宜しくお願いします。スタップの対応も親切でとても温かなクリニックだと思います。

 ご丁寧なお言葉頂戴し恐縮致します。結果は残念でしたが、真面目に標準治療を行なえば、予後は良好になると思います。是非、担当医の指示を守って治療を行なってください。

乳腺エコーでの嚢胞診断について

突然失礼いたします。

23歳の女性、未婚です。
現在生理の量の調節のためピルを5カ月服用しております。
ピルを飲んでいるため、ピルを処方してもらっている婦人科で乳腺エコーを受けたところ、左胸に3mmの「嚢胞疑い」とされるものがある、との結果が出ました。
エコーの写真を見せていただくと、黒くて丸い物体が映っていました。
お医者様には、これはガンなどの悪いものではないし、これからも年に1回エコーを受けていけば問題ない、と言われました。

しかしインターネット等で調べると、嚢胞だと思っていたがガンになったとか、嚢胞は30〜40代に多いという情報があり、20代の自分としては非常に不安です。
年一回のエコーで十分なのでしょうか。

 ご投稿有難うございます。
 のう胞は乳腺症の一つとしてしばしば認められます。組織学的には乳管の嚢状の拡張からなる病変です。1cm位になると触診でも触れます。好発年齢は35〜45歳で、乳腺疾患の約30〜50%程度を占めます。多発する方が15%居ます。
 のう胞内には黄色や黄白色の液状成分認めます。血液の貯留の場合もありますが、その際にはのう胞内乳頭腫(良性)やのう胞内乳癌が疑われる所見です。その際は吸引細胞診を施行し、確定診断が出ない場合は、マンモトーム生検や外科生検へと進みます。
 この他に鑑別を要する物は、充実腺管癌、粘液癌、髄様癌があり、誤診されることがあります。特に、マンモグラフィーでは鑑別困難な為、乳腺エコー検査は必須です。確率は低いですが、悪性リンパ腫と間違われることもあります。
 緊満感や疼痛がある場合は、穿刺吸引により症状は軽減致します。1〜2回再吸引を施行すると消失する事が多いです。
 多くののう胞はエコー画像で良性と判断出来、年に1回の乳がん検診程度で問題はありません。但し、上記の鑑別を要するものを判断ミスされることがしばしばあります。エコー検査機器は性能に医療機関で差が激しく、画質の悪い物では誤診を誘発致しますので、注意をされるべきです。
 ただ、乳腺外科の診断ではないので、婦人科の診断では信憑性がないので、判断はご自身でお願い致します。
 また、 婦人科で経口避妊薬(ピル)は乳癌には関係ないと言われたという方が未だにいらっしゃいます。これは非常に間違った見解なので正しい知識を理解される必要があります。乳腺診療ガイドライン(2008年版)には『経口避妊薬使用は乳癌のリスクを増加される可能性がある。』と明記されています。
 系統立った文献検索でメタアナリシス3件の報告からいずれも相対リスク約1.2と言でリスク増加が認められています。経口避妊薬は乳癌発病のリスクを増加させるという結論とされ、相対リスク1.1〜1.6と言う事です。
 経口避妊薬の中止した場合は、中止後10年以上経過すればリスクの増加は認められなくなるという報告もあるが、中止後5年以上経過しても使用期間によるリスク増加の影響は残るとする報告もあります。初回妊娠より前の使用でリスクが上昇するという報告もあります。また、日本人も含めアジア系住人がアメリカに移住した場合に乳癌発病リスク増加が認めており、同時に経口避妊薬の使用も増加しています。実際、当院でもアメリカでピル使用歴があり、帰国後の検診で乳癌と診断された方がいらしゃいます。実際診療の中もピル使用者やピル使用経験の方の乳癌は多いと思われます。低用量ピルだから問題ないのではありません。ピルはエストロゲンとプロゲステロンの混合剤で共に乳癌を発生の原因になります。このガイドラインがある以上は、正統派の乳腺診療を行う医師はピルを安易にピルの使用を認める事はありません。
 但し、ピル使用に関してはメリットもあり、メリットとこのようなデメリットの差を考慮してどちらが利益があるかを選択する必要があると思います。また、ピル使用の際は、必須としてマンモグラフィーと乳腺エコー併用の乳がん検診を年に1回は受ける事が必要です。

丁寧なご返答、どうもありがとうございます。
のう胞の好発年齢35〜45歳というのと、自分の現在の年齢23歳というのとを比べていろいろ不安にもなるのですが、こまめに検診を受けていこうと思います。
また、書いてくださったピルと乳がんリスク増加との相関関係ですが、あらためて数字でみるとぎょっとするものがありますね。
私は生理がひどく、日常生活に支障をきたすほどだったので、デメリットとメリットを比べたうえでピルの服用を決断しました。処方されたのも、現在かかっているのも婦人科ですが、ピルはデメリット(もちろんこの説明もありました)よりメリットを強調されたように思います。乳腺専門医と婦人科医でそのようにスタンスの違いがあるというのに驚きましたが、同時に、今後の乳がん検診はきちんとした乳腺専門医の病院で受けなくてはならないなと思いました。
近いうちに貴院の乳がん検診を受けてみたいと思います。
どうもありがとうございました。検診の際はよろしくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。

お礼

先日葉状腫瘍との診断を頂いた者です。
19日(金)にご紹介いただきました病院へ行って参りました。4月7日に手術をしていただけることになりました。先生のところに伺って1ヶ月で手術まで終えることが出来るのは本当にありがたいことだと実感しております。通常2〜3ヶ月はかかるのでは無いでしょうか(もしかしたらもっとかも・・・)やはり迅速かつ正確な診断を頂いたからこそと感謝しております。
職場でも家庭でも「良い先生に会えて良かったね!」と言われています。
今後どうなるかまだ判りませんが、食生活を初め気をつけていきたいと思います。
お礼を申し上げる術がこちらしか思いつかなかったものですので、書き込みをしてしまいました。
不適切な表現等ありましたら削除してください。
本当にどうもありがとうございました。

 当院をご利用頂き有難うございます。また、ご丁寧なご報告有難うございます。
 ご指摘のように病理組織診断が正確な為、手術を行う専門施設も治療を迅速に行えるのでしょう。手術頑張って下さい。
 このような内容は病気のご相談ではないので、不適切な内容ではございませんので、ご安心下さい。

執刀医より手術後半年経過し、異常なしとの診断を頂きました。今後は、手術日から一年後の4月に貴クリニックにて検診を受けるようご指示を頂きました。
近くになりましたら予約をさせて頂きたいと思います。
その節はどうぞよろしくお願い致します。

 ご丁寧な経過報告有難うございます。
 次回の経過観察受診をお待ち申し上げます。

困っています

昨年4月にマンモグラフィ・エコー・触診で異常なしでした。念のため2年ごとにマンモを受けるよう言われました。ちょっと早いかなと思いながら受けた今年8月の集団検診でマンモのみ所見・触診異常なし・エコーは検査無しで9月中頃検診と同じ総合病院乳腺クリニックにて診て貰いました。集団検診時のマンモグラフィの写真を見て,片方上と横からのどちらにも小さなぽちぽちがあるとかで(石灰化と説明)した。エコー(外科医師)と触診は異常なしのため半年後の経過観察になりました。

その後いろいろと調べて総合病院が外科の先生しかいらっしゃらず不安になり思い切って別の乳腺専門のクリニックを10月後半受診することにしました。

先日そこを受診したのですが,病院にてマンモグラフィを新たに撮り,集団検診時指摘されたような陰はないとのことで,ホッとしたのもつかの間エコー(病院技師が実施)で触診では触れない表面上のものが映っているので細胞診を勧める(「しておいた方がいいよ」という感じでしたが)と言うことで予約しました。

エコーもマンモグラフィも乳房の同じ側の所見です。短い時間で診断がまちまちで正直混乱しています。9月にエコー異常なしが1ヶ月足らずで所見有りになるのでしょうか?エコーのみ所見が出て悪性と言うことはあるのでしょうか?細胞診の検査・結果待ちでしょうが不安で堪らず質問させていただきました。

 ご投稿有難うございます。
 乳腺診療は診断がまちまちで、正確な診断が出来る所が少ないのが、現実です。実際集団検診や自治体検診は診断がかなり、診断が曖昧で診断内容を疑うものが多く存在します。1ヶ月で変化したのではなく、どちらかの診断が間違っているだけです。今回細胞診で良性ならば、今回の施設が過剰診断と言う事です。今回が悪性ならば、前回の施設が誤診となります。残念ながらその程度の検診や診療しか行なえない地方の現状があるのです。これは学会等でも問題視している点です。医療の地域格差とお考え下さい。例えば、一見同じように見える東京都と神奈川県という隣接した地域でもかなり医療格差があります。
 乳癌はエコーのみの所見で発見出来る場合も多いです。

早速のご回答ありがとうございます。地方に住んでいると「検査」すること自体も難しいと今回のいろいろで本当に感じました。まず,専門のお医者さんがどこにいるのか・・。大体が外科の先生で,乳腺専門の方があまりいません。本当に困ったものです。

べルーガクリニックさんで再検査をしたいところですが,子どもが小さいこととフルタイムでの仕事がどうしても休めない時期でなかなか伺えません。近くに信頼の置ける施設があるといいのですが…。

今回は過剰診断であることを願うばかりです。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

砂状の石灰

38歳 出産暦なしです。

3年前から、右胸の線維線種の経過観察で、半年ごとにマンモとエコーを交互にやっていたのですが、半年前に反対の左胸の外側下方向に、エコーで砂状の石灰が10粒くらいみつかり、経過観察になったのですが、今回も同じようにあるので、外科生検をすすめられました。マンモには写っていません。主治医の診断は『ホルモンの影響が大きいが、超早期がんの場合もある』とのことでした。ネットで調べたら、外科生検は傷とへこみが残るようなので、今の段階では避けたいと思っています。針生検は外科生検に比べると、跡も消えるようなので、他の病院も考えています。

先生のところでは、切ったり、針生検をしなくても、PBC装置で、石灰が異常ないものか、癌なのか、わかるのでしょうか?

ご回答をお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 一般的にはこのような場合は外科生検を行ないません。ステレオガイド下マンモトーム生検という針を使った検査を行ないます。当院もこの検査を行ないます。標準的な検査を行なう専門機関を受診される事をお勧め致します。尚、外科生検を行なうと悪性の場合取り残しとなり、再手術が必要になり、色々なデメリットが生じ面倒となるので現在は行ないません。
 このような事は乳腺外科コラムに記載されています。少し勉強してから病院に行きましょう。無知は心配だけではなく、命を落とすこともあります。

先生、お忙しいところありがとうございました。
また、お礼が遅くなり申し訳ありません。
調べたところ、近くの病院では、
ステレオガイド下マンモトームを行う病院と、エコー下マンモトームしか行わない病院があります。
私の場合、エコー下マンモトームでは、不十分ということになるのでしょうか?
また針生検とは、上記2つの検査のことを示すのでしょうか?

ご回答の程、宜しくお願い致します。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 ステレオガイド下マンモトームが出来る施設限定です。エコーガイドでは意味がありません。このような検査は針生検の一つに過ぎません。