病理医について
ご投稿有難うございます。
(1)手技的差の問題は、病院より医師の差で日常茶飯事あります。病理医の問題は多くの施設が抱えている問題です。共に問題多数あります。現状の日本の医療では改善出来ない問題なのである程度は諦めるしかないと思います。
(2)(3)治療を行う施設は基本的に検査を主とした施設ではありません。検査を専門とする施設で診断を行い、悪性と診断を受けた場合、その医師とよく相談してその先生が責任を負える施設で治療をすると絶対とは言えませんがあまり間違いがありません。もし問題があっても、その先生に相談すればある程度は解決してくれると思われるからです。ただ、その先生がどれだけ乳腺業界を知り、それだけ貴女のことを考えてくれているかが重要だと思います。
一番当てにならないのは雑誌や口コミの評価です。私が知る限り、治療も意外に症例数が多い所も滅茶苦茶な所が多いと色々な先生から生の情報を聞きます。
(4)これだけでは判断できませんが、20%程度とお考え下さい。
私は治療でも貴女が記載した病院は、現段階ではお勧めは致しません。地方の先生に、東京の患者さんは病院選びが間違ってるよねと皮肉を言われます。
早速のお返事、ありがとうございました。
ちなみに貴院は検査→癌かどうかの判定をされている病院かと思われたのですが、もし貴院で検査をお願いし、生検などの結果、癌だった場合
(1)手術に信頼がおける病院・具体的に先生へご紹介いただけるのでしょうか?
(2)貴院に細胞診なり生検をお願いする場合も癌かどうかのセカンドオピニオンはどこかの病院にもお願いするのがおすすめですか?
貴院が依頼している病理医の先生のホームページでは
癌かどうかの最初の診断を間違うのは患者のその後が天と地の違いだとありましたこと、加えて、どんな先生でも人間である以上、間違いをする可能性もあるだろうし、それを責めることは、医者ではない素人の自分にする権利もないと思いますので、自分でなにか出来るとしたら、確率論からのリスクヘッジでセカンドオピニオンをするか?くらいのことしか考えられないと思いまして。
たびたびで恐縮ですが、お教え頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ご丁寧なお返事有難うございます。
(1)そこが当院の長所です。
(2)当院は乳腺病理診断の頂点坂元吾偉先生の診断なので、もうここが最終地点です。その診断が変わるようなら、その診断を変えた人が誤診です。
基本、それなりの施設ではセカンドオピニオンはメリットよりデメリットが上回ると思います。つまり、セカンドオピニオンのマジックに惑わされ、多くは失敗して、行っては行けない所に流れて行かれます。これは私だけの意見ではありません。乳腺外科医の多くが同じ意見です。
ご丁寧にいろいろお教え下さいまして、恐れ入ります。
一晩よくかんがえてみます。
ありがとうございました。
ご丁寧なお返事有難うございます。
はじめまして。
先日、人間ドックのマンモグラフィで「集簇性石灰化→乳腺外科で要精密検査」の判定を受けて、近々乳腺外科を受診しようと思っている者です。
先生が過去に「ちゃんとガンを判定できる病理医が日本ではそもそも少なく、学会でもS病院の先生が自分の病院の細胞診のレベルを云々」という記事を拝見しまして、いくつか教えて下さい。
実はその病院を受診しようとしているのですが
1)細胞診の検査の得手不得手は病院には差がないけど
その検査結果を正しく読み解ける病理医がいないということでしょうか?
2)ガンの判定にも信頼がおけて、手術も信頼がおけるという病院はどうやって探せばいいのでしょうか?
3)上記;両方を兼ね備える病院はないとしたらその対処法としてはどうしたらいいですか?
4)集簇性石灰化で本当にガンである可能性はどの位の割合なのでしょうか?
お忙しい中恐れ入りますが、お教え頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。