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乳癌?

マンモグラフィで石灰化あり→マンモトーム生検をしました

検査結果を聞きにいったところ、【異型細胞】があると言われました。
今、確認できてるのは【乳管内のみ】とのことです。

詳しくみるため、
【MRI】【CT】【骨インチ】と3つの検査を行うとのことです。

●乳癌ということでしょうか?
●乳癌の場合、良性or悪性とあるのでしょうか?
●よく耳にする「ステージ」←ステージ1からが癌ですか?
ステージゼロは?
●手術を伴いますか?
●手術となった場合、入院期間はどのくらいになるのでしょうか?
●手術となった場合、退院後の治療はどのようになるなでしょうか?


子供が小さいので、癌への恐怖より…
手術、入院、治療となった時の子供への影響を考えてしまいます。

 ご投稿有難うございます。
●乳癌ということでしょうか?
分かりません。診断がついていません。
●乳癌の場合、良性or悪性とあるのでしょうか?
悪性のみを乳癌とします。
●よく耳にする「ステージ」←ステージ1からが癌ですか?
ステージゼロは?
stage0は非浸潤性の癌を言います。
●手術を伴いますか?
癌ならば手術です。
●手術となった場合、入院期間はどのくらいになるのでしょうか?
内容によるので日帰りから2週間位までです。
●手術となった場合、退院後の治療はどのようになるなでしょうか?
癌の程度によるのでそれぞれです。

 色々質問されているようですが、この内容の前に重要な質問が抜けています。少し冷静になりよくお考えになった方が良いかと思います。
 異形細胞など良性でも悪性でもあります。マンモトームはこの異形細胞を判断する細胞診と言う細胞の検査ではございません。組織診断を行うものです。例えば、乳癌というような病名が出るものです。しかも乳管内の病変があると言うことだけで、何も診断が付けられなかったことになり、マンモトーム採取病変の病理医が診断能力が低く診断できていないと言う問題が生じているのです。他の方法で乳癌と診断をつけなければならない状態になっているのです。マンモトームを行った場合、乳癌と言う確定診断をもらわないと意味が何もないのです。
 乳癌としも乳管内にあるのに転移は絶対ないので、骨転移を調べる検査である骨シンチは何の為にするのかなど疑問を抱かないと医者の言いなりでは駄目です。少し医者と話し合うか、しっかり診断ができ正しい検査を行う施設に転院も視野に考えた方が賢明かと思います。貴女も検査を受けるならば、正しい検査ができることを確認して受ける注意をしないと駄目です。

早々に丁寧なご回答頂きながら、お礼が遅くなり申し訳ございません。

先生のご指摘で、考え、反省しました。
ネットや、本で調べ、担当医とも話しました。

検査結果を受け止め、
セカンドオピニオンを求めてみようと思っています。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 セカンドオピニオンではややこしくなるので、転院を求めて下さい。

繊維線種と葉状腫瘍について

はじめまして。
お忙しい中大変恐縮ですが、教えていただけたら幸いです。

先日、エコーで右乳房にしこりが確認され、針生検を行い、繊維線種と診断されました。
3ヵ月後の検査で、しこりの大きさが9ミリから11ミリになっているとの結果がでました。

インターネットで調べると、生検をしても繊維線種と葉状腫瘍の区別がつきにくいとのことが書いてあり、もし葉状腫瘍だったら・・・と心配になり、こちらの掲示板に質問させていただきました。

針生検をしたから安心っていうわけじゃないんでしょうか・・・?

どうぞよろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 正確な病理診断ができれば問題ございませんが、その病理診断医の能力に左右されます。基本的9から11㎜は測定の誤差範囲内なので変化なしととります。また、3ヶ月単位の経過観察には殆ど意味をなさないので一般的には行ないません。その検査自体が不可思議なのでその必要性を確認するべきです。そこにこれが線維腺腫か葉状腫瘍かの秘密が隠されていると思います。医者の信頼度で針生検の信頼度ではないのでお間違いなく。

早々のご返事、ありがとうございました!

そちら様のクリニックで、再検査をしていただくことは可能でしょうか?
その場合、エコー・マンモをして、その結果次第で生検となると思いますが、4月に生検をしてますが、再度生検をしても問題ないのでしょうか?
(生検でがん細胞が広がる等)

お手数おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 今日同じような方が来院されましたが、このような受診は間違っているとお答えしました。既に、針生検を施行したものに再度針生検はしません。それだけ腫瘍の形が崩れ、今後の画像診断での経過観察に間違いが生じるからです。既に、乳癌は否定されているので、線維腺腫か葉状腫瘍かと言う問題です。これを解決すれば良いのです。それを解決するには、病理組織診断を適切な専門家に再診断してもらうことから始め、次にその確認の為に年1回程度の画像診断をすることが大切です。それを主治医にご相談することをされることが貴女にとっての利益かと思われます。
 何か問題が生じれば転院すればという軽率な考えは乳腺診療では最も不利益を受けることが多いです。つまり、最初に行く施設を何故真剣に選ばないかと言う所が問題点になります。

乳腺腫瘍と言われました

はじめまして、35歳 現在子供がいません。

乳腺症で、半年検診を先日しましたら、超音波エコーで
左乳腺腫瘍が発見されました(8mm)。
今度の土曜日に、ABC+針・・・細胞診?でしょうか
・・後、MRIなどもうける予定になっております。
その上でいくつか質問をさせてください。
①市民病院の乳腺外来で検査するんですが、実際ここでいいのか今後も不安で、他にも悪いところがあるのではと思い、大学病院もしくは明確にわかる専門病院に行ったほうがいいのかと思ってますが、そうしたほうがいいでしょうか?

②この乳腺腫瘍が、今回は良性だとしても、悪性になる可能性は何%ですか? 

③今後良性だとしたら、不妊治療をしたいのですが、ホルモン投与等で腫瘍が悪性化することはあるのでしょうか?

子供が授かれないのに、乳腺腫瘍だなんてとても動揺しております。
文面が下手ですいません。
ご回答よろしくおねがいします。

 ご投稿有難うございます。
①その先生の能力によるので、大学病院も市民病院も同じです。
②その腫瘍の種類にようので組織診断がないと不明です。コラムにすべての良性疾患について詳しい説明があるので、診断結果でご自身でお調べ下さい。
③良性腫瘍がある方は不妊治療は反対です。今後乳癌が新たに発生する可能性もあります。乳癌は基本的に良性腫瘍が悪性化するものではなく、最初から乳癌なので、良性腫瘍ができる原因と乳癌ができる原因は同じです。今回は偶々良性腫瘍と考えなければなりません。実は、乳癌が今作られる段階かもしれません。

ご丁寧に回答していただきありがとうございました。

今度の土曜日の検査結果次第でこれからの生活を考えたいと思います。
また、質問させていただいてよろしいでしょうか?
お忙しい中ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

低エコー域について

はじめまして投稿させていただきます。
現在24歳未婚です。

 約1年前に初めて乳がん検診で超音波検査を受け、結果が低エコー域(右)と判断されました。結果が後日郵送だったため、医師の方からは説明はありませんでした。結果表には「1年後に再検査」という欄に丸がついていました。

 初めての検診だったためとても不安でその後、結果について説明してもらいにもう一度病院を受診しました。しかし医者がかなりの高齢で言ってる事がよくわからず結果的にはきっと大丈夫だから1年後再検査をしてくださいと改めて指示されました。

低エコー域とはどのような事を意味するのでしょでうか?

もうすぐ1年になるのでこちらで検診を受けようと考えております。

 私は10代の頃から生理不順のため、ピルで治療をしているのですが、ピルの服用と乳がんのリスクが関係があると以前何かで読んだのですが、本当でしょうか?
 私は現在20代前半ですがマンモグラフィも受けた方がよろしいですか?

また結果は当日教えていただけるのでしょうか?

いくつも質問してしまいすみません。

お忙しい中、大変恐縮ですがお返事お待ちしております。

 ご投稿有難うございます。
 低エコー域とはエコーが薄く描出される部分を言います。
 乳腺診療ガイドライン(2008年版)には『経口避妊薬使用は乳癌のリスクを増加される可能性がある。』と明記されています。
 系統立った文献検索でメタアナリシス3件の報告からいずれも相対リスク約1.2と言でリスク増加が認められています。経口避妊薬は乳癌発病のリスクを増加させるという結論とされ、相対リスク1.1〜1.6と言う事です。
 経口避妊薬の中止した場合は、中止後10年以上経過すればリスクの増加は認められなくなるという報告もあるが、中止後5年以上経過しても使用期間によるリスク増加の影響は残るとする報告もあります。初回妊娠より前の使用でリスクが上昇するという報告もあります。また、日本人も含めアジア系住人がアメリカに移住した場合に乳癌発病リスク増加が認めており、同時に経口避妊薬の使用も増加しています。実際、当院でもアメリカでピル使用歴があり、帰国後の検診で乳癌と診断された方がいらしゃいます。実際診療の中もピル使用者やピル使用経験の方の乳癌は多いと思われます。低用量ピルだから問題ないのではありません。ピルはエストロゲンとプロゲステロンの混合剤で共に乳癌を発生の原因になります。
 当院では微細石灰化等により見つかる方はマンモグラフィの有用性を認めるので、年齢に関係なく施行することをお勧めおります。
 乳がん検診では検査後、すぐに結果をお伝えしております。

ご丁寧なお返事ありがとうございます。
ピルが乳がんリスクを増加させる事もあるんですね…

また低エコー域から乳がんの可能性などを考えられる事もあるのでしょうか?

現在放射能について色々と騒がれていますが、マンモグラフィにおける放射線のリスクはどの程度なのでしょうか?

お返事お待ちしております。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 低エコーは乳癌も含めたものを示します。
 放射線被曝の影響には、確定的影響と確率的影響があります。確定的影響は、被曝を受けた細胞が損傷され、その損傷の度合いが自己修復機能を超えたときに、放射線障害(皮膚、粘膜、骨髄などに)として症状が現れるもので、自己修復機能で対応できる範囲の被曝であれば症状が現れず、ある程度の閾値が存在します。それに対して、確率的影響は、被曝により遺伝子が突然変異した結果、癌や白血病を発生させるもので、明確な閾値はなく線量に比例して確率が上昇すると考えられています。これにより、マンモグラフィの放射線被曝は他の検査に比して非常に微量となり、問題となりません。
 マンモグラフィによる生涯の致命的発癌リスクは0.0009%と算出されます。また、被曝によるリスクは年齢とは無関係ですので、若いからリスクが上がるものではありません。マンモグラフィ検診の利益と被曝リスクを分析した日本の研究は17回日本乳癌検診学会で発表され、どの年齢でも利益が被曝のリスクを上回っているとされています。
 海外でも被曝による発癌リスクの上昇は確認されていません。また、現時点での体の一部に低線量の放射線被曝を受けるマンモグラフィの致命的発癌リスクは、ないか、あっても極めて小さいとされています。

受診の要否について

お世話になります。
こちらの掲示板を一通り拝見した上で、初めて質問させていただきます。
今年2月に会社の婦人科検診したところ、『乳腺腫瘤(左)、気になる症状があれば、速やかに乳腺外科専門医による診察を受けてください』とのコメントがついた結果がきました。特に症状もなかったため、受診はせず、毎月1回は、自分で乳腺チェックをしていましたが、先日乳頭をつまんだところ分泌物が出てきました。左は2、3箇所で白、薄い黄色のもの、右が1箇所でオレンジ色のようでした。
掲示板では分泌液が出るのはよくあることで、色もそれぞれあるため、それだけの症状であれば受診の必要はないと解釈したのですが、2月の検診結果もあるので、一度貴院で受診した方がよいでしょうか?
なお、ごく短期間(1週間程度)ではありますが、クロミッドを飲んでいた時期があります(2007年9月頃)。これもハイリスク群に該当するでしょうか?
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 乳頭分泌物は悪性を疑わないと考えます。次の2月の検診で良いかと思います。

休日にもかかわらず早々にご回答いただき、ありがとうございました。
婦人科検診は毎年受けていたのですが、コメントがついたのは初めてだったため、少し不安が残っていたところでした。
来年の検診は、貴院でお願いしようと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

嚢胞内がん

先生、こんにちは。35歳のものです。

先日、病院で検査した結果、乳管がん(非浸潤がん)と診断されました。(ショックでした)
病理診断には(判断は)難しいと書いてありましたが。。
グレードは1
嚢胞の中に5cmくらいのがあります。

難しい病理であったことで、ほんとうにがんなのだろうかと疑ってもいますが。。

そのような状況で、主治医からは全摘出と言われたのですが、この場合は全摘出しなければならないのでしょうか。

また、一般的な治療としては手術後抗がん剤やホルモン治療を受けることになるのでしょうか。

部分的な摘出は無理なのでしょうか。。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 手術の方法は画像を見ないと判断出来ません。非浸潤癌なので、抗癌剤は行いません。また、ホルモン療法は程度などにより予防の為に行なう場合もあります。共に一般的に行い癌ではありません。
 5㎝もあるものなどので病理診断が難しいという記載は少し怪しい記載です。もし術後診断が良性や浸潤癌であった時の言い訳かと思います。
 こう言う施設で乳腺診療を行なうかが理解不能です。

お返事大変ありがとうございます。

「病理診断が難しいという記載は少し怪しい記載です」とありますが、嚢胞の中にあるので難しいかと思ったのですが、5cmほどのものであれば良性か悪性化の判断はそんなに難しくはないということなのでしょうか。

良性の可能性もあるなら、もう一度どこかに病理診断に出したほうがいいのでしょうか。

よろしくお願いします。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 5㎝もあれば、組織診断が難しいとは言えません。また、これは嚢胞内癌ではありません。拡張した乳管内の癌です。その拡張した乳管を嚢胞と画像診断されたのです。病理セカンドオピニオンはもう一度担当医と相談して決めるべきです。

先生、丁寧なご解答をありがとうございました。
もう一度担当医と相談してみます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

粘液瘤腫について

はじめまして
29歳独身です。
先月、右胸乳輪の下に1cm程のしこりを見つけ、乳腺外来でマンモ、エコーをしてもらい、結果は「のう胞」でしたが、念の為後日行った穿刺細胞診で『粘液瘤腫』と言われました。
粘液を産生している細胞が、稀に癌であること、放置すると、しこりが大きくなり悪性度が高くなる。
疑わしいもの(しこりと周りの乳腺)は切除して検査しましょう。と言われたのですが、しこり発見からあっという間だったので、不安でいっぱいです。やはり、切除して検査するのが一番いいのでしょうか。
お忙しいところ大変恐縮ですが、アドバイスをお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 粘液瘤様腫瘍(Mucocele-like tumor)は多房性の粘液を含むのう胞の集簇からなる病変で、周囲組織への粘液の漏出を伴う特徴があります。これは良性病変にのみ使われる病名です。しかし、周囲に異型乳管過形成あるいは粘液癌が見られる場合があり、さらに後に乳癌が発生する場合もある事から十分な経過観察が必要となります。
 好発年齢は20〜40歳代で閉経前が圧倒的に多い。発生部位は乳腺内の内側上部(A領域)が多い。
 画像診断はのう胞内に帯状の特有な粗大石灰化をみる事が特徴で、単房性もしくは小のう胞の集簇、隔壁様構造を有するのう胞が見られます。
 粘液瘤様腫瘍はあまり見られませんが、この良性腫瘍だけは他の良性腫瘍と違い、厳重な観察が必要な良性腫瘍です。
 今回は、細胞診での診断ですので、細胞診では良悪性を判断する検査で、組織診断ができていないのでまだ粘液瘤様腫瘍(Mucocele-like tumor)確定ではございません。つまり、外科生検をしてこれを確定することをこれからされるのかと思います。外科生検をして摘出しても厳重な経過観察をする必要がある腫瘍です。同側の乳房からは何れ乳癌が発生する確率が十分にあります。簡単に例えると乳腺内のどこかにに乳癌になる地雷が入っているのと同じとお考え下さい。
 

お忙しい中 ご丁寧なお返事ありがとうございました。やはり外科生検が必要なのですね。
そして、切除後も厳重な注意が必要なのですね。
とても不安ですが、早期に発見したことを前向きにとらえ、きちんと受け止めたいと思います。
ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。