炎症性乳がんの5年生存率
ご投稿有難うございます。
炎症性乳がんは特殊な組織型ではありません。乳癌の約1〜5%に見られます。進行が早く、診断された時点で腋窩リンパ節転移や遠隔転移を高率に認めます。乳房の真皮内リンパ節に腫瘍塞栓が起こり、それに伴ってリンパ液がうっ滞することにより症状が出ます。乳房の浮腫状の腫脹、皮膚の発赤や硬結が見られ、疼痛や熱感を伴うこともあり一見炎症様症状を示します。多くは5㎝以上の大きな腫瘤を認めます。リンパ節腫大を伴う事も多いです。進行が急激な事もあって急性乳腺炎と間違われ易い乳癌です。癌細胞のリンパ管侵襲が強く、予後が極めて不良です。
マンモグラフィは乳房の左右の大きさ、濃度、形態の非対称が主な所見です。皮膚は肥厚して、癒合した高濃度のリンパ節が認められるのが特徴です。
エコーは腫瘤そのものは通常の浸潤性乳管癌と同じです。皮膚の肥厚と皮下脂肪組織のエコーレベルの上昇が示される。また、拡張したリンパ管が見られ、腋窩のリンパ節の腫大が見られます。
治療は化学療法が主体となり、アンスラサイクリン系やタキサン系をを中心とした多剤併用療法が主体となります。無手術と手術は生存率の差はないという報告もあります。しかし、乳房切除を行う事で局所制御率向上するとされています。5年生存率は5%以下です。
外国の文献でそのような生存率があると言うのがあってもその症例数や状況もあるので、適切なデーターとは言えないと思います。治療は欧米と日本は殆ど変わらないと思います。
残念ながら、薬物治療で一時的に改善される方は最近は多いと思いますが、3年以内に再発をされ、5年以内に亡くなられている方が殆どだと思います。
貴女が炎症性乳がんかは記載されていないので分かりませんが、炎症性乳がんの方は現実を受け止め、最悪の事を考え、元気な時期の日々の時間を有効に使って頂く事が大切かと思います。
炎症性乳がんの5年生存率は5%以下とあるのは、本当でしょうか?
正直とてもショックです。
アメリカでは30%〜50%程度との文献もあるようです。
日本の治療方法はそんなに劣っているのでしょうか?