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乳腺症の線維腺腫の経過について

初めて投稿させて頂きます。46歳で、子供は小学生二人です。三年前にドックで左乳に2センチの腫瘤が見つかり、近くの乳腺外科で細胞診をし、乳腺症との診断で一年毎の経過観察になりました。先月一年ぶりのエコーで3センチになっており、MRIとマンモトームを受け、6本採取全てが良性の乳腺症線維腺腫との診断。主治医からは、もっと大きくなると摘出が大変(傷口が目立つ)との理由で、入院しての摘出を勧められました。経過観察ではよくないのでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 3cmの腫瘍にMRIはまず意味がないので普通行いません。また、マンモトームではなく、通常は針生検です。このように比較的大きな線維腺腫にマンモトームを行うと、副作用として急速に巨大化する事があるので一般的には行いません。しかも、46歳で線維腺腫はもう大きくなるよりも、消えて行く年齢なので、痛みを伴わないなら、通常は放置します。残念ですが、この主治医は最悪だと思います。

早々のご返信ありがとうございました。主治医は私の年齢で一年間で1センチ大きくなったことに、癌の疑いをもったようです。MRIのグラフみたいな値で癌の疑いが出たので、マンモトーム実施になりました。3センチの腫瘤にはMRIが必要ない理由をお教え願えますか?もっと早くご相談すればよかったと後悔しております。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 1cm大きくなったから乳癌を疑う根拠は全くありません。普通大きくなったら、乳癌ではなく葉状腫瘍を疑います。またMRIでは葉状腫瘍は診断不可能です。またMRIはガイドラインに記載されているように乳癌を診断をするものではなく、乳癌と診断された時に大きさを見るための広がり診断を行うものです。貴女がMRIで偽陽性の結果が出た今回の件で実体験されたと思います。マンモトームは極小さいな数mm程度の病変は針生検では確実に採取出来ないものに行うものです。つまり、今まで行なった検査は全て無駄で、過剰診断され不利益を得ただけです。また、一般的なガイドラインに沿った診療の10倍近い検査費用を使ってます。無駄な保険診療費が浪費されたのです。
 昨夜、この話を大学病院の乳腺外科の医師に話したら、こんな酷い診療が東京でも行われてるのと皆呆れてました。またマンモトームで何で6本も採取するのかと唖然としてました。刺激と強くする副作用で線維腺腫を大きくして手術する為じゃないと皮肉を言ってました。近いからと言い安易に距離で施設を選ぶ疾患ではないのになとも言ってました。
 今年の乳癌学会の発表の中でも、聖路加の先生が自施設の細胞診の診断レベルが低くて、診断の信憑性がないと発表の中で言う位酷いレベルです。
 乳癌治療の専門医の半数は無茶苦茶な治療、まして診断医に関してはほんのひと握りしかまともな方は居ません。

重ねてわかりやすいご返信をありがとうございました。近所という利便性に加え、乳癌学会認定医でS病院のBSにも在籍されていた主治医でしたので、このような結果になるとは思ってもいませんでした。マンモトームによる増大がないことを祈るばかりです。セカンドオピニオンの大切さを痛感しました。病理検査結果はカルテの一部というこで、コピーを頂けませんでした(PC上でみただけ)ので、セカンドオピニオン用と言って頂いてこようと思います。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 S病院に居たから、診断専門の先生が診断しているので、乳腺外科医なら診断の経験が浅いと考えるのが大切です。東京で精密検査を得意とする先生は数える程しか居ませんよ。安易な受診は不利益を得ます。
 良い医者を選ぶには、施設のの綺麗さ、利便性、知名度、症例数、専門医、対応の良さでは選ばない事です。特に乳癌治療は、標準治療を確実に行う医師を選ぶ事が重要です。地方での知名度での病院選択は危険です。同業者ですら知らない世界が一杯あります。

左腋の下に小豆粒大のしこりが・・・

富永先生こんにちは。
先生のところで毎年乳がん検査を受けさせていただいている42歳(未婚・出産経験無)の者です。いつも細やかな検査と診察ありがとうございます。今年も7月末に検査を終えたばかりで左胸に水がたまっているものの、特に心配するところはないということでした。

先ほど何気なく左脇の下を触ったら、小豆粒大程のコリコリとしたしこりらしきものに触れました。ちなみに右脇の下にはありません。私は両脇(タンクトップを着るとはみ出て見える箇所)に副乳があります。またおへその左上にも副乳らしきものがあります。

ネットなどで調べてみると妊娠を機に腋の下に副乳を発見される方がいるとありましたが、私は妊娠などはしておりませんし、また、他の副乳のように目では確認できません。

あまり心配する必要はないでしょうか。
もしくはいちど診察に伺った方が良いでしょうか?

 ご投稿有難うございます。
 腋は乳癌とは無関係です。悪性のものはできませんのでご安心下さい。

早々のご返信感謝いたします。
モヤモヤしていたものが晴れてほっと一安心いたしました。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 ご丁寧なお返事有難うございます。

右乳房下部のしこり

45歳既婚、出産経験はありません。
数年前より(少なくとも8年以上)、過去3回程受けた乳がん検診の度にしこりを指摘されるも常に良性とのことでした。今年3月初めに、約3年振りに自治体の乳がん検診として総合病院の乳腺外科を受診。
やはりエコーで10mmのしこりが見つかり、マンモも実施しましたがこれには何も映らずとのこと。
血流もなく画像上問題ないと思うが念の為、と乳房MRIも受けました。
その結果も異常は見つからず、経過観察で5月に再受診となりました。
そこで、3月よりも2mmほど大きくなっており、「測定誤差の範囲とも思われるが、もう少し様子を見て細胞診を」と言われました。
そして今月8月初めに受診した際には、大きさは変化が無かったものの、細胞診をしておいたほうが安心?的なことで穿刺細胞診を行いました。
結果、「検体するのに十分な細胞が取れていなかった。わずかながら採取出来た細胞からは悪性のものはない。」とのことでした。
医師いわく、ほぼ良性のものだと思うが、白黒つけたいとなれば外科的に取り除いて調べるのが早い、ということですが、私は出来るだけ身体の負担は避けたいと思っています。
とりあえず、経過観察でも問題はないとの話だったので次回は4カ月後となりました。
長々と申し訳ありません。
このような経緯で、悪性と思しき所見はあるでしょうか。

 ご投稿有難うございます。
 基本的のエコーの画像診断が全てなので、その医師の診断能力ですべてが決まります。診断能力の高い医師ならば良性と判断します。しかし、普通なら細胞診も行わない。また、良悪性の診断価値のないMRIを施行した所からして、この医師の画像診断能力は低いと判断致します。結論からはこの医師の診断では信頼できないと言うことになります。その最大の理由は採取しないと分からないと言う部分です。普通なら、細胞診の次には、針生検などの組織診断をまず話します。あまり能力の高い医師の発言とは思えません。

お忙しい中、ご返答ありがとうございました。
主治医は針生検についても言われましたが、私のしこりの場所と大きさではうまくいかない?ような話で、それならば外科的生検と言われました。
いずれにしても私自身、医師の対応について疑問が生じていましたので、転院を検討します。
自分の身は自分で守らないといけませんので・・・
どうもありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 エコーで描出されるものはすべて針生検可能です。真面な診療を行える医師に通院しましょう。

MRIでの血流

左胸にしこりが出来、すぐに乳腺外科を受診しました。エコーでは、しこりの形が楕円ではないことと、しこりの中身が気になるということでした。マンモではしこりはぼやっと映っていて、とりあえずこの時点では、左胸がカテゴリー3で、右胸がカテゴリー2でした。(多発性嚢胞のため)
左胸は針生検を受けたほうがいい。その前に、MRIも受けたほうがいいということで、先にMRIから受けました。その結果、左胸のしこりは血流があり、(しこりの真ん中は赤色でした)確実に嚢胞ではないこと、さらに折れ線グラフのようなものを見せ、この血流の上がり方?だと悪性も疑うと。粘液癌を疑うと。さらに、MRIを見たところリンパや他に漏れている感じもない。とのこと。
それから、右胸にもう一つ血流があるしこりがあり、こちらも針生検したいということでした。ここまで聞いていて、やっと聞けたのが、「針生検をして、
良性でしたということもあるんですよね?」でした。
先生の返事は「あります」でしたが、何だか自信のある返事ではありませんでした。
そこで聞きたいのですが、先生はここまでの検査結果で悪性だとほぼ分かっているのでしょうか?先生は乳がん治療専門としている方です。

すみません。質問が曖昧だったので、改めて投稿させていただきます。乳がん治療を専門としている医師だった場合、触診、エコー、マンモ、MRIの検査結果からだいたい何割くらい良悪性を判断出来ますか?もちろん、画像の判断能力も医師によって違うかと思いますが、上記のような説明(血流の上がり方など)をしているということは、すでに悪性とほぼ判断しているような感じを受けますでしょうか?実際にわたしの診察をしていただいたわけでもないのに申し訳ありません。昨日は突然のことで直接聞けず、落ち着いて思い出してみると、これは半分告知?と思ってしまいました。長くなってしまいすみません。

 ご投稿有難うございます。
 MRIは全く診断に意味のない検査ですので、判定の参考にもなりません。針生検をしないと全く診断はできません。現状は針生検をしないと分かりません。MRIは乳癌と診断がついてから初めて広がり診断に使う物で、この先生は残念ながら乳腺の診断の専門家ではないようですね。乳癌の治療を行う者が診断が得意と言うのは大きな間違いです。どちらかと言うと治療専門の方は診断は苦手とお考え下さい。また乳腺専門医の治療も地域によりかなり酷い内容を耳にします。

細胞診 1ヶ月以上先で大丈夫でしょうか

はじめまして、宜しくお願いします。

34歳、未婚です。

以前から嚢胞が複数あり、半年に1回、エコーとマンモにて経過観察をしています。

今お世話になっているクリニックには、5年くらい通っています。

4月にエコーとマンモをしたのが最後で、次は10月のつもりでしたが、つい先日、自己検診で今までに身に覚えのなかったしこりを見つけたため、エコーだけでもしてもらおうと思い、8月の上旬にクリニックを受診しました。

新たに見つけたしこりは嚢胞との事だったのですが、別の箇所に、中が灰色のしこりが見付かりました。
場所的には、以前から嚢胞と言われていたしこりがあった場所あたりで、「ずっと経過を見てきてるから大丈夫だとは思うけど、これは細胞診しておいた方がいいだろうね、どうする?」と言われました。

先生は「急ぐ必要はない」という印象を持っているような感じで、私自身もすぐに決断できなかったのでその日は帰りましたが、その後ずっと考えて、やはり早めに細胞診を受けておこうと思い、再度クリニックに細胞診の予約に行きました。

しかし、予約が詰まっているようで、10月の上旬の予約となってしまいました。

そんなに先で大丈夫でしょうか。

病院を変えてでも早めに検査を受けた方がいいでしょうか。

しこりのサイズは7〜8ミリぐらいです。

 ご投稿有難うございます。
 それが例え悪性でも10月の検査で何も変わりはありません。その場で検査を急がなかった主治医もその点を踏まえての判断です。
 いつも診てもらっている施設で検査を受けることに意味があります。意味のない先走りは辞めましょう。

乳腺嚢胞

はじめまして。
ネットで調べていて、こちらにたどり着き、私も勇気を出して投稿させて頂きました。よろしくお願いいたします。

38歳、二児の母です。本日、人間ドックの結果が届き、「乳腺嚢胞が2つあります。経過を監察し、6カ月後に外科で診察してください」と書かれていました。触診では異常なし、超音波でグレーの丸いものが見えていました。
高校時代にしこりが1つあり診察を受けたところ、成長時にできるしこりで問題ないとの事でした。それが嚢胞だったかは覚えていません。

今回、1つではなく2つ嚢胞がと書かれ、癌だったら…と血の気がひいているのですが、「6カ月後の再診」とは慌てる状態ではない程度なのでしょうか。また、高校時代からのしこりがずっと消えないのですが、そう言うものですか?
それともう1つ、超音波で嚢胞と言われれば、一先ずは癌の不安は持たなくても大丈夫でしょうか?それともやはり6カ月後の前に針を刺して検査する方がいいのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

 ご投稿有難うございます。
 6か月後に精密検査とは一言も記載されてません。貴女は心配性ではなく、ただの先走りです。検診結果は、しっかり読む事に意味があります。
 尚、のう胞は乳腺症の一つとしてしばしば認められます。組織学的には乳管の嚢状の拡張からなる病変です。1cm位になると触診でも触れます。好発年齢は35〜45歳で、乳腺疾患の約30〜50%程度を占めます。多発する方が15%居ます。
 のう胞内には黄色や黄白色の液状成分認めます。血液の貯留の場合もありますが、その際にはのう胞内乳頭腫(良性)やのう胞内乳癌が疑われる所見です。その際は吸引細胞診を施行し、確定診断が出ない場合は、マンモトーム生検や外科生検へと進みます。
 この他に鑑別を要する物は、充実腺管癌、粘液癌、髄様癌があり、誤診されることがあります。特に、マンモグラフィーでは鑑別困難な為、乳腺エコー検査は必須です。確率は低いですが、悪性リンパ腫と間違われることもあります。
 緊満感や疼痛がある場合は、穿刺吸引により症状は軽減致します。1〜2回再吸引を施行すると消失する事が多いです。多くののう胞はエコー画像で良性と判断出来、年に1回の乳がん検診程度で問題はありません。但し、上記の鑑別を要するものを判断ミスされることがしばしばあります。エコー検査機器は性能に医療機関で差が激しく、画質の悪い物では誤診を誘発致しますので、注意をされるべきです。
 また、授乳期や断乳後はミルクが溜まり、乳管が嚢状拡張をして、エコー上のう胞のように見えることが多いです。この時期に突然丸いツルツルしたしこりを感じたら、まずは乳房(おっぱい)マッサージを定期的に行うと時間と共に小さくなり消えます。

便秘と乳癌との関係について

毎年検診でお世話になっている者です。
昨日、テレビの情報番組で毎日便通があるない人はある人に比べて乳がんのリスクが5倍位あるという事がアメリカの大学の研究でわかったと言っておりましたが、真実の程はどうなのでしょうか?
気になったので、投稿させていただきました。
ご回答いただけると幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

 ご投稿有難うございます。
 乳がんは女性ホルモンとの因果関係があります。
「便秘は女性に多く,下痢は男性に多い.」という現象は女性ホルモンが便秘に関与しているという事実を表しています。
便秘と乳がんとの関係については,それらが社会問題となっているアメリカで以前から研究が進められてきました。
 1981年,「1週間に排便が3回以下である便秘の女性の乳腺細胞に高率に異常細胞が認められる」と報告されました。そして、1985年には乳腺の異常細胞と乳がんに密接な関係があることが報告され,さらに硬い便が大腸に滞留することによって腸管内血液循環に影響(特に女性ホルモンの代謝)を受け,それによって乳腺に影響を及ぼすことなどが解明されました。
 1989年、7,702人の女性の中の123人の乳がんで大腸の機能が研究されました。その結果、便通回数が少ないと乳がんに罹患する危険が高いことが報告されました。この研究は比較的大きな規模の研究であったため,便秘と乳がんの関係は欧米ではいわゆる定説となっています。
 1997年には「エストロゲンが低い女性は、大腸における便の通過が速い」という論文が発表され、ホルモン学的にも因果関係が示唆されました。
 しかし、最近の論文では,単に排便回数で論ずるのではなく、その他の因子(センナの併用,食物繊維の摂取量,水分摂取量)も加味して研究すべきでとする意見もみられます。(尚、この論文では,1日に3回以上排便があれば、乳がんのリスクが低下するが、食物繊維や水分摂取量は乳がんに影響を与えないという結果でした。)

お忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございました。
ご回答の文面の最後に、1日に3回以上排便があると乳癌のリスクが。。。とありますが、1日に3回ですか?
(毎日3回って結構多いなと思ったもので)

 ご丁寧なお返事有難うございます。
 1日3回のようです。

そうなのですね。わかりました。
ご丁寧にありがとうございました。

 ご丁寧なお返事有難うございます。