乳腺症としこり
ご投稿有難うございます。
①マッサージは全く効果はありません。
②広義の乳腺症は英国の病理学者は老化現象と言い、病気には位置していません。これは、40歳前後に発症が多く、閉経とともに消失するからです。ある意味加齢による生理現象としているのでしょう。
乳腺症とは性成熟期(30歳以降)に見られ、エストロゲンホルモンの分泌されない閉経後には減少します。エストロゲンホルモンの分泌が止まる妊娠・授乳期には発症しないものです。症状は、腫瘤、硬結、乳房痛(特に月経前)、乳頭分泌異常が見られます。乳腺症の痛みは黄体ホルモンの影響による乳腺間質の浮腫によるものが原因とされています。乳腺症には腫瘍はなく炎症もありません。真の乳腺症は病理組織学的に乳管過形成・乳管乳頭腫症・のう胞・閉塞性腺症・硬化性腺症・アポクリン化成・小葉増生症・線維腺腫症の所見を認めないと確定診断ではありません。もし医師に乳腺症と診断された場合は広義か狭義(真の)の乳腺症かを聞き、悪性と鑑別を要する経過観察等を要する指示がある場合は病理組織診断を受け、上記の診断を要する必要があります。
広義の意味で良く医師が使用する乳腺症と言う病名には真の乳腺症ではなく、生理的範囲からの逸脱に過ぎないとされています。真の乳腺症は英国では正常乳腺組織が加齢により発達と退縮を起こし、その生理的範囲から逸脱した状態と区別され、米国では線維のう胞変化、線維のう胞状態と区別されています。
③細胞診の影響はなくなっています。本来の乳腺の硬さだと思います。その硬さは特に問題ないでしょう。
以前、こちらで乳腺腫瘍の件で質問させて頂いた者ですが、その後・・・乳腺腫瘍と診断されましたが、腫瘍と言っていい形ではない事がわかり、診断名を忘れてしまったのですが、緊急性のモノではないとの事で3ヶ月後の経過検診になりました。
ただ、両胸共に乳腺症はある状態です。
その状態について以下の質問をさせて頂きたいのですが、お時間がある時にご回答よろしくお願いいたします。
①他の方の胸の硬さとか解らないので基準がわからないんですが、自分は硬い(張りやすい)状態です。乳腺症及びしこり(緊急性のものではない)がある状況で胸のマッサージはよくないですか?(オイルマッサージで温めながら自己流でマッサージです)
②初歩的な質問ですいません。乳腺症は腫瘍を作り出すモノでしょうか?
③以前先生に、『細胞針(ABC検針)後のしこりみたいな硬さは検査の影響』とお聞きしましたが、7月に検査して以来その箇所だけいまだに固さが残っております。どの位の期間で影響はなくなるとかありますか?
読みにくい点などがありましたら申し訳ございません。どうぞよろしくお願いします。