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ハーセプチン投与後の治療について

 昨年の2月に一度ご相談させていただきました。また宜しくお願い致します。
 11年前に1.5cmしこり全摘・リンパ節転移なし。放射線や抗癌剤投与なし。ホルモン剤5年・経口抗癌剤3年服用。

 昨年定期健診にて術側リンパ節に2㎝のしこり1ヶが見つかり、摘出。エンドキサン+タキソテールを4クールその後ハーセプチンを月1回・1年投与中(5月にて終了予定)
 以上が病歴です。
 お聞きしたいのはこれからについてです。
 3ヶ月位前までは主治医は「ハーセプチンが終了したらホルモン剤を服用すようにしましょう」「私が忘れるといけないので言ってください」と言っていたのにも係わらず、先日の受診時に「5月でハーセプチンが終わりですね。後は半年に1回位の検査を受ければいいですよ」 
 私が「ホルモン剤は」と訊ねると「○○さんの場合はいいですよ」という返事。そのとき何故私はいいのか聞けませんでした。
 次回の5月受診時に、何故いいのか聞こうとは思いますが・・・
 患者それぞれだとは思いますが、一般的には上記のような治療後はどのような治療方法(薬の投与や検査)があるのか・しなくてよいものなのか教えて戴けたら助かります。
 この内容だけでは不足だとは思いますが宜しく御願い致します。
 患者がしっかりしていないといけない、主治医なん です。
 

 ご投稿有難うございます。
 リンパ節再発なので、一般論がありません。ホルモン療法は行なわないならば、定期的な経過観察かと思います。このような場合は、その方それぞれの方針があるので、主治医とご相談下さい。

涙が止まりません

マンモグラフィで影らしきものが見え、エコーを撮り細胞診を受けました。心配で心配で涙が出ます。

1か月前マンモグラフィで検診を受けました。その際触診もされ『とくになんにもしこりらしき物はないですね』と言われてました。
そして今日検査結果が出たので聞きに行きましたら精密検査になってしまいました。
先生がおっしゃるには『3タイプに分かれます。1全く異常なし2完璧なしこり3全く異常なしではないけど完璧なしこりともいえない。あなたは3よ』と。
すぐエコーを撮ってもらい診察は1週間後と言われましたが、(エコーの先生に何かありますか?と伺ったところ、2個ほど見えるけど〜との事だったので、悪性かもしれないですか?と伺いましたら、この感じだと良性だとは思うわよ〜と言って下さいました。)
心配で夕方予約が取れたので診察に再び行ってきました。
そして触診をしてなんとなくあるような感じなので細胞診を来週しましょう〜と言われました。
もう心配で今、細胞診をお願いできませんかと懇願し、やっていただきました。
結果は1週間後です。細胞診と触診をして下さった先生にも『悪性の可能性はありますか?』と伺いましたら『この感じだと悪性ではないんじゃないかな』とおしゃっていました。

本当に心配で心配でたまりません。下の娘が2歳半でちょうど1年前まで授乳してました。

1週間待つしかないのは分かっていますが何かこちらでアドバイスや経験談などを伺えたらと思いまして投稿させていただきました。

年齢は40歳で既婚・子供2人です。

宜しくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 内容からすると疑いにも満たない内容と医師が判断されているので、細胞診をまず行われたのではないかと思います。
 悪性ならば、この時期の乳がんは生存率が低いのでこの程度で発見されるならある意味幸運かと思います。最終の妊娠から2年以内に乳癌を発症した女性では予後不良である割合が高いという研究結果が『Obstetrics & Gynecology』に報告されました。
 カナダノバスコシア州の周産期データベースから1980年〜2001年の間に同州で出産した女性が特定されました。Nova Scotia Cancer Registryと関連付けることによって、年齢50歳未満の女性における原発性乳癌の診断が確認された。出産からの期間および他の妊娠要因と、乳癌の診断、診断時の癌の進行度、診断後の生存期間との関連が検討された。
 研究対象期間中に出産した女性123,323例のうち、716例が浸潤性乳癌と診断された。最後の出産から5年以内に乳癌と診断された女性では、最後の出産から5年以上後に乳癌と診断された女性と比べてより進行している割合が高く、癌のステージについての調整後でも生存期間が短かった。
 出産から診断までの期間が2年未満の女性では、出産から診断までの期間が5年以上の女性と比べて、13例につき1例の割合で、死亡例が多い」と本研究の著者らは記述している。「2年未満という出産から乳癌診断までの期間では、用量反応的に予後が悪化する。臨床医は、出産から5年以内の女性を診察する際にこの知見に留意すべきである。」と報告がされています。

お返事ありがとうございました。

今回先生がおしゃっていたのがマンモの乳首のところのラインでした。
『右はスッとなってるけど左はなんとなくプクっとなってるよね〜』と。
実際細胞診も乳首の乳輪にさしました。

検査結果を聞くまで怖くて怖くて眠れません。

細胞診をしたのはやはり癌の疑いがあるからなのでしょうか?

実際にこれがしこり・・・とは言われてませんが
触診は乳首近辺を触っていました。
もっと診察の時に先生にお聞きすればよかったのですが、精密検査と言う言葉に動揺したまま
言葉が出てきませんでした。

何度も何度も申し訳ありませんが
教えていただけたらありがたいです。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 癌の疑いのない方に検査は適応がありません。検査をする以上は乳がんの可能性がある方です。

筋肉痛の様な違和感

1歳の子供が居て断乳してから約半年になります。
そちらで乳がん検診を受けようと思っているのですが、まだ少し母乳が出ている状態です。
2ヵ月位前から左胸に筋肉痛の様な違和感があり痛いという感じでは無いのですが気になります。
自分で触った感じではしこりなどはありませんでした。早く検診を受けたいと思っているのですがまだ母乳が出てしまうのでまだ受けられないでしょうか?
また筋肉痛の様な違和感は癌の疑いがありますか?

 ご投稿有難うございます。
 授乳中は検診を施行しても、画像像病変が描出され難いので行いません。断乳後半年後位から検診を始めて下さい。
 違和感のみでは癌の疑いはありません。

はじめて・・・

29歳未婚です。今までも生理前に、胸が張ることはありました。しかし、今回の排卵日あたりから左胸のちょうどブラの上の脇辺りに違和感があり、触ってみるとしこりなのか乳腺なのか(左右対称にあり)それから気になっているからなのか、押さえると痛みがあり、脇もどんどん腫れたような感覚で(脇が挟まっているような感じ)生理が始まる1週間くらい前からは胸の張りもひどくなりました。(脇の違和感、痛みは左だけ)(ブラがいけないかも?と思いカップ付キャミを着用していた)生理が終わるまでにはなくなるかも?と思っていましたがしこりはなくならず。しかし脇の腫れた感、痛みはだいぶ和らぎました。今、生理が終わって1週間程経ちますが、まだちょっとした痛みと違和感は残っています。分泌物などはありません。そして多少、乳頭にくすぐったい感じがあり気になります。乳がんの症状でしょうか?お忙しいところ、申し訳ありませんが教えて下さい。よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 乳がんの症状ではございません。しこりも有りません。このような症状は病的なものではなく、不安定な女性ホルモンの影響による乳腺の浮腫みのようなものです。特に、生理前に乳房が張るのは、黄体ホルモンの影響で乳房が浮腫むからです。正常な乳房の変化とお考え下さい。但し、このようなホルモンの影響は将来乳がんを発生させる原因となる可能性はございます。マンモグラフィとエコー検査を併用した乳がん検診は年に1回は必須として下さい。また、生活の中で、3食和食を摂り、動物性脂肪を控え、運動習慣を持たれるとよいでしょう。また、現在の症状を悪化させる原因はブラジャーで確実に乳房を固定していない事です。正しいサイズで正しい付け方をする事が最も大切です。さらしで乳房を固定すると最も症状が軽快します。また、カフェインは痛みを増強するので、ノンカフェインにする事も大切です。
 尚、乳がんで痛みは伴うものは3㎝以上のしこり化した進行癌の方で、乳がんの症状でも約1%とされ、最も少ない症状です。逆の無症状で乳がんの方が最も多いです。症状で乳がんを判断するのは最も危険です。何も気にしない時こそ、乳房に乳がんが発生している可能性があります。例えば、年間200人程度の方を乳がんと診断している当院で乳がんを診断される方の殆どは、症状がなく乳がん検診に受診された方です。症状があり、来院された方は良性疾患か殆ど異常がありません。何か気になる事があるから、検診を受けるのではなく、異常がないのを確認する為に是非検診をお受けになると価値が100%になるでしょう。
 最近は、一時期の乳がんブームが去り、全国的に乳がん検診への関心が低くなっているようです。本当にしこりを発見してからの乳がん診断ではある程度進行しており、治療も大変で、治療費も巨額となります。特に、40歳未満の方が受診率が低くなってきて心配しております。『私は乳がんにならないと言うのではなく、乳がんになっても心配はないというお気持ちで乳がん検診を継続して下さい。』
 私は最近、乳がんで残念ながら亡くなられた若い方が、当院で乳がんと診断された時に失敗したと言う顔が忘れられません。

遅い時間の投稿にも関わらず、早急にお返事いただきましてありがとうございます。少しホッとしました。
ちなみに、この痛み、違和感はどのくらい続くものなのでしょうか?今教えていただいたことで少しづつ改善していくのでしょうか?
悩んでばかりで、余計によくないですよね?これを機に勇気をもって検査をしていかなくては。と思いました。
丁寧なご説明ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 痛み等はケアーの仕方等により変わるので、どれくらい継続するかは個々人違うので正直週単位の方も月単位で軽快される方も居られます。

乳腺炎の排膿について。

現在、左胸の乳腺炎治療中です。
胸の半分がしこりとなり、熱も発赤もなく、二ヶ月様子をみていましたが赤黒くなり発熱もし、先週乳腺外科で切開しました。
その時は切って膿を出しただけで、チューブなどは入れませんでした。
ですが翌日からまた痛くなり、昨日、今度はまた違うところを切開されてチューブが刺さりました。ですが、まだ焼けるような痛みやズキズキとした痛みが残ります。一度にすべての膿のかたまりを見つけることはそんなに難しいことなのでしょうか…?

1、二回目の切開で初めて抗生物質を処方されました。飲み続けたら少しは痛みがましになるのでしょうか?
2、 まだ赤黒く腫れて、かたいしこりも残ります。また切開の可能性もありますか?そしてこんなに何カ所も切らないと膿はできらないものなのでしょうか?
3、処置室で局所麻酔で切開は激痛です。入院して一気に手術して一気に取り去る方法はないんでしょうか?

まだ生後四ヶ月の子供がおり、病院通いを出来るだけ
少なくしたいのですが、先が見えません…(母乳は今回の一件で、テルロンという薬でやめました)

お忙しい中恐縮ですが、回答いただけたら幸いです。

 ご投稿有難うございます。
 膿は乳管に沿って散らばっております。膿が一部に限局するには時間が掛かります。
1.授乳期の乳腺炎は化膿によるもので、細菌感染が原因ではありません。抗生物質は効果を示しません。切開による感染予防のための投与です。痛みは抗生物質で改善する事はございません。消炎鎮痛剤を内服されるしかないでしょう。
2.原則は一か所に限局するまで内服薬で待って、限局した時点で注射器で穿刺し、それでも治癒を示さない場合はドレーンと言うチューブを挿入します。それで改善をします。また、乳房マッサージを丹念に行う事は有効だと思います。
3.上記で改善しない場合は、乳腺全摘または乳腺部分切除を行います。この手術を行えば治癒しますが、乳がんとほぼ同じ手術なので、乳房は皮膚は残りますが、全摘では平らな乳房になります。また、部分切除では変形を伴います。多くは半年位治療を行い改善しない場合や再発の場合の適応です。
 母乳を無理にテルロンで止めた為に悪化している可能性もあります。初期の症状の段階で乳房マッサージや搾乳を徹底されば、このような事にはならなかったと思います。
 授乳期の乳腺炎は基本的に乳腺外科疾患ではないので、乳腺外科は乳腺切除の時に関与するだけです。多くは授乳のトラブルなので産科の責任範囲となります。乳腺外科領域の掲示板なので、こちらでのご質問もこれで終わりとさせて頂きます。

丁寧な返答をありがとうございます。
乳首が切れて、そこからばい菌が入って現在に至ります。
マッサージも何度も通いましたが駄目でした。とにかく今の治療で良くなると信じ、治療に専念したいと思います。

貴重なお時間をさいていただき、本当にありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。
 傷からの感染ではありません。また、乳房マッサージはご自身でマメに行なわないと意味がありません。人に行なって貰うものではあまり効果がありません。原因はここにあると思います。

炎症性乳がんの5年生存率

炎症性乳がんの5年生存率は5%以下とあるのは、本当でしょうか?
正直とてもショックです。
アメリカでは30%〜50%程度との文献もあるようです。
日本の治療方法はそんなに劣っているのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 炎症性乳がんは特殊な組織型ではありません。乳癌の約1〜5%に見られます。進行が早く、診断された時点で腋窩リンパ節転移や遠隔転移を高率に認めます。乳房の真皮内リンパ節に腫瘍塞栓が起こり、それに伴ってリンパ液がうっ滞することにより症状が出ます。乳房の浮腫状の腫脹、皮膚の発赤や硬結が見られ、疼痛や熱感を伴うこともあり一見炎症様症状を示します。多くは5㎝以上の大きな腫瘤を認めます。リンパ節腫大を伴う事も多いです。進行が急激な事もあって急性乳腺炎と間違われ易い乳癌です。癌細胞のリンパ管侵襲が強く、予後が極めて不良です。
 マンモグラフィは乳房の左右の大きさ、濃度、形態の非対称が主な所見です。皮膚は肥厚して、癒合した高濃度のリンパ節が認められるのが特徴です。
 エコーは腫瘤そのものは通常の浸潤性乳管癌と同じです。皮膚の肥厚と皮下脂肪組織のエコーレベルの上昇が示される。また、拡張したリンパ管が見られ、腋窩のリンパ節の腫大が見られます。
 治療は化学療法が主体となり、アンスラサイクリン系やタキサン系をを中心とした多剤併用療法が主体となります。無手術と手術は生存率の差はないという報告もあります。しかし、乳房切除を行う事で局所制御率向上するとされています。5年生存率は5%以下です。
 外国の文献でそのような生存率があると言うのがあってもその症例数や状況もあるので、適切なデーターとは言えないと思います。治療は欧米と日本は殆ど変わらないと思います。
 残念ながら、薬物治療で一時的に改善される方は最近は多いと思いますが、3年以内に再発をされ、5年以内に亡くなられている方が殆どだと思います。
 貴女が炎症性乳がんかは記載されていないので分かりませんが、炎症性乳がんの方は現実を受け止め、最悪の事を考え、元気な時期の日々の時間を有効に使って頂く事が大切かと思います。


乳房のかゆみと瘡蓋様のもの

はじめまして。
1か月ほど前に、左の乳房の乳輪のすぐ下あたりがかゆくなり、触ってみると蚊に刺された跡のようになっていたので虫さされかなと思って気にしてませんでした。しかし、何日か後にまたかゆくなってふと見ると薄いかさぶたのような薄茶色のものになっていました。
掻いたせいで色素沈着をおこしたのかなととも思ってたのですが、未だに入浴の後などにかゆくなります。市販の痒みどめをぬると治りますが、時間がたつとまたかゆくなります。
分泌液はありません。
ネット等で調べるとこういう症状も乳がんの可能性ありと見つけ、心配になってきました。乳腺外科を受診した方が良いでしょうか?

ちなみに現在妊娠5カ月です。

 ご投稿有難うございます。
 明らかな皮膚疾患です。皮膚科を受診される事をお勧め致します。

お忙しいなか、早々のご回答ありがとうございました。
皮膚科へ行ってみます。

 御丁寧なお返事有難うございます。