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乳腺のう胞症で経過観察

先日、会社の定期検診で上記のような結果がきました。
出産経験ありで36才です。
3年間ピルを服用していましたが停止し、1ヶ月程大豆イソフラボンのサプリを飲んでいました。
その頃の検診です。
今はピルを再開しています。
乳腺系の病気はホルモンが影響していると聞きますが、ピルや大豆イソフラボンも関係がありますか?

また、経過観察ですが、マンモグラフィーなど再検査を受けずに来年の健康診断まで経過観察してていいのでしょうか。


 ご投稿有難うございます。
 乳腺のう胞は乳腺症の所見の一つで、病気ではありません。
 ピルや大豆イソフラボンのサプリは共に乳がんを発生させる原因とされています。例えば、低用量ピルは乳癌診療ガイドラインにはリスクが1.1〜1.6倍の上昇と記載されております。これがのう胞もこれが原因していると考えられます。常識として、ピルを服用される場合は、副作用情報を確認してから服用して下さい。
 マンモグラフィは乳癌検診ではベースとなるので、単品でエコーのみは検診方法としてはエビデンスがなく、不適切な乳がん検診とされています。マンモグラフィとエコーの併用検診で、乳腺のう胞と診断された場合は、年1回の検診で十分です。現状は片手落ちの検診なので、これで良いのかは不明です。

乳腺線維腺腫と診断時の、細胞診の必要性は?

本日妻(41歳)がとある大学病院で乳腺線維腺腫と診断されました。
 マンモ・超音波検査にて
 13mmのしこり、血流少々あり

細胞診の必要性ないのですかと聞きましたが、ガンの疑いのない場合は必要無いと取り合ってくれませんでした。画像診断だけでガンで無いと言い切れるのでしょか?他の病院で、細胞診検査してもらおうかとおもっていますが、どう思われますか。コメント頂けると助かります。

ちなみに経過観測で、6ヶ月後に再検査で、20mm以上になっていれば、摘出したほうが良いとも言われました。

アドバイス頂けると助かります。

 ご投稿有難うございます。
 画像上明らかかな乳腺線維腺腫は検査は細胞診などの検査はしません。線維腺腫は大きくなっても摘出不要です。節度を持って医療機関を受診して下さい。
 乳腺線維腺腫は乳腺良性腫瘍の代表格です。実は真の腫瘍ではありません。一種の過形成と考えられています。管内型、管周囲型、類臓器型、乳腺症型に分類されます。
 境界明瞭な腫瘤で、硬度は弾性硬から硬いものまであります。通常2〜3㎝の腫瘤を自覚して受診する例が多いとされ、10㎝に達するものもあります。若い女性に発生するものは急速に増大するものもありますが、必ずしも年齢と関係ないこともあります。単発例が多いですが、多発例や両側性もあります。
 生活様式や食生活の欧米化に伴うホルモン環境の変化により最近上皮成分の増生の著しい線維腺腫が増加してきていて、増殖した腺成分は乳管癌様に見え、乳癌と誤診されることが多いのです。乳癌の合併例は極めて稀であり、合併例は小葉癌です。つまり、良性腫瘍と言う前提で対応致します。
 3cm以上を越える腫瘍も定期観察で増大変化を示すものは多くはありません。3cm以上のもので多発していても授乳に支障をきたすことはなく、乳房が変形するような急速増大例以外は安易な手術摘出は避けるべきとされています。
 

丁寧なご回答ありがとうございました。

少し神経質になっていたかもしれません。
6ヶ月後に再検査で様子みたいと思います。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

医師の説明の中で、エコー画像で今回は血流が少し(全体の1/5程度に少し根が生えた感じ)だが、ガンの場合は血流が豊富(どっしりと全体に根が生えた感じ)との説明を受けましたが、ガンかどうかの判断に、血流の豊富さの関係するのでしょうか?

ちなみに乳腺線維腺腫で、血流があるのは問題ないのでしょうか?

また、半年後の経過観測再検査は、どこの病院でも良いといわれました。出来れば貴院でお願いしたいと考えておるのですが、その場合は紹介状をもらって乳腺外来を予約した方が良いのでしょうか?それとも、紹介状をもらわずに、乳がん検診を予約した方が良いのでしょうか?

勉強不足で失礼な質問があるかもしれませんが、コメント頂けますでしょうか。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 血流も一つの判断基準にはなります。線維腺腫も栄養血管はあり、血流はあります。
 経過観察は現在の病院で変化を診る事に意味があります。どこの病院でも良いなど呆れた話です。経過観察に本当に意味があるのかと言う疑問すら感じます。経過観察を指示した医師が診察するのが常です。経過観察を指示した医師に責任を持って診て頂いて下さい。
 当院は常に意味のある経過観察や診療を心掛けております。理由のない保険診療は禁止されています。また、当院はその医師の下請け医療機関ではありません。大学病院に行かれるのが大変ならば、その医師の下請けをご紹介して頂くのが賢明でしょう。過去の例から考えると大学病院に真面な診断が出来るのかを聞きたいですね。診断が付いた乳がんばかり診ていてはご自分では小さな乳がんは探せないとは思います。『20mm以上になっていれば、摘出したほうが良い』など常識を逸脱した事を言う無知な医師らしい発言です。是非、命に関わる乳がんなど診療しないで、良性病変のみを診て頂く方が患者様の不利益にならないと思います。
 当院は、例えば最近の例は乳がん症例トップの癌研有明病院乳腺科の代表が当院に来られ、良性病変である程度経過観察が終わりほぼ問題なしとされた方の経過観察をお願いされに来られています。当院の受診歴のない患者様の紹介をされる先生は必ず挨拶を頂いております。ここに病院とクリニックの医療連携と言う信頼が出来ると思います。医療機関同士に信頼関係と言うものがない場合、何れ患者様に不利益が生じます。私も何度もあってはないらない事を見ています。

丁寧なご回答ありがとうございました。

線維腺腫にも血流があるとのことで安心しました。

また、自分の質問でご気分を害したのであれば大変失礼致しました。医師には再度もう一度しっかり内容を確認してまいります。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 貴女に気分を害しているのではございませんのでご安心下さい。常識のない医師に憤慨しています。同じ医師として恥ずべき事だと思います。
 本来の経過観察は、非常に慎重に行うべき事です。気軽に診察するでは、要らぬ概念から誤診と言うミスに繋がります。良性疾患に経過観察を気軽に受け付けますと言うようなお気軽クリニック程、最も危険なクリニックはないでしょう。何でも診療します的な親切そうな乳腺クリニックこそ、一番患者様に命にかかわる不利益を与えています。クリニックの方が診療を気軽に行えますが、患者様に不親切と思われても、真の患者様に不利益を与えない診療を行う事こそが大切だと私は考えております。これを御覧になっている方でも痛い目に合われてた多数の方のみがお分りになって居られると思います。
 今日も乳がんと診断され結果を聞きに来られた方も、昨年他院で乳腺症と診断された方です。4㎝もある進行癌が2個もありました。これが昨年何もないとは言えません。しかも、トリプルネガティブと言う最も悪性度の高い乳がんです。このような事を日常茶飯事に拝見しているのです。このような状況を目の当たりにしているのにお気軽にどうぞなど軽々しく言えません。私達は政治家のような人気取りを行うのは見苦しい経営は行うつもりはございません。

血性乳汁分泌について

はじめまして。
初めて投稿させていただきます。
よろしくお願いいたします。

第2子を出産後、今年1月中旬に断乳をいたしました。
3月初旬に乳首をつまんだところ(乳汁分泌するのか試していました)両乳房より右は血液に近い分泌物、左はクリーム色に少し血液まじりの分泌物がありました。
自己触診ではしこり等はありませんでした。
心配になり近医の外科にかかり、両乳汁分泌物の細胞診をおこないクラスⅠでした。
念のため乳腺エコーを行うことになったのですが、地震のための計画停電により、エコーの日程がずれ、先週ようやく検査をうけることができました。
結果は、乳腺症疑い・両乳管拡張R/O・乳管内病変カテゴリー3、両側乳腺のう胞カテゴリー2という結果でした。
定期的な検査を行うことをすすめられたのですが、3ヶ月後にエコーの検査のみの経過観察で大丈夫なのでしょうか?

また、2年前の乳腺エコー(このときは乳房痛で受診)では、乳腺症・右側乳腺のう胞の診断だったのですが、断乳後のための乳管拡張ということはあるのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 断乳後なので、まだミルクは作られているので嚢胞に見える乳瘤があり、乳管も拡張しているでしょう。乳汁に血液が伴うのも普通です。程々に経過観察してもらって置けば良いかと思います。

迅速なお返事ありがとうございます。
ネット等の情報があふれ混乱いたしましたが、乳腺専門で診察をされている先生のご意見を伺い安心いたしました。
丁寧にご対応いただきありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

組織診断について

以前、左乳房の線維腺腫のことでこちらの掲示板で質問をした者です。

過去に受診した病院で超音波・マンモの結果線維腺腫と言われ、組織診断を受けたことがなかったのですが、腫瘍が大きくなったこともあり、今回、別の病院にて超音波、マンモの後、コアニードルバイオプシーと乳房MRIの検査を受けました。

その結果が先日出たのですが、「葉状腫瘍の疑いまたは巨大線維腺腫」とのことで、腫瘍摘出の手術を勧められました。
摘出した腫瘍でしか確定診断は出来ないとのことです。
MRIの画像では、左乳房の乳腺は腫瘍でよく見えず、左乳房のみ血管がくっきりと映っていました。

腫瘍は8センチと言われましたが、この大きさでも組織診断での確定診断は難しいのでしょうか。
(組織検査では3回組織を取っていました。)

葉状腫瘍という結果も予想し、その場合は手術の覚悟もしていたのですが、大きいとはいえ線維腺腫であればあまり切りたくない、と迷いが生じています。

 ご投稿有難うございます。
 マンモトーム生検なら診断可能かと思います。但し、これだけ巨大化する線維腺腫ならば摘出も考えた方が良いかもしれません。

ご回答ありがとうございました。

マンモトーム生検は、コアニードルバイオプシーの後、どのくらい期間を空けたほうが良いのでしょうか?

また、別の病院へ依頼する場合は、超音波やマンモの結果を持参すれば、マンモトーム生検のみでも受付けてもらえるものでしょうか?

度々の質問で申し訳ありませんが、手術も含め、よく検討していきたいと思います。
よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 腫瘍が大きいので、別に期間を空ける必要はございません。検査のみを受ける場合は主治医によくご相談され、手配して頂くのが一番賢い方法です。個人的に勝手に行くのは貴女にとって不利益しかありません。この乳腺外科の世界は殆どの医師が繋がりがあり非常に狭い世界なので、転院先で受け入れないか目に見えない差別を受けます。セカンド・オピニオンなども一見利益があるように見えますが、意外に陰で不利益を得る事もあるのです。米国とは違い、日本人の気質的なものが違います。

度々ご回答いただき、ありがとうございました。
目に見えなかったり、自分で気付かないだけで、色々なことが起こり得るものなのですね。

主治医と相談し、手術も前向きに考えて行きたいと思います。

本当に何度も丁寧にご対応いただきまして、ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

検診で要精密検査でひっかかりました

 なんとなく受けた検診で「要精密検査」という結果が来て、とてもショックを受けています。

 右の乳房に非対称性陰影・基準3に丸がついていました。

 私は35歳、2児の母です。ちなみに触診では異常なしとの結果でした。

 近くのクリニックの乳腺外来に行けばいいのか、大学病院の乳腺外来がいいのか、念のため2つの病院を受診して判断を待てばいいのか・・・

 とにかく今はショックで・・・何も問題なければいいのですが、落ち着くことができません。

 このような検診診断は、よくあることなんでしょうか?また、よくない病気の可能性は高いのでしょうか?

 どこに伺えばよいか分からず、ネットで探していたらこちらにたどり着きました。よろしくお願いします。

書き忘れていましたが、

検診のマンモグラフィーは1方向撮影です。

病院での検査はどんなことがされて判定されるのでしょうか?

すみませんが教えていただけると助かります

 ご投稿有難うございます。
 マンモグラフィガイドラインでは、局所的非対称性陰影(FAD)は二方向(MLO、CC)で淡い陰影として描出される場合に表現するとしています。従来乳癌は、しこりとして見つかることが多かったが、その場合マンモグラフィでは、しこりの部分が周囲の乳腺より白く描出され、その境界が認められることが多いです。このようなときは腫瘤といえます。しかし、乳癌検診の普及に伴い、しこりを触れない病変が多く見つかるようになってきました。このような病変の中には、マンモグラフィで境界がはっきりしない白い部分だけの陰影を認められることがあります。このような病変をFADと表現します。FADが見られる理由として、単なる乳腺の重なりで白くなっているのか、乳腺内に病変が隠れているのか、しこりとして描出されない病変があるのか、等が考えられます。乳腺の重なりと考えた場合、さらなる検査は必要ないか、病変があると判断される場合は、さらなる検査が必要となります。 この診断は一番多い診断かも知れません。但し、カテゴリー3なので良悪性の境界という判定ですが、殆ど検診の診断精度が低い為に評価されたものが多い印象です。40歳未満でエコーも同時に検診を行わないと再検査や精密検査にされる所見です。また、40歳未満に対する1方向撮影では診断できないと規定されており、不適切なマンモグラフィー検査になります。病変が無い事が殆どで乳がん検診の精度が低く、二度手間で最初から乳がん検診には精度が高い施設で受けて頂きたいと考え、検診の不利益が殆どで疑問を感じ、我々もあまり精密検査に気乗りがしない所見です。『なんとなく受けた検診』と言う記載があるように、乳がん検診を甘く見て欲しくはございません。今回とは逆に、本来乳がんがあっても見逃される例が多数あり、その為に多くの方が命を落とす事になられます。乳がん検診は最大の費用を掛けるべき所だと思います。“乳がん検診は乳がんを見つけるのでは意味がなく、治癒可能な乳がんを見つける事に意義があります。”貴女も何も調べずご投稿されているようですが、このサイト内には貴女が知りたい事はすべてコラム内に記載されています。正しい知識がない方は、命を失っても自己責任とされます。
 乳腺専門の医療機関で再検査を受診されるとよいでしょう。検診をお受けになった施設で紹介をしてもらうのも一つの手です。

適切なご助言を迅速にありがとうございました。

早速病院で検査してもらうために電話し、予約を取ろうと思います。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

乳頭からの白い分泌液

不安で初めて問い合わせさせていただきます。32歳で5歳の子持ちです。乳がんセルフチェックをしていて乳頭をつまんだら、片側の乳頭の一箇所だけから透明な液がじわっと出てきました。次の日もやってみると、おなじところからだけ出てきました。病気の可能性はありますか?すぐに病院にいったほうがいいのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 乳頭分泌物は約5%に見られます。白色・透明・黄透明色・茶色・褐色・赤色の分泌物が認められます。乳頭分泌物の原因は生理的なものと乳腺の増殖性病変によるものに分類されます。後者が問題となり、どす黒い色や潜血の分泌物が問題となります。他の分泌物は正常となり、貴女の場合は正常で、病気ではございません。

検診で左側カテゴリー4局所的非対称性陰影と診断されました

はじめまして。
柴田と申します。よろしくお願いいたします。

先日乳がん2年ぶりに乳がん検診を受け、本日 マンモグラフィで、右側カテゴリー1所見なし・左側カテゴリー4局所的非対称性陰影 エコーで、両側乳管拡張疑い 精密検査要と診断書が届きました。詳細が良くわからず、インターネットで検索していましたら、先生の掲示板にたどり着きました。

過去一昨年・その前と マンモグラフィではカテゴリー1所見なし エコーでは両方のう胞との診断でした。今年も過去も触診では所見なしです。

精密検査を受ける前に 先生にご相談したく書き込ませていただきました。

49歳 出産3回で、子供たちは学生ですので
今 倒れるわけにはいきませんので、
精密検査をうけるには どのような病院が良いのか、また、普通 このような診断が出た場合は 病状はどのようなものなのか?治療はどんな形なのか 教えていただけますよう、お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 マンモグラフィガイドラインでは、局所的非対称性陰影(FAD)は二方向(MLO、CC)で淡い陰影として描出される場合に表現するとしています。従来乳癌は、しこりとして見つかることが多かったが、その場合マンモグラフィでは、しこりの部分が周囲の乳腺より白く描出され、その境界が認められることが多いです。このようなときは腫瘤といえます。しかし、乳癌検診の普及に伴い、しこりを触れない病変が多く見つかるようになってきました。このような病変の中には、マンモグラフィで境界がはっきりしない白い部分だけの陰影を認められることがあります。このような病変をFADと表現します。FADが見られる理由として、単なる乳腺の重なりで白くなっているのか、乳腺内に病変が隠れているのか、しこりとして描出されない病変があるのか、等が考えられます。乳腺の重なりと考えた場合、さらなる検査は必要ないか、病変があると判断される場合は、さらなる検査が必要となります。
 尚、カテゴリー4は悪性疑いというマンモグラフィの評価になります。残念ながら精密検査を受けられると80%の方が悪性となります。通常、局所的非対称性陰影のみではカテゴリー3となり、境界領域と評価されるので、この評価はよく解りません。
 この段階では乳がんでも進行度等が不明な為、治療方針等は解りません。更なる検査で明確な答えが出るでしょう。
 精密検査は当クリニックのような専門施設でお受けになる事が賢明かと思います。乳腺医療は医療レベルに医療機関格差があり、特に貴女のお住まいの地域は著明かと思います。よく吟味して受診されるとよいでしょう。