乳がん(紡錘細胞癌)について
ご投稿有難うございます。
紡錘細胞癌は、異型性、多角形の紡錘形細胞よりなる肉腫様構造が主体を占めるが、癌胞巣部分から肉腫様部分への移行が見られ、肉腫様部分も癌細胞が紡錘形の細胞に変化したものです。乳腺で紡錘細胞型を示す肉腫様構造を見た時には紡錘細胞癌、悪性葉状腫瘍、癌肉腫、間質肉腫を鑑別する必要があるとされています。
セカンドオピニオンなどしても結論上同じなので、意味がないので、このまま主治医と相談して治療をするのがベストです。珍しい乳癌だと思います。
母親が2月上旬に右側の胸(胸の上部)にしこりが出来ていることに気づき、エコー・マンモ・生検などの結果、充実腺がんだろうとのことで、2月17日に胸筋温存乳房切除と脇のリンパ節を取る手術を受けました。
術前にCTと骨シンチの検査を受け、どちらも画像上では転移は見当たらないとの診断でした。
術後、先生から脇のリンパ節がいくつか腫れているものがあり、転移の可能性もあるかもしれないと言われましたが、その後、細胞の検査の結果、リンパ節転移はなかったと言われました。
術後の説明では、腫瘍の大きさは2.3cmで、血管などをがん細胞が巻き込んでいるという状況も無く、ステージはⅡA(T2N0M0)、ただ「紡錘細胞癌」という珍しい種類の癌である疑いが強く、その場合はホルモン剤が効く可能性が低く、抗がん剤の効果も不明といわれました。
さらに詳しい検査結果が数週間後に出るので、もしそれでホルモン剤が有効なタイプなら使うが、有効でないタイプだったら、抗がん剤の使用もせず、月1の血液検査、半年に1回のCT、年1回の骨シンチで様子をみましょうと言われています。
30年以上リウマチを患っており、リウマトレックスを服用しているため免疫力が低い上に、これまでに2回脳卒中を患い、体力もあまり無いため、抗がん剤治療は勧めないと言われています。
ただ、このタイプの乳がんの場合はリンパを通っての遠隔転移より、血液の流れに沿った肺や骨への転移が多いといわれました。本人も珍しい種類の癌で、症例が少なく、ホルモン剤・抗がん剤を使わないことで転移の可能性が非常に高いのではないかと怖がっています。
セカンドオピニオンを聞くにも、このタイプの症例を扱われた先生や病院が解らないので、どうしたら良いか家族で悩んでいます。アドバイスをお願いします。