筋肉痛の様な違和感
ご投稿有難うございます。
授乳中は検診を施行しても、画像像病変が描出され難いので行いません。断乳後半年後位から検診を始めて下さい。
違和感のみでは癌の疑いはありません。
ご投稿有難うございます。
授乳中は検診を施行しても、画像像病変が描出され難いので行いません。断乳後半年後位から検診を始めて下さい。
違和感のみでは癌の疑いはありません。
29歳未婚です。今までも生理前に、胸が張ることはありました。しかし、今回の排卵日あたりから左胸のちょうどブラの上の脇辺りに違和感があり、触ってみるとしこりなのか乳腺なのか(左右対称にあり)それから気になっているからなのか、押さえると痛みがあり、脇もどんどん腫れたような感覚で(脇が挟まっているような感じ)生理が始まる1週間くらい前からは胸の張りもひどくなりました。(脇の違和感、痛みは左だけ)(ブラがいけないかも?と思いカップ付キャミを着用していた)生理が終わるまでにはなくなるかも?と思っていましたがしこりはなくならず。しかし脇の腫れた感、痛みはだいぶ和らぎました。今、生理が終わって1週間程経ちますが、まだちょっとした痛みと違和感は残っています。分泌物などはありません。そして多少、乳頭にくすぐったい感じがあり気になります。乳がんの症状でしょうか?お忙しいところ、申し訳ありませんが教えて下さい。よろしくお願いいたします。
ご投稿有難うございます。
乳がんの症状ではございません。しこりも有りません。このような症状は病的なものではなく、不安定な女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みのようなものです。特に、生理前に乳房が張るのは、黄体ホルモンの影響で乳房が浮腫むからです。正常な乳房の変化とお考え下さい。但し、このようなホルモンの影響は将来乳がんを発生させる原因となる可能性はございます。マンモグラフィとエコー検査を併用した乳がん検診は年に1回は必須として下さい。また、生活の中で、3食和食を摂り、動物性脂肪を控え、運動習慣を持たれるとよいでしょう。また、現在の症状を悪化させる原因はブラジャーで確実に乳房を固定していない事です。正しいサイズで正しい付け方をする事が最も大切です。さらしで乳房を固定すると最も症状が軽快します。また、カフェインは痛みを増強するので、ノンカフェインにする事も大切です。
尚、乳がんで痛みは伴うものは3㎝以上のしこり化した進行癌の方で、乳がんの症状でも約1%とされ、最も少ない症状です。逆の無症状で乳がんの方が最も多いです。症状で乳がんを判断するのは最も危険です。何も気にしない時こそ、乳房に乳がんが発生している可能性があります。例えば、年間200人程度の方を乳がんと診断している当院で乳がんを診断される方の殆どは、症状がなく乳がん検診に受診された方です。症状があり、来院された方は良性疾患か殆ど異常がありません。何か気になる事があるから、検診を受けるのではなく、異常がないのを確認する為に是非検診をお受けになると価値が100%になるでしょう。
最近は、一時期の乳がんブームが去り、全国的に乳がん検診への関心が低くなっているようです。本当にしこりを発見してからの乳がん診断ではある程度進行しており、治療も大変で、治療費も巨額となります。特に、40歳未満の方が受診率が低くなってきて心配しております。『私は乳がんにならないと言うのではなく、乳がんになっても心配はないというお気持ちで乳がん検診を継続して下さい。』
私は最近、乳がんで残念ながら亡くなられた若い方が、当院で乳がんと診断された時に失敗したと言う顔が忘れられません。
遅い時間の投稿にも関わらず、早急にお返事いただきましてありがとうございます。少しホッとしました。
ちなみに、この痛み、違和感はどのくらい続くものなのでしょうか?今教えていただいたことで少しづつ改善していくのでしょうか?
悩んでばかりで、余計によくないですよね?これを機に勇気をもって検査をしていかなくては。と思いました。
丁寧なご説明ありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
痛み等はケアーの仕方等により変わるので、どれくらい継続するかは個々人違うので正直週単位の方も月単位で軽快される方も居られます。
現在、左胸の乳腺炎治療中です。
胸の半分がしこりとなり、熱も発赤もなく、二ヶ月様子をみていましたが赤黒くなり発熱もし、先週乳腺外科で切開しました。
その時は切って膿を出しただけで、チューブなどは入れませんでした。
ですが翌日からまた痛くなり、昨日、今度はまた違うところを切開されてチューブが刺さりました。ですが、まだ焼けるような痛みやズキズキとした痛みが残ります。一度にすべての膿のかたまりを見つけることはそんなに難しいことなのでしょうか…?
1、二回目の切開で初めて抗生物質を処方されました。飲み続けたら少しは痛みがましになるのでしょうか?
2、 まだ赤黒く腫れて、かたいしこりも残ります。また切開の可能性もありますか?そしてこんなに何カ所も切らないと膿はできらないものなのでしょうか?
3、処置室で局所麻酔で切開は激痛です。入院して一気に手術して一気に取り去る方法はないんでしょうか?
まだ生後四ヶ月の子供がおり、病院通いを出来るだけ
少なくしたいのですが、先が見えません…(母乳は今回の一件で、テルロンという薬でやめました)
お忙しい中恐縮ですが、回答いただけたら幸いです。
ご投稿有難うございます。
膿は乳管に沿って散らばっております。膿が一部に限局するには時間が掛かります。
1.授乳期の乳腺炎は化膿によるもので、細菌感染が原因ではありません。抗生物質は効果を示しません。切開による感染予防のための投与です。痛みは抗生物質で改善する事はございません。消炎鎮痛剤を内服されるしかないでしょう。
2.原則は一か所に限局するまで内服薬で待って、限局した時点で注射器で穿刺し、それでも治癒を示さない場合はドレーンと言うチューブを挿入します。それで改善をします。また、乳房マッサージを丹念に行う事は有効だと思います。
3.上記で改善しない場合は、乳腺全摘または乳腺部分切除を行います。この手術を行えば治癒しますが、乳がんとほぼ同じ手術なので、乳房は皮膚は残りますが、全摘では平らな乳房になります。また、部分切除では変形を伴います。多くは半年位治療を行い改善しない場合や再発の場合の適応です。
母乳を無理にテルロンで止めた為に悪化している可能性もあります。初期の症状の段階で乳房マッサージや搾乳を徹底されば、このような事にはならなかったと思います。
授乳期の乳腺炎は基本的に乳腺外科疾患ではないので、乳腺外科は乳腺切除の時に関与するだけです。多くは授乳のトラブルなので産科の責任範囲となります。乳腺外科領域の掲示板なので、こちらでのご質問もこれで終わりとさせて頂きます。
丁寧な返答をありがとうございます。
乳首が切れて、そこからばい菌が入って現在に至ります。
マッサージも何度も通いましたが駄目でした。とにかく今の治療で良くなると信じ、治療に専念したいと思います。
貴重なお時間をさいていただき、本当にありがとうございました。
御丁寧なお返事有難うございます。
傷からの感染ではありません。また、乳房マッサージはご自身でマメに行なわないと意味がありません。人に行なって貰うものではあまり効果がありません。原因はここにあると思います。
炎症性乳がんの5年生存率は5%以下とあるのは、本当でしょうか?
正直とてもショックです。
アメリカでは30%〜50%程度との文献もあるようです。
日本の治療方法はそんなに劣っているのでしょうか?
ご投稿有難うございます。
炎症性乳がんは特殊な組織型ではありません。乳癌の約1〜5%に見られます。進行が早く、診断された時点で腋窩リンパ節転移や遠隔転移を高率に認めます。乳房の真皮内リンパ節に腫瘍塞栓が起こり、それに伴ってリンパ液がうっ滞することにより症状が出ます。乳房の浮腫状の腫脹、皮膚の発赤や硬結が見られ、疼痛や熱感を伴うこともあり一見炎症様症状を示します。多くは5㎝以上の大きな腫瘤を認めます。リンパ節腫大を伴う事も多いです。進行が急激な事もあって急性乳腺炎と間違われ易い乳癌です。癌細胞のリンパ管侵襲が強く、予後が極めて不良です。
マンモグラフィは乳房の左右の大きさ、濃度、形態の非対称が主な所見です。皮膚は肥厚して、癒合した高濃度のリンパ節が認められるのが特徴です。
エコーは腫瘤そのものは通常の浸潤性乳管癌と同じです。皮膚の肥厚と皮下脂肪組織のエコーレベルの上昇が示される。また、拡張したリンパ管が見られ、腋窩のリンパ節の腫大が見られます。
治療は化学療法が主体となり、アンスラサイクリン系やタキサン系をを中心とした多剤併用療法が主体となります。無手術と手術は生存率の差はないという報告もあります。しかし、乳房切除を行う事で局所制御率向上するとされています。5年生存率は5%以下です。
外国の文献でそのような生存率があると言うのがあってもその症例数や状況もあるので、適切なデーターとは言えないと思います。治療は欧米と日本は殆ど変わらないと思います。
残念ながら、薬物治療で一時的に改善される方は最近は多いと思いますが、3年以内に再発をされ、5年以内に亡くなられている方が殆どだと思います。
貴女が炎症性乳がんかは記載されていないので分かりませんが、炎症性乳がんの方は現実を受け止め、最悪の事を考え、元気な時期の日々の時間を有効に使って頂く事が大切かと思います。
はじめまして。
1か月ほど前に、左の乳房の乳輪のすぐ下あたりがかゆくなり、触ってみると蚊に刺された跡のようになっていたので虫さされかなと思って気にしてませんでした。しかし、何日か後にまたかゆくなってふと見ると薄いかさぶたのような薄茶色のものになっていました。
掻いたせいで色素沈着をおこしたのかなととも思ってたのですが、未だに入浴の後などにかゆくなります。市販の痒みどめをぬると治りますが、時間がたつとまたかゆくなります。
分泌液はありません。
ネット等で調べるとこういう症状も乳がんの可能性ありと見つけ、心配になってきました。乳腺外科を受診した方が良いでしょうか?
ちなみに現在妊娠5カ月です。
ご投稿有難うございます。
明らかな皮膚疾患です。皮膚科を受診される事をお勧め致します。
お忙しいなか、早々のご回答ありがとうございました。
皮膚科へ行ってみます。
御丁寧なお返事有難うございます。
いつもこちらで勉強させて頂いております。
私は過去に一度マンモトーム生検を受けたことがあります。生検の結果、乳腺症と診断されました(左乳房)。
また、右乳房にも以前の検診で石灰化と乳菅拡張を指摘され、その半年後にもう一度マンモグラフィー検査をして変化なしということで受診終了になったこともあります。
それからは毎年、乳がん検診を受けていますが、上記のような状況がありますので、必ず「要精密検査」となります。そのたびに大きな病院を紹介され、受診しているのですが、いつも短期間に2度マンモグラフィー検査を受けることや経費、手間などを考えるとどうしても納得できず、今まで毎回精密検査を行ってきた大きな病院の乳腺外科の医師に、今後も定期的に受診させて欲しいとお願いしてきました。ですが、受け入れてもらえません。癌の患者さんで手一杯で、良性だと分かった人の診察までは手が回らないと言われるのです。
残念ながらこちらには乳腺外科専門病院が2件しかなく、1件は検診はするが精密検査は大きな病院で…という、一般の検診と変わらない形です。もう1件はステレオガイド下マンモトームなどの設備はしっかりあるようですが、誤診や、癌だった場合一度の手術で取りきれず二度行うなど(そのような患者さんを数名知っています)悪評高い病院で…行く気になれません。
個人的な状況を長々とお話してしまいましたが、こうなったら思い切って先生のところで検診を受けようかという気持ちが強くなってきたのです。
私のように、乳腺症や石灰化があり、定期的に健診を受けていても誤診があり、先生のところで癌が発見された例などを見ていると、私にもその可能性がないとは言えないと思うのです。
検診の予約について説明されているところを読むと、即日でもできることもあるとありますが、通常は予約はどのくらい先になりますか。
遠方からの上京なので、予定をしっかり立てないといけないと考えています。
また、万が一新たな疑いが発生し、生検等の検査が必要となった場合、どのくらい滞在した方が良いのでしょうか。
滞在は検診当日だけで、検査結果を電話で聞くなどの対応はされているのでしょうか。
こちらは生検となった場合10日から2週間待たなければならないので、仕事の関係もあり長期に休みが取るのが難しい状況です。
ですが、先生のところでしっかり検診を受けて、大丈夫と言われたら、ずっと抱えてきた不安を消すことができますし、その後の検診も1年に1回の上京は必要になりますが、安心して先生のところで経過を見てもらえますよね。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
ご投稿有難うございます。
同じ理由で遠方から検診をお受けになられている方は多数いらっしゃいます。地域格差が乳腺医療にはあり、ご不便だと思います。
ご予約は現在は当日可能です。忙しい時期でも殆ど2〜3日以内に可能です。基本的に異常がある場合はステレオガイド下マンモトーム生検以外はその場で行ないますので、再受診の必要はございません。結果は基本的には対面式にしておりますが、遠方の方は良性に限りお電話としております。組織検査は通常4〜6日でお知らせできます。
内容からは乳がん検診ですので、年1回で結構です。
詳しくご説明いただき、ありがとうございます。
仕事との調整を行いながら、予約を入れさせていただきたいと思います。
万が一ステレオガイド下マンモトーム生検になった場合ですが、後日再度受診することになるのでしょうか。
その場合でも1週間程度の滞在で大丈夫ですか。
そのようなことがないように祈るばかりです。
検診の際には、どうぞよろしくお願いいたします。
御丁寧なお返事有難うございます。
ステレオガイド下マンモトーム生検の場合は、翌日以降になります。一度、帰宅されて再来院でも結構です。九州から来院される方は、そのまま当日帰宅されます。その方がご不便がないかと思います。
ありがとうございます。
ステレオガイド下マンモトーム生検の場合は翌日以降なのですね。検査までの間があくのであれば一度帰宅することも考えた方が良いのですね。
分かりました。
仕事の都合と家庭の状況と相談しながら予約を入れさせていただきます。
ありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
お世話になります。
40歳の授乳婦(第一子、4ヶ月)で内科医です。
授乳をはじめてから、左A領域に1.5cm大の腫瘤に気づきました。表面平滑、境界明瞭、弾性硬で可動性があり、教科書的には典型的な線維腺腫のように思われます。
授乳中のため、触診で大きさをフォローし、著変なければ経過観察でもよろしいでしょうか?
ご多忙中、大変恐縮ですが、御高診宜しくお願い申し上げます。
ご投稿有難うございます。
まず、授乳中に新たなしこりを発見した場合の鑑別診断は、ミルクの溜まり・授乳期腺腫・乳がんのどれかを考えます。線維腺腫は妊娠から生理が再開するまではエストロゲンが分泌されていないので作られる可能性がありません。乳がんの場合は妊娠・授乳中は急激に進行するので、盛り上がるようなコブのようなしこりが急激に成長します。しかし、この時期に乳がんが発見される確率は限りなく稀です。また可動性もあり、乳がんは考えられる必要はございません。授乳期腺腫もやはり少ないと思います。つまり、殆どがミルクが嚢胞状に溜まってものを一番考えて下さい。ミルクは固まっている事も多く、腫瘤が硬く感じる事もあります。
21Gの針を付けた10ccの注射器で、エコーがあればエコー下で穿刺、エコーが無ければ斜め横(絶対上から刺さないで下さい。肺に刺さる危険があります。)から穿刺されると液体のミルク又はミルクのような濃い白い粘液質のものか粉ミルクに水分を含んだような感じのものが出ます。(局所麻酔は使わないで下さい。麻酔薬を吸う事があり、間違えます。出血は圧迫のみで問題なく止まります。)ミルクが溜まっていると乳腺炎を生じますので、毎日乳房マッサージを徹底されるとよいでしょう。初産から考えるとまずは乳房マッサージや搾乳は怠らない事はこのような方は大切です。殆どの授乳期の乳腺炎はこれで治癒します。貴女が医師と言う事もあり、産科医などがあまり細かい事を説明していないと思います。助産婦は乳房の事を知っているようで、腫瘤になると理解していません。マッサージの方法はネットで調べると記載されているサイトがあるので、それをご参考になさると良いでしょう。
腺腫の場合は一度専門機関でエコー検査を受け、経過観察で問題ないでしょう。
富永先生
お忙しい中、詳細なご回答をいただき、感謝致しております。安心したのと同時に大変勉強になりました。誠にありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | |||||||
| 午後 |
午前: 9:00~12:00
午後: 14:30~ (水曜は15:00~となります)
1歳の子供が居て断乳してから約半年になります。
そちらで乳がん検診を受けようと思っているのですが、まだ少し母乳が出ている状態です。
2ヵ月位前から左胸に筋肉痛の様な違和感があり痛いという感じでは無いのですが気になります。
自分で触った感じではしこりなどはありませんでした。早く検診を受けたいと思っているのですがまだ母乳が出てしまうのでまだ受けられないでしょうか?
また筋肉痛の様な違和感は癌の疑いがありますか?