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石灰化—精密検査はどの程度すぐ受けるべきでしょうか?

はじめて、質問させていただきます。
48歳、出産経験なしの者です。

一昨日、検診(マンモグラフィ、触診)を受けたところ左側の乳房に石灰化が見られるといわれ、精密検査を受けるようにいわれました。
以前から、乳腺が発達しているといわれ、生理前歯、痛みを感じていたのですが、このところそれがひどくなり心配していた矢先の診断でした。写真を見ると、全体的に白っぽくて、左乳房の上に石灰化が10粒ほどパラパラ広がっているのがわかります。
精密検査を受けようと、検診を受けた日赤に問い合わせたところ、3月以降まで空きがなく予約さえできない状態で、そこで紹介していただいた乳腺クリニックも1月中旬まで予約が埋まっています。
自分としては心配ですので、東京にでも出かけようかと考えていますが、1月まで待っても大丈夫でしょうか。どこでもこのように混んでいるものなのでしょうか。教えていただけると幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 乳がんと診断され、治療を少しでも早く行いたいとご希望される方が多くの方です。お気持ちは良く分かるのですが、本当に焦って手術等の治療を急ぐ必要はありません。また、短期間に乳がん検診をされる事が有益だと言う考えは間違っています。
 乳がんの成長はゆっくりしています。ダブリングタイムと言う1個の癌細胞が2個、4個、8個、と倍になって行く時間があります。乳がんのダブリングタイムは、約100日です。100日に1回分裂していきます。
これから計算すると、1mmになるのに約5年、触知可能となる1cmになるまでには、約8年近くかかります。つまり、100日間はほぼ成長しないと考えられます。
 乳がんはダブリングタイムが約100日なので、3ヶ月以内に精密検査を行なえば同じ状態です。当院など数日以内に検査ができますが、地方はどうしても乳腺の事情は厳しいものがあります。石灰化病変は検査の為、数回受診が必要なことが多く、態々東京に出てくる必要もないと思います。悪性を疑う場合は、正確な診断を得る為に慎重に気長に検査を行うのが大切です。

早々にご回答いただきありがとうございました。

3ヶ月以内に精密検査を受けても同じ状態だと聞いて少しほっと致しました。後は自分自身の気持の問題ですね。慎重に考えてみることに致します。

 御丁寧なお返事有難うございます。

乳腺症とホルモン剤について

はじめまして。乳腺症とホルモン剤服用に関して不安があり、アドバイス頂けますでしょうか。
28歳 出産歴1回です。

産後の生理再開がなく、産婦人科にかかったところプレマリンとプロゲストンを処方されました。
私の母、祖母とも乳がんになっており、私自身も両乳房とも乳腺症、加えて左は良性石灰化、右に繊維線種があり定期健診に行っております。
プレマリンを飲んだ場合、何か乳房に悪影響があるのではないかと不安です。このままプレマリンを飲んでいても大丈夫なのでしょうか?予定では三ヶ月程度プレマリンとプロゲストンで生理リズムを作り、その後は漢方薬の予定です。

 ご投稿有難うございます。
 短期間の処方なので問題はないかと思いますが、プレマリンが乳がんを発生する事はあります。

ご回答ありがとうございます。

追加でいくつかお伺いしたく、質問させて頂きます。

①産婦人科医にプレマリンを飲むことについて乳がんとの関連を確認したところ、プレマリンによるエストロゲン増加量は通常周期的に生理がきている場合のエストロゲン量に比べれば少ないので乳がんには そうそうならないと回答だったのですが…これは正しいのですか?
それともプレマリンには、通常のエストロゲンにはない強い乳房への作用があるのでしょうか?

②プレマリン+プロゲストン服用期間は私のような乳腺症の場合、可能であれば短くした方が良いのでしょうか?(一ヶ月のみ or 二ヶ月にするなど)

よろしくお願い致します。

 御丁寧なお返事有難うございます。
①エストロゲンが少ないから乳がんにならないと言う事はございません。実際、この薬が原因と考えられる乳がんは見掛けます。当然プレマリンだけではありません。婦人科医が安全と言われた更年期のホルモン療法(HRT療法)でもコラムに記載したように乳がん発生の原因とされています。
②これは解りませんが、プレマリンを服用後数ヶ月で大きな乳がんが発生したという話は聞きます。不妊治療でこの薬を使った方が急速に増大する乳がんとなった例は今年当院で見ました。
 このような安易な発言をする婦人科医は人殺しと同じと考えます。また、このような医師を主治医とする患者様もどうかと思いますので、これ以上婦人科領域の問題で議論をしても仕方ないので、お返事は差し控えさせて頂きます。

お忙しい中、丁寧に質問に回答して頂きありがとうございました。

婦人科では薬を処方されるときに乳腺症等の症状があるか確認されなかったこともあるので、
転院も含めて考えてみようと思います。

ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

半年経過観察で大丈夫でしょうか?

ホームページで初めて拝見しました。
恐れ入りますが、以下の内容でご判断できましたら、教えていただけないでしょうか?

自治体の乳癌検診で10月末、乳腺科の乳腺専門医の触診にて左側外下部の乳房に小さなしこりがあると言われ、6ヶ月後に再度検査に来るように言われました。

触診でしこりは2cm以下(触れながら5mm以下かな?とのこと)、可動性良好、硬く、境界明瞭、圧痛なしと書いてあります。
触ると多少痛痒いというか痒い感じです。

48才。既婚。出産経験なしです。身長162cm。体重43Kg。
33頃乳腺症既往あり
検査日は生理から15日目、次回生理の9日前でした。

マンモグラフィー(2方向撮影)検査結果では
乳腺の左右差があり、左乳房に乳腺組織の量が多い。
左右乳房ともに外側に乳腺組織が多く、内側がかなり少なくほとんど黒く写っていた。
乳腺の量の差はだいたいあるんだけど、異常といえば異常、異常でないといえば異常でない。とのこと。
左外下部のしこりは写らず、左右乳房ともに腫瘤なし、石灰化なし、その他所見なしで、判定はカテゴリー1異常なしと書いてあります。

要精検とのことで、すぐにエコー検査をしていただきました。
しこりのところは入念にみてくださったのですが、エコーにも写りませんでした。
しこりが小さすぎてもエコーには写らないこともあるとのことでしたが、
右乳房内下部に1つ2mm×3mm位ののう胞があると言われ、黒い丸状のものがはっきり写っていました。

①2mm×3mm位ののう胞がエコーに写るにもかかわらず、触診で5mm以下(というDr.言い方)のしこりがエコーに写らないものなのでしょうか?

しこりは自分でも検査時に触れてわかった気がしたのですが、その後自分で触れてみても、情けない話ですが、あるようなないような感じでよくわかりません、「あなた、このしこり気がつかなかったの?今までの検診でもしこりあったでしょう」と言われましたが、お恥ずかしいですが自己検診を怠っていました。
しこりを言われたのは初めてでした。

今までは2年ごとに自治体の検診でエコーと視触診を乳腺専門医以外の外科医にみてもらって異常なしでした。
乳腺がまだかなりあるから、マンモよりエコーが良いと外科医より2005年平成17年より言われており、マンモグラフィーは今年初めて受けました。

②医師の触診でしこりがあるにもかかわらず、マンモグラフィーにもエコーにも写らないことがあるのでしょうか?
マンモ、エコー共にやり方、機械の精度によることもあるのでしょうか?

もし例え癌であっても半年で急に大きくなることはないから、半年後に再度診察に来るように、大きくなるなど変化があればその前に診察に来るように、消えているかもしれないし、とのことでした。

もし癌であったとしたら、半年間経過観察で良いのか不安が残りました。

③今の時点で癌か癌でないか確定診断はむずかしいのでしょうか?
細胞診、組織診など現時点でする必要はないのでしょうか?
エコーでもマンモでも写らないものは細胞診、組織診のターゲットが確定できないということでしょうか?

④早急に、他の医師に検診をしてもらったほうが良いのではないかと考えていますが、半年の経過観察で良いものでしょうか?
半年間癌がどうか不安なまま過ごすのは嫌な感じがします。

長々ととりとめもない内容で申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 ご投稿有難うございます。
①必ず写ります。但し、触診で1cm以下のものは触れません。
②最初からしこりなどないものは画像上描出致しません。
③画像上所見があれば、確定診断を致します。
④どちらでも結構です。
 触診など医師の勝手な感覚で判断しております。そのような事で異常が判断出来るならば、乳がん検診自体触診のみで良い事になります。触診のみの乳がん検診が既にガイドラインで推奨されていないので、触診のみの所見で精密検査を行なう事は冗談は止めて頂きたいと思います。その為に画像診断で触診の所見を否定しているのです。このような検診の意味を知って貴女自身も検診はお受け下さい。正直、このような内容で受診される方が居られますが、一番無駄な不必要な受診だと考えています。このような判断を下す乳がん検診の信憑性はないと思います。行なう方も受診する方も共に問題ありだと思います。

ご回答ありがとうございました。
よく分かりました。
今まで乳癌の検診は自治体補助の検診を受けてきましたが、自治体では視触診+マンモグラフィーorエコーの選択となっています。これでは乳癌の検診として不十分ですね。予算の問題があるのでしょうが、少なくともマンモグラフィーandエコーの画像診断で視触診での所見を否定するあるいは肯定する。これから検診を受ける時は、自分の体を守るために自費で確かな診断ができる医師のいる施設で検診したいと思います。
お忙しい中お答え頂きどうもありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 

炎症性乳がん

先生こんにちわ。

炎症性乳がんについて質問があります。

しこりを作らず、症状も乳腺炎と似ているため、発見が遅れる乳がんと聞きますが、インターネットの情報でよく症状を「乳房の皮膚が腫れてオレンジのようになり、毛穴が目立つ」と例えられています。
このように見た目明確にわかる前の初期段階では、マンモグラフィーやエコーでもわからないのでしょうか?
異常に腫れる前の段階で乳がん検診を受け、見つけることは可能でしょうか?

あと炎症の広がりと乳房の大きさの変化が短期間で進行すると聞きますが、その進行速度は人により多少差はありますか?

 ご投稿有難うございます。
 炎症性乳がんは特殊な組織型ではありません。乳癌の約1〜5%に見られます。進行が早く、診断された時点で腋窩リンパ節転移や遠隔転移を高率に認めます。乳房の真皮内リンパ節に腫瘍塞栓が起こり、それに伴ってリンパ液がうっ滞することにより症状が出ます。乳房の浮腫状の腫脹、皮膚の発赤や硬結が見られ、疼痛や熱感を伴うこともあり一見炎症様症状を示します。多くは5㎝以上の大きな腫瘤を認めます。リンパ節腫大を伴う事も多いです。進行が急激な事もあって急性乳腺炎と間違われ易い乳癌です。癌細胞のリンパ管侵襲が強く、予後が極めて不良です。
 マンモグラフィは乳房の左右の大きさ、濃度、形態の非対称が主な所見です。皮膚は肥厚して、癒合した高濃度のリンパ節が認められるのが特徴です。
 エコーは腫瘤そのものは通常の浸潤性乳管癌と同じです。皮膚の肥厚と皮下脂肪組織のエコーレベルの上昇が示される。また、拡張したリンパ管が見られ、腋窩のリンパ節の腫大が見られます。
 以上のように早い段階で発見すれば、通常の乳がんと同じです。つまり、早い段階で見つけられないのではなく、進行するのが早いので症状が出た時に検査しては炎症性乳がんとなっているのです。また、通常の乳がんの進行と比べ早いと言う意味で、この炎症性乳がんは進行癌で、当然個人差もあります。

先生、ご返信ありがとうございます。

初期段階でも、リンパ節の濃度や腫大などの変化がエコーやマンモで確認できるので、早期発見可能ということですね。

マンモグラフィーは、左右の大きさ、形態の非対称が所見ということですが、例えば、元々小さかった片方の乳房が大きくなり左右対称になった場合も、濃度の数値で異常が判るということですか?


 ご丁寧なお返事有難うございます。
 ご指摘の通りです。

ありがとうございます。よく解りました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

胸の痛み

お忙しいところ恐れ入ります。
質問させて下さい。

今年の4月に健康診断で超音波検診を受け、左胸に乳腺のうほうあり、要経過観察、となりました。この1週間くらい腕をあげると左胸が痛みます。しこりは感じられません。
生理は終わって10日くらいになります。今すぐ検査を受けたほうが良いのか迷っています。

ご意見お願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 特に、明らかな乳腺悪性を疑う症状ではありません。急ぐ必要性はございません。但し、エコー検査のみの検診は不十分です。乳がんがあっても不思議ではございません。乳がん検診はマンモグラフィまで行なって下さい。この掲示板にもここ数日は、不十分な検診で地獄を見ている体験談のご投稿が多いと思います。

回答どうもありがとうございました。
2年前にマンモグラフィと超音波を受けて異常なしだったため、つい今回片方だけにしてしまったのですが、やはり両方受けることが大切なのですね。
急ぐ必要はないとのことですので、今度時間を作ってきちんとした検査を受けたいと思います。

 御丁寧なお返事有難うございます。

癌?骨転移?

はじめまして。患者の側にたたれた素晴らしい受け答えを拝見させていただき、近くに住んでいれば・・・と残念に思っております。
ご相談なのですが、8年前より左乳房下に自分で1センチ四方の丸いしこりを見つけ、エコー、マンモグラフィーでのう胞かなと診断され、3ヶ月ごとに経過観察して頂いておりました。一度細胞診もしましたが、中が充実?していて悪性ぽいなと刺したときに、乳腺専門医である、主治医がいわれましたが、結果良性でした。その後、6ヶ月おきに見ていただいていましたが、大きさも形状も変わらず、3年たったときにもう経過観察に来なくてよいといわれ、心配でしたが、とにかく混んでいる病院でしたので、そのままあっという間に4年もたっておりました。その間自己触診で、ほとんど変わりないと思っていましたが、50歳になり、意を決してしこりが前にもまして痛みが増えていることもあり、エコーマンモグラフィーを受けたところ、1.1センチ四方が1,6センチになっており、その日に細胞診をしていただきました。結果、細胞が異型成であり、おそらく良性だとは思うが、しこりを摘出したほうがいいと思うといわれ、MRIを次にするようにいわれ、結果・・しこりが1.4センチ×1.1センチ、入管内進展はなし、充実性癌の疑いあり・・・とでて、まだはっきり癌とわからないそうです。
そこで一番気になっているのですが、先週からしこりのある左肩、ひじの骨が痛み、腕もひどい筋肉痛のような鈍痛があり、左足の裏が弱い電流をあてたように、痺れるのです。
先生に骨転移ではないかとお聞きしましたら、この状態でこのしこりが癌だとしてもそれは違うでしょう、まだしこりも小さいですし・・とのご意見です。取り越し苦労だったらよいのですが、小さくても悪性度が高い場合、転移も早いのではと心配です。
①少しずつ大きくなっているしこりでもいきなり、骨転移の場合も今回のケースで考えられるのでしょうか?
②針生検でまたグレーの場合、外科生検を勧められていますが、それがよいのでしょうか?
③神戸近辺でお勧めの病院、検査機関をお教えいただけないでしょうか?
ながながと読みにくい文章で申し訳ないです。
何卒御意見のほど、宜しくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
①かなり長期に渡る乳がんです。以前、細胞診で良性と判断された時(必要な部位から採取出来ていなかった為に良性と診断)から成長した乳がんです。骨転移も可能性は無いとは言えません。
②針生検はまだ行なわれておりません。行なわれたのは穿刺吸引細胞診です。通常は外科生検ではなく、針生検等の針を使った組織診断が必要です。これでグレーは殆ど出ません。もしグレーの場合は病理セカンドオピニオンが必要です。正確な診断を出来る坂元記念クリニックで病理診断を行なってもらえる施設に行かれるべきです。尚、今回の細胞診の結果はグレーではありません。良悪性の判断を要する組織診必要と言う正しい評価の意味です。勘違いなさらないで下さい。
 リボン・ロゼ田中完児乳腺クリニックに行かれると良いでしょう。

早速、ご多忙な中、お返事いただきありがとうございます。
①のお答えの中に、長期に渡る乳がんとあり、まだ良性かもと思っておりましたので、少しショックではあります。
まだ針生検はしていないのは承知しております。今からする予定です。グレーではないのですね。良くわかりました。ご紹介いただいた、クリニックへ今すぐにでも行きたいと思っています。質問ですが、
①今の病院は悪性だった場合、転院しようと思っているため、針生検はしないで、ご紹介いただいたクリニックへいったほうがよいと思われますか?診断が確実ではないかと思われます。
②3年間経過観察して全く変化がない繊維線種は、癌ではないと今の主治医はいわれますが、途中から悪性の腫瘍がそこにくっついたと考えるのがよろしいのでしょうか?良性が悪性に変わることはないというのが、セオリーなら、どこかで悪性になったかもしれないとのことでしょうか?
③主治医は良性70%悪性30%の確立といわれていますが、先生はどの様に思われますでしょうか?
またまた長々と申し訳ありません。
何卒宜しくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。
①検査のやり方に疑問があり、即座に転院です。
②このMRIの結果からは、最初から乳がんとして発生したものです。稀にある線維腺腫から一部が癌化したものではございません。しかし、このMRIの信憑性は低いと推測致します。
③良性99%と考えます。

富永先生、早速丁寧なお返事、本当にありがとうございました。やはり検査を一からしていただくために、田中乳腺クリニックへ行きたいと思います。幸いそんなに遠くないです。
そこでまたお聞きしたいのですが、
①今の主治医がいわれるのには、針生検の結果悪性でも良性でも。しこりを摘出して、外科生検したほうが良い、そこまでしないと良性とはいえないといわれているのですが、それについてはどう判断なさいますか?
②MRIの信憑性が今回疑われる点はどこでしょうか?
③先生が良性99%と判断される点はどこでしょうか?
本当に厚かましいとは思いますが、ご親切に甘えて質問させていただきました。本当に感謝しています。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
①判断する基準となる針生検を行っていない点と、外科生検の前にマンモトーム生検の選択肢が出ない点から外科生検を言うには段階が早過ぎます。外科生検は全ての侵襲がない検査を行いそれでも診断が付かない時に行うものです。これが学会の推奨している検査段階です。この医師の発言に問題があります。私も貴女が受診されている施設を大よそ分かってお話をしております。過去にも何人にも相談されましたし、当院まで来院された方もいらっしゃいます。田中先生もよく知っています。大阪と兵庫は西宮あたりを境に医療格差があると思われた方が賢明です。私は関西は元々居たので良く知っております。外科生検を勧める理由は医学的なものではなく、関西は病理医の診断レベルが低いからです。また、関西は費用が高い点で、坂元先生に依頼しない施設が多いのも問題点です。関東の専門病院は最後の最後まで外科生検は行いません。早い段階から外科生検を口に出すのは、病理診断の問題があると考える必要があります。無理だと思いますが、当院ならば、1回の受診1時間以内の滞在で全て結果を出す事が可能な症例だと思います。
②この経過から判断して、乳管内進展が無い点です。また、MRIでは良悪性が判断出来ず、信頼度が低いからです。
③結論からすると一番は乳管内乳頭腫、二番は線維腺腫だと思われるからです。主治医も癌とは思っていない筈です。MRIを行った為に混乱しているのです。
これ以上は掲示板利用規約に反するので、ご理解の程宜しくお願い致します。

先生に質問です。

こちらの投稿で、先生のお話しですと当初は長期に渡る乳癌でしょうという
見解だったのに、最後の投稿では99%良性でしょうというように意見がほぼ100%かわりました。
これは掲示板の読み手としてどのように理解したらいいのでしょうか?

 御丁寧なお返事有難うございます。
 もし乳がんなら最近出来たものではなく誤診されていた。しかし、悪性を疑う必要がないが、検査の過程で悪性と擬陽性となり、本当は良性だという意味です。
 掲示板利用規約により、この掲示板は貴女への直接のお返事ではなく、一般論としてお返事しているので、出された問題は貴女のみならず他の方も当てはまる解答です。それを踏まえてお読み下さい。例えば、当院に受診されてご質問される内容はその患者様のみへの患者様への直接の回答となります。

富永先生、ご多忙な折、丁寧なお返事、ありがとうございました。
関西の乳腺事情にお詳しいとは、本当にビックリ致しました。確かに他の癌に関してですが、大阪の方が治験等進んでいる印象もあります。
早速田中クリニックへ予約の問い合わせをさせていただきましたが、やはりかなり混んでいらっしゃるようで、今から一から検査していただいて結果が3週間先になるようです。
明日今の主治医により針生検の予定ですが、その病理診断が来週でますので、それを持っていってセカンドオピニオンの方法もあるようです。
どちらにしても現在の主治医は良性でも外科生検といわれていますので、どちらにしてもそこでもセカンドオピニオンは必要ではないかと思われます。
良性の場合は遅れてもよいですが、悪性の場合診断が遅れても大丈夫でしょうか?
自分自身は一から来週頭から検査を田中クリニックでしていただいたほうがいいように思いますが、診断の遅れは今回問題なさそうでしょうか?
関西の詳しい事情まで、お伝えくださり、ありがとうございます。乳腺は本当に難しい分野なのですね。
何卒宜しくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 悪性の場合こそ慎重にゆっくり行なうのが基本です。コラムに記載されているように乳がんのダブリングタイムは約100日です。3ヶ月以内は同じ状態です。よく田中先生とご相談下さい。

富永先生、ありがとうございました。
来週検査に行かせていただくことになりました。
ひとつだけお教えください。
マンモグラフィーは2週間あけてひと月に2回受けるというのは、大丈夫でしょうか?
何卒宜しくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 マンモグラフィに撮影回数に制限はありません。原爆の被曝国の放射線アレルギーを取り去って下さい。

いろいろ、ご相談に親身になってお答えいただき、ありがとうございました。

これからも勉強させていただきます。

御丁寧なお返事有難うございます。

葉状腫瘍について

36才、去年の2月に葉状腫瘍の件で相談させてもらったものです。良性の葉状腫瘍で手術。その2ヵ月後に切除部位から1〜2センチ近くの場所にしこりができ、針生検。「線維線種、葉状腫瘍を積極的に疑う所見はなし」とでました。病理医は坂元先生です。手術をすすめられましたが、定期受診でもしこりの増大がなく、再度手術で傷がつくのが嫌で自分の希望で、一年半経過観察をしてきましたが、最近乳腺の痛みが増強、しこりの形も変化したように感じ受診。エコー上で大きさが3cmから4cmとなっていました。組織検査でも識別がつきずらく、葉状腫瘍の可能性も考えられるから、やはり手術したほうがよいとのことでしたが…不安があります。
①そのしこりが葉状腫瘍なら、手術せず経過観察を続けることで、胸の中で急に悪性転化することはありますか。
②繊維線種かもしれないが、葉状腫瘍の可能性も考えて切除しておくほうが安全なのでしょうか。情報も少なくどうすべきが悩んでいます。先生ならどのように判断されますか。ご回答いただけると助かります。よろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
①あります。
②手術も一つの選択肢です。私ならば、エコーガイドマンモトーム生検を行って、再度診断を行い判断致します。

お忙しい中ご返事ありがとうございます。
もう少しお聞きしたいのですが、針生検とエコー下マンモトーム生検だとどの程度の識別の差がでるものなのでしょうか。先生のコラムを読ませていただきましたが、線維線種は安易な摘出手術は避けるべきと書いてありました。それはどのような意味が含まれているのでしょうか。先生のクリニックに受診してみたいのですが、なにぶん遠いので…。現在かかっている病院でこのような検査を行なっているのか分かりませんが、他の病院で検査を行なってもいいものでしょうか。すみませんが、ご回答お願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 安易な手術を避けるのは、明らかな線維腺腫を安易に手術する事に利益がないと言う意味です。貴女のケースとは違います。坂元先生に病理診断を依頼されているならば診断に力を注がれている熱意のある医師です。エコーガイド下マンモトーム生検を行いたければ、主治医にご相談されればその施設になくても出来る施設へ紹介して下さると思います。その時に大切なのは必ず病理診断は坂元先生に依頼し、前回の採取した診断と比べてもらって下さい。北海道は全例どの施設も坂元先生に診断を依頼されておりません。ここが重要なポイントです。乳腺業界の裏を読まないと折角の検査が価値が下がります。私共にまだ来られる必要はございません。今出来る中で最善の方法を模索しましょう。

富永先生の話を聞くことが出来て少し不安が軽減しました。本当にありがとうございます。主治医と再度相談し、エコーガイドマンモトーム生検を行なうか、そのまま手術をするか考えようと思います。先生のようなお考えのクリニックが北海道にもできるとよいのですが。
 また何かあればご相談させてください。ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 私と同じ考えで診療を行われている医師は北海道にも居られます。クリニックではございませんが、私は一人知っておりますので、ご安心下さい。

重ねがさねありがとうございます。
葉状腫瘍は情報も少ない為、不安が常にあります。先生と同じお考えの先生とは、どちらの病院におられるのかお聞きしたいのですが、それはこの掲示板と規約に反することになりますでしょうか。ご紹介してもらうことが出来るならぜひお願いします。規約違反であれば、申し訳ありません。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 残念ながらお教えすることは出来ません。相手にもご迷惑が掛かります。当院が記載された日経ヘルスプルミエの11月号の雑誌に記載された精密検査施設一覧の北海道の中のクリニック以外の病院のところです。これは私が推奨した医師です。名前と医師名のみ記載されております。但しこの精密検査一覧は全てが良い施設とは思っておりませんので、お間違いのないようにして下さい。

富永先生ありがとうございました。また、なにかあればご相談させてください。時々コラムみています。葉状腫瘍についても、記事が増えるのを心待ちにしています。

 御丁寧なお返事有難うございます。