乳ガンリスクと漢方薬
ご投稿有難うございます。
一時的な内服は問題ないです。但し、漢方薬にも、生薬の葛根、高麗人参にはエストロゲン作用があるとされ、乳癌治療中の場合、感冒など一時的に用いる場合は問題ありませんが、更年期症状を緩和させる目的で長期にわたって服用するのは少々疑問で、女神散や温経湯の処方は注意を要します。当帰や甘草にもホルモン作用があるという実験結果が報告されたことがありますが、当帰や甘草にはエストロゲン受容体に結合するような植物エストロゲンはないというのが一般的ですから、常用量の使用では問題はないとされます。
いつも早々にお返事をくださり、誠に有難うございます。一時的な内服では問題が無いとうかがい、安心しました。
また何か不明な点が有りましたら質問させて頂きますので、その節はまた宜しくお願い致します。
ご丁寧なお返事有難うございます。
以前多発のう胞と診断をうけて以来、定期検診でお世話になっております。
最近不眠症や耳鳴りの症状改善のため、柴胡加竜骨牡蛎湯という漢方薬を飲み始めました。この漢方薬は更年期障害の改善にも用いられるそうなのですが、低容量ピルのように乳ガンリスクを高めることはあるのでしょうか?
また、これに限らず、漢方薬全般についても、乳ガンリスクを高めることはあるのでしょうか?教えてください。