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検診について

こんにちは!!

先生のご意見をお聞きしたいのですが・・

私は先生に年に一度、検診をお願いしています。石灰化と水胞があり年に一度必ず行こうと思ってます。
昨年末していただいて今年も同じ年末頃、お願いしたいと思ってます・・

近々会社の健康診断がありその中に乳がん検診も入っていますが(マンモかエコー)やった方がいいのかやらない方がいいのか悩んでいます。
やるとしたらエコーにしますが、予約を取る時に毎年お願いしている乳腺の先生の所に今年も行く旨はお話したのですが、やった方が更に安心ですよと言われて・・
でも結果まで数週間かかるし変に不安になるのも嫌だし、

どっちにしろやってもやらなくても必ず先生に年末お願いするのは前提です。

会社の健康診断の中の乳がん検診は曖昧なので先生にお願いしますがそれでもエコーだけでもやっておいた方がいいでしょうか?(昨年末から半年経ってるので、そして今年も年末に先生にお願いすればエコーは年に二回になるので更に良いのかとも思うのですが)

お忙しい中 宜しくお願い致します。


 当院をご利用頂き有難うございます。
 所見がある方は検診を受けると精密検査にされます。毎年当方に来院されている場合は乳がん検診を受けになる必要はございません。

早速のお返事ありがとうございます。
 
やはりそうですよね、先生の診ていただくのだから
会社の検診は不要ですね。

では、年に一度で充分でしょうか?半年経ったくらいでは変化はないのでしょうか?

 御丁寧なお返事有難うございます。
 のう胞は半年単位では診てもあまり変化がないものです。年1回が適切な検査期間です。また、健診センターのエコーでは殆ど乳腺疾患は鮮明に見えずあまりエコー検査の信憑性はないでしょう。

安心いたしました。

では、年に一度の検診の頃にお伺いいたしますので
宜しくお願い致します。

お忙しい中、ありがとうございました。

御丁寧なお返事有難うございます。

線維線種と妊娠

はじめまして。
私は33歳未婚で、良性の線維線種が右胸に1つありここ数年、定期的に検診を受けながら様子を見てきました。
今回、1年ぶりに検診に行き左胸に3つしこりが見つかり、良性の線維線種ということが分かりました。
インターネットなどでいろいろ調べた際、私のように
30を過ぎて未婚で子供がいないこと、線維線種があることなども乳がんの危険因子であると書かれていて、とても不安になりました。
1年の間にしこりが3つも増えていたこと、すごくショックだったのであと1年後にどうなっているのだろうと考えてしまいます。
結婚を考えている相手がいるのですが、今すぐというわけではなく、ただ私自身子供がすごく欲しいので急ぐべきなのかと・・・
このまま生理が来る状態をつづけていることは、身体にとって負担になるのでしょうか?

お忙しいところ長々とすみません。
よろしくお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 妊娠をしないから線維腺腫が増えているのではなく、エストロゲンの影響を強く受ける乳腺ということになり、今後乳がんになり易いということです。生理がどうこうと言う問題ではありません。

紹介状について

よろしくお願いいたします。

妊娠中に貴院にて検査していただき、次回は断乳して半年後に検診と指示をいただいたものです。
その節はお世話になりありがとうございました。

断乳後半年経って貴院で検診を考えていたのですが、ちょうどその時期に別件で入院、手術をすることになってしまい、小さい子供もいますし、貴院は少し遠方になってしまうため移動が難しい状態になってしまったため、入院する総合病院でマンモグラフィー、エコーを受けたところ
「はっきりしない陰影がある、微細石灰化
 半年後に再検査」
と言われました。
(母乳はその時まだ絞ると出ていました。)

過去の掲示板を見ていると、
「ミルクが石灰化にみられることがある。」
とありましたが、とても不安な気持ちでいるところです。

先日、貴院に電話させていただき、事情をお話したところ、検診という形で予約をいたしましたが、
半年前に受診した総合病院の紹介状、画像資料は必要でしょうか。

お忙しいところ申し訳ございません、よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 紹介状等は不要です。

お忙しいところありがとうございました。
後日検診で受診させていただきます。よろしくお願いいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。

マンモグラフィー検査について

いつもこちらで勉強させて頂いております。
ありがとうございます。

マンモグラフィー検査について教えてください。
年に1度、エコー検査と共に受けることが大切だということは知っていますが、本やネット上ではいろんな情報があり、マンモグラフィーによる放射線量を考慮して2年に1回で良いと書いてあるものもありますし、極端なものになると、放射線量が乳がん発症の原因になるので検査そのものを否定しています。

私は先日検診でマンモグラフィー検査を受けたばかりですが、カテゴリー3の石灰化を指摘され、近く紹介状を持って総合病院を受診する予定です。
レントゲン写真を借りて持って行こうと思っていたので問い合わせてみたのですが、総合病院でもう一度マンモグラフィー検査を受けるように言われました。

一部放射線の危険性を強く訴えている本などがあるので、こんなに短期間に2回も検査を受けても良いものかと不安です。

先生のご意見をお聞かせいただければと投稿させていただきました。よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 放射線被曝の影響には、確定的影響と確率的影響があります。確定的影響は、被曝を受けた細胞が損傷され、その損傷の度合いが自己修復機能を超えたときに、放射線障害(皮膚、粘膜、骨髄などに)として症状が現れるもので、自己修復機能で対応できる範囲の被曝であれば症状が現れず、ある程度の閾値が存在します。それに対して、確率的影響は、被曝により遺伝子が突然変異した結果、癌や白血病を発生させるもので、明確な閾値はなく線量に比例して確率が上昇すると考えられています。これにより、マンモグラフィの放射線被曝は他の検査に比して非常に微量となり、問題となりません。
 マンモグラフィによる生涯の致命的発癌リスクは0.0009%と算出されます。また、被曝によるリスクは年齢とは無関係ですので、若いからリスクが上がるものではありません。マンモグラフィ検診の利益と被曝リスクを分析した日本の研究は17回日本乳癌検診学会で発表され、どの年齢でも利益が被曝のリスクを上回っているとされています。
 海外でも被曝による発癌リスクの上昇は確認されていません。また、現時点での体の一部に低線量の放射線被曝を受けるマンモグラフィの致命的発癌リスクは、ないか、あっても極めて小さいとされています。
 例えば、現在東京では都民全てが原発事故によりほぼ1か月に1回マンモグラフィを撮影したと同等の被曝を受けています。これでも無視できると政府は見解をしています。この事を気にして生活されている方がどれだけいるのでしょうか?この事の方がずっと問題かと思います。
 尚、マンモグラフィも検診マンモグラフィと診断マンモグラフィがあり、貴女はまだ検診マンモグラフィのみを施行しただけです。これで異常を指摘されると診断マンモグラフィを必要となれます。
 確実な診断を得ない方が、乳がんにより本当に死に至る事だけはお忘れなく。病気は最初に逆戻り出来ないです。

先生、ありがとうございます。

放射線の被曝に関してのご説明はよくわかりました。放射線が危険だということに目を向けすぎると、大事なことを見落とす可能性もあるということですね。
自己修復機能の力というのは、免疫力とも比例するか分かりませんが、やはり少しでも病弱な場合は修復力が弱いということなのでしょうか。それとも、例えばすでに大病を患っているなど特別な場合にのみ修復力を疑って用心するようなまれなレベルでの話なのでしょうか。(私はアレルギーや扁桃腺肥大などあり、風邪もひきやすく、どちらかというと病弱な方なので気になりました。)

また、検診的マンモグラフィーと診断的マンモグラフィーの違いは何でしょうか。その二つを1カ月を待たずに短期間で行っても、先生のご説明からは問題ないと受け取っても良いということですよね。

何度も申し訳ありません。よろしくお願い致します。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 放射線は微量の場合は、体に影響がないのと同じと言う事です。マンモグラフィの平均乳腺線量を一方向撮影で平均1mGy、最大3mGyとすると、ある個人が30歳から40年間毎年二方向撮影のマンモグラフィ検診を受診し、最大値6mGyの被曝を受けた場合でも平均余命の短縮は1.8日です。このリスクは受診する利益に比べれば無視できるくらい小さいです。 例えば、微量の細菌を摂取しても、自己修復で症状が出ないのと同じです。尚、掲示板規約に従い乳腺以外のご質問はお答え致しません。
 検診マンモグラフィで異常を指摘され、精密検査の為病院外来を受診、あるいは自ら乳房に何らかの訴えを持って外来受診し、撮影されるマンモグラフィを言います。マンモグラフィ撮影は精密検査のために行われるため、通常二方向に加えて、病変部と思われる部分のスポット撮影、拡大スポット撮影等の、追加撮影が加わります。検診マンモグラフィと比較して、はるかに異常所見を認める頻度が高いです。診断マンモグラフィにも検診マンモグラフィ同様の精度管理が求められます。
 先程のご質問のお返事も今回も全てコラムに記載済みです。『いつもこちらで勉強させて頂いております。』と前置きがあるならば、これをお読み頂きご不明な点のご質問をなさって下さい。病気の場合、正しい知識は命を守ります。無知は無駄に死に至る事もあります。その事をお知り頂き、当院にご来院頂くために運営しております。当院にご来院頂いても、御説明の内容が意味不明では患者様もこちらも困ります。つまり、知識があれば結果に動じる必要がなくなります。当院はよくある不安解消のメンタル乳腺外科クリニックではなく、正確な結果を求める方が受診する本気のクリニックという事をご理解して頂くためのクリニックとご理解下さい。患者様だけではなく、専門病院よりも信頼を得て精密検査を依頼されるクリニックです。
貴女もカテゴリー3の石灰化という事は良悪性が半々と言う段階です。放射線被曝のご心配よりこの石灰化が悪性によるものかというご心配の方が私は重要かと思います。カテゴリー3だから大丈夫とは思わないで下さい。本当にカテゴリー3の石灰化ならばステレオガイド下マンモトーム生検を行い良悪性を病理組織診断する適応となる所見です。

先生、ありがとうございます。

コラム…たくさん読みました。ですが、毎日PCに向かう時間も無く、読み落としたりしたものも多かったのかもしれません。まだまだ勉強が足りないということがよく分かりました。

今は情報があふれていて、頭が混乱することもたくさんあります。
マンモ検査も、乳房を圧迫した刺激で悪性細胞が飛散するなどと書いてある本もありました。乳製品を良しとするものもあれば、悪しとするものもあります。乳がんと診断される人の中には、「過剰診断」が含まれ、本当は自然治癒(退縮)する人まで辛い治療を強いられている…そんな内容の本もあります。

いかに正しい情報を選択し、自分の命を守るかが大事なのですね。
またひとつ勉強になりました。ありがとうございました。

 御丁寧なお返事有難うございます。

分泌物について

先生、
乳首からの分泌物について質問させて下さい。
左側の胸のみ乳首が陥没しています。
そこから、白く(黄味がかった白)でミルクの匂いのような分泌物(カスの様なもの)が出ます。
これは、病気の症状でしょうか・・・。
37歳、妊娠・授乳の経験はありません。
どうぞ宜しくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 病気ではありません。乳頭の分泌物が正常に排出されない為の老廃物です。形成外科で陥没乳頭の根治術を行うか清潔に保って下さい。感染の原因となり、乳腺炎を起こす可能性があります。

富永先生、
ご回答くださり、ありがとうございました。
安心しました。。。
清潔に保つようにいたします。

 御丁寧なお返事有難うございます。

娘の乳房から乳汁が

はじめまして。
12歳の中学生の娘のことで御相談です。
お風呂あがりに体を拭いていたら、右胸から白い液体がでたとのこと。
本人がすごく心配になって、自分の胸を絞るように押して乳汁らしきものが出るのを見せてくれました。
あまり触らないように、とは言ったのですが、心配で泣いていました。
乳輪のあたりからしぼると一滴出る程度です。
生理が3月末から始まったばかりです。
このまま放っておいても大丈夫なものでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 白い乳汁が出る場合は多くはミルクです。プロラクチンと言う性ホルモンが高い場合にミルクが出ます。大人の場合は高プロラクチン血症と言い、婦人科領域の疾患になります。プロラクチンというのは脳下垂体から放出される刺激ホルモンで、乳腺を刺激して乳汁を分泌させるように働きますが、このホルモンの分泌が異常に亢進して乳汁分泌、無排卵月経などを起こすようになったものを高プロラクチン血症といいます。
プロラクチンの血中濃度の正常値はおよそ15ng/ml以下ですが、高プロラクチン血症ではこれが異常高値を示すようになります。プロラクチンが多量に分泌されると卵巣での排卵が抑えられてしまい、その結果生理が止まってしまう場合が往々にしてあります。プロラクチンの分泌がさらに増量すると、生理が止まるだけでなく、子供を出産したことがないのにミルクが出てきます。
 小児にも高プロラクチン血症はあるようですが、専門外なのでよく分かりません。16歳以下は小児科が専門領域になります。そちらでご相談下さい。尚、乳腺疾患の場合は小児外科になります。

HRTと胸のかゆみ

HRTを始めて2年、52歳になります。エストラーナー0.72mgを二日に一回はりかえて21日間、プロゲストン2.5mg2錠11日間服用してます。昨年の冬から夜に左胸がかゆくなり、ひどい時は全体だったり、乳輪辺りでつい掻いてます。かくのがよくないと思い保冷剤で冷やして気を紛らわしてます。ずっとではなくプロゲストンを服用しはじめておきるみたいでこのままHRTを続けるべきか、もうやめようか迷ってます。ホットフラッシュがあったので治療を始めました。あと関節炎、歯周病、皮膚の痒みもありましたが、今はほとんどなくなり体調はいいです胸のかゆみが気になってます。将来乳がんにならないか心配です。のう胞は二回の検診でもあるけど年とともに減ってきます、と言われました。

 ご投稿有難うございます。
 かゆみはホルモンによる乾燥によるもので保湿剤を皮膚科で処方さいてもらえば治ります。
 HRTについては既に大規模試験で乳癌発生については結論付いています。〔シカゴ〕ロサンゼルス生物医学研究所(LA BioMed,カリフォルニア州トランス)のRowan T. Chlebowski教授らは,女性健康イニシアチブ(WHI)に参加した閉経後女性を11年間追跡した結果,エストロゲンとプロゲスチンを併用したホルモン補充療法(HRT)が浸潤性乳がんの発症率上昇に関連しており,HRT施行群では乳がんによる死亡率も高いことが分かったとJAMA(2010; 304: 1684-1692)に発表されております。詳細は乳腺外科コラムをご参照下さい。

回答ありがとうございます。HRTについて服用していても婦人科では胸の事は乳腺科で、コレステロールの件は内科でという具合で質問に対して詳しく答えて頂けませんでしたので、続けることに不信感を抱きどこで聞いたらいいのか悩んでいました。症状が治まってきたのでしばらく様子をみて考えてみます。

 御丁寧なお返事有難うございます。