細胞診検査の結果について
ご投稿ありがとうございます。
細胞診は癌を診断する検査ではありません。分泌物をスライドガラスに採取して行う病理細胞検査です。乳頭からの分泌物を直接採取する乳頭分泌細胞診と乳頭のびらん性の病変を擦過する捺印細胞診があります。細胞所見は原則として穿刺吸引細胞診と同様ですが、自然に剥離した変性細胞を多く含むことに注意する必要があります。良悪性の診断、組織型の推定に用いられます。結果は、細胞集塊としては細胞数が多く、核間距離の不整、不規則重積性配列などがあり、細胞の所見は核・細胞質比の増大、細胞質内小腺腔の出現、細胞相互封入像、核の所見は大小不同、核形不整、核クロマチンの増量、不均一分布、核小体の肥大、増加があり、背景の所見としては、壊死物質、粘液物質、砂粒小体、間質由来細胞の欠如、などが挙げられています。判定は、検体を不適性、適正に分け、適正例に対して、正常または良性、鑑別困難、悪性疑い、悪性の四つに分類することが推奨されています。細胞診は単独では確定診断とはなり得ないとされています。上皮細胞が集団または孤立散在性に多数出現している場合は癌を疑います。また、出血は乳管内の腫瘤の存在を疑う所見です。
classⅢは鑑別困難となり、良悪性の境界となります。この判定を元に更なる検査をするかは主治医の判断になります。
ご丁寧にありがとうございます。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
はじめまして。
断乳をして6ヶ月が経った時にふと、乳を絞ってみると一つの穴から赤茶色やオイルのような黄色い分泌液が出てきました。
病院へ行きエコー検査をしてもらいましたがしこりのようなものは無く、念のため分泌液の細胞診検査をしました。
結果が下記のものになります。
クラスⅢ
泡沫細胞および血性背景に、核偏在性、N /Cやや高く、核小体の腫大を示す小型細胞を小集塊で認めます。
A typical cells.
N/C比の高い、核偏在性の異形細胞を認めます。
と記載されていました。
これは癌ということでしょうか?