ノルバデックスの副作用について
ご投稿有難うございます。
抗エストロゲン剤であるタモキシフェン(ノルバデックス)では、そのエストロゲン様作用により、ほてり、性器不正出血、膣分泌物増加、血栓梗塞症、脳血管障害、肝障害、脂肪肝、高トリグリセライド血症、子宮筋腫の増大、卵巣腫大などが、抗アロマターゼ剤よりも多く見られます。注意すべき副作用としては、視力異常(視力低下、目のかすみ)や、長期使用では特にタモキシフェンで子宮体がんの発症率の増加があります。5年間タモキシフェン内服した方の子宮体がんの頻度は、内服しなかった方に比べ約5倍になる事が知られています。子宮出血などの症状がある場合は婦人科受診が必要です。
妊娠し難くなりますが、生理はなくても排卵はあり、性交渉により妊娠する事もあります。注意が必要です。特に、奇形児が生まれますので、妊娠は禁忌となります。妊娠をご希望の場合は、非浸潤癌なのでノルバデックスの服用は基本的に必須ではありません。主治医とご相談され、中止がして下さい。
富永先生、さっそくのご返答、ありがとうございました。
妊娠し難いけれど、万が一の妊娠は禁忌、ということなのですね。
下世話な話で申し訳ありませんが、彼との性交渉の時、避妊具を途中から装着する……といった風でしたので、妊娠のことが不安だったのです。
これからはきちんと避妊したいと思います。
おかげさまで、すっきりしました。本当にありがとうございました。
御丁寧なお返事有難うございます。
初めまして。
3年前に、乳癌の告知を受け、手術しました。
早期の非浸潤癌でしたので、乳房温存手術の後、放射線治療を受け、ノルバデックスを5年服用予定です。
ここでおたずねしたいのは、ノルバデックス服用中は、妊娠しやすくなるのか、妊娠にしにくくなるのか、いったいどちらかということです。
自分でいろいろネットなどで調べてみましたが、両方の意見があり、困惑しています……。
私自身は、ノルバデックスを服用し始めてから1年ぐらいで生理が止まり、しかし子宮内膜は厚く、少量の不正出血が常に続いている状態です。
ご回答、よろしくお願いいたします。