BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科
乳がんの発見数
新患数
J.POSHへの寄付金
BELUGA CLINIC ベルーガクリニック 乳腺外科

掲示板

  • 検索したいキーワードを入力し、「条件」「表示」を選択して「検索」ボタンを押して下さい。
  • キーワードは「半角スペース」で区切って複数指定することができます。
キーワード
検索条件
表示件数
乳がん検診について

はじめまして、乳がん検診についてうかがいたいと思います。
30歳、未婚、出産未経験です。
2週間程前から左胸に痛みがあり、たまに左の腕や足がじわじわ痺れるような感覚があります。
最初は胸の下半分(下着のカップの下あたり)が痛かったのが、
今日は左胸全体から脇にかけて、ひきつるような(筋肉痛に似た)痛みで、
左胸が重い、というような感覚です。
これが乳がんの症状にあたるのか、それとも心臓の問題だったりするのか分からず、痛みを不安に感じるばかりです。
自分で触ってみて、しこりのようなものは感じないのですが、
こういった状況でも、乳がん検診を受けて良いものでしょうか。
それとも、内科などにいって何が問題なのかを、まずはっきりさせるべきでしょうか。
痛みが強くなってくるので、どこかで診て貰いたいのですが、どこを選べば良いのか分からず困っています。
よろしくお願いたします。

 ご投稿有難うございます。
 痛みはホルモンの関係で生じる痛みで、記載の通り筋肉などの痛みで仕方ない自然な物だと思います。ただ、年に1回の乳がん検診を受けて居られないなら、是非この機会に検診を受けましょう。

PEM検査について

いつもこちらで勉強させて頂いています。
ありがとうございます。

今日は「PEM検査」というものについて教えていただきたくて、投稿させていただきました。

実は、つい先日まで聞いたこともない検査で、あるテレビ番組を見ていて偶然知りました。
ネットで少し調べてみましたが、説明が難しく、あまり理解できませんでした。ただ、エコーやマンモグラフィーで発見しづらい初期の乳がんも発見可能という文字に、思わず飛びついて見てしまったのですが、よくよく見ていると、「片方の乳房を8分程度、両方で20分程度撮影するだけ」と言っていたのがひっかかったのです。「撮影」ということは、放射線撮影なのかと思い、検査の安全性が気になりました。
少し調べた説明の中には「放射線検出器を胸に当てて撮影」とあります。これは要するに、X線撮影と同じ撮影方法と理解して良いのですか?

もし私の理解で間違っていなければ、マンモグラフィーでも、1年に1回以下の短い間隔で撮影するのは、リスクを高めるだけだと教わりましたので、もし、瞬時に撮影するマンモグラフィーでさえ、1年に1回と言われているのに、片方で10分近く撮影することは非常にリスクを高めることになるのではないかと…。

一瞬、マンモ+エコー検査以上の検診があるのなら受けてみたい!と思いましたが、このテレビ番組で放送されていた内容をそのまま鵜呑みにして良いのかと疑問がわいてきました。(信ぴょう性がないと言われる自己触診も積極的に勧めていました。)

お忙しいとは思いますが、PEM検査の安全性や有効性についてご教授いただけませんか。
よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 PEMの有効性は何も証明されていないまだ未知の検査です。PETなので放射線量は内部被曝です。PET検査と同じ、乳房に特化したものです。PETをしたついでに乳房も撮っておくような手順が多いでしょう。核種も同じです。米国の一部で流行っています。検診としての是非は、これからの問題となるでしょう。最近の文献によればPEMは2.4mmまでの解像度があるようですが,AJR 2012; 198:219–232をみてもMRIを超えるという話ではありません。今のところまだ本邦では試験段階であること,PET-CTのついでにPEMを行うことは,検診で行うという話は全くないということを知っておけばよいでしょう。
 PEMは今後おそらく廃れるでしょう。PEMもマンモグラフィもエコーも画像診断であり、癌を診断するものではありません。その存在を疑う物です。例えばマンモグラフィやエコーでもそれを使ってその病変を生検して病理組織診断ができ、それで乳癌を確定します。もしPEMでしか分からない癌があってもそれを診断する手はありません。つまり、乳癌は診断できないので治療も手術もできません。その癌が大きくなって初めて生検が出来るので、マンモグラフィやエコーで描出されるまで経過を診るだけです。その間に生存率も変わりません。つまり、その検査を受けて何か意味があるのかと言うことになります。昨日のテレビは最悪の内容と思います。多くの乳腺科医は同じ意見でした。ただの視聴率稼ぎです。出演されていた土井先生もいい加減にして欲しいと思います。エビデンスに従ったテレビ番組をしてほしいです。数年前、RFAもテレビで取り上げられ、騙されて多くの方が亡くなられております。テレビも倫理観がないのでしょう。

お忙しい中、ご回答ありがとうございます。

やはり富永先生にお伺いして良かったです。

PET検査を10年ほど前(流行りの頃)に受けたことがありますが、その後色々調べているうちに、小さすぎて見つからない癌、薬剤に反応しない癌、逆に薬剤に敏感に反応して検査できない臓器の存在などがあることを知り、その一度切り受けていません。PETだけでも相当被ばく量があるのに、PETでは精密検査ができない臓器のCTやエコー検査など、たくさん検査を受けたのを覚えています。総被爆量はかなり高いということですよね。

PEMがPETの乳房限定版だとすれば、そして先生のおっしゃるように診断そのものができない検査であるならば、受ける意味はないと納得致しました。
やはり地道に、一年に1回、しっかりと同じ専門医で検診を受けていくことが早期発見につながるということなのですね。

よく、「名医」とか「最新医療機器」という言葉に踊らされ、テレビ番組や書物に飛びついてしまいますが、今回はとても反省させられました。目の前の情報をすべてを鵜呑みにせず、しっかりと自分で調べて、自分に最適な医療を選んでいくことが大事なのですね。
富永先生、本当にありがとうございました。
今後もこちらで勉強させてください。

ご丁寧なお返事有難うございます。

針生検前、癌かどうか、先生方はどれ位お分かりになるものですか?

51才既婚、妊娠した事はありません。近い親族に癌を患った者はいませんが、以前から嚢胞は複数個ありました。2月初めの人間ドックで、輪郭がぼやけ、中もモヤモヤしている物があるとの事で再検査を薦められ、先週、大学病院へ参りました。マンモグラフィーの結果は、腫瘍の様な物も見えましたが、担当医は「たまたま写ってしまった」とおっしゃり、ちらりとしか見せて下さいませんでした。ただエコーの結果、最大12ミリ、血流もあり腫瘍には間違いないようなので針生検を受けるよう言われ、本日済ませました。それで、お伺いしたいのですが・・・・実は今日の検査直後、担当医は、一応「最悪の場合」とはおっしゃいましたが、今後の検査の内容や予定、手術は5月頃などというスケジュールについての具体的なお話に終始されました。これはもう、先生ご自身が癌であるという感触を得てのことでしょうか。ショックで、こちらからいろいろ直接お伺いできずに帰ってきてしまいました。当初、検査結果は2週間後の14日に、ということでしたが、私の仕事の都合で調整をお願いしましたら、なら21日で良いとのことでした。この時には、乳がん宣告を受ける覚悟を強くしておくべきでしょうか。あるいは、まだ楽観的な部分も残っているでしょうか。これから3週間もの間、ただただ不安です。

 ご投稿有難うございます。
 おそらく悪性の可能性が高いと言う事でしょう。

早速のお返事、ありがとうございました。
それでは、なんとか現実をきちんと受け止められるようにしたいと思います。是非ともまた、ご相談させてくださいませ。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

血乳について

32歳の者です。
5年ほど前会社の検診で初めてエコーをした際に精密検査をとのことでエコー、マンモをした結果、両乳房乳腺症、のう胞多数、線維線種、石灰化でしたが良性でしょうとのことで経過観察。
一年に一度でしたが最近は半年に一度検査をしています。

昨年10月に32歳で初めて出産し(この間は検査していません)、もともとそんなに出が良くなかったため授乳は2ヶ月ぐらいで終わり(現在ミルク育児)、生理も2ヶ月より再開しています。
ずっと触っていなかったのですが、先週2月20日に乳首を絞ったところ、右乳房の1ヶ所から血乳が出ました。赤茶色といった感じです。他の部分からは乳白色のものが出ました。
翌日、以前から見ていただいていた病院でエコー、マンモをしたところ、マンモで「カテゴリー3、半年後に再検査を」との結果が出ました。
石灰化の部分にどちらとも言えないものがあるそうですが、半年ぐらい経たないと変化がないので意味がないとのことでした。
しかし未だ乳首をつまむと血乳が出ていることを連絡すると「造影剤を使ったMRIと分泌物の検査(プレパラートにとるらしいです)をしましょう」と言われ、今週中にすることになりました。

産後、全身の関節痛でレントゲンを何枚か撮ったり、今回のことでマンモもしたので、被爆量なども気になりますが、やはりMRIはすべきでしょうか?

正直、何年も経過観察、1年毎でよい→半年毎となったり、精神的にまいっています。
造影剤MRIと分泌物検査ではっきりとした結果を得られるものなのでしょうか?
確定診断のためには他の検査をしたほうがよいのでしょうか?

結婚を期に引越したため今までかかっていた病院が遠く、4ヶ月の子もいますので病院を探していたところ、こちらのクリニックを知りました。
よろしくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 この時期は、MRIがまだ他の検査より診断が得られる事がある検査です。しかし、結果は異常なしか良性となるでしょう。こう言う場合は、まず悪性はないので経過観察で十分だと思います。私なら、もし血性乳汁がこの時期に見られたと言う電話があったら、まず1ヶ月後に同じだったら受診と言い、来院はさせません。この状況下でマンモグラフィもエコーも診断の信憑性が下がり、診断には有効でないと思います。

ありがとうございます。
この時期というのは「まだ断乳2、3ヶ月しか経っていない時期に」ということでしょうか?
断乳後は摘んだりしていなかったため、実際いつから血乳が出ていたのかは分かりませんが、どちらにしろもう少し日が経たないと何とも言えないのですね。

今回かかったところは画像診断をするところで乳腺外科ではありませんので(本来、病院からの紹介でそこへ検査をしに行くといったクリニックです。前職の関係で私は直接そちらに伺いました)、1ヶ月様子を見て乳腺外科の受診も考えてみようと思います。
ありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 完全断乳していない時期、卒乳後2〜3か月では血性乳汁多くの方が見られます。

乳腺線維

はじめて投稿させて頂きます。
36歳、出産未経験の者です。
質問させてください。
左胸の上の方にしこりがある事に気付き、乳腺外科に検診に行き超音波検査をした所、左右乳房から2個ずつしこりが見つかりました。
画像で白い楕円形のしこりを見ながら先生が乳腺線維でしょう。1番大きいので2㎝、のう胞も1個ありますねとおっしゃい、少し説明くださいました。そして1年後、心配だったら半年後、大きくなったと感じたらいつでも来てくださいとおっしゃい終わりました。
癌ではなかった安堵感と4つのしこりの存在に動揺しながら帰宅し、その後乳腺線維が気になりネットで調べてみると(その時こちらのHPにたどりつきました)マンモグラフィーや細胞診は絶対やるべきとありました。検診の時、他の検査の事を言われなかったのと、しこりのことで何も考えられませんでした。
とても不安です。
やはり超音波だけでは危険ですか?お忙しいとは存じますがどうぞご返答い頂きたく思います。宜しくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 細胞診は絶対やるべきとは言ってません。画像診断で明らかな線維腺腫を診断できない場合です。尚、マンモグラフィは周囲に非浸潤癌がいる可能性があるので、絶対にやるべきだと思います。
 また、超音波単独の検診はエビデンスで認められておりません。この検診の方法自体も問題です。

乳がん(紡錘細胞癌)について

母親が2月上旬に右側の胸(胸の上部)にしこりが出来ていることに気づき、エコー・マンモ・生検などの結果、充実腺がんだろうとのことで、2月17日に胸筋温存乳房切除と脇のリンパ節を取る手術を受けました。

術前にCTと骨シンチの検査を受け、どちらも画像上では転移は見当たらないとの診断でした。

術後、先生から脇のリンパ節がいくつか腫れているものがあり、転移の可能性もあるかもしれないと言われましたが、その後、細胞の検査の結果、リンパ節転移はなかったと言われました。

術後の説明では、腫瘍の大きさは2.3cmで、血管などをがん細胞が巻き込んでいるという状況も無く、ステージはⅡA(T2N0M0)、ただ「紡錘細胞癌」という珍しい種類の癌である疑いが強く、その場合はホルモン剤が効く可能性が低く、抗がん剤の効果も不明といわれました。

さらに詳しい検査結果が数週間後に出るので、もしそれでホルモン剤が有効なタイプなら使うが、有効でないタイプだったら、抗がん剤の使用もせず、月1の血液検査、半年に1回のCT、年1回の骨シンチで様子をみましょうと言われています。

30年以上リウマチを患っており、リウマトレックスを服用しているため免疫力が低い上に、これまでに2回脳卒中を患い、体力もあまり無いため、抗がん剤治療は勧めないと言われています。

ただ、このタイプの乳がんの場合はリンパを通っての遠隔転移より、血液の流れに沿った肺や骨への転移が多いといわれました。本人も珍しい種類の癌で、症例が少なく、ホルモン剤・抗がん剤を使わないことで転移の可能性が非常に高いのではないかと怖がっています。

セカンドオピニオンを聞くにも、このタイプの症例を扱われた先生や病院が解らないので、どうしたら良いか家族で悩んでいます。アドバイスをお願いします。

 ご投稿有難うございます。
 紡錘細胞癌は、異型性、多角形の紡錘形細胞よりなる肉腫様構造が主体を占めるが、癌胞巣部分から肉腫様部分への移行が見られ、肉腫様部分も癌細胞が紡錘形の細胞に変化したものです。乳腺で紡錘細胞型を示す肉腫様構造を見た時には紡錘細胞癌、悪性葉状腫瘍、癌肉腫、間質肉腫を鑑別する必要があるとされています。
 セカンドオピニオンなどしても結論上同じなので、意味がないので、このまま主治医と相談して治療をするのがベストです。珍しい乳癌だと思います。

乳腺嚢胞

昨年の11月の検診で乳腺嚢胞6㎜×6㎜がみつかり、近くの乳腺外科で今月の25日にマンモグラフィーと超音波で9㎜に大きくなっていて、中に水じゃないものが見えるとのことで、今度細胞診を受けることになっています。検査を受けてみないとわからないと思うのですが、水以外の良性なものでグレー(超音波)に映るものがあるのでしょうか?嚢胞壁沿いに少しグレーなものが映りました。癌なのでは・・・?と思うと暗くなってしまいます。その乳腺クリニックは混んでいて、検査も来月半ばしかできないというので、今週末に大学病院へ行く予定です。結果が出るまではもやもやするのでしょが、三回良性とすればほぼ間違いないんですよね?一回細胞診をしただけでは、安心できないものなんですよね?

 ご投稿有難うございます。
 こういう微小病変ではあまり細胞診は役立ちません。乳管内乳頭腫か非浸潤性乳管癌の鑑別になり、エコーガイド下マンモトーム生検などによる組織検査を行わないと確かな結果は得られないでしょう。

ご返答ありがとうございました。細胞診は小さいとハッキリしないのですね・・・早いうちに検査してまいります。

 ご丁寧なお返事有難うございます。