乳腺腫瘍 悪性の確率
ご投稿ありがとうございます。
乳腺腫瘍の疑いがあるときの悪性の確率はデータがありません。但し、出産授乳後なので、悪性の場合は通常より転移の可能性は高くなります。また、死亡率もあがります。これに関しては乳腺外科コラムに既に記載済みなので、ご参考になさって下さい。
早速のご返答ありがとうございました。
度々の質問お許しください。
コラムを拝見しました。授乳期の乳癌は進行が早いというのと、授乳経験者は乳癌のリスクがさがるというコラムを拝見しましたが、私の場合は上の子に3年、1年あけて下の子に1年半授乳をしていました。
乳癌のリスクは下がるけど診断結果で悪性が出たら進行が早いという解釈で良いでしょうか?
すでに授乳は1年前に終わってても癌が見つかれば授乳していた事実が進行を早める可能性につながるのでしょうか?
またしこりがないのに乳癌ということは度々あるのでしょうか?ちなみに乳頭から分泌液などは出ておらずおっぱいの形も変化ありません。
よろしくお願いいたします。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
最終の妊娠から2年以内に乳癌を発症した女性では予後不良である割合が高いという研究結果が『Obstetrics & Gynecology』に報告されました。
カナダノバスコシア州の周産期データベースから1980年〜2001年の間に同州で出産した女性が特定されました。Nova Scotia Cancer Registryと関連付けることによって、年齢50歳未満の女性における原発性乳癌の診断が確認された。出産からの期間および他の妊娠要因と、乳癌の診断、診断時の癌の進行度、診断後の生存期間との関連が検討された。
研究対象期間中に出産した女性123,323例のうち、716例が浸潤性乳癌と診断された。最後の出産から5年以内に乳癌と診断された女性では、最後の出産から5年以上後に乳癌と診断された女性と比べてより進行している割合が高く、癌のステージについての調整後でも生存期間が短かった。
出産から診断までの期間が2年未満の女性では、出産から診断までの期間が5年以上の女性と比べて、13例につき1例の割合で、死亡例が多い」と本研究の著者らは記述している。「2年未満という出産から乳癌診断までの期間では、用量反応的に予後が悪化する。臨床医は、出産から5年以内の女性を診察する際にこの知見に留意すべきである。」
乳癌はしこりがあるものとないものがあります。産後の乳癌は何故か予後が悪いと言うことです。進行が早いとも考えられますが、妊娠前にあったと考えるので、かなり時間が経過したものになります。
先日、健康組合の健診でエコーを使った乳ガン健診を初めてやりました。
32歳で6歳と2歳の子がおり下の子の授乳は1年前に終えています。
診断結果が返ってきたら、「左乳の乳腺腫瘍の疑い」で再検査でした。エコー画像では楕円形の空洞(黒い楕円形)がうつっていました。
しこりもないし全く意識してなかったのでショックで、子供らの寝顔を見ては毎晩枕をぬらし眠れずにいます。
2週間後に総合病院で再度エコーとマンモをとりまたその1週間後に結果を聞きにきてもらうとのことでした。
検査まで時間がまだあるので悪いほうばかり考えてしまい、何もやる気がおきません。
乳腺腫瘍の疑いがあるときの悪性の確率はどのくらいでしょうか?
また最近特に夜に咳が出て内科でアレルギーの吸入器をもらっています。
また夜に特に背骨と左肩の痛みがひどく痛みで起きてしまうほどです。
もしかしてすでに転移してる?と思うと不安でなりません。
転移の可能性はあるのでしょうか?
長文になりましたがアドバイスを頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。