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はじめまして。

とても長くなり申し訳ございませんがよろしくお願い申し上げます。
42歳、出産経験なしです。

2020年5月10日より左の乳房が炎症おこし痛み赤み腫れ、乳輪真下に2センチ位のしこりが急にできました。
乳腺外科でマンモグラフィ、エコー、マンモトームをし、結果が乳腺炎でした。
今はしこりは1センチ位になり、他は自然に治りました。

病理組織検査報告書には

左乳腺マンモトーム生検体18本です。乳腺組織と繊維脂肪性結合織が主体をなす検体です。
乳官上皮に軽度増殖性変化を伴いますが二相性は保たれており明らかな異型は見られません。
主に乳官周囲の間質を中心としてリンパ球、形質細胞主体で一部多核白血球の混雑する軽度~中等度炎症性細胞浸潤を認めます。
また部分的には多核白血球や泡抹細を含む炎症細胞浸潤と細血管増殖性を伴った炎症性肉芽組織形成を認めます。
検体の一部で拡張した乳官成分の存在が窺われることから乳官拡張症等の部分像を見ている可能性などが考えられます。
標本上明らかな悪性所見および腫瘍性病変を認めません。



1、おおまかで宜しいのでこれはどういった意味になりますでしょうか。良性として安心しても宜しいでしょうか?

2、先生でしたら今後は経過観察になりますでしょうか?

3、もしまた同じことを繰り返すなら手術で肉芽を取ったほうが宜しいのでしょうか?

4、しこりは自然にになくなる可能性はありますでしょうか?

医師には紙だけ渡され抗生物質だすね。と他は何も言われず聞けず不安でしたので是非先生にお聞きしたいです。

宜しくお願い申し上げます。

 ご投稿ありがとうございます。
1.良性です。
2.解りません。化膿性乳腺炎は個々人治療方針が変わるので、一般論がありません。また、乳腺炎にマンモトームなどしたら、感染を広げた可能性があります。普通の発想ではありません。先日も同じケースの方がいらっしゃって大変なことになってます。
3.多くが繰り返します。また、問題が肉芽ではないので、手術の適応やどういう手術をするか解りません。問題は乳腺炎の原因になります。肉芽が腫瘍化するとステロイド治療となります。
4.しこりが問題ではないので、しこりは小さくなっても感染が治った事ではありません。
 授乳期以外の乳腺炎の原因は感染によるものなので、簡単に完治するものではありません。場合により数年掛かる事もあります。また、緩解を繰り返す病気でややこしい病気です。症状も痛みや発熱を伴い苦痛を伴う病気です。

よろしくお願いします

はじめまして。先日人間ドックでマンモグラフィーを受け結果に不安と疑問がありご相談お願いしたくメールさせて頂きます。
検査の結果、構築の乱れの疑いで半年後の検診をお勧めします。とのことでした。私は以前から高密度乳腺と言われておりましたのでこの結果の後すぐエコー検診も受けましたところエコーでは異常なしの結果でした。この場合でも半年後のマンモは必要でしょうか?できればあまり放射線を受けたくありません。1年後にはまた両方の検診を受けるつもりではいます。お忙しい所大変申し訳ございませんがご返答よろしくお願い致します

 ご投稿ありがとうございます。
 構築の乱れは乳癌を疑う所見なので、検診では即精密検査となります。経過観察と言う判定は存在しません。エコー検診を受けたから大丈夫と言う判断はありません。共に同時に施行し見比べての総合的に判定するもので、この検診の受け方では結局再検査は必須となります。

27歳の娘の事でご相談させて頂きます。

2018年9月右胸にしこりがあり乳腺外来を受診
マンモ、エコー、MRIを受け水が溜まっている嚢胞と診断され、他にもいくつかあると言われました。半年後に超音波検査、今年3月にも超音波検査を受けて大丈夫だと言われました。
しかし先日しこりがあり、ほんとに大丈夫なのか心配です。
嚢胞がある以上しこりを感じる度にガンではないのかと思います。
次は1年後に超音波検査です。
それまで検査しなくても大丈夫でしょうか?

 ご投稿ありがとうございます。
 のう胞は乳腺症の所見です。乳腺症とは老化現象の一つで病気ではありません。基本的には経過観察は不要です。年1回の乳がん検診の範囲となります。27歳での検査は検査が悪影響を及ぼし、将来の乳がんの原因となります。過度な検査はお辞めになる事をお勧め致します。

濃縮嚢胞の穿刺吸引細胞診について

おはようございます。
検査結果が分かるまで心配で食事も喉を通らず本当に精神疾患を発病してしまいそうなので、よろしければご回答をお願いいたします。

簡単に私の現在の状況についてです。
年齢:29
妊娠・出産歴:共に2回
家族既往歴:癌の人はなし
その他:産後2年経過、現在も授乳中

1週間ほど前から左脇に違和感があり、5/28に乳腺クリニック(A)を受診。
人生で初めてマンモグラフィー・エコー検査を実施。
左胸上部に4mmの「嚢胞」を確認、4ヶ月後に再度念のため受診して、その時問題なければその後は1〜2年毎検診でokと指示され帰宅。

しかし、まさか嚢胞なんてものが自分の胸にあるとは思わずパニックなり、翌日他の乳腺クリニック(B)を受診。
そこで同じくマンモグラフィー・エコー検査を実施。
Bの医師からは、「濃縮嚢胞」と診断される。

私の精神状態を考慮し、「4ヶ月待つより針を刺して内容物を検査機関に調べてもらおう。」とご提案していただき、実施。
針を患部に刺した際にエコー画面上で嚢胞が消えていくのを確認、医師からは「消えたのわかったでしょう?、内容物も血液も混じってないし白っぽいどろっとした液体でしたよ、柔らかいし、これで万が一悪性だったら相当意外な結果です。」と言われました。

来週の木曜に結果がわかるのですが、これはほぼほぼ濃縮嚢胞であったと理解してよろしいのでしょうか?

またいくつか質問がありますのでお手数ですがご教授いただければと思います。
1.濃縮嚢胞と見間違いやすいような癌の場合、針で内容物を抽出すると白っぽい液体ではなく血液?のようなものが出てくるのでしょうか

2.抽出と共に嚢胞が消失した場合は、結果的に嚢胞であったと結論づけて問題ないのでしょうか?

3.4年近く授乳中ということもあり、濃縮嚢胞ではなく、ミルク嚢胞である可能性はありますか?(調べたのですが、濃縮嚢胞とミルク嚢胞の違いがよくわかりません。検査で調べると成分が母乳であるか判定はできるのでしょうか?)

以上長々と恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

 ご投稿ありがとうございます。
1.特に何とも言えません。
2.そうとは言えません。
3.可能性は高いです。そんなことを調べる必要はありません。のう胞もミルクも共に病気ではありません。
 元々、癌がのう胞内に画像上ないので細胞診はしても結果は良性か正常となります。尚のう胞は所見であって、病気ではありません。

ご返信、本当にありがとうございます。
追加でご質問させてください。

質問3の先生のお答えで、「元々、癌がのう胞内に画像上ないので細胞診はしても結果は良性か正常となります。」とありましたが、珍しい嚢胞内癌でなければ、基本的に乳腺外科医はエコーの段階で濃縮嚢胞or悪性なのかおおよそ判断はついているのでしょうか?
私の場合は少なくとも2名の医師が嚢胞であると判断されているので、濃縮嚢胞と似た癌の可能性は低いと捉えてよろしいでしょうか?

今回はどちらかというと私のわがままで針で調べていただきましたが、これだけ安心するようなお言葉をいただいても結局悪性の可能性があったと言われるのがとても怖いです。

本来は検査結果を待てばいいだけのお話であることは重々承知なのですが、いってもたってもいられず何回もすみません。
引き続きよろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。
 2名の医師がのう胞と言ってる事と年齢・授乳中を考慮すると、のう胞内癌はありません。40〜50歳に見られる稀な疾患です。授乳中に乳癌の発生は皆無です。また、授乳中の安易な細胞診は普通しません。針を刺す事で感染を生じるなど問題も発生します。授乳中に見られる乳癌は必ず進行しているので、一目で誰でも解かる乳癌しかできません。しかも4㎜です。最初に診た先生が何もないと言えば良かっただけです。
 尚、授乳中に基本的に4㎜ののう胞も存在しません。単なる授乳による乳管拡張に過ぎません。正直、価値のない診療に過ぎません。

お返事が大変遅くなりすみません。
携帯電話の調子が悪く返信できませんでした。

とてもご丁寧にご説明くださり本当にありがとうございます。
個人的なお話になりますが、重い障害を抱えた幼い娘がおり、つい過剰に心配してしまいました。

過去の掲示板にて先生のお答えを拝見すると、何回も授乳中の検診はあまり意味がないと仰っており、自分自身の勉強不足を恥じ入りました。

日々のお仕事でご多忙な上に無料で、素早くご返答いただけるこのようなサポートをしていらっしゃる先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

まだ下の息子に授乳中のため積極的に検診はできませんが、しっかりと授乳を終えた際には北海道に住んでおりますがぜひ先生に診ていただきたいと思っております。

長くなりましたが今後ともよろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

穿刺吸引細胞診

初めてメールさせて頂きます。
20代後半に右胸のしこりに気付きある病院で診てもらいました。
その際穿刺吸引細胞診をしたのですが診断は比較的良性よりで繊維腺腫のようなものでしょう。という診断でした。
最近別の病院ですがきちんと定期的に検査をするようになったのですが、やはり穿刺吸引細胞診を提案されました。
お恥ずかしいのですが、痛みに弱く、当時の検査の細胞を吸い取る痛みを思い出すだけで汗と震えが止まりません。
その旨も伝えて麻酔の相談もしましたが、病院として、こちらの検査では麻酔をしない説明は受けました。
決心が付いたらお待ちしております。検査の提案はしましたからね。
と、乳癌が手遅れになっても、、、と言われたような気もします。
この検査は麻酔をしないのは重々承知しておりますが、麻酔をして頂いて検査をするのは不可能でしょうか。次に進みたい気持ちと恐怖心とで
悩んでいた所、こちらを知りお問い合わせさせて頂きました。
どうぞ宜しくお願いします。

 ご投稿ありがとうございます。
 細胞診は少量の細胞を採取する検査で、麻酔を使うと精度が落ちたり、細胞が採取できない可能性があり、使いません。もし、麻酔を使いたいなら、その上の針生検などの組織検査を希望されると良いでしょう。

お忙しい中、ありがとうございました。
またご相談させて頂く時は宜しくお願いします。

 ご丁寧なお返事ありがとうございます。

右胸の痣

5日ほど前から右胸の乳輪の近くに黄色っぽい痣がみられます。
家族に見た目や触った感じを聞きましたが特に変化はないと言われました。私自身、痛みや腫れなどの自覚症状はありません。
乳がんなどの可能性はあるのでしょうか?また、この症状があった場合は
受信した方がよろしいですか?

 ご投稿ありがとうございます。
 乳輪と乳頭は乳腺領域ではありません。また皮膚つまり肉眼で見えるものは皮膚科領域です。そこにできる癌も含め皮膚科領域になります。乳がんとは無関係です。受診は皮膚科にお願い致します。受診の必要性は専門分野ではないので解りません。

エコーにて「石灰化が強い」と診断されました

富永院長、はじめまして。いきなりで大変恐縮なのですが、ぜひ質問をさせていただきたく書き込みいたします……!

昨日、近隣の乳腺科で乳がん検診(技師によるエコーのみ)を受けました。前年(初検診)からある9mmのしこりも大きさなど動きなく、医師から「大丈夫ですね」と、言われました。

診察の最後に、ダブルチェックで医師によるエコーをしていただいたのですが、「石灰化が強いな」「来年はマンモも受けて」と。

「強いって具体的にどういう状態?」と疑問に思い、「マンモ、今日は受けられませんか」と相談したところ「来年でいい、来月でもいいけど」。投げやりな雰囲気(正午近くで患者は私だけ、看護師もロビーに集まって休憩モードでした)を感じたこと、私自身、今的確に質問できる知識も持っていないことに気づき、もう質問はしませんでした。情けないです。

後ほど「そもそも石灰化って?」と調べるうちに、富永院長と貴クリニックを知りました。

長くなりましたが、お伺いしたいのは

1)「石灰化が強い」とエコーで認められた場合、即マンモで検査するべきなのでしょうか。「次はマンモ」ということは、明らかな良性!という判断ではないんだよな?と、後から気づき不安になりました。

2)エコーで見た石灰化、両胸強いとのこと。医師曰く「乳腺症じゃない?」。確かに痛みはあります。なんというか……うまく言えませんがそんな感じで大丈夫なのでしょうか。

3)一番思うのは「”強い”ってなに?」ということです。素人からしたら、濃いとか厚いとか多いとか……いろんな状態が予想できてしまい、「石灰化が強い」にめぼしいヒットがなかったのでネットでも当然わからず。これは、診察した医師本人にしかわからない感覚でしょうか。もしそうであれば筋違いの質問、すみません。

「若いから大丈夫」「普通20代は乳がんなんてならないよ」。自分の体のことなのだから、気になるなら食い下がるべきなのに、心がカクっと折れてしまいました。こんな風に富永院長を頼ってしまって申し訳ありません。自分でももっと勉強します。

 ご投稿ありがとうございます。
 まず大前提としてエコーだけの乳がん検診は基本的に根拠のない検査で認められてません。マンモグラフィは乳がん検診では必須です。
1)石灰化が強いの意味がどうとらえるのか解りません。理由はマンモグラフィでしか石灰化の判断はできません。強い=石灰化が一杯あるなら良性として特に問題はありません。逆に少しの時は要注意です。
2)乳腺症と判断するならそれは正常と言う事になります。
3)医師本人にしかわからない感覚かと思います。医学的な用語ではありません。
 20代の乳がん検診は家族歴に乳がんの方が二等親内に居られる方のみが適応になります。検査の受け方も問題ですので、正直受けなかった方が良かったと思います。

たしかに!気休めのエコーならやらない方がマシでした。しかも、今不安の種になっているのですから、結局気休めですらないという。

やはり「石灰化が強い」は、医師独自の感覚だったのですね。石灰化している部分、「その辺、痛いんですよ」と医師に話すと「そうでしょうねえ」と返されましたので「乳腺症だからだろ?」という意味合いだったのだと思います。

>乳房が痛い=正常な乳腺で原因などありません。
冨永院長の他の方へのお返事で、これを見かけて驚きました。他人がどのくらい乳房が痛いかって知る機会がなく、自分が特別痛いんだと考えていたので。



もう少し、質問させていただいてもよろしいでしょうか?またと無い機会なので……!

>理由はマンモグラフィでしか石灰化の判断はできません。
・この件、ネットでも見つけたのですが、エコーでは「石灰化の存在そのものが見つけにくい」のでしょうか?それとも「石灰化自体は見えるけど、その性質が判断できない」という意味なのでしょうか?

もし後者の場合、エコーで見て「マンモですぐ見た方がいい石灰化」というのは、普通は即判断できるものなのでしょうか。冨永院長が、というよりは、一般的なお医者さん方はどうなのだろう、と疑問に感じました。

つまり、受診でコミュニケーションがうまく取れなかったことから「めんどくさくて受け流されたのじゃないか」と私が勝手に不安になっているだけなのですが……!

富永院長、でした。
すみません!

 ご投稿ありがとうございます。
 感染症を除き、乳房痛は病気では基本的に発生しません。つまり、炎症所見(皮膚が赤くなるなど)がないものはホルモン関係によるもので受診しても何も結果は出ません。つまり、異常のない事でどちらかというと健康な乳腺です。本当に解決するなら極端な話、卵巣機能を止めるか卵巣摘出や乳腺全摘をしないと無理です。痛みの程度や感じ方は乳房に関わらず個々人違います。乳房痛のみで病院に来る患者さんに対してどの先生も快く診ている人は居ません。どの先生も口をそろって言います。何度も受診する方などはカルテに記録があるので、本当に病気がある時に損をする事もあります。本当の病変を見逃されるきっかけになる事もあります。
 
 エコーでは石灰化の存在そのものが見つけにく、石灰化自体見えてもそれ以上の判断はできません。そもそも石灰化はその性状と分布で判定するものです。石灰化自体は病気ではなく病気に付随してできるもので、単なる組織が壊死してものです。
 通常は、マンモグラフィで性状と分布を判断して精密検査を要するものはエコーを行います。その上で石灰化以外の所見や石灰化自体が見えないものは、ステレオガイド下マンモトームを行います。石灰化以外の所見が見えるものは悪性を疑い場合は針生検などの検査を施行します。性状と分布の総合判断になるのでマンモグラフィを行わないと何も解りません。エコーでは石灰化は全て見えないので分布も性状も解りません。つまり、エコーのみで石灰化が認めても、我々は「だからどうしたの。」となります。